BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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右とぉ~いわれりゃ左をぉ~向いぃぃてぇぇ~♪
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 サイズ4番ロングシャンクのラウンドベンドなサーモンフック。



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 ドテっ腹にゴムぶッ刺した。

 タランチュラなホワイトウルフ。

 
 



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 ヘビトンボの幼虫。

 ムカデの脚のような鰓と突起物を、
 どのように表現するかが問題だ。 

 ただ、
 それが出来たからといって、
 釣果に影響することは全くないだけでなく、
 こうしたプラモ系リアル路線など愚の骨頂だ、
 という意見には誰よりも大賛成だ。

 だが、
 このような「おふざけと戯れ」をカタチにするためには、
 工程ごとにアレコレ考えなければならない、
 そのムダな思考と実践は、
 それまで思いもしなかったアイディアやアプローチを多方向に、
 また多分野にひろげてくれることに気がついた。

 このヘビトンボは約一カ月ほどまえに製作したもの。
 いまこうして眺めてみると微笑ましく懐かしい気がする。

 濃厚な瞑想虫作りの日々だ。
 
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 関節と体節のシンフォニー。


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 カウフマン・ゴールデンストーンフライ。
 フラットモノフィラメントのリビングがソレっぽさをより盛って見せてるよね。




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 桃色吐息でピーチ系のおカイコさんが羽化しました。
 仲良くしてね。



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 フラミンゴのウイングカバー・フェザー。

 ほんのり頬染めた湯あがり色の羽根。
 

 



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 お蚕さんの胴体は、
 まるでハムスターのように全身モフモフ毛むくじゃらで柔らかな毛に覆われている。
 モコモコだ。
 なのに、
 体節の部分はちゃんとわかる。
 それが不思議でもあり……、
 この質感をどう表現するかしばし思案投げ首だった。

 特大のオストリッチの羽根の片側のファイバーをほぼすべてむしってアレしてナニして巻いた。
 ナデナデスリスリした。

 いっそ4枚の翅もお蚕さんそっくりにつくったろか、
 との衝動にもかられたけれど、
 「この胴体や脚や目玉はフラミンゴの羽根を飾るために作った土台なのだ」
 と自らに言いきかせ当初の目論見で作成した。

 

 




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 安心してください…ちゃんとしたのも?巻いてます。

 レッドヘッドなお蚕さん型オレノチェルノStyle 6番。
 おピンクな触角もついているんだぜ。

  
おじゃましまん~にゃわ。
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 本日のタイイング机。
 酉年さいしょに巻き倒すコケコッコはやはり!なんといってもこのマダラ模様の羽根ですね。




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 90年代初めの20代のころ、
 レゲエのレコード屋をやっていたとき、
 次から次へとレゲエのアーティストが来日しては公演をやっていて、
 そりゃあもう賑やかなもんだったんだけど、
 ちょうどそのころそんなアーティストたちにインタヴューさせてもらって、
 音楽雑誌にインタヴュー記事を寄稿する仕事もさせてもらったりしていた。

 旬なアーティストから大御所からポッと出の新人を問わず、
 ほんとにたくさんのアーティストたちに話を聞いた。
 もはや20年以上も経ってしまっては記憶も定かではないくらい。

 なんだけど、
 今もなお記憶に残っていて、
 折りに触れどうかしたときに鮮烈に思い出す一幕もまたたくさんある。

 アイニカモーゼという不思議な名前のシンガーもそのひとり。
 ちょうど彼が来日してインタヴューさせてもらったとき、
 当時のダンスホール・レゲエ好きなら誰もがよく耳にした、
 「HOT STEPPER」という曲がジャマイカでロングラン大ヒットになっていて、
 まさに「時の人」感があった。

 こういうとき、
 ジャマイカ人は良くも悪くも調子こきまくる。
 で、
 そこをうまくヨイショすると、
 かならずそのインタヴューは盛り上がりまくる。

 んだけど、
 アイニカモーゼはあれだけのヒット曲を抱えて初来日したにもかかわらず、
 そんな話題はどこか他人事で、
 ものすごく冷静にヒットした要因を分析して語ったりして、
 それがとても印象的だった。

 よい意味でいえば、
 そんな世俗の浮き沈みよりも、
 世の中の不条理を歌うメッセンジャーとしての襟持ちこそ……、
 といったゴリゴリに肩肘張った反体制社会派シンガー。

 あえて悪く言えば生真面目すぎて融通が効かないタイプ。
 ジャマイカン気質としては珍しい、
 ノリで話すのではなく知性で本音を語るアーティストだった。
 
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 たとえば、
 日本での空前のレゲエ・ブームの渦中だった当時、
 ジャパニーズな日本人自称アーティストが各地のクラブやなんかでたくさん活躍していた時代。

 そんな若きニッポン人レゲエ・アーティストをどう思うか?
 みたいな話題になったとき、
 ほとんどのアーティストは大歓迎ムードで好意的に語るんだけど、

 アイニカモーゼだけは、
 「私はジャマイカ人だから日本の歌は歌えない。なぜなら環境も文化もまるでちがうからだ。
 おなじように、ジャマイカの文化のなかで生まれ育った音楽を日本人が本当に理解して歌えるとおもえない」
 というような本音と本質を、
 真面目な顔で言いきってしまった。

 それを言ったらおしまいよ…ってことなんだけど。

 で、
 そんな発言に気を悪くしたかというと、
 個人的にはまったくその逆で、
 どんな質問にも真面目に向き合ってくれて真摯に語ってくれる彼の個性と姿勢に触れて、
 ますますアイニカモーゼのことが好きになった。

 そしてさあ、
 インタヴューもよい感じでほぐれてきて、
 かのボブ・マーリーはじめ歴代の大御所社会派シンガーの系譜というか列伝なんかも話題になったりして、
 「貴方もそんな流れのおひとりですよね、やはりそうしたメッセージを発信できるアーティストこそが尊敬されるべき人物ですね」
 なんてことを言うと、

 「いや、ちがうよ」
 と一刀両断。

 めんくらって、
 「それじゃあジャマイカで民衆からリスペクトされるべき存在って誰だとおもいますか?」
 
 するとさあ、
 「オリバー・サミュエルとか、老若男女問わず人々を笑わせることのできるお笑い芸人たちだよ」
 って、
 当時のジャマイカで国民的支持を得ていた喜劇役者の名前を挙げて即答されたんだよね。

 そして、
 「ジャマイカのゲットーで暮らす人たちは、みんな誰もが深刻な問題とトラブルを抱えている。
 未来の見えないハードな毎日と闘いながら暮らしている。
 おかしくって笑い転げるっていうのは、そんな厳しい現実を、たとえ一瞬であっても忘れさせてくれるものだ。
 ほんのひと時であったとしても、凍りついている気持ちをあたたかく溶かしてくれるものだ。
 そして、笑いは誰にとっても平等だ。
 そんな尊い行為を人に伝えられる喜劇役者たちこそ、尊敬されなければいけない存在だとおもう」

 って熱弁ふるったんだよね。

 生まれ育った文化も環境も考え方もちがうんだけど、
 心の深いところで共鳴できる、
 よい話聞かせてもらったなあっておもった。

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 昨年、
 個人的にとてもショックだったことがふたつある。

 ひとつは、
 10月に吉本新喜劇の井上竜夫さんが亡くなったこと。
 そしてもうひとつ、
 12月にはおなじく吉本新喜劇の島木譲二さんが亡くなられたことだ。

 面識などなにもない芸能人の訃報に恥ずかしながら涙するのははじめてのことだ。

 お二方ともに、
 じぶんにとってはもはや抜きがたい影響を受けた。

 自分が物心ついたころにはすでに舞台で活躍されておられた。
 というよりも、
 自分が物心をつくキッカケを与えてくれた方々だった。

 まだ自分がランドセルを背負っていたころ、
 どこにでもいるようなごく普通に見えるオッちゃんが舞台から出てきて、
 「おじゃましまん~にゃわ」
 と言っただけで、
 なんでこんなにオモロイのや?
 
 顔や行動がオモシロイ人が面白いのはわかるけど、
 なんでこんな普通の人がオモロイのや?

 人間って不思議や……。

 まだ自分のチンコに毛が生える気配もないころ、
 ものすごい強面のおっとろしい顔したヤクザみたいなひとが、
 いきなりモロ肌脱いで、
 「どうやどうや」と言いながら両手でパチパチ胸をたたくだけで、
 なんでオレは笑ってしまうのか?

 怖い顔してワーワー叫んではるのに、
 そこから伝わってくるものは、
 なんでこないにあったかいというか、
 やさしいのや?

 この感覚はどういうことなんや?

 子供のころ、
 その妙なギャップが不思議だった。
 しかしその感覚は自分にとってすごく心地よくて深く馴染めるものだった。

 人間というものは、
 ひとつの顔だけやないんや!
 自分もまたそうなんや!

 そんな、
 自分にとっての人格形成期まっただなかでの「気づき」はまた、
 掘り下げてとらえれば、
 「自分らしく生きてよいのだ、これでいいのだ」
 という、
 「生きるうえでの世紀の大発見」
 にまでつながった。

 大げさではなく。

 そんな発見と気づきは、
 全身これ劣等感の塊だった幼少の自分にとってまさに「革命」だった。

 ぜんぜん大げさではない。

 そしてあれから時は流れまくり、
 自分も大人になりすぎてしまった近年にいたるまで、
 変わることなくご活躍されたお二方の妙技を拝見するたび、
 面識などなにもないのに、
 もはや他人とはおもえない気持ちの寄り添った安心感を感じながら、
 「継続こそ真の力なり」の本当の意味を学ばせていただいた。

 さいごのさいごまで、
 笑わせていただいた。

 最大限の敬愛と尊敬の念を込めて、
 心よりご冥福をお祈りさせていただきたい。





 それにしても、
 嗚呼新年早々またも勢い余ってハズイこと書いてしもたやんけホンマどないしてくれるねん。

 しまったしまったシマクラチヨコ…う~んゴメリンコ。

オホーツク百景
いまさっきのことなんだけど、
いま滞在しているアジトからクルマで30分くらいの田舎町のスーパーに買い物に行ってたんだけど、
そこの駐車場にランクルっていうの?
ハードなアウトドア系のいかついオッサンがブイブイいわしてはるようなゴッツイ車が停まっていて、

それがさあ、
シロート目にみてももうボロッボロっていうと失礼やけど、
車体は林業と牧場と農業で成り立つこの街にふさわしく、
長年風雪のなかで徹底的に使い込まれた風格とオーラ満載で、
土と泥にまみれていて、
こんなクルマは仰々しくてハズカシイとおもってる自分も、
さすがになんちゅうカッコエエんやろかと思った。

で、
そのクルマの横に自分のクルマ停めて買い物すませて、
スーパーを出ようとしたとき、
うしろから小柄な老ご夫婦がゆっくり歩いてこられたので、
何の気なしにガラスの扉を開けてご夫婦が来られるのを待ってたの。

そしたら、
腰が曲がったようなお婆さまがニッコーとスッテキな笑顔で、
「ありがとねえ」と言ってくださって、
足を悪くされているのかビッコ気味のお爺さまもニコニコでぺこりと頭下げてくださって、
オレも「いえいえ~」なんつってスッゲエ気分良くクルマに戻ったのよ、

すると、
その老ご夫婦もこっちに向かってゆーっくり歩いてくんの、
あれ?と思ったら、
お婆さまがまずお爺さまをヨッコラセと助手席に載せると、
ちっちゃなちっちゃなバアちゃんがランクルの運転席によじ登るようにのりこんでさあ、

もうなんちゅうか、
唖然とするというか見惚れんばかりにその様子をガン見してるオレと目が合うと、
おバアちゃままたもやニッコーっとなんともいえず気持ちを優しくしてくれる100万ドルの笑顔でペコリと会釈してくださって、

ランクルのハンドルにぎって、
さっそうと走り去っていかれた。
まるでそのランクルが、
ご主人様を信頼し敬愛して仕えている命ある生き物のように見えた。

たったそれだけのことなんだけど、
いまもまだあったかくて深い余韻に浸っている。

かっこよかった。

そして素敵だった。

緋鮒レゲエ
「試しまくってくるわー」
 と、
 意気揚々と飛び出したわけですが、

 ヤッバイすねクレイジー台風。
 
 満月にしなる俺様の竿の先で怒り狂った巨鱒がクレイジーに走り回るはずやったのに、
 旅に出たとたんお天道様が荒れ狂って日本列島縦横無尽に走り回っちゃってもうゆるしてお願い。
 
 増水ではなくおっとろしい洪水とその被害に唖然としながらはや一週間。

 お見舞い申し上げたいし、
 申し上げられたいです。

 くれぐれもご自愛ください。

 
 旅先のアジトにて。
 
ホップ・ステップ・ジャンプ
 ネチャネチャ酷暑&ウザ台風お見舞い申し上げます。

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 わが身の体たらくを晒しますが、
 ここ数カ月ほど、
 左手の中指の第一関節のところがカッチカチに固まって「タイイングだこ」になりました。

 タイヤー業だとのたまうならば、
 それが本来のあるべき姿ではあるのですけれど、
 
 恥ずかしながら、
 こんなの何年ぶりやろか?

 いろいろと、
 反省しきりの夏です。

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 ご購入くださった皆様、
 かさねがさね、
 ほんとにありがとうございました。

 注文したのはええけど、
 いつ完成するのや?と待っていてくださっている皆様、
 不安な気分にさせてほんとに申し訳ありません。

 くっそナメクジ進行ほんとにいかんともしがたいところで恐縮しきりですが、
 くっそトロイぶん気合いだけは一巻き入魂で巻かせてくださいね。
 お待たせしちゃってほんとにスイマセン。

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 もう市場に出回ってますか?

 ホワイティング「ヒストリックス」のグリズリー。
 これおもしろいの、
 黒い縞模様が「幾何学模様」のようにカクカクしてる。

 これでアダムスやグレイフォックスのハックル巻くと、
 ちょっとときめくファジー感。

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 これも「ヒストリック」なんだけど、
 こんなのがこれからどんどん市場に出回るなんて……、 

 いろいろ落ち着いたら、
 い~~~っぱい話したいことがありまくる。

 なんちゅうても、
 何年ぶりかのごっつい「タイイングだこ」
 ず~~っとクルクルクルクル巻いていたら、
 イヤでも、
 ハッと思いついたり、
 アッこれイケル!
 なんて発見は日々湧水のように溢れ出てきちゃって……、

 もうたまらないの。

 とりあえず、
 そういうの現場で試しまくってくるで~。

 とりいそぎ。
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