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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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準備
200217 (6)6

 金と黒のヒグマの毛を流れになびく水藻に見立てて、
 そのうえを群れ泳ぐベイトフイッシュたち。

 まっキンキンだったり、
 真っ黒だったり、
 毛の先っちょだけ金色だったり、
 いろんなヒグマの毛を、
 とっておきの秘蔵ハックルあれこれで挟んで巻いたストリーマーたち。

 華やかに仕上げるつもりが、
 なんだかものすごく妖艶なかんじ。

200217 (1)1

 ただいまハンドクラフト展 at 浅草(2/21~23)そしてタイイングデモ at 大阪ビギナーズマム(2/29~3/1)の準備中。

 もうだいぶまえ、
 タイイングデモ専用のキットなんかも用意して、
 準備なしですぐにでも出かけられるようにしたりしたこともあったけど……、

 けれど、
 それだとどうもしっくりこない。

 ただでさえ慣れない環境でフライを巻くのに、
 たまにしかつかわない道具やずっと仕舞いっぱなしのマテリアルだと、
 なんだか気持ちが落ち着かない。

 やっぱ手に馴染んだいつもの道具と、
 そのときつかっているマテリアルを持参して、
 熱のこもった旬の素材をつかって、
 こなれた指先で臨みたい。

 そんなわけで、
 イベントやタイイングデモの準備は、
 まず自宅の作業机をいちいちかたずけるところからはじまる。

 我ながらものすごい非効率。

 机のうえでゴチャゴチャになっているツールやフックをまず整理して、
 あとからあとから机のうえに積まれていくままになっていたマテリアルを仕分けして……、

 そうすると、
 もう出てくる出てくるクリップに挟んだ使いかけのマテリアルの余り。
 あとでまたつかおうとおもって、
 几帳面にクリップに挟んでおいたのはいいけれど……、

 そんなのすぐキレイさっぱり忘れてしまって、
 目の前にあるのに視界から消え失せ、
 そしてどんどん新しいのを切り刻んで、
 またすこし余ったら丁寧にクリップに挟んで保存して……そして忘れる。

 すぐ目の前の机のうえにあるんやで。

 でも忘れる。

 そして、
 このようにデモの日がちかくなって、
 作業机をかたずけはじめたらようやく思い出す。

 「モズのはやにえ」ですな。

 もはや、
 イベントやデモ直前の風物詩。

 と、
 そのようにクリップに挟んだまんま、
 作業机のうえでずっとほったらかしにされていた、
 つかいかけのヒグマの金毛の余りを集めてみれば……、

 意図せずして、
 ひとくちにヒグマの金毛といっても、
 こんなにイロイロ個体差があって、
 身体の部位によっても変化するんですよ、
 という解説写真になりました。

200217 (2)2

 ボディに巻いたロードアイランドレッドのハックルストークを、
 艶出しと補強のためにヘッドセメントを塗布したいけど、
 接着剤がウイングにベチャッとなるのイヤじゃん。

 なので、
 クリップでウイングを挟んでおいて、
 それからボディにヘッドセメントを塗布して、
 コーティングしたボディを乾かしているところ。

 ほかにもタイイングのちょっとした場面でクリップの出番はたくさんある。

 そんなわけで、
 作業机のうえはもうクリップだらけ。

 大中小のクリップがそこらへんにゴロゴロ転がっている。
 なので、
 切り出したマテリアルが「ちょっと量が多かったかな」なんておもったら、
 すぐ挟む。

 そしてすぐ忘れる。

200217 (3)3

 黒毛のヘアー先端にちょこっとだけ、
 しかし鮮明にクッキリ金毛がのっているタイプのヘアーをつかってみた。



200217 (4)4

 ハックリングしたのもあるで。

 こちらはヘアー全体が金色がかっているのをウイングに据えて、
 芯黒ファーネス・ハックルの色調と対比させてみた。



200217 (5)5

 それではみなさん、
 東京と大阪にてお会いいたしましょう。

 たのしく、
 そして有意義に過ごせますよ~に……。

200217 (7)7

200217 (8)8


毛先悶々フライズ作例集
 まえにもチョコチョコ書いたけど、
 金毛のヒグマで毛先の欠損がまったくなく、
 かつ金毛の鮮度や質感に劣化のないものと出会うには、
 これ以上はないほど強力なコネクションと情報網をもってさえ、
 もはやミラクルが何重にも重ならないと出会えない。

 一頭丸ごと毛皮の状態で見ると、
 これぞ完全無欠やんけウッヒョ~~~と色めきたっても、
 フライにつかう肝心の部分を仔細観察すると、
 かならずどこかの毛が集中的に切れていたりするのが普通。

 で、
 その部分こそが「ものすごくおいしいところ」だったりするので、
 いつもたいへん切ない思いをさせられることになる。
 
200215 (1)1

 TMC900BL の10番に巻いたヒグマの金毛ウルフ。

 ハックルにはインディアンコックのファーネスを4枚!グルッグル巻きにハックリング。
 これだけ厚くハックリングしても硬い印象ではなく、
 フワ~ッと柔らかなかんじにハックリングできるところがインディアンコックの魅力ですね。

 ボディは庭でひろったカラスの黒光りするセカンダリークイルを捩じり巻き。

 ウイングとテイルはヒグマの金毛。

 じつはこの金毛、
 質感といい色艶といい、
 毛の根元の暗い部分との鮮烈なコントラストといい、
 もうクラクラするほど生々しく美しい最高の金毛、
 なんだけど……毛先がほとんど切れてんだよね。

 どないおもいますか?

200215 (2)2

 サイズ8番のロー・ウォーター・サーモンフックに、
 ロードアイランドレッドのストークを寸詰まり気味にボディに巻いて……、

200215 (3)3

 ヒグマの金毛をほんの一束パラッとウイングに載せた、
 小型のヘアウイング・サーモンフライ。

 これは、
 昨年の暮れに販売させてもらった、
 秋ヒグマの金毛の 「じゅうぶんつかえますけど残念ながら毛先の欠損が目立ちますよ」 グレードとおなじもの。

 どないおもいますか?

200215 (4)4

 ヒグマの黒毛をつかった私的ループダビング作例のひとつ。

 ダビング先端部は通常どおりのダビングで、
 スレッドにファーを撚りつけておいて、
 ダビング根元部分のみボサッとタッチダビング。

 これをそのままダビングするのではなく、
 スレッドを二重折りにしたループダビングで……、

200215 (5)5

 キリリと捩じってボディを巻くとこのようになる。

 ちなみにスレッドはサイズ6/0の真オレンジ。

 ぶっといスレッドをループにしてダビングしたので、
 ボディは黒毛の隙間からスレッドのオレンジが丸見え。

 そして、
 ウイング基部のソラックス部のみ、
 ボサッとタッチダビングした黒毛がバサバサーッと立ちあがっている。

 このスレッドがしっとり水を含んでもっと色が濃くなると、
 水を弾くようなかんじのボディやソラックスの黒毛ファーとあいまって、
 なんだかとてもリアルな生命感。
 そして、
 ウイングとテイルの金毛が水面からスックと立ちあがるようにいつまでも頼もしく水面に浮いてくれて、
 そこに陽の光が当たって金毛が反射すると……、

 サカナだけじゃなくて、
 自分自身がばっくり釣られちゃう。

 なんていうか、
 フライを水面に浮かべるのが愉しくって楽しくってたまらんかんじ。

 スレッドとヒグマの毛のみで巻いたドライフライ。

 これ、
 ワタシのヒグマの毛ドライフライの原点でもあり源泉でもあり、
 このフライをたたき台にして、
 現在いろんなヒグマの毛ドライフライを発展させてきたわけですが、
 そのストーリーを語ると一大長編スペクタルになっちゃうので、
 いまはひとまず棚上げしておいて……、

 ここでつかったヒグマの毛もまた、
 先のヘアウイング・サーモンフライとおなじ毛先が残念ものを、
 ウイングとテイルにつかった。

 ちなみにつかったフックはTMC9300 の8番。

 どないおもいますか?

 なんだかこうして実際に巻いてみると、
 毛の質感はもう抜群に良いわけだし、
 フライの性能に悪影響を及ぼすわけでなし、
 見映えが大きく変わるわけでもなし……、

 そして、
 なんてったってボサボサのファジーな体裁がヒグマの毛フライズの持ち味。

 少々の毛先欠損なんか、
 もうあんまり気にしなくてもいいかも……なんておもいはじめてる最近のワタシ。


200215 (6)6

 金毛の毛先から転じて、
 ヒグマの黒毛とエゾジカの毛の組み合わせ。

 ヒグマの黒毛のアンダーファーを剛毛ガードヘアーごとスペントウイングに巻いた「オホーツク・バグ」のヴァリエイション。

 ハルゼミ型の大型ユニバーサル・テレストリアル系のサイズ6番ロングシャンク。

200215 (7)7

 メスのエゾジカの背中の毛をフレアさせたボディのドテッ腹を、
 オレンジのマジックで塗りたくるという、
 あえて素朴な作りになってます。

 水に濡れるとマジックがすこし色落ちして色調がグラデーションがかるので、
 よりディアボディに馴染んだ感じになって、
 もっと自然でリアルな色味になります。

 と、
 そんなボディ部分もナニだけど、
 このヒグマの黒毛のスペントが最大のミソ。

 このような巨大サイズのスペントウイング体裁なフライでありながら、
 水に濡れて吸水してもウイングがすぼんだり束状にまとまってしまって不自然なフォルムに変形せず、
 ウイングがず~~~っとフワッと自然にひろがった思惑通りの状態を維持しながら、
 陽の光を透過する素材はないものか……、
 あるいは、
 既存の素材を細工してそのように巻ける方法はないものか……、

 もうずっとアレコレとナニしておりましたが、
 ヒグマの黒毛をスペントウイングに活用することにハタと気がついたとたん、
 積年の試行錯誤があっさり解決してしまったようなかんじ。

 グレートやわ黒毛。

 さて、

 というわけで、
 いつもいきなり唐突に宣伝ばっかですいません。

 来たる
 2月21日(金)から23日(日)までの3日間、
 東京の浅草にて、
 つるや釣具店恒例の「ハンドクラフト展」に参加します。

 そして、

 そのつぎの週の、
 2月29日(土)と3月1日(日)の2日間、
 大阪は西天満の「ビギナーズマム」にて、
 タイイングデモをおこないます。
 お問い合わせとお申込みは「ビギナーズマム」までおねがいいたします。

 いろいろアレコレ持参して、
 ご紹介したい大技小技テクに基本から応用テクまで盛り沢山で、
 めちゃめちゃはりきってうかがいます。

 みなさま、
 どうぞよろしくおねがいいたします。


インディアン・コックハックルのレア・カラー各種とワシミミズク・クイル販売のお知らせ
 クラシック・スタンダード・ドライフライ好きのヒストリックなマニアックさん、
 はもちろん、

 ライズ中毒のハッチ・マッチャーな流下する虫っ子マニアックさん、
 にもむちゃくちゃおススメ。

 はたまた、
 サイトフイッシングはもちろん水中を繊細に狙ってでかいの掛けたいニンフやウエット好きの第六感のマニアックさん、
 ぜひとも!

 そして、
 どでかいドライフライでどでかいのが釣りたい孤高のマニアックな狩人さん、
 超ロングなハックル・ファイバーのたまらん色…あれこれ取り揃えてまっせ。

 そしてさらに、
 そのようなマニアックな釣りぜ~んぶ好っきゃねん、
 というきわめて健全なマニアックさんにこそ、
 イロイロたのしくマニアックに愉しめまっせ……ソッと耳打ちしたい。

 こうなんていうか、
 マニアックな釣りでもっと貪欲にフライフイッシング心を満たしたいねん。

 というマニアックな貴方にむけて……、

 のみならず、

 フライフイッシングのマニアックでディープなところ、
 ものすごく興味あるし、
 こんなアングラなブログだって見てるけど、
 オレまだフライはじめて間もない初心者だし、
 「な~んか敷居が高そうで」
 なんて、
 この悦楽のトビラのまえでモジモジしてるア・ナ・タ もぜひ。

 ご興味があれば、
 くれぐれもお気軽にご連絡お待ちしております。

 手ぐすね引いて待ってます。

 コッチの世界にひっぱりこんじゃうゾ。
 
 なんて、
 ど~でもいいような前置きが長くてスイマセン。
 調子にのりました。

 前回の当ブログ記事にて告知させていただいたとおり、
 実戦向けレア羽根素材各種販売のご案内です。

 各マテリアルをつかったフライ作例と素材の魅力や旨味などは、
 前回の記事にてザッと駆け足でご紹介させていただいております。

 が、
 当ブログの過去記事にて、
 これらの素材をつかったフライの作例や四方山話、
 はたまた、
 そのフライでの釣りの話などなど、
 たくさん取りあげております。


 さ、
 あとはもうクドクドクドクド言わないで淡々とご紹介させていただきます。

202009 2 (1)
 まずは、
 ひさしぶりに良質なワシミミズクのセカンダリークイルが入荷。 sold out

 ファイバーの長さも充分。
 ロングシャンク6番前後までなら余裕でボディに巻けます。
 黄褐色に濃淡の模様も鮮明です。

202009 2 (2)

 そして、
 おなじくワシミミズクのセンターテイルも入荷です。 sold out

 濃い灰色から淡いブルーダン色の大小幾何学模様の黒点がクイル全面に細かくはいっていて、
 数本のファイバーをスレッドなどと捩ってボディに巻くと、
 マダラ模様が強調されたヘアーズイヤーのような濃い灰褐色の色調になります。

 ただ、
 フリューの密度はセカンダリークイルよりも若干まばらで、
 ファイバーの長さもみじかいです。

 フックサイズ8番くらいまでなら無理なくボディに巻けます。

 そして、

 つぎにインディアン・コックハックル各種各色のご案内をさせていただきます。

 ご存じのようにこのテのハックルは同系色でも、
 個体ごとに微妙に色調や質感のちがいがあります。
 
 なので、
 ものすごい量のハックルのなかから選びに選んで厳選してきた在庫全41枚を写真に撮って、
 以下にすべて並べてみました。

 まずは茶色系ハックル中央に黒いセンターラインがはいっている、
 ファーネスやコッキィボンデュ系統からいきます。

202009 2 (3)

 ①特選コッキィ・ボンデュ sold out

 天下一品!
 濃い赤茶色のハックル中央とファイバー先端部に黒いラインがはいっている典型的なコッキィボンデュ。
 ものすごく希少かつ貴重なハックル。

202009 2 (4)

 ②特選コッキィボンデュ sold out

 天下一品!
 やや明るめの茶色の中央とファイバー先端に黒いラインがはいっています。
 ハックル先端部が白くなっているハックルがまじっているように、
 ハックル全体の色調が画一的ではなく茶色の濃淡両方のハックルが採れます。

202009 2 (5)

 ③特選ファーネス sold out

 天下一品!

 ダークジンジャーというより明るめの茶色に、
 黒のセンターラインが鮮やかにはいっています。
 大型サイズに最適のハックルが大量に生えています。

202009 2 (6)

 ④特選ファーネス…というよりもグリーンウェル sold out

 天下一品!

 濃厚な茶色と明るい茶色がグラデーションがかっており、
 センターラインの黒もファイバー中央にむけてかすかにグラデーションがかった非常にユニークなファーネス。
 私も初めて見ました。
 これも大型サイズにうってつけのハックルが大量に生えています。

202009 2 (7)

 ⑤ダークファーネス sold out

 より赤みの強い茶色に黒のセンターライン。
 これもまた典型的なファーネス。


202009 2 (8)

 ⑥ダーク・ファーネス sold out

 濃い茶色に黒いセンターライン。
 典型的な濃いめのファーネス。
 黒のラインが黒光りしている大型サイズ・ハックルがなんともいえずすばらしいです。

202009 2 (9)

 ⑦ダーク・ファーネス sold out

 濃い茶色に黒のセンターライン。
 これも典型的なファーネス。
 発色も非常に良好。

202009 2 (10)

 ⑧ダーク・ファーネス sold out

 濃い目にくすんだ茶色に黒のライン。
 とてもクラシックで渋い色調。

202009 2 (11)

 ⑨ダーク・ファーネス sold out

 これも濃い目にくすんだ茶色のクラシック・ムードなファーネス。
 渋さ満点でかっこいい。

202009 2 (12)

 ⑩ファーネス・コーチマンブラウン系 sold out

 珍品絶品!
 黒いセンターラインとあいまって一見すると真っ黒にも見えるけれど、
 光にかざすと濃厚なこげ茶色になるファーネス。
 まるで、
 コーチマンブラウン(しかもナチュラル!)に黒いラインがはいっているようなハックル。

 ファーネス系珍品として、
 とにかくむっちゃくちゃテレストリアルっぽい。

202009 2 (13)

 ⑪ファーネス・コーチマンブラウン系 sold out

 ⑩とほとんどおなじ色調と質感。

202009 2 (14)

 ⑫ファーネス・コーチマンブラウン系 sold out

 これも⑩とまったくおなじ。

 ちなみに個人的なことですが、
 ここまで濃厚な茶色のファーネスを見たのは、
 ワタシにとってはここでご案内した3枚と、
 僭越ながら自分用に確保した1枚の計4枚だけです。

202009 2 (15)

 ⑬レッド・ファーネス sold out

 明るい茶色に黒のセンターライン。
 このテの明るい茶色のファーネスは鶏自体の特徴なのか、
 ファイバーのハリやテカリが非常に良好。
 また、
 ファイバーの長短どれも品質が安定していて、
 インディアンコック初体験の方にもたいへんおススメです。

202009 2 (16)

 ⑭レッド・ファーネス sold out

 ⑬とほとんどまったくおなじ色調と質感です。

202009 2 (17)

 ⑮レッド・ファーネス sold out

 質感は⑬とほとんどおなじですが、
 黒のセンターラインのさらに中央というかストーク付近になぜか茶色のラインがある個体です。
 レアなファーネスのなかでもさらにレア。

202009 2 (18)

 ⑯レッド・ファーネス sold out

 色調や質感は⑬とほぼおなじですが、
 ケープがひとまわり小型です。

202009 2 (19)

 ⑰レッド・ファーネス sold out

 茶色というよりも濃いジンジャーに黒のセンターライン。
 これも⑮同様ストーク付近が茶色くなっている珍品。

202009 2 (20)

 ⑱レッド・ファーネス sold out

 ⑰とほとんどおなじ色調と質感のこれも珍品ですが、
 黒のラインがグラデーションがかっているのが、
 このハックルならではの特徴。

202009 2 (21)

 ⑲レッド・ファーネス sold out

 ファーネスというよりもグリーンウェル?、
 濃い目から明るめのジンジャーに黒のラインのはいったタイプ。
 なんだけど、
 ゴールデンバジャーとは異なり赤みのあるハックルです。

 とってもマニアック。
 レオンなどと混色ハックリングしてモンカゲ巻くと素晴らしいです。

202009 2 (22)

 ⑳ピュア・レッド sold out

 なにげにありそうでない珍品。
 ハックル全体が見事にまっ茶色。

 色調や質感ともにアダムスのためにあるようなハックル。
 ファイバーにソフト感のあるコレと、
 バリッとハリのあるファイバーのホワイティング・グリズリーなどと混色ハックリングすると、
 機能的にもクラシックな見映えも素晴らしいとおもいます。


 以上がファーネス系ブラウン・ハックルのラインナップとなります。

 さ、

 まだまだいきます。
 つぎはラスティダンをふくむナチュラル・ダン系とジンジャー系のハックルご紹介です。

202009 2 (23)

 21、特選ダーク・ラスティダン sold out

 天下一品!!

 鉄錆色から赤みがかったダン色の色調、
 そしてクラシックな味わいのファイバーの質感、
 どれをとっても見事なダーク・ラスティダン。

 ヘンドリクソンやレッドクイルなどなど、
 マダラカゲロウ系のダンを表現したキャッツキル・スタンダードの、
 これぞオリジナル・カラーだとおもいます。

202009 2 (24)

 22、ダーク・ラスティダン sold out

 赤みの強いラスティダン。
 現在主流のホワイティングやメッツなどの茶色とは異なり、
 えび茶色というか濃いワインレッドというか、
 クラシックなムード満点の渋い茶色。

 クイルボディ素材としてではなく、
 ハックルやテイル素材としてつかえるロードアイランドレッド色のハックルとでもいうべきか。
 なので、
 ランズパティキュラやホートンルビーなどの古典スピナー・パターンに最高。
 のほか、
 繊細微妙な色合いを活かしたハックル薄めに巻いたマッチ・ザ・ハッチ用パラシュートなどに巻くと、
 たまらないとおもいます。

202009 2 (25)

 23、ダーク・ラスティダン sold out

 22と似た感じの質感ですが、色調はやや明るめ。
 枯れた味わいの渋いエビ茶色。

 これもロードアイランドレッド・カラーのハックル素材として最高。

202009 2 (26)

 24、ダーク・ラスティダン sold out

 これも22とほぼおなじ質感と色調です。
 こころもち色味が濃い感じがします。

202009 2 (27)

 25、ダーク・ラスティダン sold out

 全体的に22と似た色調と質感ですが、
 不鮮明な黒のラインがはいったハックルがたくさん混じっています。
 ダーク・ファーネスにするかラスティダンにするか迷うところですが、
 赤みがかったダン系の色合いなのでコチラにしました。

 渋いです。

202009 2 (28)

 26、ダーク・ラスティダン sold out

 22に似ていますが、
 ケープ後方のファイバーの長い部分はコーチマンブラウン系の茶色。
 そしてネック付近の通常サイズのドライフライにつかう部分は濃いラスティダン。
 なので、
 ラスティダンに分類しました。

 大型サイズのフライにも通常サイズのフライにもとても都合がよい、
 一枚で二種類の茶色がつかえるハックルです。


 以上がラスティダンのラインナップになります。

 ここで、

 珍品レアカラーばかりの今回のセレクションのなかでも、
 とくに見たことのなかったハックル・カラーのご案内です。
 
 たとえばホワイティングなどでは「ユニーク・ヴァリアント」として分類されている系列のカラーですが、
 ここでは色のイメージがつかみやすいように、
 いちおうラスティダンのヴァリエイションとして表記します。

202009 2 (29)

 27、ライト・ラスティダン・ヴァリアント sold out

 珍品絶品!

 全体的に赤みがかった錆び色でラスティダンの特徴が色濃いタイプですが、
 なんとハックルの中央がライトジンジャーに変化しています。

 そしてハックリングするとアラ不思議。
 ハックルの色の濃淡が調和してグラデーションがかり、
 よりナチュラルな印象の独特なダーク・ジンジャーになります。

 これ、
 じぶんも今回がはじめてのハックルですが、
 ジンジャー系の明るい茶色ハックルとして大変気に入りました。

 ファイバーの長さや質感、
 発色の良さもあわせておススメ。

202009 2 (30)

 28、ライト・ラスティダン・ヴァリアント sold out

 珍品絶品!
 これも27とおなじタイプですが、
 茶色の部分がより明るい色調になっています。

202009 2 (31)

 29、ダーク・ハニー sold out

 珍品絶品!
 基本的に27とおなじタイプですが、
 ハックル全体の色味がもっと明るくなっていて、
 そのためファイバーの茶色部分の濃いところが鮮明です。
 また、
 ハックル中央のジンジャー色がダンがかっており、
 ケープの状態で見るととても複雑な色調。

 なんですが!
 ハックリングすると全体の色が混ざって、
 なんていうかハニーダン?ちゃうの?みたいな非常に繊細で生命感のあるダンがかったジンジャーに、
 濃い茶色のアクセントがついたかんじになります。
 なので、
 ここではダーク・ハニーとして分類しました。

 ワタクシも初見、
 見つけたときは狂喜乱舞のハックルの一枚。

 これも自分用に確保した一枚とコレと30の計三枚しか見たことがありません。

202009 2 (32)

 30、ダークハニー sold out

 珍品絶品!
 これも29とほぼおなじタイプ。
 ファイバーを陽の光に透かせるとキレイな蜂蜜色。
 ゾクゾクです。

202009 2 (33)

 31、ライトジンジャー sold out

 絶品!
 典型的な、
 これぞ由緒正しきライトジンジャー。
 クリーム色ではなく黄みがかった薄い生姜色。

 銘針ライトケイヒルのこれぞオリジナル・カラーといったかんじ。
 いぶし銀の生姜色。
 クラシック・キャッツキル・ドライフライ好きにはシビれるハックルになります。

202009 2 (34)

 32、ライト・バードジンジャー sold out

 31と非常によくにた美しいライトジンジャーですが、
 こちらは淡く縞模様がはいったバード系ライトジンジャー。

 31と比較すると、
 バードジンジャー系の特徴としてファイバーが太いです。
 なので、
 大型サイズのドライフライに最適。

 2~6番サイズに巻いた超巨大ライトケイヒル……効くよ~。

202009 2 (35)

 33、ライトジンジャー sold out

 たいへんお得な絶品!

 色調は31よりもクリーム色のつよい明るいライトジンジャー。
 ケープ後半のファイバーの長いハックルには黒いセンターラインがはいっていて、
 まんまゴールデン・バジャー。

 なんだけど、
 ネック先端付近は視認性良好な明るいライトジンジャー。

 この配色、
 ビッグサイズにもノーマルサイズにも都合が良いお得なハックルです。

202009 2 (36)

 34、ゴールデン・バジャーというよりもゴールデン・コッキィボンデュ sold out

 珍品絶品!
 見た目はありがちなゴールデンバジャーですが、
 ファイバー先端部分にも黒いラインがはいっている珍品。
 ハックルの状態もきわめて良好。

 たまらなくいいです。
 ボクなんだか切ない。

 さ、

 まだまだいきます。

 つぎはダン系ハックルの珍品のご案内です。

202009 2 (37)

 35、ハニーダン・ヴァリアント sold out

 天下一品の珍品!
 ネック付近のハックル先端がジンジャー色に変化しているので、
 ハニーダンのヴァリアントとしましたが、
 ハックル全体を見て、
 心情的にはこれぞハニーダンといいたい。

 ダンがかった淡い蜂蜜色のファイバー中央のセンターラインはキレイなミディアム・ダン色。
 ところどころ赤みがかった透明感のある茶色が浮き出ており、
 なんだかもうたまらないです。

202009 2 (38)

 36、ダーク・スティールダン sold out

 珍品絶品!
 ラスティダンが赤みがかった鉄錆色ならば、
 こちらはまんま鋼鉄の色。
 そしてそこに微細なフレックがびっしりはいっており、
 ハックル中央はファーネスばりの黒いセンターライン。

 なんなのこのカゲロウの翅の色は……ってかんじのナチュラル・テイスト炸裂のダークダン。

 そしてファイバーの質感は往年のイングリッシュゲームコックやアンダルシアンを連想させる、
 しなっと柔らかく、
 それでいてコシの感じられるクラシックな質感。

 光にかざしてハックルの透過光を眺めると、
 時間を忘れてしまうので注意が必要です。

202009 2 (39)

 37、ダークダン sold out

 珍品中の絶品!
 36同様にハックルのセンターラインが濃いダン色もしくは黒、
 ファイバー先端部は微細なフレックのはいった典型的なダン色。

 すっっばらしい!

 これでクイルゴードン巻いたら、
 質感といい色調といい雰囲気といい、
 めちゃくちゃたまらないことでしょう。

 ハックルの質感と艶もたいへん良好。

202009 2 (40)

 38、バード・ダークダン sold out

 絶品珍品!
 37と質感などは似ていますが、
 ケープがやや小型。

 そしてハックルには不鮮明な縞模様が浮き出ています。
 すごくかっこいいです。

 クラシック・スタンダード・パターンにも最高ですが、
 色合いの微妙な濃淡を活かして、
 繊細なマッチ・ザ・ハッチ用パラシュートやフローティングニンフなどにつかうと絶妙かとおもいます。

202009 2 (41)

 39、ダークダン sold out

 絶品中の珍品!
 ハックルの質感や色調、
 そしてケープのおおきさなど38とまったくおなじタイプ。

202009 2 (42)

 40、ミィディアム・ダン・ヴァリアント sold out

 ホワイティング・ヒーバートなどでは「スプラッシュド・ダン」などと呼ばれているタイプ。
 ハックル先端が白くなっているハックルや、
 色の濃淡のグラデーションが鮮明になっているため、
 そのように呼ばれています。

 コレすごくおいしいハックルです。
 このタイプの色が混ざったハックルの特徴として、
 ハックリングするとそのままの色よりももっと淡い色調になります。

 しかもコレ、
 ほんのり青みがかっているので、
 厳密に言うとブルーダンではないけれど、
 ハックリングするときわめてブルーダンっぽいキレイな明るいダン色になります。

202009 2 (43)

 41、ダークダン・ヴァリアント sold out

 40と質感はそのっくりそのままおなじで、
 ダン色がより濃くなっているタイプ。
 見ようによっては黒のハックルに不規則な白い模様がはいっているハックル。
 そこに赤みのある茶色が混ざっていたりして不思議なハックルです。

 また、
 ファイバーの反射するかんじが強いので、
 黒のハックルとして巨大サイズ・ドライフライのハックルなんかにつかうと、
 もはや唯一無二の自分だけフライが巻けます。

 だって、
 このハックル、
 自分用に確保したものとコレだけしか見たことがないんだもの。

 以上のラインナップです。

 延々スクロールしていただいてありがたいです。

 さいごに、
 こうしたハックル素材の保管について。

 このハックルにかぎらず、
 ルースター・ケイプはマテリアルのなかでも特に虫のつきやすい素材です。
 が、
 北海道に移住してからはほとんど虫の被害の記憶がありません。
 きわめて杜撰な管理をしておりますが今のところぜんぜん平気。
 また、
 湿度の高い内地にいたころは、
 いろんな防虫剤をかたっぱしから試しましたが、
 ワタシは結局むかしながらの「樟脳」を信頼しています。
 「樟脳」をパックに入れて密封し、
 陽の光に当てなければ、
 とくになにもしなくても問題ないとおもいます。

 そしてもし万が一、
 不幸にも虫食いを発見してしまったら、
 ハックルケイプのうえをハックルごと掃除機でゴーッと吸ってホコリや虫や卵などを吸いだし、
 そのあと「樟脳」をいれて再度密封するという、
 手抜きかつ荒っぽいことをして保管しております。
 が、
 長年それでやってますが特に問題を感じていません。

 ご参考までに。
 
 というわけで、
 ご注文はご希望のハックルの番号をお知らせください。
 そして、
 お名前と送り先を明記のうえ、
 bizen-m@olive.plala.or.jp
 
 まで、
 ご注文お待ちしております。

 どうぞよろしくお願いいたします。


インディアン・コックハックルのレア・カラー各種とワシミミズクのクイル入荷!予告編
 プチ・ドリームズ・カム・トゥルー。
 やはり、
 「欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい」ひたすら念じつづければ、
 いつか願いはかなうのでしょうか。

 だいぶまえに、
 おおきな段ボール箱にぎっしり詰まっていたワシミミズクのクイルを入手して、
 このクイル素材の魅力と効能にもうすっかりやられて夢中。

 あまりにも大量にあったので調子に乗ってバンバン販売しながら、
 さらに、
 目眩のするような大量在庫にあぐらをかいて自身も湯水のごとくガンガンつかっておりました。
 そして、
 アッと気がついたときには手元に残っているクイルは……アレ大失敗ほとんどなくなって在庫もはや風前のともしび。

 コレがなくなったらワシャものすご困る……、
 というわけで、
 現在はチビチビチビチビけちりまくってつかってます。

 というお恥ずかしい記事を書いた憶えがあります。

 あれからず~~っと
 「どこかに良質なワシミミズクが残っていないものか」
 と四方八方にアンテナを張り巡らせておりましたが、
 ようやく見つかりましたしかもすっごくイイやつ。

 おなじように、
 不肖ワタクシの私家版フライズにはぜったいに欠かせない、
 ファーネスやコッキィ・ボンデュといった芯黒の茶色コックハックル、
 そして鉄錆色のラスティダンや微細なフレックがびっしりはいったナチュラル・ダンなど、
 絶妙な色合いなのに残念ながら入手困難レアなハックル素材を、
 ぜひとも自分でも販売してみたいと、
 ず~~っと長いこと切に切に願っておりました。
 見つけてきたでえウットリ見惚れるようなやつ。

 そんなわけで、
 無駄に時間をかけながら、
 まずは自分がガッツリつかってさらに自信と確信を深めたうえで、
 販売のための整理もようやく完了して準備万端。
 自分的には満を持して販売告知させていただきたくおもっております。

 なんだけど、
 お恥ずかしながら無駄に気合いが入り過ぎているので、
 販売告知のまえに、
 じれったくてほんと申し訳ないんですが、
 まずはこれらのお宝マテリアルに向けて、
 ワタシの想いのたけと愛のポエムを写真で綴らせてください。

200209 (1)1

 コッキィ・ボンデュのハックルをパラッと巻いた銘針「レッドタグ」のオリジナル・スタイルtied on TMC9300 8番。

 ハックルの中央が黒くてファイバー先端部が赤茶色のハックルとピーコックハールの組み合わせ。
 不動のテレストリアル・カラーですね。

200209 (2)2

 ロードアイランドレッドのハックルストークでクイルボディを巻き、
 マンダリンダックのフランクフェザーを立て、
 濃厚な鉄錆色のダーク・ラスティダンでハックルを巻いた、
 キャッツキル・クラシックの名作「レッドクイル」tied on TMC900BL 12番。

 このレシピこそ、
 キャッツキル産クロマダラカゲロウのオスをシャレおつエレガントに表現した名作スタンダード・ドライフライのオリジナル。

200209 (4)4

 転じてコチラ、
 濃淡のコントラストが効いているヒグマの金毛ヘアー数本をボディに巻いて、
 そこに極細のオーバルティンセルをリビング。
 そしてレモンウッドダックのフランクフェザーをウイングに立て、
 レッドクイルとおなじダーク・ラスティダンのハックルを巻いた私家版キャッツキル・クラシック・スタイルtied on TMC900BL 10番。

 パッと見は鉄が錆びたような赤茶色なのに、
 陽の光を透過すると……、
 まるでカゲロウの翅のような繊細にほんのり赤みがかったダン色に見えてしまう。
 まるで手品のよう。

200209 (3)3

 そして実際によく釣れる。

 このようなクラシック・スタンダードを繊細に仕上げられるハックルは、
 マッチ・ザ・ハッチ用の華奢なパラダンやクリップルダンなどなどにも絶好のハックルとなる。

200209 (5)5

 昨秋、
 オホーツク当地の里川にて、
 水面直下を流下するヒメヒラタカゲロウのイマージャーのみを超神経質に吸い込んでいたスレスレ巨マス対策に、
 大活躍してくれた私家版スキューズニンフ・スタイルな必殺イマージャー tied on TMC9300 14番。

 テイルには、
 マンダリンダックのフランクフェザーをキャッツキル・スタイルにつかったものの余りのファイバーを2~3本。
 縮れたウイングはレオンのチカブーの束をほんの少量。
 ボディとソラックスはワシミミズクのセカンダリークイルをいつもの捩じり巻き。
 
 そして、
 明るい色調のファーネスをヘッドにパラッと一回転ハックリング。

200209 (6)6

 これが濡れると……、
 ワシミミズクのクイルボディ捩じり巻きボディの質感を見てくれはる?
 この半透明感とフワフワ質感……もうなんていうか羽化直前のカゲロウのイマージャーそのもの。

 そしてそこにベタッとしながれかかるファーネスの柔らかなハックル。
 ハックル中央の黒いセンターラインが、
 成熟ニンフのウイングケースや、
 もしくは羽化したものの翅を伸ばせず脱落したイマージャーの縮れたウイングを絶妙に表現。

200209 (7)7

 こんどは私的必殺ユニバーサル・アトラクター・ニンフの典型的作例 tied on 9300 8番。

 テイルはブロンズマラードの良い部分をフルドレスサーモンフライのウイングにつかった残りのファイバーを3本。
 ボディは毛羽立たせたエゾリスのファーを極細ティンセルもろともボディに密巻きして、
 ヘッドにはファーネスのハックルを2~3回転。

200209 (8)8

 ニジマスの口吻に掛っているこのニンフにご注目を。
 ほんとにパラッと数回転ハックリングしただけなんだけど、
 濡れるとこのようにファーネスのハックル中央部の黒が鮮明に目立つ。

 これがファーネスやコッキィ・ボンデュといった茶系ハックルの特徴でもあり、
 ハックル・センターラインが黒くなっているハックルの不思議と魅力と妙。

 この茶色と黒のハックルのコントラストが、
 羽化直前のニンフのウイングケースにもなり、
 あるいは各種テレストリアルの脚にもなり、
 えもいわれぬ独特の生命感を醸し出す。

 そしてまた、
 フライの見映えがキリリとしまって美しく映る。

200209 (9)9

 この数年、
 当社カスタムフライズ製作部門の筆頭ベストセラーになってしまった「北海スパイダー」tied on TMC9300 12番。

 ノーマルサイズなファーネスのコックハックルを数回転ハックリングして、
 そこにコック・デ・レオンのサドル・ハックルをオーバーサイズで一回転パラッと。

 ノーマルサイズのファーネス・ハックルに埋もれて支えられた、
 超オーバーサイズなレオンのサドルが水面で震えなびきプルルン揺れるスパイダー・スタイル。
 でありながら、
 いつでもどこでもつかえるユニバーサル・ドライフライ。

200209 (10)10

 明るいファーネスのハックルと、
 コック・デ・レオンのサドルをつかって、
 「北海スパイダー」とまったくおなじスタイルでハックリングした、
 モンカゲロウのフローティング・イマージャー作例 tied on TMC905BL 8番。

 水面で自律的に震えるレオンのハックルで、
 羽化に失敗したモンカゲロウのダンが縮れたウイングを微動させる様子を表現。

200209 (11)11

 そしてハックル基部にのみ、
 ファーネスの黒いワンポイント。
 これが水面で脱皮のためにパカッと割れたモンカゲロウの黒いウイングケースを表現。

 ボディはさっきのスキューズ風私家版小型ニンフ同様にワシミミズクのクイル捩じり巻きボディ。
 ね、
 めちゃくちゃリアルでしょ?
 これが水中でフワッと繊毛が膨らんで艶めかしく光を反射すると……まんまモンカゲロウのボディそのもの。

 ちなみにソラックスにつかっているのは、
 エゾリスの頭のファー。
 この素材も良質なやつを現在鋭意捜索中。

200209 (14)14

 私家版マシュマロ・ビートルにもファーネスやコッキィ・ボンデュのハックルは欠かせないハックル素材。

 それも、
 ファイバーが硬過ぎず、
 それでいて若干のコシがかんじられる、
 といった質感のファイバーが最高。
 ヒタ~ッと水面にへばりつくように接するからだ。

 で、
 そのような質感でありながら、
 2~8番の大型サイズのハックルにも対応できるロング・ファイバーなファーネス系が切実に欲しい。

 ムハハハハハハ、
 今回入荷したファーネス系のインディアン・コックハックル最高の旨味のひとつは、
 このロングファイバーなハックルがぎっしり。
 もうつかいたい放題やりたい放題巻き放題なんやでえ~~~。

200209 (12)12

200209 (13)13

 濃厚な赤茶色のコッキィ・ボンデュのハックルと、
 レオンのサドルを組み合わせて、
 「レッドタグ」スタイルなアンダーボディを巻きつつ、
 それをマシュマロ・エクステンションでくるんだ私家版マシュマロ・ビートルを巻いている図 tied on TMC9300 8番。

 私見でもあり個人的嗜好でもあるのだが、
 ファーネスやコッキィ・ボンデュのハックルとレオンのマダラ模様の組み合わせは、
 じつにじつにじつ~にそそられる「いかにも釣れそう」な色調。

200209 (15)15

 大物自慢はワタシのガラでもなく、
 本意やないんですけれど、
 このメスのニジマスはワタシがドライフライで釣りあげたニジマスの現時点でのトロフィーです。

 まさかこんなサカナが、
 我が家のすぐ目の前の川でライズしていて、
 しかも我がフライを食ってくれて、
 さらにしかも幾多の危機をのりこえて、
 無事に手元に引き寄せることができるなんて……、

 というアンビリーバブルすぎる現実に、
 アタイのちっちゃな胸ははちきれてしまい、
 ネットにガバッと突っ込んだ瞬間から、

 もう一刻も早く元気なまま逃がしと~て逃がしと~て……たまらなくなった。
 そしてなにより、
 ぶっ飛びすぎて燃え尽きてしまった自分の気持ちを落ちつけたくて。

 そんなわけで、
 大きさも計測せず、
 ろくに写真も撮らずにとっととお別れしたわけですが……、

 その翌日、
 知人に「きのうドライフライでものすごいの釣ったんやで。魚体を竿に当てて大きさみたら、このくらいあったで」
 と、
 サカナの写真を見せながら、
 我が愛竿の7フィート半三本継ぎの竿のリールエンドから竿の第一セクションのつなぎ目までを指し示すと、
 「マジすか!はかりましょうはかりましょう!」
 とメジャーで計測してみると……、

 70センチ半ばってところでしょうか。

 そんなのが、
 はるか彼方の水面でえげつないジャンプを延々繰り返したんやで。
 こわかった。

200209 (16)16

 ほとんど黒にちかいような黒茶褐色のファーネスをハックリングした、
 TMC9300 8番のレッドタグ・マシュマロビートルを、
 流芯脇の巻き返しに定位していたこのニジマスが、
 チョボッとちいさ~く吸い込んだんやで。

 かる~くアワセた瞬間、
 グワボンッとものすごい重々しい波を立てて巨体が身体をひねって、
 ズドンッとヘビー級の重みが竿をにぎる手のひらと肘にきて、
 オレのキンタマは恐怖でちぢみあがった。

200209 (17)17

 そして今回のトリはこのフライ。

 ヒグマの金毛をテイルとウイングにあしらい、
 ボディはヒグマの黒毛を毛羽立たせ、
 ハックルにはダークダンと濃いファーネスのインディアン・コックハックルを2枚づつ計4枚ハックリングした、
 我が特製必殺スペシャル・カスタムチューン・ウルフ・スタイル tied on 905BL 2Xロングシャンクの4番。

200209 (18)18

 とかく爆裂な空気抵抗がかかってしまって投げにくい筆頭格となる、
 スタンダード・ハックリングな巨大サイズ・ドライフライ。

 一見ヘニャッとたよりなくおもえるほどにソフト感のあるファイバーだけど、
 それが功を奏してキャスト時の空気抵抗を大幅に軽減、
 さらに柳の木のようにしなだれるハックル・ファイバーが、
 やわらか~く水面に乗ってフライのバランス向上にも大きくモノをいうインディアン・コックハックル。

 そして!
 ぼくたちビッグサイズ・ドライフライ好きが喉から手が出るほど欲しいロング・ファイバーがた~くさん採れる。

 じつにじつ~に、
 ニヤ~ッとニヤけちゃう愉しいハックル素材なのです。

 さ、
 つぎのエントリーでは、
 そんなインディアン・コックハックルをこれでもかとズラ~ッと並べたいとはりきっております。

 こうご期待……してくれはりますか?

 そんなわけで、
 インディアン・コックハックルとワシミミズク・クイル販売予告のさらにダメ押し赤裸々予告画像をさいごに。

200209 (19)19

 これは昨年の秋にとあるお客さまからご注文をいただいた、
 おすすめカスタムフライ・セレクションの内容の一部を写したもの。

 ご注文リクエストは、
 「晩秋の道東道北地方のライズの釣りにつかう小型のドライフライの実績度数高めのフライをおまかせアラカルトで」
 なので、
 フックサイズは14番を最大に19番前後までの範囲で巻いています。

 左端から右方向に向かって、、
 ヒグマの金毛ボディとファーネスのハックルで巻いたクリンクハマー風パラシュート・イマージャー。
 つぎに、
 黒茶褐色の暗いファーネスで巻いたテントウムシ型丸っこいフォルムのブラックビートル。
 そして、
 春ヒグマのファーをスペントウイングにつかったケバエ型マシュマロ。
 さらに、
 恐らくアオヒゲナガトビケラとおもわれる当地では晩秋に群飛および羽化している小型カディスのシャック風。
 ちなみにこれはケムリ色をしたスモーキーなダン色のインディアンコックハックルをハックリング。
 そして右端のが、
 エゾジカのオスのヘアーをウイング兼インジケに据えたアトラクターなマシュマロ14番エクステンド・ボディ。
 写真では分かりにくいけれどボディ中央に明るいファーネス・ハックルをパラッと巻いています。

 さ~らに、
 画像の奥のほうには16番サイズの「北海スパイダー」や私家版マシュマロ・カメムシ、
 さらにはワシミミズク・クイルボディのフローティングイマージャーなんかもチラッと見えます。

 ワタシの最近のフライたちにつかっている素材は、
 もうおとんどヒグマとエゾジカの各種ヘアー、
 それにワシミミズクなどの猛禽類クイル、
 そしてファーネス系ハックルばっかり……。

 だって釣れるんだもの。


ガーバブル・ホットバットカディス
100206 (1)1

 いま出ているフライフイッシャー誌早春号の連載記事で紹介した、
 私家版ボディハックリングの作例をひとつ。

 ティンセルやワイヤーなどのリビング材にハックルを撚り込んでボディに巻くことで、
 リビングおよびハックリング、
 それにボディハックルの補強をすべて同時に施しつつ、
 通常のボディハックルで巻いたフライとは、
 見た目もテイストも機能もまったく別物のフライに仕上げる私的テクのひとつ。

 ヒグマの黒毛の剛毛アンダーファーのバサバサに毛羽立たせたダビングボディの旨味。
 茫洋とした透明感を保ちつつ、
 各種テレストリアルのバルキーでコロンとしたシルエットを表現。
 かつヴォリューム満点のフライでありながら吸水しても水切れが良く投げやすく浮かせやすい。
 また酷使してもフライのシルエットが劣化しにくい。
 といった特性を最大限に引き出したいためのアプローチのひとつでもある。

 ここでは、
 ファイバーがみじかく、
 そして細くやわらかい質感のインディアン・コックハックルのファーネスと、
 ファイバーの長さがファーネスの倍くらいあって、
 かつファイバーが太めでバリッとハリのある質感のコック・デ・レオンのサドルを、
 極細のオーバルティンセルに挟んで捩じり、
 二枚のハックルをティンセルもろとも同時に黒毛のダビング・ボディにハックリング。

 すると、
 このようなボディの体裁に仕上がる。

 ボディハックルの根元周辺は、
 毛羽立った黒毛のファーとハックル中心が黒くなっているファーネスの模様とあいまって真っ黒。
 なんだけど、
 ハックル中央付近はレオンのマダラ模様のなかにファーネスの赤みがかった茶色がグラデーションがかって浮きだしており、
 ハックル先端部分はレオンのマダラ模様が強調されてパラパラッとひろがっている。

 ファイバーの長短ハックルを重ねてハックリングすることで、
 ボディハックルは根元から中間付近まではファイバーがぎっしり濃密に立ちあがっているが、
 ハックルファイバーの先端にむかうにつれ、
 レオンのハックルのみになって薄くスパースな体裁になる。

 こうして巻いたハックルが光を透過すると……、
 厚みのあるハックル根元付近と疎らな先端付近では光の透過性はとうぜんおおきく変化する。
 まるで本物の虫の翅のような自然な印象の透過性。
 また、
 ファーネスのみじかいファイバーに支えられたレオンの長いファイバーは、
 ピックアップをくりかえしても型崩れしにくい。
 というか、
 なんどかピックアップをくりかえしていると、
 ハックル先端部のみが自然にボディ後方にしなだれて、
 さらにソレっぽいシルエットに変化してブルブル震えてくれる。

 ああ、
 もっと早くからこの方法を思いついていれば……、
 とつくづくおもうハックリング・テク。

 さて、
 ここでは合計8回転ハックルとティンセルをボディに巻いて、
 ボディ全体にびっしりハックルを立てているところにもご注目を。

 ちなみに、
 ボディ末端にダビングしている赤いファーはシールズファー。
 ボディ中央部から前方にかけて巻いた黒毛ダビングごとバサバサ毛羽立たせてダビングした。

 銘針スタンダード・パターンのレッドタグやロイヤルコーチマンなどの効果にあやかりたい、
 実際にあなどれない効果を実感する「紅色のおまじない」

100206 (3)3
 と、
 そのように巻いたフライをサイドから見てみる。

 ウイングに据えたのはエゾジカのオスの背中のヘアー。
 ヘアー全体の色調はグレイがかった小麦色でなんとも地味なかんじ、
 視認性には欠ける印象。

 ところが、
 ヘアーをスタッカーで揃えてこのようなカディス型ダウンウイングに巻くと、
 ヘアー先端部の明るい小麦色がウイング先端に集中して、
 この部分がインジケーターのような役割を果たし、
 意外にも水面に浮かぶととてもよく見える。

 逆に言えば、
 サカナの視界に映るであろうヘアー根元付近は虫っぽくナチュラル感のある地味な色合いだが、
 釣り人から見えるヘアー先端部分は明るい色調という、
 とても都合のよい色調をしているヘアーというわけだ。

 またさらに言うと、
 このように根元が暗い色合いで先端が明るい色調をしたヘアーは、
 そんな色調コントラストの効果なのか、
 逆光時や薄暗い状況、
 あるいは波立つ水面など、
 単色のインジケーターが見えにくい状況でこれまた意外なほどによく見える。

 これはエゾジカ・ヘアーならではの旨味のひとつ。

 というのはさておき、
 ボディハックルに話しを軌道修正。

 ボディ下半分が、
 まるでハックルをハサミで刈り込んだかのようにスパッとフラット構造になっている。

 が……、

100206 (2)2

 こんどはフライを下側から見てみる。

 ボディ下半分のハックルを刈り込んだわけではなく、
 下側に突き出たハックルを左右に振り分けるようにしてフラット構造にしている。

 これがヒグマの黒毛ダビング・ボディと私的ハックリングの組み合わせの最大のミソ。

 ダビングボディをハックルもろともブラシでガシガシ擦って毛羽立たせながら、
 ボディ下半分のハックルを左右に振り分けるようにすると、
 ほとんど勝手にこのような体裁になってハックル・ファイバーの位置が固定される。

 ゴシゴシ擦ることで「しなやかな剛毛」ともいうべき黒毛のアンダーファーと、
 ハックルファイバーが密に絡み合うからだ。

 で、
 これもまた酷使しているうちにハックルファイバーがさらに適度にバラけて、
 より自然でファジーな見た目とバランスになる。

 これぞファジー系大型ドライフライの面目躍如というところか。

 またさらに、
 さきにも書いたとおり、
 ボディハックルをハックリングしたあとにダビングブラシで豪快にゴシゴシ擦って、
 黒毛のアンダーファーとハックルファイバーを同化させるかのごとく毛羽立たせるわけだが、
 このとき、
 ハックルファイバーのストークを傷つけたり、
 あるいは切ってしまうのではないかという心配は杞憂。

 ティンセルで撚り込んだハックルの強固な耐久性はブラシのゴシゴシにも、
 はたまた巨鱒の鋭い歯にもビクともしない。

100206 (4)4

 そしてフライをうえから見てみる。

 ボディ下半分のハックルを刈り込んだりせず、
 ファイバーを左右に振り分けて固定しているので、
 ハックルが半円状になってブワッとフライの両側均等に密集しながら拡がっている。

 こうなると、
 ハックルの密度やその体裁から見て、
 もはやボディハックルというよりも、
 密度の濃いハックルが左右水平にひろがったスペントウイング、
 もしくはデルタウイングといったフォルム。

 ココものすごいミソですぅ。

 そう、
 ハックルをこのテのカディス・スタイルには定石のボディハックルの役目として巻くのではなく、
 ハックルが水面にベチャッとひろがって浸りつつ、
 陽の光をバンバン透過しながら水面膜に接するスペントウイングとして巻いている。
 しかも、
 酷使に酷使をくりかえしてもそのようなフォルムを維持しつづける小細工というわけ。

 水面に不時着してしまった「蛾」、
 羽化に失敗した「ヒゲナガ」、
 はたまたセンブリやハムシやジバチなどなどなどなど。

 半透明の翅を水面にベチャッと浸してブルブルもがき震えながら、
 バッカバカとマスたちに喰われている哀れなムシ全般を表現するための、
 スペントウイングな大型ドライフライのご提案とご紹介でございました。

 ビッグサイズ・ドライフライでもスペントウイング・スタイルは安定の実績度数。
 コレ釣れるよ~。

 そしてなにより、
 フライを巻く作業自体もものすごく愉しい。 
 
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