BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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毎日毎日こんなキレイな生き物ばっか見てたら自分の作るモンなんかほんまチンケやな~おもうで。
 謙虚にならずにいられない。

171009 (1)1
 クジャクチョウ
 学名が「Inachis Geisha」 そのまんま芸者の衣装の艶やかさになぞらえての命名だそう。

 我が家の近所でも釣り場でも、
 ここでは春から現在まで種種雑多なチョウがいつもワラワラ飛び交っており、
 気にしなければまったく気づかないけれど、
 気にしだすとそこはまさに百花繚乱。

 ヤバイ世界への入り口的誘惑がある。

 これはまったくの私見だが、
 初夏のころから晩夏まで、
 午前中釣り場に向かう森のなかの峠道で、
 白と黄色の蝶がそこらじゅうでヒラヒラ飛び交って、
 幻想的でもあるんだけど、
 それがクルマの窓にバシバシぶつかって砕け散っていくような諸行無常の日は、
 ドラマを予感して期待ふくらんでゾクゾクだった。

 この季節、
 ごっついのドカーンッ!などの良き日を思い起こせば、、
 たいがい蝶バシバシつぶしながら釣り場にいそいだ憶えがあるからだ。

 とまあ、
 そんなチョウチョのなかでも、
 クジャクチョウはひときわマイペースというかヌけてるのか?すごく警戒心に欠けてるのがたまにいる。

 特徴的な目玉模様が外敵からの目くらましとして効いているためにこんなにも余裕があるのか、
 おおきく翅を広げてジッとしているとき、
 カメラが身体に触れそうなくらい近寄ってバシバシフラッシュ浴びせても悠然としてるのがいる。

 撮り飽きて行こうとすると、
 ヒラヒラと先回りして数メートル先まで飛んでまた地面や草に止まってポースとるのもいる。

 「撮って」と言われているみたいでウレシイ。

 で、
 また撮ってると、
 うまいことツツツと動いて身体と翅の角度を変えてくれて、
 「こんどはコッチの方向から撮って……」
 みたいなヒジョーに友好的かつ協力的サービス付き。

 そんなわけで、
 すっごいめんどくさがりのくせに、
 いつもこの美しさにクラクラッときてついつい撮っちゃって、
 オレさまのクジャクチョウ・フォルダは充実するばかりなのだが、
 ちょっと、
 ベストショット発射してよい?

171009 (2)2
 こいつ。
 
 最初の写真のクジャクチョウはおそらく、
 孵化してから日数が経っているのだろう。
 翅のキズや微かな欠損、
 翅全体の色褪せなどから、
 これまでサヴァイブしながら生きてきたことがうかがえる。

 そんな苦労してるクジャクチョウのなかでも、
 この苦労人はかなり美麗な翅だったんですが、

 こいつを見ちゃって驚きももの木。
 そのちがい一目瞭然。

 コチラのほうは逆に、
 おそらく孵化して間もないのではないか、
 とおもわれるフレッシュなフサフサ感とぎらつく感じの翅の艶光り、
 まさにたったいま旬のときを迎えたばかり「若さって眩しい」
 
 はっきりゆうて、
 クジャクチョウというよりも、
 キジの羽根マニアとしてはサティア・トラゴパンの羽根を連想せずにいられない。

171009 (3)3
 トウガラシ浮きのような触角がおちゃめでカワイク、

 胴体はまるで燃えているようだ。

 ナウシカおもいだしたやんけ。



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 ウブゆえにいいなり。

 「ちょ~っと翅の裏側みせてくれるかな~~?」
 なんつって指先で注意深く翅をかすかにツンツンすると、
 ほんまにパタッときれいに閉じてくれたのでびっくり。

 一見すると幾何学模様のチョコレート色だが、
 陽の光が当たる角度によると、
 後翅が濃いムラサキに変化するナチュラル・ミスティック。

 クジャクチョウのりのりで絶妙な呼吸でくるくるポース変えてくれるから、
 バシバシ撮りながら観察しまくって満足だった。






171009 (5)5
 バショウカジキのこどもみたいな背びれ。




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 背びれビーンッとはって身体いっぱい遺憾の意を表してはります。

 でっかい背びれがまずものすごく素晴らしくウットリいい。

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 25センチほどか。

 シャクレアゴを予見させるクッソ生意気な顔、
 均整のとれた魚体に散る黒点はまるでヒョウの体毛のように全身メリハリが効いており、
 スラッと伸びた各ヒレはすでに紅色に染まり、
 尻ヒレと腹ヒレの先端の純白とのコントラストはもはや官能的。
 エッチだ。

 さいこうのイケメン。

 ぜひともこのまま豊かな環境で自由にすくすく巨大に育ってほしいイッピキ。

 たとえば、
 金魚や錦鯉やアジアアロワナなんかの観賞魚なんかで、
 将来有望な幼魚を目利きが厳選に厳選を重ねて選び出す、
 みたいなシビアな世界あるでしょ。

 気分は目利きのオッサン。

 いつのまにやら、
 ニジマスを見る目は頑固で厳しくウルサイ荒くれた目利きのオッサン心根はさびしがり。
 という面持ちで釣っていると、
 ニジマスの少年少女もしくは青年を釣るのがさらに面白くてたまらなくなった。
 
171009 (8)8
 30センチってとこ。

 こいつもまた、
 今年釣りまくって釣りまくって釣り倒したニジマスの若魚たちのなかでも、
 とくに心に残ったスペシャルなイケメンのイッピキ。

 たま~に、
 ちょっとこいつ、
 いつものとオーラがちがうな~とおもうようなのが釣れると、
 こういうサラブレッド的存在感あるのがゆくゆく巨大になるんかな~とおもったりする。

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 みんなみんなおっきくな~れ

 そしてワタシだけに釣られなさい。




171009 (10)10
 どちらもおなじオスのニジマス。

 ワシ、
 このシャクレの親分のこと、
 今シーズン2回いてこましてますねん。

 なんでそう言い切れるのかというと、
 まったくおなじ場所で、
 かつ寸分たがわず同じピンスポットから釣れただけでなく、
 親分さん、
 百戦錬磨のヤクザなシャクレ顎がグッとくる厳ついお顔はもちろん、
 背中に一本線の古傷を背負ってはるもんで、
 一目瞭然なんですわ~。

 一回目は晩春のころ、
 タングステン・ビーズとシャンクいっぱいの鉛線を巻いたドヘビー8番のキャロット・ニンフをつかって、
 3Xティペットにパチンコ玉サイズ2ケかまして、
 雪代交じりで轟々流れる荒瀬の川底にドーンと沈めて転がすアウトリガーでガッツーンッと釣りあげた。
 ゴゴゴゴゴンッと激しく喰ってきた。

 そして二回目はハルゼミ出始めすぐのころ、
 流芯脇の巻き返しピンスポットにイリジスティブル4番黄緑を直撃。
 チャポッと落ちるやいなや、
 鼻先に肉ぶら下げられたワニみたいにグワバッ!と魚体モロ出しで激しく飛び出して、

 スッポ抜けた。

 しかも!
 おなじ失敗を連続して二回もやらかして、
 痛恨の屈辱の己の未熟が忌々しい敗退。

 かくじつに親分でした。

 三回目は8月の盆明けドピーカン。
 ド渇水ダメじゃんコレ状況。
 チャラチャラの川を歩いて、
 ほんのちょいまえまでグワングワン波立っていた荒瀬はいまやチャラチャラのトロ瀬。
 諦めきれず立ち込んでそ~っとにじり近寄って覗いてみれば、
 流芯川底の岩盤がバックリ割れるように切れ目になっており、
 そのうえを白泡がダーダー流れているんだけど、
 その泡がフッととぎれるとき、
 割れ目のヒラキのところの川底べったりに魚体がチラリと見え隠れ。
 やがて目が慣れてその全貌が……いた!……しかも定位してるヤンケ!
 うおお!しかも!!スッと動いてエサ食っとるやんけちょっとちょっとアレもしかしたらイケルんとちゃうん?

 心臓がつるのではなかろうかとバクバクの攻防戦。

 フライがようやく割れ目にむかって沈んでいく流れにのったような……、
 「あ、いってるんとちゃうか」

 サカナが川底でスッとうごいてグッとあわせてドンッ!

 見えないイトを介して、
 川底のサカナとつながった瞬間ですね。
 奇跡のようだ。
 サイトニンフィングはいつもミラクル。

 そしてぼくにとっては最高に幸せしてやったり!、
 親分にとっては最悪の輩との久々の再会とあいなった。

 引きは春先よりもさらにキョウレツ強引。
 かつトリッキーで迫力の岩盤沿い激走のパワー戦だった。
 フロロの5Xよく闘った。
 渇水にジンクリアー状況なにもかもが見渡せて、
 すぐに親分だとわかった。
 
 おおいに溜飲さがり天にも昇る夢見心地。

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 つかったニンフは、
 ゴールドリブド・ヘアーズイヤーというよりも、
 金色のボディをヘアーズイヤーのファーでくるんでいるような体裁の10番。

 ウエイトはシルバーの極小ビーズをマーカーで黒く塗ったもののみ。
 ウイングケースは黒のチカブーの束。

 とまあ、
 こうして良いサイズのマスとおなじ場所で再会を果たす場面はこれまでにもけっこうあった。

 ということは、
 とうぜんだが同じサカナが同じ場所でずっと暮らしているだけでなく、
 ふたたび釣られてもくれているわけだ。

 また、
 人気のポイントなだけに、
 自分以外の釣り人にもきっと釣られているはず。

 おなじマスを釣りあげた見ず知らずの貴方はワタシと義兄弟。
 ほんまにすばらしいニジマスでしたね。
 ばっちりヌケたよねえあのキョーレツな引き。
 そして、
 貴方がサカナを傷めることなく丁寧にリリースしてくれはったからこそ、
 またワタシも釣ることができました。

 そしてワタシもまた、
 ハリを外したとたん、
 親分さん元気いっぱいでプンプン怒りながら例の岩盤の割れ目に消えていったのを見届けております。

 きっとまた誰か幸運な釣り人を、
 親分さんが感動と興奮のルツボに叩きこんでくれはることでしょう。

 どれほどありがたいことでしょうか。

 なんだけど、

 ちょいまえ、
 ものすごく心と気持ちがささくれ折れたことがある。

 8月のアタマくらいのこと。
 荒瀬の流芯脇の沈み石で流れが乱れているピンスポットで散発なライズ発見。
 しかもでっかい!
 ところがどっこい、
 どないしても出ない。
 粘りに粘って、
 なにかの偶然が重なったんか?
 みたいなかんじで水面膜にへばりつくように浮いて流れた12番のスパークルピューパがいきなりジュボッと吸い込まれて、

 よっしゃ!

 バシッとあわせてサカナが水中でグワグワと魚体をよじったとき、
 でっか!とおもったけど、
 なんか妙に背中が黒いなとおもった。

 引きも、
 覚悟していたよりもなんか……、
 この川ご自慢の暴れん坊将軍にモミクチャにされたい自分としては、
 心なしかちょっと……、

 でもまあでっかいし慎重にネットに誘導して……、

 というとき、
 サカナを見ておもわずネットを引っ込めてしもた。

 見事なオスのニジマスなのだが、
 顔と鰓ぶたと尾ビレの付け根の両側が、
 びっしり水ぶくれの塊りができてベロッとただれていて、
 見るも無残なヒドイ状態になっていた。

 背中が黒く見えたワケも引きの弱さも合点がいく。
 この水ぶくれのためにえらい調子を落として魚体の肌艶が褪せている。

 素晴らしい魚体なだけに、
 よけいに痛々しく惨めに映った。

 写真は撮れなかった。

 あとで友人にこの話をすると、
 「それこそ撮っておいて事例として発表し啓蒙すべきではないか」との意見もあった。
 同感だしそうすべきともおもう。
 が、
 心情として、
 あの痛々しい姿を晒すのは虹色のサムライに失礼やで、
 という気持ちをこそ優先したい。

 171009 (13)13
 このニジマスは、
 そんな酷い状態のニジマスを釣ったのとまったく同じ瀬で、
 ついこのまえ釣った。

 完璧無比のビッカビカのオス。

 ほんまやったら、
 このサカナとおなじように紅色で染めた金属の板みたいにギラギラ輝いてるはずのホッペが、
 水ぶくれでデレデレにただれてるんやで、
 想像してみて、
 たまらんで。

 気持ちが澱んで、
 しばらく引きずった。

 確実に、
 以前そのニジマスを釣りあげた釣り人が無神経にカラカラに乾いた手で、
 サカナの鰓ぶたと尾鰭の付け根をギューッと握って、
 そのまましばらく握りしめていたのが原因の火傷だ。

 そんなん鉄板地獄やんけ。

 はっきりゆうて、
 サカナを腫れ物のように扱えなどとおもっているわけではなく、
 むしろすごく丈夫やなとおもっている。

 皮肉にもその証拠に、
 このような悲惨な状態になってさえもまた釣れてくれた。

 でもこれはあんまりやで。

 サカナに触れて抱える手は常に濡らし冷やし握りしめず負担をかけない、
 っていう必須の鉄則を知らんのか出来んのか、
 それはアカンで基本やで。

 これはぜったいに意識して気ィつけなアカン。

 しかしタブー的本音をいえば、
 こうしたサカナに対する慈悲やおもいやりのない所業を声高に糾弾することに、
 じぶんはどこか引け目もかんじる。

 細心の注意を払ってサカナを傷つけず疲労させず釣りあげて放したところで、
 そんなの免罪符になるわけもなく、
 サカナからすればムチャクチャ迷惑だし命がけの殺されるかもしれない大事件。

 五十歩百歩。
 
 ……ま、
 禅問答になるし、
 やめときましょか。

 んで、
 このギンギンギラギラのオスを釣ったフライがコチラ。
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 レオンのチカブーのソフトハックルと、
 ブロンズマラードのテイルのソレっぽさが印象的な、
 クイルボディのヒラタカゲロウ的イマージャーの12番。

 そ~っと近寄って、
 荒瀬の流芯脇をアップストリームに遠投して流すと、
 リーダーがグーッと波に飲み込まれておおきく湾曲。
 ラインが弛んでしまってアタリがわかりにくい自分の苦手なゾーンだったのだが臆せず流し込み、
 
 ヌッと気配を感じるアタリに確信をもってビシッとあわせたところ、
 グワングワン波立つ荒瀬の波のカベを突き破ってバッバーンッ!ドッバーンッ!見上げるような高さに跳びまくり、
 そのままウギャギャギャギャーッとリール鳴らして下流に激走。
 フロロの4Xでよかった。
 5Xどうかな~?このぶ厚い流れでこのサカナやと、
 ん~~~こわいな~ソレ。

 会心の一発でした。

 この数日まえ、
 ひさびさにいつものニンフの吉田さんと秋のニンフな一日を過ごして、
 刺激受けて感化されて勘が冴えておったからこその快挙でございましょうヤレうれしや。
 
 そしてこのとき、
 頭に装着する小型ビデオにて、
 掛ってから取り込むまでの一部始終の動画も撮るには撮れたんですが、
 最初から終わりまで興奮のあまりヒイヒイハアハア言ってる自分の声じゃま。

 しかも!
 カメラの角度わるくて、
 足元に横たわったサカナがまるで画面にはいってへんやんけ映ってへんヤンケ!
 という、
 たいへん不本意でファックな映像。

 これってこのテのビデオカメラあるある?……ですか?

 そんなわけで、
 今夜のお別れの画像は、
171009 (15)15
 ベニテングダケのベニテンちゃん。

 たったいまを盛りに、

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 パッカーンと傘おっぴろげ。

 で、
 この毒々しいとされるベニテン・カラー、
 クジャクチョウの翅の色合いと、
 色調だけでなく色の質感というか厚み?温かみ?みたいな感覚のところまで、
 伝わってくるものがじつにじつによく似ているのが愉しいとてもとてもワタシの好きな北海道の秋の色。

 紅葉の季節をアンダーグラウンドに彩る鮮やかな橙色。

171009 (14)14 

 秋が、
 いよいよ深まってまいりました。

 
 
暮れていく季節が染みております。
 どこまでもどこまでも広大な畑や牧場がひろがっていて、
 そのあいだを縫うように流れているその川に釣りに行くと、
 いつも私有地の牧場の一角に打ち捨てられている廃家の脇にクルマを駐車させてもらっていた。
 どう見ても畑仕事の邪魔にはならんやろうと選びに選んだ場所だけど、
 無断で。
 そこからだと川へのアクセスもかなり楽になるし、
 すごく都合がよかったんだけど……、
 なにせ断りもなしに駐車してるもんだから、
 気が引けまくり。
 ここにクルマを止めて迷惑かけてんじゃないかと、
 気になって気になっていつもビクビク。

 なので、
 たとえばクルマのまえで釣りの支度をしているときとか、
 釣り終えて着替えているときなんかに、
 農道のはるか彼方から土埃舞いあげてトラクターやトラックがこっちに向かって走ってくると、
 いつも農道の脇にでて、
 トラックがこっちに来るまで直立不動の姿勢で待っといて、
 目の前を通り過ぎるときに気持ちを込めてお辞儀していた。
 
 と、
 そんなのを何回か繰り返していると、
 何回目かのときに巨大なトラクターでゴゴゴと走ってきたオジサンが、
 ぼくの最敬礼にあわせて軽く会釈してくださるようになった。

 で、
 いくぶん気持ちが軽くなったんだけど、
 その後もずっとトラクターやトラックが通り過ぎるときはかならず深々とお辞儀していた。

 すると、
 いつのころからかボクのクルマのまえを通り過ぎるとき、
 牧場の方々が頭を下げるボクにむかってトラクターやトラックのなかから軽く手を振ってくださるようになった。

 うれしかった。

 そしてこのまえ、
 この川に来るのも今シーズン最後かな~なんてときに、
 廃家のまえでいつものようにウェーダー履いて準備していると、
 ガガガと軽トラがこっちに向かって走って来たので、
 すかさず農道に出て待っていると、
 軽トラが目の前でとまった。

 いつもガガガと通り過ぎていってたので、
 いよいよ文句言われんのかなとビクッとしたんだけど、
 満面の笑みでお爺さんが出てきて、

 「ひさしぶりだね~、しばらく見なかったから気になってたの」
 「あっ、おつかれさまです。いつもクルマ止めさせていただいちゃって、ご迷惑おかけしていませんか?」
 「な~に、いいよいいよ。ここ、いつもはほったらかしてんだけど、アンタがクルマ止めてるから、
 ついでに草刈っといたんだよ~。たくさん釣れるといいね~」

 わたしゃもう感涙にむせび泣きましたがな。

 そうなのだ、
 夏ごろからものすごい勢いで茂りはじめた雑草がとても邪魔だったんだけど、
 あるとき行ってみるとその雑草がクルマのスペース分くらいキレイに刈られていて、
 それがまた心配の種でもあった。
 「やっぱりお仕事でこの場所もつかってはるんやろなあ」なんておもって。
 なんだけど、
 そのワケはボクがあまりにもしょっちゅう駐車してるもんだから、
 クルマを止めやすいようにわざわざ配慮してくださっていたのだった。

 来シーズン、
 またこの川に足しげく通うような季節になったら、
 こんどは思い切ってなにかお土産でも持参して、
 いろいろお話させてもらえたらいいな~なんておもってる。

 もうさあ、
 ここに引っ越してきてからというもの、
 あったかい人の気持ちにたくさん触れさせていただいて、
 この土地がどんどんどんどん好きになるばかりで……。

 豊かな自然や釣り場環境、
 すばらしいサカナ、
 それらはもちろんとても大切なんだけど、
 その土地を好きになるためのもっとも大事なことというか、
 いちばんの決め手になるのは、
 やっぱ「そこで暮らす方々」との気持ちの通い合ったお付き合いや出会いに尽きますね。

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 先月の釣りのハイライトは、
 なんといっても止水での翅アリの釣り。

 こってりと、
 どっぷりと、
 日々変化していくニジマスたちのライズに向き合い、
 濃密な時間を堪能した。

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 16番くらいのおおきな翅アリから、
 24番前後のマイクロな翅アリまで、
 季節がほんのすこし進むと翅アリのサイズが微妙に変化して、
 サカナたちもまた刻々とその嗜好を変えていく。

 やはり、
 ここでもまたなにか特定の捕食物に執着しているサカナたちは、
 まずなにはなくとも「そのとき喰われている虫にフライのサイズを合わせる」ということが、
 基本中の基本であるなと、
 骨身に染みて再確認させられる釣りだった。

 そしてまた、
 翅アリの流下と浮遊が大量であればあるほどに、
 サカナの行動とライズがシリアスになればなるほどに、
 このモジャモジャしたCDCの塊りのようなフライ、
 とても蟻を模したとはおもえない醜い毛鉤が真価を発揮するのは、
 なんでなのか?
 それをひもといて納得したいがために、
 巻いて釣って巻いて釣っての日々。

 夢見心地でした。

 そろそろ現実復帰したいんだけど……。

 いっそもう早く酷寒の冬になってくれれば気持ちも落ち着くとおもうんだけど……。

 「マス肥ゆる飽食の秋」なんだよねえ。

 いまはさ、
 超ヘビーウエイトなアウトリガーなニンフの釣りがたまらなくチャレンジ一年生。
 パチンコ玉くらいあるようなごっつい凶悪なカミツブシを、
 やさし~くかつキッチリとティペットに固定するための、
 現場で簡単にできる新しい裏技おもいついてなかなか具合良いので、
 こんどまたなにかの機会に開陳させてネ。

 タネを明かせば超シンプルで拍子抜け必至ですが、
 現場でやる手元作業はとことん簡単で失敗レスなほうが断然活きるとおもってます。

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 From デトロイト to 道南

 いま、
 時代はロクサンのミッジ。
 おもしろさ格別。

 漢の乙女心くすぐりまくる6フィート3インチ。
 グリップをにぎるたびにニッタァと萌え心あふれる6フィート3インチ。

 エレガントでキュートでチャーミングなロクサンのミッジ。

 今シーズンはあと何回、
 この竿とともに至福の水辺に佇めるのでしょうか?

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 なんでも聞くところによると、
 ヒグマもアリンコ大好きで舐めるようにして食うんだって?。

 じぶんも路肩の草をはがして、
 その下にいるアリやカメムシなんかをベロベロしたらしい跡をよく見る。

 してみればアリンコって、
 森でも川でも、
 いろんな野性を育んで支えてくれているんですね。

 グレートやわ。

 というようなことをツラツラおもう晩秋です。

 季節の変わり目ご自愛ください。 

 
カルチャー
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 CULTURE TELL ME WHERE YOU GET IT

 70年代の土着系ルーツ・レゲエ・コーラスグループの看板的存在だったカルチャーの三枚目を数える「AFRICA STAND ALONE」
 カルチャーにとっては痛恨そしてまた痛悔のアルバム。
 ドラゴンちゅーニュージャージーの怪しいレーベルにデモテープだか練習用だかに録った演奏テープを持ち逃げされ、
 ご本人たちにとって未完成の作品を勝手にリリースされ、
 あろうことか78年のリリース当時よりにもよって日本盤をはじめ各国でもリリースされちゃって、
 不本意な作品が世界中で「これがカルチャーの作品」として聴かれてしまうなんて屈辱。

 もうふんだりけったり。

 プライドと誇りがドレッドロックス振りみだしてるような方々だっただけに、
 その胸中はいかばかりであろうか。

 しかももちろん、
 ご本人たちには一銭の利益もなく……、

 という、
 カルチャーとしては自らの公式作品として認めていない、
 いわばいわくつきのアルバム。

 そうした背景を知ったレゲエ好き駆け出し時代のころ、
 このレコード大嫌いだった。
 さらに、
 90年はじめのカルチャーの来日公演の際、
 当時の仕事柄の役得で、
 カルチャーの中心人物だった故ジョセフ・ヒルに質問しまくる時間をいただくという幸運を与えられ、
 神秘のベールの向こう側にいたご本人からじかに当時のいろんな話を聞いたものだから、
 もう感化されまくり影響うけまくりジャーラスタファーライ。

 あのころほんとに若かった。
 思い込みは頑なでした。

 あれから30年も経ってしまいましたねオソロシイデスネシンジラレナイ。

 30年も経ったのに、
 紆余曲折あったにせよ飽きもせずまだずーっと熱心にレゲエ聴いてるちゅーか、
 聴けば聴くほどに情が深まるばかりというのもナニですが、

 そのうえでぼくの結論言います。
 カルチャーの全アルバムのなかでもコレがいちばん響く。
 このアルバムこそぼくにとってのカルチャーのベストと言い切りたい。
 
 ジョー・ギブスやハイ・ノートの同時代のアルバムは、
 フルのホーン陣やギターやミックスはりきりすぎてゴージャスな装飾がちょいしんどい。
 当時のレゲエのインターナショナルな売り込み方のひとつでもあった、
 ロックでポップなアプローチでボブマーリーを横目に意識しておったのでしょうか?

 このアルバムは、
 そんな商業ベースなカルチャーとは対極をなす、
 ジャマイカはキングストンのきな臭さプンプンの根ざしたかんじのストイックさが素晴らしくいい。
 
 ビタッと決まったミニマムなドラム&ベース、
 贅肉を削ぎ落しつくしたようなシンプルなリズムが浮き立たせる、
 ジョセフ・ヒルのダイレクトな肉声にシビまくる。

 叩きすぎず出しゃばらないナイヤビンギなタイコと、
 ヴォーカルが一体化していくような瞬間もたまらない。
 
 皮肉にも、
 手の平をマルッと反対側に返したような言い切り文句なんだけど、
 えらい長いことひたすら繰り返しアレコレ聴きまくってからモノ言ってる自負あるので撤回しません。

 でもねえ、
 そんな大上段な口調で断言するちゅうかモノ言ってもいいかしらと思える心境になるまで、
 途方もない時間がかかっとんですよ。

 人様のお創りになったものを「こうだ」と断言するってことは、
 自分にもそれなりの積み重ねてきた背景と経験ってものが絶対的に必要だとおもってます。

 言葉は軽くないよ。
 CULTURE THIS TRAIN

あした道内えらい降るんやて?
 170911 (2)2
 このまえ、
 まだ知り合ったばかりの釣りともだち数人と話していたとき、
 釣行の際立ち寄るコンビニでかならず購入する昼ごはんはなにか?という話題になった。

 純粋にお好みの味としても、
 はたまたジンクス的縁起担ぎでもどちらでも可。

 まあオレもさ、
 赤飯のオニギリだギョニソ(魚肉ソーセージ)だカニカマだなんだとイロイロ渡り歩いたクチなんだけど、
 ここ近年、
 ハタと気づいてみればもはやコレがないと、
 ちゅーのがあるんやけど……、

 それ、
 言っちゃう?熱いよ語るよ、
 みたいな満を持した気分のときに、

 スキンヘッドに半そでが似合いまくりのオトコマエが毅然と言ったんだよ、

 「わたし、なによりもまずはマジックパールです」

 ちょいふるえがきた。
 ビシーッとキマってた。
 
 このヒト、
 タマゴわかってはる。

 長い旅路の果てに、
 ようやく同志に出会えた。

 そんな気持ちになりました。


170709(4)4.jpg
 我が家のご近所のおばあちゃんが、
 おうちの庭先で丹精込めて作られたイチゴ。

 まるで農作物でつくった庭園のようなキレイなお庭。
 「摘みたいだけ摘んでいくといいよ、なんせこんなにあるからねえ」
 とのお言葉に甘えて、
 大きなざるに摘みたいだけ摘んだら、
 そこにおばあちゃんが摘んだやつも山盛りドサーッと入れてくださって狂喜乱舞。

 「食べきれなかったらジャムにするといいよ」
 「そうします」
 
 余裕のよっちゃんで完食。

 メチャメチャメチャメチャメチャおいしかった。

 まだこんなにいっぱいあるのに、
 さいしょはこの皿にマッターホルンのようにイチゴが積みあがっていた。
 じぶんとしてははやすでにほとんど食べ終わって寂しいかんじ。

 それでハタと気がついて記念に写真に撮ったのだった。

 恍惚としながら夢見心地でむさぼった。

 イチゴたべてハイ。

 今年の夏はイチゴからはじまった。
 
170709(5)5.jpg

 そして今年のドライフライはイリジスティブルからはじまった。

 川通いの毎日、
 ニンフやウエットやソフトハックルな水面下の釣りの日々から、
 ある日いきなりハルゼミに切り替わった印象。

 かとおもいきや、
 その一方で、
 荒瀬を転がり流れる4番のイリジスティブル・ハルゼミ・カラーにドッバーンッとは対極の、
 えらいシリアスでディープな極上のマッチ・ザ・ハッチがひっそりと展開されており、
 どっちも狙うサカナはもちろん絶品ワイルドすぎてもうメロメロ。

 どないせえゆうねん。

 このあたりから、
 釣り呆けで日々のモロモロはもはやグデグデ。

 そんなわけでさいきん、
 独りで釣りに行くときは自分で簡単な弁当をこしらえて持参するようになった。

 前夜、
 ほんのり柔黄身に茹でたゆでタマゴを、
 ジップロックにしいたけの戻し汁とめんつゆ入れたやつに浸しておいて、
 それを河原で昼ごはんに食うとメチャうまい。

 なんちゃって煮抜きタマゴ。
 だいぶまえに函館の友人に教わったのだった。
 
 べつにコンビニでもいいし、
 というよりむしろコンビニでチャチャッと済ませたい。
 にもかかわらずなんで手弁当持参なのかというと、
 現在の我が家から釣り場に行くまでコンビニに寄っていると、
 えっらい遠回りになってしまうのだ。
 
 つまり、
 コンビニよりか釣り場のほうが家からずっと近い、
 それがいいのかわるいのか……。

 ちゅ~か、
 それがこのグデグデのすべての原因なのは明白だ。

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 齢50を越えてからの合言葉は「もう時間が経つのが早すぎて恐ろしい」

 もちろん、
 いまもその実感はなんらかわらないけれど、
 その一方で、
 もはやすでにしみじみ思い出すお盆のころの賑わいの懐かしさから、
 かんがえてみればまだ一カ月も経っていないのが不思議だ。
 わかるこのかんじ?

 こんな感覚は、
 ここに越してくるまで感じたことがなかった。

 日々、
 いろんな出来事とめまぐるしい変化と新たな発見があることの証だなとおもう。
 ヒトもサカナも土地も水辺も自然も濃ゆくて豊かだ。

 なので、
 いつも一日はあっというまだが、
 とても長い。

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 ゲンザイトテモシアワセ。



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 現在の我が家は、
 立地条件からして24時間大音量でぶっぱなそうが誰にも迷惑がかからない。

 そのうえ、
 もともと雑貨屋さんだった我が家の土間は構造的にレゲエに向いた重低音対応。
 クリアなベースの臨場感に満足が止まらない。

 THE IN CROWD Back a yard + version (1978 Cactus)

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 クロクマ・ウーリーワーム。

 これねえ……、


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 70年代アメリカ東部を代表するプロタイヤー、
 故ポール・ジョーゲンセンの「フェザーエクステンド・ガガンボ」と、
 フィリス・ディロン「人生は一回」
 ボクの持ってるのはコクソン・ミュージックシティのDist の80年代後半の再発盤。

 秘めやかな羽音を震わせながら、
 夏の水辺の草陰で群れ躍っていたガガンボが消え、
 夏の空気にかすかに秋の気配がそこはかとなく背後から、
 というころに台風がきてムシッと湿度があがったころ、
 やつらが空から降って来た。
 水辺にいると、
 ときとしてもう顔やら腕やら耳元でカサカサたかられて拷問…釣りどころやあらへんがなと退散したこともあった、
 無数の翅アリの集団飛行ならびに集団流下もおわり、
 家のまえの木々がいつのまにかほんのり色づいて……、

 あしたも釣りにいこかとおもたら天気予報は雨。
 ホンマやろなあ、
 いつもあてにして気にしてるけど、
 肝心なときいっこもあてになれへんやんけドナイシテクレルネンいつもご苦労様です。

 これから、
 今日の夕方摘んだばかりの枝豆をサッとゆがいて塩振っていただきます。




逢魔がとき
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 暮れなずむマドラー4番。

 が、
 こうしたマグナム・サイズがドライフライとして活躍するのは、
 ワタシのばあい断然ドピーカン真昼間。

 しかし夕暮れまえの大場所にて、
 いつも期待をこめて、
 まずはどでかいのをぶっといティペットに結んで、
 いまや遅しとヤツとの決戦を夢見るのですが、

 いよいよ陽が暮れてきて、
 あたりが薄暗がりになってきたころ、
 まずは20センチから30センチくらいのがそこらじゅうに出てきてワーッと元気にバンバンライズ。

 もしかしたらこのチビッコたちの晩餐のあと、
 とっぷりと陽が暮れた夕闇にまぎれて、
 真打ちであらせられる海千山千の「主」がようやく食事に出てくるのかもしれない。

 かのペンシルバニア大学フライ学科(でしたっけ?)ジョー・ハンフリーズ教授もいわく「主は夜やで……」

 でもさ薄暗がりの水面そこかしこでバチャバチャ水飛沫あがると、
 アタイもう「主」登場まってらんない。

 そそくさとフライをしかるべきサイズに交換して、
 夕ご飯に夢中のピチピチたちを次から次にたぶらかし、
 てごめにしまくりたい。

 これがまた素晴らしく楽しい。

 そして、
 かろうじてライトなしでもクルマまで戻れるくらいの時間にはとっとと川からあがる、
 どんどん暗くなると寂しいし侘しいし怖いし。

 と、
 そんなヘタレでナマクラな姿勢でイブニングに臨んでいるワタクシ的、
 若ニジマス入れ食い向けイブニング用ドライフライズ4選。

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 最強。

 あざとさ満点見映え気にしません釣りたい欲全開。

 ハックルはまずヒーバート・ネックのクリームをブワッとハックリングして、
 そのあとパルド・グリズリーの超ロング・ファイバーなサドルを3回転。

 なんせ白い面積が広いので、
 薄暗がりで見えまくる。

 そのくせボディはアウルのクイルを太めに巻いて適度に繊細ナチュラル・カラー仕様。

 そういえばお盆のころ、
 小雨交じりのどんよりした日の夕暮れ直前、
 ものすごい量の翅アリが川面を覆いつくすように流下した。

 ピチピチたちもう大ハッスルでフラットな水面の平瀬にでてきてバッチャバチャ。

 流下している翅アリ・サイズのアント系フライ、
 フライボックスにありまんがな入れ食いでんがなムハハ……とおもいきや、
 自信満々のいつものアント系にも出るには出るけど……、

 ライズの数や頻度からしたら、
 なんかパンチが足りない。

 で、
 ものはためしと、
 液状フロータントに浸したこのフライのボディに、
 シェイクの粉をハケでガシガシ擦り込んで、
 ボディがポカッと水面に乗るように細工して投げてみたところ、
 何匹か釣ってボディが完全に水を吸ってしまうまでは、
 投げるたびに「あ~もうこれツボにはいってんねんな~」とたまらんカイカンだった。

 ビッシバシだったウハハ。

 なんでかというとこのとき、
 びっしり浮いていた本物の翅アリはすべて、
 おそらくイッピキ残らずボディもなにもかも水面に乗ってポカッと浮いていたのでした。
 そして、
 弱い陽の光に反射している透明な翅がザワザワふるえており、
 それもまたすごく印象的に映った。

 で、
 そのような姿勢で水面に浮いてるアリンコのなかには、
 数匹かたまって団子状になっている状態でブルブル翅を震わせているのがあって、
 そんなアリンコの塊りがいくつもいくつも転がるように水面を流れては、
 バシャッと水飛沫のなかに消えていきました。

 きっとおそらくこの「恥知らずなパラシュート」、
 サカナの反応から察するにアリンコのクラスターに映っていたのだろうなと推測されます。

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 桃のケイヒルTied on TMC9300 の10番も月にかわってお仕置きよ。

 ヘビーワイヤの重めドライフライ・フックに、
 ヒーバートのヘンネックをハックリングしたキャッツキル系ドライフライ。

 重量のあるフックとソフトな質感のヘンハックルのバランスがあいまって、
 水面にようやく浮いているようなフワッとした低い姿勢の浮き方や、
 そのくせヘンハックルなのに水切れがよくずっと浮いてるかんじ、
 重いフック&ヘンハックルゆえに空気抵抗も適度で投げやすく、
 アプローチが雑だと時々ひっくり返って着水するイライラはあるけれど、

 この組み合わせとてもいいです。

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 ゴマシオ・カディス10番。

 砂漠キツネの背中の毛をダウンウイングに、
 ハックルはバンタムのグリズリー・ネックと黒のヒストリック。

 グリズリーと黒の組み合わせ、
 夕暮れ前の西日ビカビカに反射しているギラギラ逆光の水面でおススメ。

 逆光のなかで黒~くよく見える。
 狙う角度や向きで急に順光になっても黒っぽいハックルに囲まれたグリズリーの白がうきあがってよく見える。

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 ここ2~3日くらいのマイブーム。

 夕暮れのバイビジブル。

 ボディハックルにはやはりヒーバートのヘンネックのファーネスを3枚。
 フロントハックルもヒーバート・ヘンネックのクリーム2枚で計5枚のハックルをグリグリとハックリング。

 このフライについてもイロイロお話したいところですが、

 ここ一週間ほど、
 どんどんイブニングが侘しくさびしくなってきて、
 おとついからはとうとう、
 渇水しまくった河原の藻くさいすえた泥の匂いをかぎながら、
 シーンと静まり返った川面にむかって、
 バイビジブル遠投しまくりキャスティング練習でおしまい。

 ヘンハックルで巻いたバイビジブルはまず投げるのがけっこうカイカンであるなと、
 そんなことをおもいながら帰宅いたしました。

 秋……なんですか?

 それとも台風のあと……今年こそほどほどの恵みの雨…期待して……いいですか?
    
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