BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ハッ苦ル・くるくる
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 このまえユーチューブで、
 仏教に関連する趣味の番組を観ててんけど。
 なんでも「フェルトをつかって曼荼羅を描く」っていうのをライフワークにしているオバちゃんが出演していて、
 いかにもそういうのを好みそうな、
 優しげな眼差しで物分かり良さそうで物腰の柔らかな上品そうな菩薩フェイスなオバちゃんで……、

 正直ゆうて、
 これまでのじぶんの経験で、
 外面そういう人って……裏に回って内面ひと皮剥いたら……どうよ?みたいな……、
 まあぼくの偏見ですけど。

 で、
 さいしょはものすごく斜め下からの冷やかな視線で、
 その番組を視聴しておったわけですが、
 司会のひとが「やはりこういうのって、無我の境地で製作されるわけですか?」って聞いたわけ。

 そしたらオバちゃん、
 「いいえ、単純作業が果てしなく延々と続くので、作業中どうかすると過去のイヤな思い出ばかり蘇ってしまって困ってます」
 って即答したんだよね。
 司会のひとの困惑をよそに、
 「あ~、ダメだダメだっておもうんですけど、もうどうしようもないですね」
 つって笑ってんの。
 きっと真面目な人なんだろうな~とおもった。

 このオバちゃん好きだな…人として。

 人間というものは 煩悩あってこそ。

 なんてことを言ってみたりしつつ、
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 聞いてくれる?

 いまさあ、
 ホワイティング社の膨大なハックル商品軍団をマーべリックのカタログHP内でわかりやすく解説しようぜ、
 なんつって自分から企画言い出して、
 「オレ様にまかしとかんかい!」くらいの勢いで、
 いま作業場んなか常に羽毛がフワフワ舞っている、
 という状態で、
 各ハックルごとに簡潔な解説文かんがえてんですけど……、

 もうね~、
 脳内には壮大な構想があり、
 イメージもあったはずなんですけど、

 なにより実際にどれもこれも常日頃バンバカ湯水のごとくつかってるわけですから、
 そんなんアッちゅうまに出来るから~、
 なんちゅうて自信満々だったんですけど……、

 なんか、
 とりかかってみれば、
 脳みそ絞りすぎて鼻から出そう。

 そして早一ヶ月を過ぎようとしております。

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 いろんなハックルの特徴や旨みや面白さを、
 簡潔にキャッチコピー的に表現するって、

 自分にはものごっつい難しいんですけど……。

 あれもこれも書きたいけど、
 あれもこれも書いていたら収拾がつかなくなってしまってグッチャグチャ。

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 ああ、
 ハックルが、
 ハックルが、
 ぼくに襲いかかってくる~~~ハックルの逆襲。


 さ、
 こうして気分転換にブログ更新なぞしてみたりして、
 これから散歩がてら蕎麦くいに行ってみたりとかして、
 帰ってきたらちょびっとフライ巻いてみたりとかして、
 あしたは晴れたら釣りいこかな~とかおもったりして……、

 そしたらまた気分一新集中してがんばります。
 完成したらみんな見てネ。

 今日の迷言 「愛しすぎると言葉にできない」

 なんつってそれじゃ~またね~~。


 

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 といいつつまだ書くんですけど、

 このエラを表現したスロートの赤いところ、
 血がウイングに滲んでるかんじでシャレオツやろ?
 ウイング素材の絡み防止でもあるんやで。

 チークのジャングルコックもかわったカタチしてるやろ?
 このテのストリーマーにつかうとビッとして尖ったかんじがイケてるやろ?
 これもむかし博士にもらってん……実験作っていうか非売品…役得やろ?

 あと、
 グリパル(グリズリーパルド)の縞模様のところのファイバーってさあ、
 この部分だけ、
 なんか曇りガラスみたいな光の透け方なんだよね。
 マダラ模様のところは、
 ふつうのコック・デ・レオンと同じような質感なのに、
 不思議だなあ……。

 ひと呼んで「クリスタルなパルド・ゴースト・ラングレイ・スタイル鮭稚魚パーマーク添え」ショートシャンクの1番。

 ね、
 ワシだらだらグダグダ書き綴るタイプの子ですねん。

 かしこ

General MacArthur Streamer
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 こういうお話しをコピペしたからゆうて、
 オマエは「右」だの「左」だの野暮なことゆわんといてね。

 興味があるのは、
 「血と心がかよった人間」であって、
 「思想」でも「政治」でもない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   マッカーサーを心服させた昭和天皇

 「…(終戦時において)陛下に対する占領軍としての料理の仕方は、四つありました。

 一つは東京裁判に引き出し、これを絞首刑にする。
 一つは共産党をおだてあげ、人民裁判の名においてこれを血祭りにあげる。
 三番目は、中国へ亡命させて中国で殺す。そうでなければ、二〇個師団の兵力に相当するかと怯えた彼らです。
 また第四番目は、闇から闇へ、一服もることによって陛下を葬り去ることでありました。

 いずれにしても、陛下は殺される運命にあったのです。
 天皇は馬鹿か、気狂いか、偉大なる聖者か、いつでもつかまえられる。
 かつては一万八〇〇〇人の近衛師団に守られたかもしれないが、今や全くの護衛を持たずして、二重橋の向こうにいる。…

 陛下の割腹自刃の計画は、三度ありました。
 貞明(皇太后)様は、(侍従に、)陛下から目を離さんように命じました。
 じつに一番悩まれたのは、陛下でありましたでしょう。

 九月二七日、陛下がただ一人の通訳を連れて、マッカーサーの前に立たれたことは、皆様方もよくご承知の通りであります。
 ついに天皇をつかまえるべき時が来た。
 マッカーサーは、二個師団の兵力の待機を命じました。
 マッカーサーは、陛下は命乞いに来られたものと勘違いし、
 傲慢不遜にもマドロスパイプを口にくわえて、ソファーから立とうともしなかった。

 陛下は直立不動のままで、国際儀礼としてのご挨拶を終え、こう言われました。

 『日本国天皇はこの私であります。戦争に関する一切の責任はこの私にあります。
 私の命においてすべてが行なわれました限り、日本にはただ一人の戦犯もおりません。
 絞首刑はもちろんのこと、いかなる極刑に処されても、いつでも応ずるだけの覚悟はあります』

 ――弱ったのは通訳でした。その通り訳していいのか

 ――しかし陛下は続けました。
                                        
 『しかしながら、罪なき八〇〇〇万の国民が、住むに家なく、着るに衣なく、食べるに食なき姿において、
 まさに深憂に耐えんものがあります。温かき閣下のご配慮を持ちまして、国民たちの衣食住の点のみにご高配を賜りますように』

 天皇は、やれ軍閥が悪い、やれ財界が悪いと言う中で、一切の責任はこの私にあります、
 絞首刑はもちろんのこと、いかなる極刑に処せられても…と淡々として申された。
 このような態度を見せられたのは、われらが天皇ただ一人であったのです。
 陛下は我々を裏切らなかった。

 マッカーサーは驚いて、スクッと立ち上がり、今度は陛下を抱くようにして座らせました。
 そして部下に、「陛下は興奮しておいでのようだから、おコーヒーをさしあげるように」と。

 マッカーサーは今度は一臣下のごとく、直立不動で陛下の前に立ち、
 「天皇とはこのようなものでありましたか!天皇とはこのようなものでありましたか!私も、日本人に生まれたかったです。
 陛下、ご不自由でございましょう。私に出来ますることがあれば、何なりとお申しつけ下さい」と。

 陛下は、再びスクッと立たれ、涙をポロポロと流し、
 「命をかけて、閣下のお袖にすがっておりまする。この私に何の望みがありましょうか。
 重ねて国民の衣食住の点のみにご高配を賜りますように」と。

 そののちマッカーサーは、陛下を玄関(ホール)まで伴い、見送ったのです。

 皆様方、日本は八〇〇〇万人と言いました。
 どう計算しても八〇〇〇万はおらなかったでしょう。いかがです?
 一億の民から朝鮮半島と台湾、樺太をはじめ、すべてを差し引いて、どうして八千万でしょうか。
 じつは六六〇〇万人しかいなかったのです。
 それをあえて、マッカーサーは、八〇〇〇万として食糧をごまかして取ってくれました。
 つまりマッカーサーは、いわゆる、陛下のご人徳にふれたのです。
 米国大統領からは、日本に一〇〇〇万の餓死者を出すべしと、マッカーサーに命令が来ておったのです。

 ただ一言、マッカーサーは、『陛下は磁石だ。私の心を吸いつけた』と言いました。

 彼は陛下のために、食糧放出を八〇〇〇万人の計算で出してくれました。
 それが後で、ばれてしまいます。
 彼が解任された最大の理由はそれであったというのが、事の真相です。                         
                                                
 おしまい

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この話し、
 本当かなあ?と思って、  
 ダグラス・マッカーサー
  ↑
 を読みはじめたら、
 おもわず読み入ってしまった。

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  「ジェネラル・マッカーサー・ストリーマー」

 メイン州の森と湖に囲まれた片田舎で、
 男勝りの頑固フライ職人だった「グレイゴーストおばさん」こと、
 キャリー・スティーヴンスの巻いたストリーマー。
 第2次大戦中に発表された。
 当時は湖のハーリング用として、
 「グレイゴースト」とともに絶大な人気を誇ったらしい。

 キャリー・スティーヴンスの数多いオリジナル・ストリーマーのネーミングには、
 じぶんの大事な友人や常連客はもとより、
 「時の軍人や政治家」の名前をつけたものがいくつかある。
 彼女流の茶目っ気だった。

 そしてその人選だが、
 どうも「権力があった人気があった」から、
 それにちなんでネーミングした……というのではないような……気がして仕方なかった。

 彼女のお眼鏡にかない、
 彼女が意気に感じて、
 自らのストリーマーにその人物名を冠するには、
 なんらかの理由があるような……。

 ダグラス・マッカーサーの足跡をザッと読んでみて、
 そうした推測と想像は、
 けして的外れではないような気がしてきた。


 と、
 そんなキャリー・スティーヴンスには、
 家族同様に可愛がっていた愛犬ギャリソンがいたそうな。

 とうぜん、
 そんな愛犬の名前をつけたストリーマーもある。
 「ハッピー・ギャリソン」だって。

 「ジェネラル・マッカーサー」も「ハッピー・ギャリソン」も、
 まったく同じ土俵に並べられて、
 広い湖をひっぱり回されて、
 どでかいブルックトラウトやランドロックサーモンにバクッと喰らいつかれていた。

 なんだかとっても……ほのぼの……

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 「ジェネラル・マッカーサー」のヘッド部分。
 赤 白 青……キャリー・スティーヴンスいわく「パトリオット・ヘッド」

 オシャレで粋な女性だったんだろうなあ、
 そしてまちがいなく、
 旦那さまは尻に敷かれていたんだろうなあ……。

 あ、
 良い意味で言ってんですよ、
 天下泰平ってことですよ。

 
グデグデ・ベイトでグダグダな夜
 ここのところ、
 カモのお尻羽根な話題ばっかだったので、
 今夜はガラリと趣向を変えてプラッチックな話題で……、
 
 かつグデグデな方向で……、

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 さっそく、
 今月のオレ様秘蔵のカエル自慢

 フフフフフ……全国6千万の蛙ルアー中毒たちコンバンハ。
 今夜はコイツでドギモを抜いてくれ。

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 どないよ?このガマ。
 ワシ、
 これはじめて見たとき絶句したがな。
 
 このアホバカ加減…ストラーイクッ!。

 クールでマッドでディープなオトコよしお君のタックルボックスから、
 ほとんど強奪ってかんじで奪ってきた、
 オレ様のタカラモノのひとつ。

 お察しのとおり、
 ゴムゴムのオモチャのガマガエルを切り裂いて、
 なかに木片を埋め込んで、
 リップと釣り針を装着した、
 まさに誰もが考えるけど誰もやらない45グラム超ヘビー級。

 投げるときにロッド振りかぶると、
 ズシーッと手首にくるゼ怖いゼ。

 ボヨヨ~~~ンって感じで投げないとマジ腱鞘炎だゼ。

 ってゆーか、
 コレじっさいに使ってるのか?ちゅー話しやけど、
 まだサカナは釣ったことがない。

 富士山の麓に住んでいたころ、
 コイツで巨大なナマズを釣ることができなかったのが、
 ほぼ唯一の心残りなのじゃ。

 なんちゅーても、
 たま~に勇者なナマズがガボッと喰らいつこうとしても、
 なんちゅーか、
 ナマズ押しのけて水面ガボガボゆわしてはる。

 でもいいの、
 釣れようが釣れまいがそんなこと些細なことなの。
 オレはコイツに惚れてんの。
 
 と、
 我がに言いきかせて、
 このガマ投げつづけるのじゃ。

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 お腹はこんなん……。

 故意に、
 ワザと、
 意図的に、
 ヘタッピなシロート手作り工作になっている。

 ここを妙に玄人っぽく洗練させてしまうと、
 この駄菓子的な味わいと、
 チープでジャンクな感じがなくなってシラけちゃう…かいらしくなくなっちゃう。

 そのため、
 フックだってワザと錆が浮いているのを装着。
 リップの素材も超廃品利用だ。

 しかしだ、
 名作マスキー・ジッターバグもかくやの水面ガボガボ尻振り泳ぎは、
 とうぜん保証済み。
 機能は研ぎ澄まされている。
 
 どない?、
 リー”スクラッチ”ペリーの落書きのようなサイン・ポスターのうえに、
 チョコンとのっけるのにふさわしいガマやろ?。

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 ちなみに、
 このダブル・スイッシャー全長15センチ40グラム激ヘビー級も、
 しずかに煮えたぎる己の魂に、
 鋭利なカミソリを忍ばせた男ヨシオ君製作によるものだ。

 模様と色が、
 南米の猛毒天使ヤドクガエル柄になってるねん。

 コイツは、
 「コレどないして塗ったん?」
 おもわず見入ってしまう精緻でアートな塗装と、
 計算されまくったボディ・フォルムやプロペラの角度に、
 ウ~ンと唸る一品。

 もう何年もまえ、
 ヨシオ君やみんなと夏休みにブラック釣りに遠征したとき、
 「コレ使わせて~」と、
 このプラグを借りっぱなしにして、
 本人目の前におるのに、
 当然のように自分のボックスに仕舞って、
 無言の(コレちょーだいね…)オーラを全身から大放出。
 そのまま持ってかえって来ちゃったのだ確信犯……もう時効…ですか?。

 あのとき、
 葦際をジャララーとプロペラを回しながら泳ぐコイツに、
 ドバッシャーーーーンッ!と喰らいついたポットベリーなブラック…。
 あの衝撃の光景を、
 いまもハッキリクッキリ思い出す。

 こうした熱いソウル充満の、
 アホバカ・マグナム巨大プラグでサカナを釣ると、
 その大きさに関係なく、
 イッピキイッピキが光り輝く思い出になるど~。

 そして、
 ヨシオ君製作によるバスプラグは、
 我が家にもまだスゴイのがあるねんけど、
 こんどまた見せびらかすけど、
 本人のボックスには、
 こんなの序の口と言いたいようなエゲツナイのが、
 まだまだぎっしりひしめいてますねん。

 長いこと一緒に遊んでないので、
 またパクリに行きたいですヨロシクね。

 またちなみに、
 オレ様がバカガキだったころ、
 バスのことはブラック、
 ライギョはタイワン、
 と呼ぶのが、
 なんかカッコエエ響き…と思われていたのじゃアホ丸出し。
 
 そしてコチラ……。
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 そんなスーパーバカガキ時代の思い出の一品。
 昨年、
 実家に帰省した際に奇跡的に発見して、
 大事に持って帰ってきたミノー型ルアー。

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 ボクと同世代の釣りキチ四十代の方々なら、
 おそらく憶えがあるかもしれない、
 スィンフィン社のスーパー・シャイナー。

 小学生もしくは中学生のころ、
 「ラパラやバルサミノーよりカッコよくて釣れそう…」という理由で、
 買い求めたものだ。
 あのころは、
 プラグ一個買うのも、
 検討に検討を重ね、
 妄想に妄想を経て、
 そののちにようやく購入…というのが、
 コレクションの流れだった。

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 しかし、
 このスーパー・シャイナー、
 名前は勇ましいのにぜんぜん飛ばない。

 ペラッペラの超薄型扁平ボディに、
 アンバランスにさえ見えるウチワ型のおおきなリップ。

 当時は軽いから飛ばないのだ、
 と思っていたけれど、
 いま見れば、
 軽いだけでなく、
 空気抵抗もハンパない造りだ。
 飛距離が出せるわけがない構造だ。

 しかも、
 ちょっとでも早くリールを巻くと、
 すぐに左右どちらかに傾いて、
 おおきく回転するように泳いでくる。
 ちっともまっすぐ泳がない。

 が、
 チャポンと目の前に着水して、
 いまにも沈みそうな姿勢でようやく浮いてるスーパーシャイナーを、
 チョンチョンと竿をあおりながらうごかすと、
 ギランッギランッとキョーレツに反射しながら、
 ビリリと小刻みに首をふりふり、
 ボディが横になったり縦になったりしながら、
 危なげに不安定にのたうち泳ぐのを見ていると、

 あのころ、
 実家の近所の川のそこらじゅうで、
 キラッキラとヒラをうっていたオイカワそのもののように思えた。

 「これはひょっとしたら、
 飛ばない代わりに、
 このように泳ぐように設計されているのか?……」

 チンポコのあたりに、
 なんかチョロチョロ生えてきたのが、
 恥ずかしいやらなんやらだったお年頃の時代、
 ボクらはそのように考察したのだった。

 とうぜん、
 イレギュラー・ダートやトゥイッチングなどという言葉もテクも、
 釣り雑誌のどこにも載っていなかった時代だ。

 ちょうど、
 3組のサキハマ君(仮名)が、
 1組のミカミさん(仮名)を好きだということが判明したので、
 さっそくボクがラブレターを代筆してやった。
 みんなが「すげーいいラブレターだ」と言うので、
 「なあ、やっぱやめような~」とサキハマ君が弱気になったのを黙殺して、
 放課後を待ってミカミさんの机のモノ入れに、
 みんなでその力作ラブレターをそっと忍ばせた時代だ。

 みのらなかった初恋は、
 誰の胸にもママレモン。

 で、
 そうやってスーパー・シャイナーをチョンチョンビコーンッとやりながら、
 わざとギラッと反射させるように、
 バランスを崩して泳がせた瞬間、
 スーパーシャイナーにグワッとブラックが喰いつく経験を、
 二度三度四度体験してみると、

 「このルアーめっっちゃスゴイんちゃうのっ!」

 飛ばないし、
 ちゃんと泳がないけど、
 使い方次第でほんとにスーパーだったスーパー・シャイナー。
 
 そんな、
 あの大発見の感動と興奮こそが、
 いまにつながる原体験のひとつだったのかもしれない。

 注)当時のアホアホ加減を忠実に再現するため、
   不適切かつ下品な表現を多用いたしました。
   ご了承ください。

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 スーパー・シャイナーのウロコ……。
 わざわざハニカム模様に刻印するという、
 とても手の込んだ造りになっている。

 あの刺激的なギラギラ反射は、
 このウロコと、
 おおきなウチワ型リップに、
 薄型ボディの相乗効果によって、
 ちゃんと設計されて、
 そうなるように造られていたものだと、
 いまなら容易にわかる。

 あの時代、
 なんにもわからないまま、
 こんなに緻密に考えられていたプラグを、
 ワーワーギャーギャー言いながら投げていたんだねえ。

 名作だ。

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 そして現在、
 タイイング机に塗装パゲパゲのスーパー・シャイナーを飾って、
 このような感慨に浸りながら、
 「E-Zボディ」素材をつかって巻いた、
 チューブのストリーマーズ。

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 アタマや全体のフォルムもひとつづつちがう。

 で、
 興が乗ってきたので、
 マルク・プティジャンの、
 あのムニュムニュのカップ状リップも搭載。

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 してみたけれど、
 ここは個人の嗜好や美的欲求の部分で、
 ボクにはどうもコレ、
 しっくりこない。

 その理由のもっともおおきな部分は、
 こうしたリップ搭載のフライを巻くなら、
 この心臓部分をこそ手をかけて細工しまくりで満足したいところ。

 その核となる大事な部分を、
 一から十まで出来合いの完成品まかせにするのは、
 ちょっとナニなんです性分的に……。

 なので、
 周囲の名人上手連中が、
 コレを各自自慢のフライに採用していても、
 その効果はもちろんおおいに認めるけれど、
 自分としてはいまひとつ反応わるかったというわけ。

 で、
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 そのカップ状の出来合いリップを、
 こんな感じに細工してみた。

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 スーパー・シャイナーばりのイレギュラーダート・アクション目指して、
 ウエイト配分やボディ形状、
 あるいはリップの成形、
 さらにはチューブ素材内部に挿入する素材の吟味など、

 ちょっぴり夢中になりかけましたけれど……、

 満を持しての一投目…ガックシ。

 ハッキリ言って、
 チューブ構造で、
 ボディ内部にティペットが貫通している時点で、
 もうダメダメやんコレ……スムーズな動き相殺しまくりですやんコレ。

 製作段階というよりも、
 構想の時点で、
 なぜそのようなわかりきったことに気がつかないのか?…。

 回り道というか、
 わざわざ遠回り、
 無駄なことさせたら天下一品のセンスです自分…不器用過ぎ。
 
 が、
 こうも言えるのです。
 「捨てる神あれば拾う神あり」
 いままでチューブ・フライにもあまり食指はうごいてなかったけれど、
 コレ、
 とくに水平姿勢を保つフライを作る…ってところで、
 なかなかおもしろい……かも?。

 成功よりも失敗のほうが、
 えてして輝く未来につながりやすい。
 人生もフライもいっしょ……ですか?。

 さいごにオマケ。
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 コレも「E-Zボディ」をオーバーボディにした、
 チューブ・フライなアワビ皮膜のエビちゃん。
 フィーラーは「ユーラシアン・イーグルアウル」のボディフェザー。

 いちおうエビのカッコに巻いてあるけれど、
 テールをビラビラさせて、
 ギラギラしながらブルブル泳ぐフライ、
 というアトラクター・フライな位置づけです。
 
 こちらは、
 もうだいぶ昔からやってる、
 「E-Zボディ」をライターであぶって溶かして簡易リップにしたスタイル。

 知る限り、
 リップ搭載のフライとしては、
 もっとも簡単に細工できて、
 よほど外さない限りビリビリ振動するタイプ。

 と、
 なんのお役立ち情報もないままに、
 まさにグダグダ状態で今夜はお別れです。

 あでぃおすあみーご…

 ああ…早よぬくならんかな~。
 
 
Taupo Tiger
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 2010年 寅年 巻き初めはこのフライ「タウポ・タイガー」。

 マツーカ・スタイルのストリーマー誕生の地ニュージーランドの古典フライ。
 
 いまから80年ほど前に、
 タウポ湖のハーリング・フライの当たりバリとして、
 筆頭格の人気者だったらしい。

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 黄色と黒のコントラスト鮮やかな全体の色に、
 赤いテールのアクセント。

 時代背景的にも、
 フライのテイストからも、
 英国フライ事情まんま鵜呑みだったことが窺える。

 黄色と黒のコントラストは、
 あの「ジョック・スコット」を大黒柱に、
 ファンシー・ウェットフライの花道的王道カラー。

 なんでもタウポ・タイガーは、
 当初はストリーマーというよりも、
 この配色で超大型のウェットフライを……、
 というところがキッカケならしい。

 「とりあえずコレひっぱっときゃ、過去の実績からいっていつか釣れるべ」
 
 んだけど、
 フライフイッシング文化とともに異国から連れてこられたマスたちは、
 新天地にしっかり根付いて、
 そこの自然の摂理に従順に地産地消の生活。
 
 本国にはいないけど、
 こっちの国にはたくさんいる、
 ちっちゃくて半透明なジャコが、
 ある時期の湖面中にい~っぱい浮いてれば、
 もうそればっか食っちゃう。

 「クソーッ、でっかいマスがボコボコしてるのに、
 ぜんぜん釣れへんやんけタウポ・タイガーどないなっとんねん?」

 「なんか、ちっちゃいジャコ食ってんじゃね?、
 こんな派手なフライじゃなくて、ちっちゃいの作ってつかえば釣れんじゃね?」

 フライフイッシングの格式や様式よりも、
 漁獲こそ……という姿勢は、
 それまでファンシーでアトラクター出会いがしらの一発狙い……、
 が常識だったストリーマーの世界に、
 マッチ・ザ・ベイト的展開で狙って釣るという、
 当時としては斬新なアプローチを提示した。

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 半透明のハックル二枚と白いシェニールの「スメルト・マツーカ」

 「ストリーマーのウイングがすぐハリに絡んでウザくてたまんね~」
 従来のスタイルにとらわれず、
 とにかく使いやすくて釣れるやつ……かつ巻く素材は身近にあるやつ。

 100年近くまえのかの地で生まれた「釣りたい一心」の御当地古典フライ、
 マツーカ・スタイルや、
 ゾンカーの元祖「ラビット・マツーカ」などなど、
 ニュージーランドはストリーマー発展の道のりに、
 けして無視できない足跡をのこした。

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 そのわりに、
 そうしたロマンがあんまり取り沙汰されないのは…なんでか?。

 
 というわけで、
 今回のマツーカ・シリーズのボディ材もふくめて、
 ウン十年ぶりにシェニールをいじくり回している今日このごろ、

 ほんのちょっとしたタイイング・ティップスを……、

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 ウン十年ぶりに思い出したけど、
 シェニールって、
 この余りを切ったあとの切り跡がユウウツの種だった。

 どうしても切り跡が不自然な段差になって、
 そのあとウイングやハックルなどを、
 巻き止めたりハックリングしたりの作業に、
 その段差がヒジョーーーにじゃま。
 
 だったんだけど、
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 シェニールの余りをカットするとき、
 わざとほんの少しだけ残してカットして……、

 その残りの部分を、
 爪でボディに押しつけながら、
 そこにスレッド数回転……。

 ほら~見て見て~、
 切り跡がぜんぜんわかんないっしょ?。
 段差もなし……。

 という、
 ひと手間にもならないほどのカ~ンタンなことに、
 ウン十年後にシェニールつかってすぐに気がつきました。
 

 経験と蓄積なんだねえ……。
 
私的 fly of the year 2009
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 え?……

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 なに?……

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 チューブ素材に巻いたナマズのフライ……、

 を、
 アマガエルを餌にして、
 蓮の葉のうえにすわったトーキョーダルマガエルが釣っているところです。

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 ナマズのフライといっても、
 ナマズを釣るためのフライではなく、
 ナマズのかたちをした、
 チューブ素材で巻いたチューブフライです。

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 どてっぱらには、
 高浮力のセルフォーム詰め込んであります。
 長~いシッポ部分とバランスとろうとする魂胆。

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 ガバッとひらいた大口に、
 ぶっといティペットつっこんで……、

 ペンシルポッパーなのか?
 ダーターなのか?
 それよりどこでつかうのか?……。

 それはこうご期待といっても、
 はたしてご期待してくださる方はいるのか?……。

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 いずれにせよ、
 このフライは今年の記念に手元に置いて、
 自分が大事につかおうと思います。

 できあがったときの、
 ナマズ好きこころトキメク心の弾み……たいへんに悦に入りました。
 ということもあるけれど、

 何年かしてこのフライを見て、
 2009年はいろいろあれこれムダな寄り道ばっかしてたんだな~と……、
 ほのぼの思い出すことができたら、
 そのころの自分もまた…きっとシアワセ。

 その意味で「私的フライ・オヴ・ザ・イヤー2009」です。
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