BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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読書とバスバグ
 フライパターン集とエッセイ&ノウハウ本、
 それぞれにタイプはちがうけど、
 充実したバスバグ本を二冊ご紹介。
 20071130174732.jpg
 カエルフライ不朽の名作、
 メッセンジャーフロッグの表紙がイカしてる、
 バスフライのパターンブック。

 入門編としてもバツグンなんだけど、
 バスの下顎つかみ過ぎで、
 いつも親指ザラザラのアナタだって、
 きっと抜けちゃうキュートな写真集。

 古今東西のアメリカ・バスフライ・タイヤーが一堂に会して、
 シリアスからジョーク、
 はたまたフォークアートからシンセティックまでの、
 自慢のバスフライがこれでもかと大集合。
 
 このまえ取り上げたトム・ニクソンの、
 奇天烈オトコ・フライズの数々も楽しい。

 んだけど、
 なんたってこの本がすばらしいのは、
 Tim Englandという、
 ほとんど詳細のわからない人物が巻いたバスバグが、
 たくさん見れるところ。

 この人のバスバグはほんとに凄い。
 世界は広いよ…ほとんど表に出てこなくても、
 とんでもない人は必ずいる。

 まずはこの本のトップを飾る、
 お嬢さんの名前を冠した、
 Tim Englandのラバーレッグなシンプル・バスバグの、
 えげつない完成度に度肝を抜かれてみよう。

 そしてもう一冊……、
20071130174811.jpg
 これもこのまえ取り上げた、
 タップス・バグの生みの親の息子さんが書いた本。

 版も小さくまとまって、
 派手ではない装丁だし、
 載ってるフライなんか…ものごっつ地味。

 なんだけど、
 想いの伝わるバスバグ本。

 英語がもっとスラスラ読めれば、
 きっと今の千倍深く楽しめるだろうな〜と思いつつ、
 寝る前に布団の中でしょっちゅうページをめくる本。

 と、
 褒めちぎりながら、
 その本のうえに乗せてみた我がタップスバグ風バスバグ…、
 シンプルこそがこのフライの身上と、
 あれほど書いてあるのにも関わらず、

 こんな機関車トーマスみたいにしちゃってホントにまったくもう…。

 というわけで、
 今夜のイチビリっ子バスバグはコレで… 
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 名前は「モッキン・バード」
 ファンシーな鳥に見える?…
 ジョイント仕様のトリ型バスバグです。

 翼はブラック・フランコリンのショルダー、
 尾羽はブラック・フランコリンのバックフェザー……、

 貴重なレア羽根…惜しげもなく縛りつけちゃってホントにまったくもう…。
 べつにこれでなくてもよかったのに……、

 これを巻いていた深夜、
 高揚しすぎて魔が差したんやろなあ……。
 20071130174710.jpg
 クチバシは、
 ターキークイルの太い芯のとこを細工。

 だいぶ前に取り上げた、
 ヴィンセント・マリナロとビル・ベネットのバッタフライ、
 ポンツーンホッパーからの応用。

 とはいえ、
 そのポンツーンホッパーの源泉を辿れば、
 ミシガン界隈の超古典バスルアーに行き着くという、
 輪廻転生?風情が今夜のオチってことで……。
まだまだバスバグ
 ホンマにまったくもう、
 今月はバンバカ更新しまくるつもりやったのに……、
 この体たらくでございます。
 ほんとにイロイロモロモロ人生ままならないっすね。
 あしたから師走やんかユウウツ。

 というわけで、
 毎年恒例にしたいと思ってる、
 バスバグ談義2007年版のつづきを…、

 アチラのお国の、
 著名なバス好きフライフイッシャーたち。
 彼らが巻いたお気に入りフライが並んだパターン集を見ていると、
 (この人、きっとものすごく釣りが上手なんだろうな〜)とか、
 (とにかく釣りまくってんだろうな〜)と、
 フライを見ただけで、
 そう思わせられる人物がいる。

 なかでも、
 「えげつな〜」と思ったのがトム・ニクソンという人物。
 未読なんだけど、
 68年に「Flytying&Flyfishing For Bass&Panfish」という本を刊行して、
 知る人ぞ知る存在ならしい。

 で、その人の愛用していたフライのひとつなんだけど、 
 まあ見たって……
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 ん〜〜〜……、
 鹿の毛のタワシ?

 なんでも曰く、
 このフライを風の強い日にボカンと浮かせて、
 ウィードのうえを風まかせにコロコロ転がしたり、
 ガボンガボンと動かしてビッグなバスを狙っていたそう…。

 しかも、
 ディアヘアーが完全にハリ先を覆っているので、
 ウィードレス効果もバツグン…、

 ランカー狙いの必殺!とのことです。

 なんでも、
 フライの大きさも写真のはチビッ子サイズ。
 標準フックサイズ5/0番てアナタ……漢やねえ。

 フライの名前は「パウダーパフ」

 このフライを使うかどうかはおいといて……、
 バスバグの機能というか、
 理想的な水面での浮き方、
 もしくは姿勢だけを考えたら、
 そのサイズとあいまって、
 ものすごく理に適ってるな〜と納得…って感じ。

 で、
 この鹿毛タワシへのオマージュ的私的バスバグを…、

 20071130174542.jpg
 

20071130174619.jpg
 くちびるネズミです。
 オレンジのくちびるで引き波をたてつつ、
 デレデレデレデレ引っ張って使ってね。

 ディアヘアーのネズミって、
 水はけも良いうえに、
 フロータントの付着加減が半端ないのがいい。

 ネズミを食ってるかどうかよりも、
 ポカッと浮かせる目的のバスバグって意味合いのほうがなにかと…、

 という、
 きわめて私的な、
 わかったようなことをのたまった赤面ウンチクはさておき、

20071130174646.jpg
 おなかはドピンクで〜す。
 しかも、
 そこにヘソまでつけてあるねん。

 このヘソを目標に、
 どでかいバスがグワボンッと出てくんないかなって下心。

 子供のころ、
 ルアーのクランクベイトなんかの側面についてる、
 黒い丸印がとても不思議で、
 その理由を知った時の感動をいまも…
 感じのヘソ印です。

 このへんは、
 トップウォータープラグからコチラにもハマッた方々は、
 「アホやの〜」と苦笑していただけるでしょうか?。

 40歳過ぎて、
 深夜ひとりで、
 巻きあげたネズミのおなかに、
 ムラサキのヘソをくっつけて、
 このヘソに大きな夢を描くロマン…。

 というわけで、
 ついでに根は真面目だけど外見お馬鹿な、
 くちびるシリーズのバスバグもういっちょ…。

20071130174125.jpg
 名前は「あっかんべロッグ」ですヨロシクね。
タップス・バグ
20071112183445.jpg
 現在のバスバグ標準形ともいえる、
 ラバーレッグにダイドしたサドルハックルのテールを巻いたバスバグ。

 御大デイブ・フィットロックらが世に広めたスタイル…。

20071112183505.jpg
 ガーバブルバグ。
 本当はバルサでハックルをサンドイッチのように挟んだ、
 古典的バスフライだった。 

 そうした、
 忘れ去られてしまったようなフライを、
 スパン・ディアヘアーのスタイルで斬新に蘇らせた功績も忘れられない。

 こうした、
 フレアさせたディアヘアーのボディに、
 バスバグならではの飾りをつけて世に問うた70年代、
 そのタイイングの面白さ新しさとともに、
 かの地では、
 フライでのバス釣り熱を再燃させる充分なインパクトだった。

 が、
 その一方で、
 「バスバグには余計なもんはな〜んも付けんほうがエエんじゃ」
 「そのほうが、でかいバスが釣れるんじゃ」
 との持論を展開していた人物もいた。

 H.G"Tap"Tapplyというバスバグ名人が愛用した、
 ディアヘアーのテールとボディのみ……、
 のバスバグは「タップス・バグ」と呼ばれて、
 いまも愛用している人は多いそう。

 
 投げやすい、
 軽々と高く浮く、
 より響くポップ音、
 などなど、
 このシンプルなバスバグは、
 フライで大きなバスを釣るなら、
 大きなメリットとなる……。

 そういえば、
 かのレフティ・クレーの必殺バスフライも、
 タップス・バグとまったく同じ理由で、
 着色したコルクのボディに、
 リスの毛のテールをチョロッと巻いただけ。
 
20071112183521.jpg
 そんなわけで、
 タップス・バグ風なバスバグたち…。

 シマシマに染められた、
 ストライプ・バックテールをテールに使って、
 複雑な色調でフレアさせまくったボディとの一体感を狙ってみました。

 シンプルなバスバグを巻きたいくせに、
 どうしても手の込んだ作風に仕上げたいのは、
 これはもうサガ……なんやろか?

20071112183539.jpg
 単純に、
 ポッピングバグなフォルムで刈り込むつもりやったのに……、

 なんで手間ヒマかけて、
 ウイスキーボンボンみたいのや、
 クチビルゲみたいなんに刈ってしまうのだろうか?……。

 とりあえず、
 バスバグ巻いたあとは、
 ジュータンコロコロで床をコロコロするのが大変だ。
 
サドルハックル談義
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 緑色の地味なロゴと、
 赤マジックで書きなぐったグレード表示が時代を語る、
 旧ヒーバートのサドルハックル・ケープたち。

 10年以上も前に、
 かたっぱしから買い漁ったモノのごく一部。
 当時はまったく注目されなくて、
 調子こいてもうほとんど買占め状態。

 いまではすっかりレアハックル…なんやろか?。

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 サイズ8番から12番前後の、
 ウルフやバリアントなどなどのドライフライを、
 繊細かつファジーに巻くなら、
 もうたまんないハックル。

 ファイバーの長さ太さ、
 艶に発色……、
 そして、
 このサイズのこうしたフライには重要な、
 硬すぎず柔らかすぎないファイバーのコシが絶妙。

 そしてもちろん、
 ナチュラル・カラーが売りのヒーバート、
 ダン系、
 芯黒系、
 シマシマ系などなどなど……。

 という話しをすると、
 やっぱ古いほうがなにかと優れてて、
 新しいのはどうとか…と思われるのはとても心外。
 
 なんちゅうか…そうした考え方は損だと思う。

 なにごともそうだけど、
 ハックルは特に適材適所で、
 その目的に向いたもの…を見出す楽しみがある。
 そこがおもしろいわけだ。

 いろんなハックルを、
 ただコレクションするだけでなく、
 巻いたり使ったり、
 心ゆくまでいじくり倒すと、
 これこそがすべてにおいて……っていうのはありえない、
 っていうのがわかる。

 だからこそ、
 古いのも新しいのも、
 「オッ…」と心に響いたやつは、
 どれもこれもた〜くさん欲しいねんエンドレス。

 と、
 いかにもドライフライやな〜って、
 話題をふっておきながら……、
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
   ↓
20071107142341.jpg
 本日のフライはバスバグ。

 クリーのサドルティップをテールにした、
 ナチュラル・テイストなシンプル構造のバスバグ。

 丸みを帯びたティップ、
 適度なハックルの幅と厚み、
 ファイバーの密度と発色、
 ストークの適度な弾力性……、
 などの持ち味を活かして、
 このように使えるのも、
 旧ヒーバートのサドルハックルの旨味のひとつ。
 
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 コチラは、
 濃いめのバードジンジャーを使ってみた。

 最近は、
 こうした単純でありきたりなフォルムなんだけど、
 やってる人が見れば、
 手間かかってるな〜ニヤリ、
 って感じのバスバグがお好みです。

 とかなんとかいいつつ……、

20071107142411.jpg
 その一方でこんなのも……、

 フライの名前は、

 上のが「バジャバジャ・バード」
 ゴールデン・バジャーのサドルを使った、
 ダイビング仕様のバスバグ。
 イメージはトロピカルな小鳥です。

 バジャバジャ泳ぐバジャーのバードやねん…。

 下のは「バグコブラ」
 クリーのサドルをロングテールにあしらった、
 御大デイヴ・フィットロックばりのスネーク型ダイビング・バグ。
 イメージはヤマカガシ柄のコブラです。

 あいもかわらず、
 キテレツ系もやっぱ楽しい。

 20071107142424.jpg
 だってバスバグだもん……。


バスバグ・コスメ2006ファイナル
          20061212194535.jpg
 皆さ〜ん、お元気です・・・・・・・・・・・・・か?

 ほんの一週間ほどで締めくくるつもりだった「ディアヘア祭り」ですけど・・・
 これでも目一杯駆け足のつもりなんですけど・・・

 なににつけ、
 なんでぼくは予定通りに物事すすめられないんです・・・・・か?。

 というわけで、
 ようやくバスバグ全身写真をいくつか・・・。 
20061212194552.jpg
 フェイス前面をズバッと鋭角的に刈り込んで、
 そこをルアーのプラグでいうとリップに見立てた、
 ダーター・タイプのダイビング・バグ。
 グワボンッとけたたましいポッピング音を立てながら、
 ボコッと激しく水中に頭を突っ込んで、
 ボコンッと勢い良く浮いてくる漢のバグ。

20061212194627.jpg
 「キャットバグ」命名じぶん。 
 もはや我がライフワークのひとつとなっている、
 ナマズ釣りに使っているダールバーグダイバー型のポップ&バブル&ダイビングバグ。

20061212194647.jpg
 ペンシルポッパー・タイプのポッピング・バグ。
 レッドヘッドに血が騒ぎ心躍るアナタ・・・
 ヘドンのラッキー13とか、
 サウスベンドのバスオレノとか、
 近所の野池で投げまくったクチですな・・・。
 
20061212194705.jpg
 スカートの部分をラバーだけにして、
 それをフンワリとバサッと大きく広げてある。
 チョイ前に取り上げた「オレノチェルノ」、
 このフライのラバーレッグの考え方の源泉となったバスバグです。
 
20061212194723.jpg
 いや〜ん、かいらし〜〜〜〜(ハート)。
 ムッチャお気に入り・・・「桃のしずくバグ」の全体像。
 テールだってほんのりシェルピンク・・・ロリロリで〜す(ハートふたつ)。

 なんだけど、
 ボディ後方のカックンとした刈り込み形状と、
 フェイス前面の角度、
 そしてフレアさせたディアヘアーの密度にご注目。

 乾いたポップ音と細かい泡はワタシにおまかせ。
 月にかわっておしおきよ・・・。

 というわけで、 
20061212194742.jpg
 長々お付き合いいただいた、
 バスバグ・ファッションショー2006は今夜で一段落。
  
 といっても、
 また折々に登場してもらうつもりです・・・かしこ。

 
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