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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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インチワーム狂想曲
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 2Xロング・ストレートシャンクの8番に巻いたロングボディなパラシュート。

 吸水性に富んだレーヨン素材各色を、
 モンカゲの羽化直前のニンフの色調にブレンドしたものをほっそ~くボディにダビング。
 ソラックスはツキノワグマのアンダーファーをちょい毛羽立たせ…これがまたモンカゲのニンフの透明感のあるくすんだ色にそっくりで…、
 ハックルはファーネス…ハックル中央部の黒い部分でモンカゲのウイングケースを表現して…、
 テイルはヘン・コック・デ・レオンのチカブーのファイバー数本。

 んで、
 これにジェル状のフロータントをゴシゴシ擦り込むと、
 テイルの部分も水面膜に貼りつくように浮く。
 そのため、
 ボディが水面下に完全に没してぶら下がるように浮くのではなく、
 なんていうかボディ部分だけ水に浸って、
 まっすぐキョーツケしているようなカッコで浮く。

 羽化直前のモンカゲロウのイマージャーを暗示したパラシュート・スタイル。

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 転じて、
 やはりロングシャンク8番に巻いた、
 クリンクル・ジーロンをデルタウイング状に巻き止めたスペントウイング付きパラシュート。

 ポストの位置をボディ前方ギリギリに立てて、
 テイルはオミット…これくらいのサイズのパラシュートだと、
 このほうが着水時のバランスが良い気がする。

 やはり、
 ロングボディがまっすぐキョーツケして軽くななめ姿勢で水に浸る構造。

 モンカゲのスピナーを暗示したスペントウイングなパラシュート。

 と、
 どちらも元々はモンカゲの羽化にあわせてつかうつもりだったんだけど……、

 むしろ、
 モンカゲの集中羽化がひと段落して本格的な夏になって……、
 長雨による河川氾濫もようやくおちついて、
 かとおもったら連日の酷暑でもはや川は渇水気味、
 サカナたちはすでにハルゼミやチェルノやビートルなどなど見飽きちゃって、
 バルキーでプッシーでビッチな極太巨大テレストリアル系にスレッスレな状況になってから、
 そうしたフライを完全に見切ってしまうマスたちに、
 これらのフライがなんでか妙に好評だった場面が何回かあって……、

 「細長いボディがまっすぐ姿勢でかろうじて水面膜の下で浮いている」
 という状態が効いているのだな、
 と実感するようになって……、

 その明確な理由が知りたい、
 という課題を掲げて、
 連日ひたすら釣り呆けておるわけですが……、

 なんていうか、
 いつかきっとバチが当たるんじゃなかろうかと不安になるような、
 濃厚かつ濃密な至福釣り体験の日々。

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 海千山千の愛しき彼らとの丁々発止な捕りモノ駆け引きの日々。
 悔し涙に頬濡らした日もありました。
 己の未熟に歯ぎしりした日もありました。
 はたまた、
 勝利の雄たけびをあげた日もありました。

 そしてワタシ、
 おもったんですわかったんです。

 「なんでもっと早くからこの虫と真剣に向き合わなかったのか?」

 こうしたロングボディ以外はなんの変哲もないフツ~のパラシュートが、
 我知らず、
 ひねくれまくった巨マスに気に入っていただけた原因のひとつは……、

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 コイツとちゃうん?


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 コレは先週までのヴァージョン。

 今週はコレの反省点あるいは改良点をふまえたニューヴァージョン試作フライ多数持参して、
 目下連日集中お試し中。

 ワックワクするような課題や疑問や考察を掲げて釣りに行くと、
 もうたまらんくらい愉しいです。

 
 そしてもっちろん!

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 マドラーミノー毛虫化計画も目下着々と進行中。

 もっぱらクイルボディにつかっているワシミミズクのセカンダリークイルの先端部分の余りのところ、
 クイルボディにつかうには肉厚でファイバーが短すぎてつかえないけど、
 捨てるには余りにキレイでもったいないフェザーの先端部分をウイングにつかった、
 4Xロング4番の爆裂サイズ・ヒグマのガードヘアーこってり盛り盛りマドラーミノー。

 ワシミミズクの毛深くファッサ~とした質感とヒグマの金色があいまって、
 毛虫度数グッと高めのゴージャス仕様。

 ボディは金のティンセルのうえに橙色のオストリッチを乱れ巻き。
 ボッサボサ。

 なんちゅうてもこのサイズのフライが、
 ポッカ~ンと水面に浮いてるわけやから、
 ドバンッ!と水面蹴散らして喰いつくとおもうやろ?

 ちゃうねん、
 たいていグボッとかジュボッとか音たててフライが水面下に引きずり込まれるかんじ。
 
 たまらんで。
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 んで、
 ひと呼吸おいてグイィィッと合わせると……、

 たまらんで。

 イモムシ毛虫語りたいことはもう山ほどあれど……、
 スイマセン、
 いまはそのような駄文を連ねる時間も気持ちの余裕もなく……、

 今日も今日とて、
 出かけずにはいられない脳内イモムシくねくね。 

 それじゃーまたね。

 
タイイングデモ告知 at ビギナーズマム
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 バイスいっぽんサラシにぃ巻いてぇぇえ~~♪
 流れ流れてぇオホォ~~ツクゥゥ~~♪
 わたる渡世は羽根まみれぇぇ~~♪


 って、
 それって重いよね、
 サラシずれちゃうよね。

 さて、
 タイイングデモのお知らせです。

 大阪は西天満の老舗「ビギナーズマム」にて、
 来たる2月28日、
 とんで3月3日と4日の三日間やります。

 2月28日(水)は午後4時から~
 3月3日(土)4日(日)は午後2時から~
 のスタートです。

 お問い合わせとお申し込みは…ビギマム・タイイングデモ係(←ここクリック)まで、
 よろしくおねがいいたします。

 んで!

 もちろん三日間とも内容を変えて、
 あれやこれや巻きまくりしゃべりたおす所存です。

 スタンダード・パターンから私家版フライまで、
 素材は天然からシンセティックまで、
 大技小技テクから裏技テクまで、
 幅広く怒涛のご紹介とご提案を目論んでおりますが、

 三日間なにかと登場することになるのが、
 まずはボディ材として魅力満載サイコーのニッポンの鳥の羽根。
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 トンビ(カイト)のクイルフェザーです。
 このビロードの絨毯のような艶美羽根をグリグリとボディに巻きまくりたいです。
 なにせ自分がたったいま熱烈マイブーム中なので旬まっさかり。
 沸騰寸前で熱いです。

 すでに当ブログにて以前ご購入くださった皆さまにおかれましては、
 さらにこの羽根にズッポリはめちゃうのでご覚悟くださいね。

 また、
 こんなほぼ流通してない羽根なんか持ってないやんけと、
 そしてさらに、
 なんか小難しそうで敷居高そうやんけと、
 
 そんな、
 興味あるけど尻込みしそうなアナタ、
 まったく心配ご無用です。

 やるからには情報量メチャこゆくて深くてドップリいくけど、
 敷居ものごっつ低くて雰囲気ユルイです和気あいあいです。

 そして、
 このような素材をつかったことなくても全然大丈夫。

 オッチャンにドーンとまかしといて。

 そ・し・て・
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 おなじみマダラ羽根、
 コック・デ・レオンの旨味を活かしまくる有効活用方法などについても、
 三日間あれやこれやのマダラ模様羽根で愉しみたいとおもってます。

 そんなわけで、
 三日間それぞれのデモ内容は以下の通りです。

 「B's Fly Works presents 独創フライタイイング最前線2018」
 「あなたのタイイングと釣りの愉しみをもっと深く広くひろげたい。巻きまくって語りまくる三日間」


 お品書き

 2月28日初日 「ウエットフライで巻き濡れる夜」
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 大きな声じゃ言えないけれど、ぜひとも熱く語らせてほしいワタクシ的ウエットフライ・ワールド。
 雑誌にもインターネットにも出せない語れない、ここだけのシークレット・トーク満載でお送りするウエットフライ系タイイングの夕べ。
 スタンダードなクイルウイングの基礎から、さまざまな私的最新テクで実戦的ウエットフライをアレコレ巻きつつ、
 北の大地で培った、山岳渓流から本流までいろんな状況でライトタックルをつかったウエットフライの釣り方も併せてご紹介です。


 3月3日二日目 「マッチ・ザ・ハッチを中心に繊細系ドライフライとイマージャー&ニンフで魅惑のライズに想いを馳せる一日」
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 実績度数すでにメチャ高め。新鮮とれとれの新作スペントウイング&シャック系パターン各種とりそろえてお待ちしております。
 ライズ狙いのマッチ・ザ・ハッチ系ドライフライを中心に、スレたサカナ狙いの繊細なパターンのアイディアと実践てんこ盛りでお送りいたします。
 また、初夏から晩秋の気難しいライズに対応するための必殺アントや小型ビートルのテレストリアル繊細系パターンも見逃せません。
 さらに!ドライフライ感覚でつかえる水面直下ソフトハックルやイマージャーそしてピューパなども熱くご紹介です。


 3月4日三日目 「ハイシーズンのドライフライ編むしむしハックル大行進ウキウキの一日」
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 よく浮きよく見え流しやすく、そしてよく出る万能型実戦ドライフライをレッツ・ハックリング!
 ドライフライ・シーズン真っ盛りのころにつかいたいドライフライを、ウルフやキャッツキル系などの往年の名作スタンダードをアレンジしまくり、
 そしてもちろん定番パラシュート・スタイルやテレストリアル各種まで、これまた独自のテクとスタイルで応用しまくりながら巻くまくるハックル三昧な一日。
 この日はフックサイズ10番から16番前後のドライフライを中心にご紹介するつもりですが、ご要望があれば北海道サイズな爆裂巨大ドライフライ8番以上ももちのろん!ドーンとおまかせデス。

 と、
 このようなメニューで、
 今シーズンへのモチベーションをググッと高めながら、
 ワイワイ楽しく過ごしたいとおもっております。

 みなさま、
 くれぐれもお気軽にどうぞふるってご参加くださいませ。
 お待ちしております。

 
玉虫色の初夢
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 グーッとためて……、

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 ダバッ!とはじけて……、

 そんな年にしたいです。

 そして無病息災切実祈願。


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 あけましておめでとうございます。 





 初笑いになりますかどうか、
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 四角断面のラバーレッグをつけた「タマムシ」2Xロング4番。

 タマムシといえば、
 エメラルドグリーンに輝く美しい上翅が縁起物としても古来から珍重されている、
 和の華美を醸し出す高貴な甲虫。

 そんなやんごとなきおムシを、
 石油化学製品の果てみたいなブニョブニョの塊りやら繊維やらスケベなゴムやらつこて、
 ジャンクでパンクなオモチャにこしらえたりました。

 ビカビカの上翅をパカッとひらいて、
 艶っぽい黒の下翅を震わせて飛び立つタマムシ。
 
 肉厚なフォームでアンダーウイングのジーロンを挟んだサンドイッチ型二層構造のため、
 ただでさえ投げにくいのに、
 ムシのカタチそのままだとそこそこの質量の弾丸状のものが空気抵抗なしにフォルスキャストで行ったり来たりしてとても危険。
 なので、
 インジケーター兼バランサーとして背中にエアロドライの束をバッサーと植え込んで、
 さらに半透明な下翅として黒いジーロンの束を半円状にブワッと拡げて巻き止めて、
 これらの繊維がキャスティング時に受ける空気抵抗により、
 すこしでも投げやすくかつひっくり返りにくくなっている。

 ちなみに、
 タマムシは北海道には生息しておりませんが、
 そういうことはどうでもいいの、

 ファニーなタマムシの色形をした大型サイズのアトラクターなフォーム製ラバーレッグ・テレストリアル系。
 というわけだ。

 獲ったるデ!くらいの期待を寄せる釣れる気満々の実弾扱い。

 
 こんなフライをマジモードでつかえる釣り場があるってスバラシイ。
 
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 ドテッ腹はこうなってる。

 銅色にギラつくソラックスに、
 ピーコックハールなボディとオケツが鈍~く輝いております。

 なんだか御利益ありそうなかんじで、

 みなさま、
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


近況
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 フライの名前は「SE TO SE」といいます。
 意味はそのまま「瀬と瀬」

 なんでも、
 アイヌの言葉「セトゥシ」が転訛したそうで、
 その語源は「小鳥の巣がたくさんあるところ」というほどの意味なのだそう。

 なんと美しい語感そして意味なんだろうと、
 すっかり心酔しております。

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 そして不遜にも、
 コチラに越してきて最初に巻いた記念すべき我がフライに、
 この名前をつけさせていただきました。

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 これまで新緑というのは、
 若い緑の芽生えの季節だとおもっておりました。

 だけど、
 この地の新緑はまったくちがっていたのです。
 鮮やかであでやかな色とりどりの草花が渾然一体となって、
 まるで競い合うように、
 まさに咲き乱れ、
 そして日々刻々とその装いを変化させている。

 一歩家の外に出れば、
 ウワ~ッと目と心の琴線に飛び込んでくる豊かな自然の色そして色、
 胸がはずみます。

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 そんな新緑の色たちを、
 一本のフライにギューッと凝縮させてみたいとおもったのです。

 はちきれんばかり、
 ふくらんでいくばかりの大きな期待と、
 ほんのちょっぴりの不安を抱きながら、
 念願かなってとうとうやって来ることができた新天地への、
 ワタシからのオマージュというわけです。

 ほのかに薄紫色がかったヴァリチェリン・ギニアのスロートハックルの奥ゆかしさが、
 ともすれば支離滅裂になりそうな配色の印象をキリリと引き締めてくれているようです。

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 そして、
 そのような面持ちで巻いたフライとともに、
 とっておきの道内産ヒグマとエゾジカの毛をつかって巻いた、
 マドラーミノーとヘアウイング・サンダー&ライトニングを添えて、
 雪代水を連想させる淡いブルーの額に納めてみました。

 題して「命あるものすべてが輝く季節」
 といったところでしょうか。

 
 みなさま、
 ちょいの間のご無沙汰でございました。
 おかげさまで、
 滞りなく引っ越しも済ませました。
 函館からコチラに越してきて、
 早や一カ月となりました。
 まだまだ荷物の整理や母屋の手入れ修繕などなどの課題はあるにせよ、
 ようやく日常の生活に支障のないところまできました。

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 そして、
 これからご近所づきあいをさせていただく、
 虹色の宝石をまとった野生の皆さまにも、
 新参者としてご挨拶させていただくことができました。

 皆々さまにおかれましては、
 ワタクシ超ウザすぎる輩になるかとおもいますが、
 どうかどうか、
 ひとつよろしくお願いいたします。

 また、
 個人的な連絡になってしまって恐縮ですが、
 ひとかたならぬお世話になって、
 そして今後ともぜひともよろしくお願いしたいダンディ函館クルーの皆さま、
 どうぞサカナたちの脇に置いた竿とリールにご注目くださいませ。

 いろんな物語と想いを経て、
 お餞別という名目でワタシの手元にやってきてくれた竿もリールも、
 すでに ガッツリ 入魂させていただいております。

 なんとありがたいことでしょうか、
 そしてなんとココロ満たされることでしょうか。

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 ながらく函館の自宅にこもりきりで、
 やや鬱屈した気分で巻いては撮って当ブログに掲載しておりましたフライたちも、
 ようやくお外にでかけることができ、
 まるで封印をとかれて解き放たれたかのように活躍してくれております。

 たのもしいことです。

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 そして私家版キャロットニンフ。

 いつもの函館の吉田さんと昨年末に雑談していて、
 あのとき御大が何気なくおっしゃった「あのさビゼンくん、キャロットニンフってどうよ?」
 の発言がおおきな引き金になったマイブーム、
 ひとよんで「忘れ去られたアメリカン・クラシック・ニンフを現在によみがえらせるZO」プロジェクトも、
 もちろんいまを盛りに進行中ですウハハハハ。

 オレ様のニンジン川虫毛バリを見てくれ。
 まるで天然パーマのようにチリチリモジャモジャしたソラックスは、
 道内産ヒグマの艶っツヤの特選黒毛剛毛にちょっとした細工を施し、
 さらにそこにアレヤコレヤの素材をブレンドした特製です。

 このようなニンフや、
 はたまたテレストリアル系ドライフライにダビングしながら、
 さらなる進化を果たすべく日々愉しみながらコチョコチョやっております。

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 そして、
 その審査をしてくださるのは、
 もちろん!ご近所つきあいになる無垢の野性の皆さん。

 先方は、
 ワタシと交流するのがイヤでイヤでウザ過ぎてたまらないだろうけど、
 ワタシはアナタ方がいてくれるからこそココで暮らしたいのです。

 しつこいようですが、
 今後とも密接なお付き合いどうぞよろしくお願いいたします。

 追伸:新しいメールアドレスをプロフィール欄に記載しております。
 ので、これまでどおり、なにかありましたらお気軽にご連絡くださいませ。


Big Bad Moth




  山田さん…アタマになんかついてますよ…



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 カビの生えたウインナーとちゃうねんで。






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 ブーン……





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 嗚呼マスターピース



 
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