時節柄の話題というには、
だいぶ遅すぎではありますが……、
.jpg)
いにしえのモンカゲロウ・フライの足跡を辿る、
「古典的モンカゲ・フライズ歴史探訪」シリーズ第5弾?…第6弾?…たぶんそのくらい。
今夜は、
「英国チョークストリームのドライフライ釣り」にとって、
すべての元祖でもあり、
いろんな意味でいまだ先鋭でもある、
1800年代中頃から1900年代初期の巨人、
F.Mハルフォードのモンカゲ・ダンをとりあげてみました。
ディープ&オタッキーに迫りますゾ。
.jpg)
グリーンメイフライという名前の、
英国産モンカゲロウのダンを表現したドライフライ……のレプリカ。
正式なレシピを見ながら、
かなりの素材を意訳して代用した。
まずはテール…、
オリジナルは「非常に濃いチョコレートブラウンに染色したギニア」……???。
なんだけど、
ここでは濃厚な茶色ダンダラのブロンズ・マラードのフランク・フェザーで代用。
そしてショルダ−ハックル……、
オリジナルの指定は「ネイプル・イエローの中間色に染めたコックハックルを2枚」って???…それどんな色???
なので、
ここではホワイティング・アメリカンハックルのジンジャーを黄色に染めたサドルハックルで代用。
さらに、
このフライの印象を決定づける核となるウイングにつかわれている羽根……、
「Rouen Drake」の胸羽根を、
緑っぽいグレイを明るい色調で染めたものって???…それなに????。
このわっけわからんハルフォードのダイド羽根・ワールドは、
模倣しようとしているカゲロウの色合いを正確に表現しようとしていた、
徹底模倣主義のなによりの証明なんだなあ……、
という感慨を抱きつつ、
それはひとまず棚あげしちゃって、
この「Rouen Drake」という鳥はなんなのか?。
羽根の色調質感そしてカタチから、
カモの仲間の羽根であることはわかるけれど……。
ちなみに写真のフライのウイングが、
その「Rouen Drake」のインボイス名でパックで購入した羽根。
10年ほどまえに購入したけれど、
その時点でかなり経年している風情。
そうとうに古い時代に売られていたもののよう。
そんなわけで、
この「Rouen Drake」、
もうずっと長いこと謎のカモ羽根だった……、
.jpg)
ので、
この図版を見つけたときはミツグ大感激。
だったんだけど、
よくよく見れば、
これって、
ごく普通のカモちゃうん?
いつものハッピーカモカモちゃうん?
ここで推理……、
「Rouen Drake」とは、
当時の家禽としてポピュラーだった品種ではないのか?。
で、
品種改良などで、
現在ではこの名前は使われなくなっているのではないか?。
という個人的考察を裏付けてくれたのが……、
.jpg)
上写真の図版が掲載されていたこの本。
1950年代にアメリカで刊行された、
養鶏家のための家禽ガイドライン。
最初から最後まで、
当時のニワトリとカモの品種の名前と、
その姿かたちの特徴が、
品のある鮮明な図版とともに、
ズラズラズラ〜〜ッと並んでいる本。
昨年の札幌老舗釣具店での恒例タイイングデモのときに来てくださった、
かつてキジの遺伝の研究をされていたというマシンガントークな美人人妻博士が、
「この本きっとたまんないよ〜」とプレゼントしてくださったのだった大よろこびメガトン・サンクス。
ページをめくれば……、
ロードアイランドレッドって、
こんなに種類があったんや〜って発見もあり〜の、
この時代に、
ウコッケイはまだ出現していなかったんだろうか?、
などという家禽品種改良の足跡に想いを馳せ〜の……、
羽根好きには見どころ満載の絵本です。
もはや、
フツーのグラビアでは抜けなくなっちゃって、
こんな無修正すみからすみまで見てますねん夜な夜なニヤニヤ……。
どのページにどのニワトリが載ってるか覚えちゃったも〜ん。
なんて、
おまえ歳いくつやねん?…という自慢はさておき、
そんな愛読書に添えたサドルハックルが、
ホワイティング・アメリカンハックル「ジンジャー」のイエロー・ダイド。
ほんのりオリーブがかったような印象を受けるダーティな黄色が、
ものすごくモンカゲロウのダンのウイングを連想させるオモシロ・ハックル。
余談だけど、
このハックル、
フラットウイング系のストリーマーの背中につかうと、
明るい感じの各種ベイトフイッシュの繊細な色調にもぴったりな感じ。
.jpg)
ハルフォードの「グリーンメイフライ」は、
この「Ephemera Danica」というカゲロウのダンのオスがモデル。
まんま、
日本のモンカゲロウそのもの、
という見た目の英国産モンカゲの代表種。
ボディにつかわれているのは、
以前にも取り上げたことのあるラフィア繊維。
色合いだけでなく、
質感までがモンカゲロウな素材。
ひょっとしたら、
このフライがラフィアが使われるようになった大元なのだろうか?。
だとしたら、
複雑怪奇な染色の指定といい、
カゲロウのオスメスごとにフライを巻いていた姿勢といい、
本物そっくりに巻きたいハルフォードの執念と感性おそるべし。
.jpg)
うえのモンカゲロウ図版とともに、
ハルフォードの名著のひとつ「ドライフライフイッシング」から……。
ドライフライフイッシングの元祖の本からは、
どれもこれも「徹底的」という姿勢がヒシヒシ伝わってくる。
難解な文章がさっぱりわからないのに、
なんだか情念のようなものが迫ってくる。
.jpg)
と、
そんなハルフォードの「グリーンメイフライ」をモデルにして、
こんなロングシャンク・ファンウイングのモンカゲ風巻いてみました。
ウイングには、
「… drake」つながりでマンダリン・ドレイク、
つまりオシドリの胸の羽根をつかってみた。
ハックルは、
さっきのジンジャー・ダイドの黄色とコック・デ・レオンのあいだに、
ライトダンのCDCをまるごとハックリング…毛先をそろえたりせずそのままにね。
こうすると、
水面での姿勢やバランスなどなどに貢献するだけでなく、
このような空気抵抗特大のビッグフライを投げるときに、
ちょうどよい緩衝材になってくれるように思ってます。
ターンオーバーがスムーズになる気がする。
.jpg)
リビング材には、
ハルフォードのオリジナル同様に、
茶色の馬のシッポの毛をつかってみた。
ほんとうの指定は「ペール・マダーブラウン」の毛なのだそうだけど、
これがその色かどうかはわかりません。
で、
ボディ末端テールの付け根に、
そんな馬のシッポを4回転させているんだけど、
これはハルフォード・オリジナルの指定でもある。
これがミソ。
モンカゲのおしりって、
茶色っぽく模様がついてるでしょ……、
リビング材をこのように末端に巻いておくと、
不思議なことによりモンカゲっぽさが強調された印象に映る。
ちょっとしたことなんだけど、
こうしたセンスや着眼点も、
ハルフォードって「斬新」だな〜と感動するところ。
嗚呼フェチごころ爆走……。
だいぶ遅すぎではありますが……、
.jpg)
いにしえのモンカゲロウ・フライの足跡を辿る、
「古典的モンカゲ・フライズ歴史探訪」シリーズ第5弾?…第6弾?…たぶんそのくらい。
今夜は、
「英国チョークストリームのドライフライ釣り」にとって、
すべての元祖でもあり、
いろんな意味でいまだ先鋭でもある、
1800年代中頃から1900年代初期の巨人、
F.Mハルフォードのモンカゲ・ダンをとりあげてみました。
ディープ&オタッキーに迫りますゾ。
.jpg)
グリーンメイフライという名前の、
英国産モンカゲロウのダンを表現したドライフライ……のレプリカ。
正式なレシピを見ながら、
かなりの素材を意訳して代用した。
まずはテール…、
オリジナルは「非常に濃いチョコレートブラウンに染色したギニア」……???。
なんだけど、
ここでは濃厚な茶色ダンダラのブロンズ・マラードのフランク・フェザーで代用。
そしてショルダ−ハックル……、
オリジナルの指定は「ネイプル・イエローの中間色に染めたコックハックルを2枚」って???…それどんな色???
なので、
ここではホワイティング・アメリカンハックルのジンジャーを黄色に染めたサドルハックルで代用。
さらに、
このフライの印象を決定づける核となるウイングにつかわれている羽根……、
「Rouen Drake」の胸羽根を、
緑っぽいグレイを明るい色調で染めたものって???…それなに????。
このわっけわからんハルフォードのダイド羽根・ワールドは、
模倣しようとしているカゲロウの色合いを正確に表現しようとしていた、
徹底模倣主義のなによりの証明なんだなあ……、
という感慨を抱きつつ、
それはひとまず棚あげしちゃって、
この「Rouen Drake」という鳥はなんなのか?。
羽根の色調質感そしてカタチから、
カモの仲間の羽根であることはわかるけれど……。
ちなみに写真のフライのウイングが、
その「Rouen Drake」のインボイス名でパックで購入した羽根。
10年ほどまえに購入したけれど、
その時点でかなり経年している風情。
そうとうに古い時代に売られていたもののよう。
そんなわけで、
この「Rouen Drake」、
もうずっと長いこと謎のカモ羽根だった……、
.jpg)
ので、
この図版を見つけたときはミツグ大感激。
だったんだけど、
よくよく見れば、
これって、
ごく普通のカモちゃうん?
いつものハッピーカモカモちゃうん?
ここで推理……、
「Rouen Drake」とは、
当時の家禽としてポピュラーだった品種ではないのか?。
で、
品種改良などで、
現在ではこの名前は使われなくなっているのではないか?。
という個人的考察を裏付けてくれたのが……、
.jpg)
上写真の図版が掲載されていたこの本。
1950年代にアメリカで刊行された、
養鶏家のための家禽ガイドライン。
最初から最後まで、
当時のニワトリとカモの品種の名前と、
その姿かたちの特徴が、
品のある鮮明な図版とともに、
ズラズラズラ〜〜ッと並んでいる本。
昨年の札幌老舗釣具店での恒例タイイングデモのときに来てくださった、
かつてキジの遺伝の研究をされていたというマシンガントークな美人人妻博士が、
「この本きっとたまんないよ〜」とプレゼントしてくださったのだった大よろこびメガトン・サンクス。
ページをめくれば……、
ロードアイランドレッドって、
こんなに種類があったんや〜って発見もあり〜の、
この時代に、
ウコッケイはまだ出現していなかったんだろうか?、
などという家禽品種改良の足跡に想いを馳せ〜の……、
羽根好きには見どころ満載の絵本です。
もはや、
フツーのグラビアでは抜けなくなっちゃって、
こんな無修正すみからすみまで見てますねん夜な夜なニヤニヤ……。
どのページにどのニワトリが載ってるか覚えちゃったも〜ん。
なんて、
おまえ歳いくつやねん?…という自慢はさておき、
そんな愛読書に添えたサドルハックルが、
ホワイティング・アメリカンハックル「ジンジャー」のイエロー・ダイド。
ほんのりオリーブがかったような印象を受けるダーティな黄色が、
ものすごくモンカゲロウのダンのウイングを連想させるオモシロ・ハックル。
余談だけど、
このハックル、
フラットウイング系のストリーマーの背中につかうと、
明るい感じの各種ベイトフイッシュの繊細な色調にもぴったりな感じ。
.jpg)
ハルフォードの「グリーンメイフライ」は、
この「Ephemera Danica」というカゲロウのダンのオスがモデル。
まんま、
日本のモンカゲロウそのもの、
という見た目の英国産モンカゲの代表種。
ボディにつかわれているのは、
以前にも取り上げたことのあるラフィア繊維。
色合いだけでなく、
質感までがモンカゲロウな素材。
ひょっとしたら、
このフライがラフィアが使われるようになった大元なのだろうか?。
だとしたら、
複雑怪奇な染色の指定といい、
カゲロウのオスメスごとにフライを巻いていた姿勢といい、
本物そっくりに巻きたいハルフォードの執念と感性おそるべし。
.jpg)
うえのモンカゲロウ図版とともに、
ハルフォードの名著のひとつ「ドライフライフイッシング」から……。
ドライフライフイッシングの元祖の本からは、
どれもこれも「徹底的」という姿勢がヒシヒシ伝わってくる。
難解な文章がさっぱりわからないのに、
なんだか情念のようなものが迫ってくる。
.jpg)
と、
そんなハルフォードの「グリーンメイフライ」をモデルにして、
こんなロングシャンク・ファンウイングのモンカゲ風巻いてみました。
ウイングには、
「… drake」つながりでマンダリン・ドレイク、
つまりオシドリの胸の羽根をつかってみた。
ハックルは、
さっきのジンジャー・ダイドの黄色とコック・デ・レオンのあいだに、
ライトダンのCDCをまるごとハックリング…毛先をそろえたりせずそのままにね。
こうすると、
水面での姿勢やバランスなどなどに貢献するだけでなく、
このような空気抵抗特大のビッグフライを投げるときに、
ちょうどよい緩衝材になってくれるように思ってます。
ターンオーバーがスムーズになる気がする。
.jpg)
リビング材には、
ハルフォードのオリジナル同様に、
茶色の馬のシッポの毛をつかってみた。
ほんとうの指定は「ペール・マダーブラウン」の毛なのだそうだけど、
これがその色かどうかはわかりません。
で、
ボディ末端テールの付け根に、
そんな馬のシッポを4回転させているんだけど、
これはハルフォード・オリジナルの指定でもある。
これがミソ。
モンカゲのおしりって、
茶色っぽく模様がついてるでしょ……、
リビング材をこのように末端に巻いておくと、
不思議なことによりモンカゲっぽさが強調された印象に映る。
ちょっとしたことなんだけど、
こうしたセンスや着眼点も、
ハルフォードって「斬新」だな〜と感動するところ。
嗚呼フェチごころ爆走……。
初夏の風物詩、
ことしもまた……
Sanchez - One In A Million(←Click Here)
1.jpg)
2.jpg)
3.jpg)
4.jpg)
ライトダンとスポッテッドダンのCDCを二枚重ねのウイングにした、
ハルゼミ系巨大テレストリアル・激ファジー仕様…Tied on TMC905BL #4。
5.jpg)
初代?「ブッシュマスター6フィート3インチ4番」
訳して、
「藪沢大将ロクサンのヨン」
いっと〜しょ〜……銘竿やろコレ。
6.jpg)
イィィィエイッッッ!!
アゲアゲですがな。
7.jpg)
Feeling High High High sooooo High.
I wanna touch the sky............
Rita Marley - One Draw (Extended Version) ←音量フルヴォリューム推奨。
Peace
ことしもまた……
Sanchez - One In A Million(←Click Here)
1.jpg)
2.jpg)
3.jpg)
4.jpg)
ライトダンとスポッテッドダンのCDCを二枚重ねのウイングにした、
ハルゼミ系巨大テレストリアル・激ファジー仕様…Tied on TMC905BL #4。
5.jpg)
初代?「ブッシュマスター6フィート3インチ4番」
訳して、
「藪沢大将ロクサンのヨン」
いっと〜しょ〜……銘竿やろコレ。
6.jpg)
イィィィエイッッッ!!
アゲアゲですがな。
7.jpg)
Feeling High High High sooooo High.
I wanna touch the sky............
Rita Marley - One Draw (Extended Version) ←音量フルヴォリューム推奨。
Peace
1.jpg)
ライトダンのCDCを3枚メインウイングに据えて、
モルフォファイバー数本をちらしつつ、
角刈りバッタあたまの形に刈り込んだマドラー・ヘッド。
ラバーレッグ搭載の、
ガリガリに痩せたセミ、
もしくはブクブクに太ったバッタ?。
まあとにかくどでかい陸生昆虫もろもろ全般なんでも……。
フックはTMC905BLの6番…ヘビーワイヤ/ロングシャンク・ドライフライフック。
このテのフライを、
このくらいの竿をつかって、
それなりのマスの硬いアゴに、
ズバッとぶっ刺すには、
なんちゅうか、
ハッシとアワセたあとに、
ダメ押しの追いアワセ?……サオのバット部分に乗せる感じで、
グイィィッとひと押しいるなあ…つくづく。
わかっちゃいるけど……、
「ああっ!いまの惜しかったクソーッ」
ってくらいのを掛けてすぐにスッポ抜け。
「ええっ!ななななんで?ええ〜〜〜っ、そんな〜〜〜〜」
地団駄踏んで我が身の未熟を責めたいくらいのを、
数秒間の格闘ののちバラし……。
どちらも、
スポッと抜ける感じで外れた。
しっかりフッキングしてへんねんなあ……。
2.jpg)
木漏れ日のした、
大きいのも小さいのも、
やる気のあるのはヒラキのカケアガリに陣取って臨戦態勢。
若い青年部隊を、
バラしてもバラしても、
出ても出ても掛からなくても、
ここは一発ド〜ンと漢のフライをぶち込みつづけたい気分。
3.jpg)
あ……、
こういうとき、
ズーム?とかできるカメラいいな〜と思う。
我が安物コンパクト・全自動カメラじゃ、
いつもはこれで精いっぱい。
4.jpg)
え?、
こんなに近寄っても……いいんですか?…。
あの……、
できたらもうちょっと……いいでしょうか?やっぱダメですよね?。
5.jpg)
おおお〜〜〜っ スッゲー
ありがとうございます!艶姿バッチリいただきました感激です感動ですチョット震えた。
6.jpg)
ウッソみたい……、
7.jpg)
こうして見ると、
羽毛を連想させる毛深さ。
ここで、
ソレ風なサーモンフライかなんか並べてみたりとか…いかにもやけど、
この圧倒されるばかりの神秘の妖艶のまえで、
そんなんとても畏れ多くて野暮丸出しイタ過ぎ。
恥ずかしくてできません。
ウルウルして眺めておりますと、
「もうおしまいっ」って感じで、
ヒラヒラ舞い去っていかれました。
8.jpg)
三度目の正直。
バラした2尾よりひと回りほどヤングっぽいけど、
溜飲がさがりました。
目と鼻の先のヒラキのところから、
木の葉のような胸鰭をブワッとひろげて浮いてきて、
まっ白な口の中を見せて、
水面の巨大なフライをバック〜ンと吸いこむのが丸見えで……、
いちにいの…さんっ、
でグイイイッッと竿をあおって、
ズドドドドドッと大岩のエグレに突進しようとするのを、
強引にいなしながら、
ダダダダダッと自分から近寄っていって、
ザバッとネットに押し込みました。
岸辺に横たえて、
やれ嬉しやとカメラを引っぱり出したまさにそのとき、
グオオオオオオオ……、
近くなのか、
それとも遠くからなのか、
判然とはしないけれど、
軽やかな瀬音にもまぎれることなく、
たしかにケモノの唸り声が響いた。
姿は見えない。
グオオオオオオオオ……低いけれど、
五感に響きわたるたしかな唸り声が、
また響いた。
アッと思って友人の顔を見ると、
「引き返しましょう」
ヤツが決然と言った。
「そうしよう」
うまれてはじめて、
王様の声を聞き、
その気配をごく身近に感じた。
骨髄から震えあがるような恐ろしさも、
もちろんあった。
けれどその一方で、
こんな偉大な動物が暮らしていける深い森に自分もいて、
自然の庭園のように苔むした美しい渓流を歩いて、
こんな素晴らしいサカナを釣ることができる豊かさとシアワセを、
あらためて噛みしめた。
と、
そんな甘言を言っていられるのは、
その唸り声の響きが、
攻撃的な威嚇の響きではなく、
「ワシ、ここにおるで、アンタらのこと、見てるで……もうそのへんにしといたほうがエエんちゃう?」
存在を知らせてくれたサインのように聞こえたからだ。
「すいませ〜〜ん、すぐ帰ります〜〜〜っ」
山の奥に向かって叫ぶと、
笛を吹いていた友人がハハハと笑って、
「さ、行きましょう」
と言った。
調子に乗り過ぎず、
かといってビビり過ぎず……、
良い教訓と経験。
期せずして、
忘れ得ぬスペシャルな一日。
余韻は、
とても甘美だ。
フェザントテール、
グレイグースと並んで、
フランク "レジェンド "ソーヤーの代表作でもあるキラーバグ。
偉大なニンフフイッシングの伝道者は、
このフライでチョークストリームのマスやグレーリングを思うままに釣っただけでなく、
なななんとアトランティックサーモンまで釣りまくったとの由。
フランク・ソーヤーの、
「この時代にそこまでやり尽くして、このフライに辿りついたのか…」的な足跡を知れば、
これ一本で世界中どこでもイケルとの豪語に、
ウソも誇張もないことはよくわかる。
けれど……、
1.jpg)
どのような角度から見ようとも、
銅線でグルグル巻きにした毛糸のボンレスハム状態。
コッパーワイヤをスレッドにして巻いたキラーバグ。
ほんとにこれで釣れるのか?キラーバグ。
おまけにサイズもどでかいゾ…ぼくのキラーバグTied on TMC200R #10。
いいのか?渓流でこんなの投げてキラーバグ。
しかし……、
2.jpg)
しとどに濡れた淡薄茶色の柔肌が、
ほんのり透けてチラ見えの、
赤銅色の血管に、
おもわずグッとくる虫っぽさエッチ系。
やっぱスケチラこそ究極の艶っぽさ……なのか?。
3.jpg)
4.jpg)
とはいえ、
この日キラーバグが大活躍してくれたのは、
そんなスケチラにハートがチュクチュクしちゃうキューティ・ハニー加減もさることながら、
このフライの「絶妙な重さ」にあったのではないか?。
パッツンパッツンのほんのりサクラ色淑女も、
水玉模様も鮮明なハリキリボーイズも、
み〜んなフライの着水と同時にするどく反応。
ナチュラルドリフトも第六感アワセもへったくれもなく、
ポチャッとフライが水面に落ちるやいなや、
そこにサカナがいて、
いいとこにフライが入れば、
つぎの瞬間ズボーッとラインまでが引き込まれ、
ほとんど勝手にフッキング。
これはなんでか?……。
麗しの渓魚たちの、
うれしくなっちゃうボテッ腹にご注目を……、
み〜んなお腹がゴツゴツしているゾ。
深い森のなか、
水面から水中まで、
バンバカ流れている高カロリー高タンパクな陸生昆虫を飽食もう無我夢中って感じ。
アリンコもコガネムシもハムシもなんでもかんでも…イモムシ毛虫だって、
ボッタボタ川に落っこちたり不時着したりしている状況。
そんなテレストリアル祭りだワッショイたけなわに、
いかにもな着水音と波動で、
それっぽい物体が目の前にチャポッと落ちれば、
そりゃームラッとするってサカナたち。
みんなムチムチプリンが大好きになる初夏のヒトコマです。
と、
今回は朝っぱらから着エロ路線でせまってみたゾ。
グレイグースと並んで、
フランク "レジェンド "ソーヤーの代表作でもあるキラーバグ。
偉大なニンフフイッシングの伝道者は、
このフライでチョークストリームのマスやグレーリングを思うままに釣っただけでなく、
なななんとアトランティックサーモンまで釣りまくったとの由。
フランク・ソーヤーの、
「この時代にそこまでやり尽くして、このフライに辿りついたのか…」的な足跡を知れば、
これ一本で世界中どこでもイケルとの豪語に、
ウソも誇張もないことはよくわかる。
けれど……、
1.jpg)
どのような角度から見ようとも、
銅線でグルグル巻きにした毛糸のボンレスハム状態。
コッパーワイヤをスレッドにして巻いたキラーバグ。
ほんとにこれで釣れるのか?キラーバグ。
おまけにサイズもどでかいゾ…ぼくのキラーバグTied on TMC200R #10。
いいのか?渓流でこんなの投げてキラーバグ。
しかし……、
2.jpg)
しとどに濡れた淡薄茶色の柔肌が、
ほんのり透けてチラ見えの、
赤銅色の血管に、
おもわずグッとくる虫っぽさエッチ系。
やっぱスケチラこそ究極の艶っぽさ……なのか?。
3.jpg)
4.jpg)
とはいえ、
この日キラーバグが大活躍してくれたのは、
そんなスケチラにハートがチュクチュクしちゃうキューティ・ハニー加減もさることながら、
このフライの「絶妙な重さ」にあったのではないか?。
パッツンパッツンのほんのりサクラ色淑女も、
水玉模様も鮮明なハリキリボーイズも、
み〜んなフライの着水と同時にするどく反応。
ナチュラルドリフトも第六感アワセもへったくれもなく、
ポチャッとフライが水面に落ちるやいなや、
そこにサカナがいて、
いいとこにフライが入れば、
つぎの瞬間ズボーッとラインまでが引き込まれ、
ほとんど勝手にフッキング。
これはなんでか?……。
麗しの渓魚たちの、
うれしくなっちゃうボテッ腹にご注目を……、
み〜んなお腹がゴツゴツしているゾ。
深い森のなか、
水面から水中まで、
バンバカ流れている高カロリー高タンパクな陸生昆虫を飽食もう無我夢中って感じ。
アリンコもコガネムシもハムシもなんでもかんでも…イモムシ毛虫だって、
ボッタボタ川に落っこちたり不時着したりしている状況。
そんなテレストリアル祭りだワッショイたけなわに、
いかにもな着水音と波動で、
それっぽい物体が目の前にチャポッと落ちれば、
そりゃームラッとするってサカナたち。
みんなムチムチプリンが大好きになる初夏のヒトコマです。
と、
今回は朝っぱらから着エロ路線でせまってみたゾ。
1.jpg)
富士の麓のちいさな街より、
友はるばるきたる。
この四日間を、
楽しみに楽しみにまっていた。
「ひさしぶり〜」
なつかしい顔を見た瞬間、
富士山の空気がした。
心が緩む。
2.jpg)
手みやげは、
蝦夷梅雨のすきまの、
ひかりかがやく陽の光。
こんなに晴れ男だったとは……。
3.jpg)
4.jpg)
5.jpg)
6.jpg)
7.jpg)
8.jpg)
9.jpg)
谷におりると、
ヒグラシの合唱が、
山々のすみずみから降り注ぐ。
名前も知らない小鳥たちのさえずりが、
その心地よい旋律に色と艶を添えている。
せせらぎの瀬音は、
ちいさな生き物たちの合唱をひきたて支えるベースライン。
まるで、
山と谷が歌っているようだ。
10.jpg)
満たされた静かな心で足元を見れば、
色とりどりの可憐な花々が咲き乱れ、
キレイに着飾った蝶や甲虫たちが、
透明な空気のなかを忙しく行き交う。
ここにいる、
すべての命ある者たちが、
この季節の到来をよろこび楽しんでいるようだ。
河原にしゃがんで、
そんな小宇宙に気持ちを躍らせながら、
ふと上流を見やれば、
友の竿がバシッと立てられ、
透明な流れに水しぶきがあがった。
数えきれないほど釣ったというのに、
「うわ〜、キレイなサカナ!」
いちいち声にだして感動する。
陽の光のしたで眺める渓魚たちの美しさは、
ほかにたとえるものはない。
恵みの季節、
感謝の季節、
6月の谷は、
「ありがとう」の心で溢れんばかりだ。
11.jpg)
12.jpg)
14.jpg)
河原で、
車中で、
温泉で、
自宅で、
あんなにおしゃべりを堪能したというのに、
あとになってみれば、
アレも話したかったコレも話したかった……心残りがたくさん。
でもまあ、
それくらいがちょうどいいのかもしれない。
富士の麓のみんなに、
くれぐれもよろしくお伝えください。
そして、
かならずまた来てください。
ぼくも、
ことしは機会を見て里帰りしたいです。
富士の麓のちいさな街は、
ぼくの大切なココロの故郷のひとつです。





