
ピーコックボディのスタンダードウエットフライ定番のひとつ「ガバナー」。
の、
私家版バリエイション。
ボディ後端の赤のシルクスレッドは、
マーカーで着色したスレッドで代用、
それをバットというよりもタグ状に、
みじかくこじんまりまとめてみた。
そのさきっちょに、
金印がほんとにチラッとのぞいている。
パッと見はわからないくらい。
しかし、
晴れた日の水中では、
意外なほど印象的に映るアクセント。
ウイング→ヘン・モナルフェザント…ニジキジの雌のセカンダリー・クイル。
ハックル→茶色染めブラックレースのヘンネックひと巻き。
ピーコックのボディは、
シャンクに巻きつけるというより、
ダビングに近い作業で巻いてある。
ので、
少ない本数でほど良いバルキーボディ、
そしてほつれにくい。
でも、
こういうのはオリジナルとは言わないよ……、
バリエイションもしくは私家版アレンジってところ。
この感覚をはき違えると……なんか軽いし野暮だな〜って感じがするねんな。

「ガバナー」私家版バリエイションもいっちょ。
昨夜取り上げた、
コック・デ・レオンのルースターとダン色ヘンのセカンダリー・クイルを使ったスタイル。
左の男の子は、
オリジナル指定の赤バットに、
マジェンタ染めのレオン・ヘンネックのハックルまるっと全開巻き。
右の灰色熟女は、
ターコイズ・ブルーのバットに、
淡いダンがかったレオンのヘンネックぱらっと全開巻き。
これらのレオンのクイル材は、
「これ、アイツにプレゼントしといてくれない?」
との博士のご好意で、
チキラーの灼熱のニワトリ男が、
「あのさ、この羽根どう思う?」の打診も添えて、
ことずかってきてくれたもの。
あ、
チキラーっていうのは、
文字通りニワトリ羽根・ラブな人々ってことね……。
というのはおいといて、
これらの羽根が我が家に来たのはちょっとまえ、
いや、
だいぶまえの話しになるねんけど……、
チンタラチンタラこんなのとか巻きながら、
アッチコッチでことあるごとに投げながら……、
さんざん遊んで五つ星認定してから……、
「アレええわ〜、ええよ〜、めちゃおもろい!
だ・か・ら〜…お・ね・が・い・ね……博士にもくれぐれも言っといてね」
囁いときました。
…ハートマークばりっと全開丸投げで…なので期待しときましょうね。
というわけで、
今夜の孔雀とレオンな気分でお別れのフライは……、

シルク地に、
ピーコックの段巻きボディがオシャレな「ハーディズ・フェイバリット」
の、
私家版アレンジを5態。
上から順に、
スインフォウ・フェザント雄のウイングに、
赤シルクもじゃ巻き毛羽立ち仕様。
その下が、
ターキーの赤グース・ファイバー1本入れウイングに、
スカイブルーのボディ。
そして、
レオンのオス、
メス、
灰色メス、
の各セカンダリー・クイルのウイング。
フックはTMC760SPの10番〜12番。
左側においた孔雀の濃緑ヒマワリ、
フライの大きさとくらべてみて……かいらしいやろ?。
というわけで、
昨夜のつづきを……。
コック・デ・レオンのウイング材を2種類ご紹介。
本邦初公開ですぞ。

左がヘン・レオンのダン色のウイング。
右がオス。
ルースター・ウイングとなる。

ダン色ヘンのセカンダリー・クイルのアップ。
ファイバー先端部を中心に、
霜降り状の濃淡が入り混じっている複雑なダン色。
バギー・アピアランスですな。

ルースターのセカンダリー・クイル。
濃緑にテカる黒褐色とマダラの調和。
底光りの魅力。
現在出回っているヘン・レオンのマダラ模様同様に、
これらも個体差が激しいのは確実だが、
大筋での特徴は共通しているはず……。
で、

三羽レオン見参。
左からそれぞれ、
ルースター、
ヘン、
ダン色のヘン、
のセカンダリー・クイルをウイングに使ったフライ。
三本とも、
タグの部分のほんの小さな金色以外は、
ボディも含めてすべてレオンの羽根で巻いてあるシンプルなウエットフライ。


このタイプのフックをウエットフライに使うのは、
まずはなにをさておきカッコイイから。
また、
ローウォーター気味に巻くと、
より雰囲気が盛りあがるだけでなく、
サカナからフックを外しやすい……、
という、
ジョーダンのようで本気な本音も語りつつ、
ダウンクロスでスイングさせる方法で、
このフックを使うことはほとんどない。
たとえば、
一般的な山岳渓流の平瀬を、
アップやクロスで張らず緩めず……、
もしくは、
小さな落ち込み岩の陰スポットなんかで、
ツツツ……としながら、
モワンッと水面下でフライに出た魚体が翻るのがよく見える……、
といった、
リーダーもティペットもラインも、
たるんでいるけど、
余裕をもってアタリを感知、
そしてアワセられる状況だと、
このフックに巻いたフライの気分。

ルースターのセカンダリーを、
バーチカル状のウイングにしたスペイ風6番。
ボディはピーコック青光り添え。
ハックルはルースター・サドル。
スロートはブラックフランコリン。
スペイ風だけどウエイテッド。
岩盤キワッキワのエグレに、
上流に向かって投げて流れに乗せ、
フワ〜〜ッと自然な感じで流し込みたいフライ。
エグレの奥にひそむ岩窟王魚に、
心からの下心をこめてお届けです……。
かしこ
昨夜のつづきを……。
コック・デ・レオンのウイング材を2種類ご紹介。
本邦初公開ですぞ。

左がヘン・レオンのダン色のウイング。
右がオス。
ルースター・ウイングとなる。

ダン色ヘンのセカンダリー・クイルのアップ。
ファイバー先端部を中心に、
霜降り状の濃淡が入り混じっている複雑なダン色。
バギー・アピアランスですな。

ルースターのセカンダリー・クイル。
濃緑にテカる黒褐色とマダラの調和。
底光りの魅力。
現在出回っているヘン・レオンのマダラ模様同様に、
これらも個体差が激しいのは確実だが、
大筋での特徴は共通しているはず……。
で、

三羽レオン見参。
左からそれぞれ、
ルースター、
ヘン、
ダン色のヘン、
のセカンダリー・クイルをウイングに使ったフライ。
三本とも、
タグの部分のほんの小さな金色以外は、
ボディも含めてすべてレオンの羽根で巻いてあるシンプルなウエットフライ。


このタイプのフックをウエットフライに使うのは、
まずはなにをさておきカッコイイから。
また、
ローウォーター気味に巻くと、
より雰囲気が盛りあがるだけでなく、
サカナからフックを外しやすい……、
という、
ジョーダンのようで本気な本音も語りつつ、
ダウンクロスでスイングさせる方法で、
このフックを使うことはほとんどない。
たとえば、
一般的な山岳渓流の平瀬を、
アップやクロスで張らず緩めず……、
もしくは、
小さな落ち込み岩の陰スポットなんかで、
ツツツ……としながら、
モワンッと水面下でフライに出た魚体が翻るのがよく見える……、
といった、
リーダーもティペットもラインも、
たるんでいるけど、
余裕をもってアタリを感知、
そしてアワセられる状況だと、
このフックに巻いたフライの気分。

ルースターのセカンダリーを、
バーチカル状のウイングにしたスペイ風6番。
ボディはピーコック青光り添え。
ハックルはルースター・サドル。
スロートはブラックフランコリン。
スペイ風だけどウエイテッド。
岩盤キワッキワのエグレに、
上流に向かって投げて流れに乗せ、
フワ〜〜ッと自然な感じで流し込みたいフライ。
エグレの奥にひそむ岩窟王魚に、
心からの下心をこめてお届けです……。
かしこ

コック・デ・レオンのヘン、
つまり雌のコンプリート・ウイングのペア。
いちばん左が、
左翼をまるごとそのまま、
右は、
右翼をバサッとひろげて3分割して並べたもの。
その内訳は、
右端がプライマリークイル。
真中がプライマリーとセカンダリーのちょうど中間にあたる部分。
そして、
右翼の横に置いてあるのが、
セカンダリークイル全体と翼の肩にあたる羽根となる。

これがそのセカンダリークイル。
ファイバーが長く、
模様の発色も鮮明。
また、
クイルの厚みやファイバー同士の結束も適度。
なので、
ウエットフライのクイルウイングには、
もっぱらこの部分の羽根を使う。
こうしたコンプリートの羽根に触れるのが慣れていない方は、
このクイル材をどうやって取り外すのか不安な方もおられるかもしれない……。
けどご安心を……簡単だから。
ぼくは、
翼をやや強引に広げるようにしておいて、
取り外したいクイル材の根元を折るように反対側に向け、
その根元部分をペンチで挟んで、
クイッとひねるようにして、
翼から抜いている。
ほかの部分にダメージを与えることもなく、
いとも簡単に抜ける。
もっといい方法もあるかもしれないけれど、
いちおうご参考までに。

で、
これがそんなセカンダリー・クイルとプライマリー・クイルの中間部分のクイル。
この部分は、
サイズ10番前後の小型のフライにはうってつけのクイル材となる。
コック・デ・レオンのクイル材のグレートなところとして、
セカンダリーからこの部分までの、
おいしいところが翼のほとんどを占めていて、
ウイング材として使える部分が目一杯とれる、
というのも特筆すべき点だ。

そしてこれが、
翼のいちばん外側に生えているプライマリー・クイル。
ストークが硬くて太く、
またファイバーは短くてパリパリしている。
クイルボディの素材となる、
グースやターキーのバイオットにあたる部分。
よって、
ウエットフライのウイング材には使えない。
「レオンのクイル材、もうスゴイでサイコーやでたまらんで激おすすめ!」
と、
ことあるごとに書いたり話したりしてきたワタシ。
それだけ煽りに煽っといて、
まだ足りないくらいの気持ち。
というか、
使えば使うほどにゾクゾク湧き出る旨味おもしろ味醍醐味……そして秘めたる可能性。
控え目に表現して、
モダンエイジのウエットフライのウイング材として、
いろんな意味で時代を象徴する定番になるべき素材だと確信している。
にもかかわらず、
羽根の扱いについての基本的なところをないがしろにしてしまった。
ので、
唐突ではあるけれど、
いまいちど再確認の意味で、
羽根の扱いについての基礎的なところに触れてみた。
で、
写真につかったレオンのコンプリート・ウイングは、
発売元となるマーベリック炎のニワトリ男いわく、
商品にならない型落ちグレードとの由……。
マジで?
翼全体のいびつさ、
クイル材先端の乱れはあるものの、
ウイング材として見れば、
個人的にはまったく問題ないレベル。
ということは、
裏をかえしてみれば、
光り輝くニワトリの羽根のために、
はるかアッチとニッポンを、
狂ったように往復している灼熱のニワトリ男さん……、
それだけ真摯な姿勢でこの羽根に取り組んでいるという、
なによりの証。
最大限のリスペクトを……。

で、
ついでに、
そんな型落ち翼よりも、
さらにダメダメの烙印を押されちゃった羽根がコチラ。
ご覧のとおり、
ファイバー割れまくりで、
コンプリートのままではどうにも修正できなかったシロモノならしい。
ためしにセカンダリー・クイルを抜いてみよう……。

こんな感じだ。
これを、
火にかけたヤカンから立ち昇る蒸気に当ててみる……。
↓
↓
↓

おもしろいように元通りに復元。
このように頑固なファイバー割れを修正するコツは、
羽根の先端部分から蒸気をあてつつ、
指先で軽く撫でながら、
根元方向に向かっていくといい。
以上、
コック・デ・レオンのコンプリート・ウイング取り扱いに関する、
基本的なアレコレでした。
あ、
それから、
今回はウエットフライのウイング材としての視点で、
この素材についてナニしたけれど、
プライマリー・クイルも、
それになにより翼のショルダー付近の羽根も、
使い方次第でみ〜〜〜んな魅力的な素材になる。
コチラのほうの羽根についても、
おいおいアレしてナニしてみたいと思ってます。
コック・デ・レオンの羽根は、
まるごとぜ〜〜〜んぶ捨てるところがない、
とことんミラクルな羽根やねんで。















