BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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Raw RUB A DUB Inna Different Style


 グレゴリー・アイザックスとルーツ・ラディックス 81年の一発録りライブレコーディングat 英BBC。

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 Crucial.

ジョン・ホルト
 レゲエのことを知らない方でも、
 テレビのCMやらなんやら、
 いろんなひとにカヴァーされたりとか、
 聞き覚えのある歌かもしれません。
 The Paragons (John Holt) - The Tide Is High

 今夜は、
 この歌のオリジナル・シンガーのひとり、
 ジョン・ホルトのお話しです。

 レゲエのこと知らない人は、
 ちゅうか、
 80年代初めのレゲエ事情を知らない方は、
 わっけわからんとおもいます。
 
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 この時期、
 ずっと家にこもってタイイング机にかじりつき巻いたり撮ったりモロモロ励んでいるので、
 必然的に一日中レコードが回っておる状態です。
 音楽生活としても、
 なかなかコユイものがあるわけだ。

 年明けからこっち、
 マイブームはなんちゅうてもジョンジョのヴォルケイノ。
 我が家にかろうじて残っていた数少ない同レーベルのレコードをひっぱりだして、
 ひさびさにロッキン・ドリーとかパス・ザ・クシュンペンとか、
 ズングズングズンググゼンとか、
 当時熱心に聴いていた懐かしのワンドロップ・ドライヴィンに、
 フライを巻く手も軽やかだった。

 で、
 なんちゅうてもズ~~~ッと家におるわけですから、
 お仕事しながらズ~~~~ッと聴いてるわけですから、
 あらかた聴き過ぎてすぐ飽きて、

 なんかジョンジョの手がけたレコード他になかったかいなと、
 段ボール箱にしまって押し入れの肥やしとなって幾年月。
 ぶっちゃけ 「ほぼ忘却のかなたにあった」 レコード群もひっぱりだして、
 
 そのなかにあったのが、
 このジョンホルトのサイン付きアルバム。
 表題曲が当時のサウンドシステムに旋風を巻き起こし、
 ジャマイカ国内では往年のロックステディ時代以来の空前の大ヒット。
 となったアルバム。

 なんだけど、
 このアルバムがでた当時、
 1983年から84年にかけて、
 なんちゅうても時代はイエローマンにシュガーマイノット、
 そして、
 バーリントン・リーヴィだフランキーポールだココティだ、
 リトルジョンだマイケル・パーマーだと、
 つぎから次へと頭角をあらわしすフレッシュな新時代アーティストのヒット曲を追いかけるのに夢中だった。

 だって若かったんだもの。

 そこへくると、
 このベテランの一大復活アルバムは、
 当時はなんとも地味で暗くて一本調子に聴こえて、
 まったくピンとこなかった。

 にもかかわらず、
 なんでこのレコードが我が家にあるかというと、
 じぶんの名前まで入れてもらったサインが書かれているからだ。

 売り飛ばすわけにもいかず、
 ヒトに譲るのも気が引ける……、

 と、
 そんな持て余し気味だったレコードに、
 なんでサインしてもろたかというと……、

 1992年のジョン・ホルトとアルトン・エリスの来日公演のとき、
 ぼくが働いていた渋谷のレゲエのレコード屋にジョン・ホルトが表敬訪問してくださって、
 そのとき、
 「パラゴンズ時代もふくめて、記念にこの店に在庫しているアナタのレコードのなかから、
 いちばん想い入れのあるレコードにサインしてくれませんか?」
 ったら、
 「う~~んそれは難しいヨ」
 とか言いながら盛りあがって、

 なんせ多作の御大、
 当店のジョンホルト・コーナーもけっこう充実していた。

 でさあ、
 ジョンホルト御自身が、
 うちの店の御自分のコーナーのレコード棚のまえで一枚一枚レコードめくりながら悩みはるわけ。

 いまにしておもえば、
 そんな貴重な光景っていうか、
 大御所中の大御所にそんなことを気軽にたのんじゃう若さって怖い。
 ものがわかってないって怖ろしい。

 でも当時、
 店に来てくれたほとんどのアーティストやミュージシャンにサインたのむとき、
 そうやって御本人が大事に思ってるレコードえらんでもろて、
 それにサインを頼んでた。

 かならず盛りあがるから。
 どんな大物アーティストでも、
 旬のアーティストでも、
 新人ならなおのこと、
 みんな「自分のレコードがこんなに日本で売られてるなんて思いもせんかった」
 ってメッチャよろこぶ。

 なかには、
 なんでオレさまは日本でもこんなに有名やのにいっこももうかれへんのや?
 と、
 おもっくそカン違いして、
 当店にて一席ぶっていく御大もおられた。

 誰とはいわんけど……。

 そしてぼくは、
 そのアーティストがさらに好きになった。

 話しがだいぶ脱線したので軌道修正。

 そんでまあ、
 何枚かの御自身の作品のなかから、
 そのときジョンホルトが選んでサインしてくださったのが、
 この地味なアルバムだった。

 ものすごく意外だった。
 トレジャーアイルのでもスタワンのでも、
 バニーリーのだって、
 なんならデニスと共演したのだって、
 名作秀作ほかにいろいろあったのに。

 というようなことを懐かしく、
 あまずっぱく思い出しながら、
 何十年ぶりかでこのアルバムにレコード針を落として……、

 そしてフライを巻きはじめて、
 あ、
 なんかいま聴くと新鮮でわるくないじゃん、
 なんておもいながら、

 A面さいごのこの曲がかかり、
 
 

 
 フライを巻く手がピタリと止まってしまい……、
 われ知らずリズムにのせて揺れ動く心とからだ。


 そして、
 B面さいごのこの曲

 
 
 タムリンズにトニータフ、
 それにアルキャンベルのバックコーラスも冴えわたり、
 たまらんもんがある。

 あのころ、
 第一印象だけで地味だと決めつけていたアルバムを、
 いま聴いてみれば、
 なんと表情豊かで多彩で自在で存在感のあるボーカルであることか。

 そして、
 そんな骨太の堂々のボーカルを支え際だたせ浮き出させてくれる、
 ラディックスのぜい肉をそぎ落としつくして骨組みだけのような渋すぎる演奏、
 さらにそして、
 ドラムの鳴りにこだわって時代を築いたチャンネルワン・スタジオにて、
 その売りを最大限に活かしたソルジーのミックスも、
 みんなみんな、

 ぜんぶいい!

 さいっこうにグッとくる。

 以来、
 朝な夕なこのレコードがターンテーブルにのっております。

 嗜好や好みや、
 なんなら志向も、
 経験と年月を積み重ねるうちに、
 しらずしらず刻々変化する。

 と、
 そんなジョン・ホルトも一昨年亡くなられた。
 
 レゲエのレコード屋で働いて雑誌に記事も書かせてもろて、
 という役得だけで、
 巨匠とのまたとない出会いの機会に恵まれながら、
 あのころマジでな~んもわかってなかった。

 ようやく気づいたときには、
 もはや時すでに遅し……ぼくはいつもそうだ。

 でもまあ、
 それでいいよね。
 っていうか、
 そんなもんですよね。

 なんせ、
 このレコードにサインしてもろて、
 ほんとによかったと、
 24年も経ってようやくおもってる。
 
Rockin' Drifter
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 キングofモスキート 血塗られた蚊。

 ギニアフォウルのセカンダリークイルをウイングに、
 バックフェザーをハックリングした。
 
 ボディはレオンのサドルのハックルストークを巻いて、
 白黒ゼブラな縞模様。

 そんな、
 全身白黒斑点入り乱れるモノクロに、
 目にも鮮やかなシッポの紅一束……。

 ファンシーや~。

 シルバーヒルトンやティール&ブルーなどなど、
 白黒のメリハリ効いてるウエットフライの伝説にあやかりたい下心。

 などと、
 夢みる巻き子さんな気分でワーワー巻き倒しているときは、
 そりゃあもうナチュラルハイで……、
 
 が、

 日々なにくれとなく集中して巻いておりますと、

 しょうじきゆうて、
 煮詰まるダレるなぞしょっちゅうで。

 そんなときふと、
 過ぎしイタイ痛すぎる黒歴史が脳裏をよぎることもしばしばあって、
 ンギギギギと身もだえすることしきり。

 そしてなんでかブログを書くのじゃ。

 

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 昨年の暮れ、
 グラディが亡くなられた。
 享年81歳との由。

 またおひとり、
 ジャマイカ音楽の礎を築いてくれた偉大な巨匠が、
 しずかにザイオンに旅立たれた。

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 Gladston "Gladdy" Anderson
 オーバーヒート社の石井志津男さんが89年に書かれたこの記事をいま拝読すると、
 石井さんとグラディの絆によって、
 我々日本のレゲエ好きがどれだけの恩恵にあやかったのかが良く分かる。

 あのころ、
 そういうことが全然わかってへんかってんなあ。

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 そしてなぜかフライの雑誌18号。

 91年発行だから、
 うっわ25年前やてウッソまじソレやだ。

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 この号の「隣人のフライボックス」コーナーにボク載っちゃったんだよね~ウレシハズカシ。



 そして、
 そのとき一緒に掲載されたプロフィール写真なんだけど、

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 右が当時26歳のクッソバカ。
 左がグラディ。

 当時働いていた渋谷センター街のレゲエのレコード屋さんに、
 たしか89年のスカタライツ日本公演で来日していたグラディが来てくださったときに記念撮影していただいたもの。
 
 たまたま居合わせたお客さんが「カメラあるからお二人で撮ってあげるよ」と言ってくれて、
 「おお~撮って撮って~。グラディ、写真撮ってくれるって~」というと、

 グラディが「ちょっとまって……」つって、
 いきなり背中向けて下向いてベルトをカチャカチャしてシャツのすそ直してズボンをずりあげて服ととのえて、
 「はい、おまたせ」

 そんなことが、
 もう素晴らしく絵になる、
 なんてカッコイイひとなんだろうって、
 見惚れてしまった。

 そして後日、
 京王線の千歳烏山の駅前の喫茶店で、
 フライの雑誌の先代編集長だった故中沢さんと待ち合わせて、
 「隣人のフライボックス」のためのボックスをわたしたとき、
 そのプロフィール写真も念のため数枚持参したんだけど、
 中沢さんは「サカナとツーショット」とか「河原のワタシ」の写真はあっさり却下して、
 「これしかないでしょ」
 と言った。

 どうでもいいことだけど、
 「隣人のフライボックス」コーナーなどという檜舞台に抜擢?されながら、
 この当時の前後数年、
 時間的にも気持ち的にも、
 我が人生でもっともサカナ釣りから離れていた時代だった。

 それから月日はちょい流れて、
 92年のカールトン・マニングとブレン・ダウ来日公演にて、
 再来日されたグラディが店にもまた来てくれて、
 そのとき、
 このフライの雑誌を御本人に見せたんだよね。

 写真を勝手につかってしまって、
 という気持ちもあって、
 「勝手してスイマセン」つったら、
 「え?なんで?」みたいなこと言われて、
 「これはなんの雑誌なんだ?」って聞くから、
 「趣味のサカナ釣りの雑誌です」
 「ふ~ん」

 なんて話して、
 それからレコードの話しもまたいっぱいして、
 スタッフの方が迎えにきたので「明日の公演すっごい楽しみにしてます」とかなんとか言ってサヨナラするとき、
 グラディがツツツと寄ってきて、
 「さっきの雑誌なんだけど、この近くで買える?」って聞くの。
 びっくりして、
 「え?」つったら、
 「ジャマイカに帰ったら家族や仲間に見せたいんだ」って……。

 「これ、プレゼントさせてください。ほんとにありがとうございます」
 

 そしてまた後日、
 中沢さんにそのことを報告すると、
 「おおお~~光栄だなあ、フライの雑誌初の海外進出がジャマイカってのがまたいいんだよな~」
 なぜだかこの話しにエライがばっと喰いついてくれて、
 しきりと「それいいね~、いい話しだねえ、ビゼンくんイイ経験してるよね」
 と言ってくれてうれしかった。
 鼻高々だった。
 「それからさ、今じゃなくてもいいから、ジャマイカやレゲエとフライフイッシング絡めて、なんか書きなよ」
 と言ってくれて励みになった。

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 ジャマイカ大衆音楽が産声をあげた時代から現在まで、
 ずっとず~~~っと音楽の職人でありつづけた巨匠は、
 孤高で、
 唯一無二の存在なのに、
 そんな素振りはつゆも見せず……、

 あのころ、
 当たり前のように享受していたアレコレの経験や出会い。

 それがどれほど貴重で幸運で得難いモノであったのか、

 20年以上も経ってようやくわかったスーパーバカここにあり。

 そんなわけで、
 今夜のお別れに続けて2曲お聴きください。

 
 まずはデニス・ウォークスの名唱につづいて、


 そして、
 Rockin' Drifter


 ぼくらの誇り、
 マスターピース。

 
Under the Ishen tree
 ドライブこそ音楽鑑賞の時間。

 道内各地の道は最高のオーディオルームです。
 
 この夏の車中泊遠征釣行のために通販でこうたCDを3枚。

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 スラロビが昨年リリースしたダブ・アルバムだそうだ。
 かのハリーJスタジオにて録音。

 メッチャよかった!
 
 回顧風味でありながら、
 ものすごくモダン。

 深夜、
 そぼふる雨がフロントガラスを濡らす、
 とある樹海の峠道を走っていたとき、
 サーッと鳥肌が立った。
 
 Sly & Robbie - Melissa
 
 ロビーのベースはやっぱなんか奥底からみなぎってるわ。

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 おくればせながら買ってみました。
 期待以上だった。

 多彩かつ多作すぎて、
 ややもすると焦点がボケてみえるバニー・リーですが、
 そのサウンド感覚はブレることなく、
 この時代すでにフライング・シンバルの素地が見え隠れしていたことを痛感して、
 ヴォリュームのつまみがグイグイあがる珠玉の作品集でした。

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 ちなみに、
 このCD一曲目のプリ・シングルのクレジットは、
 「TUBY & FAMILYMAN」

 Delroy Wilson - Drink Wine
 とっぽいよねソリッドだよね最高!

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 かの英国BBCラジオ1の異端アナウンサー「ジョン・ピール」仕切りの伝説の番組、
 ジョン・ピール・セッション。

 反骨のアンダーグラウンド出身アーティストたちの檜舞台。

 ASWAD John Peel 10th August 1976

 アルバム「HULET」くらいの70年代から、
 90年代はじめの「On & On」まで、
 その時代ごとのジョン・ピールセッションでの演奏が納められた2枚組CD。

 この番組の気合いの入り方と、
 この時代までのアズワドに格別の感ありの自分としては、
 たまらん企画CD。
 レコード屋さんの通販コーナーの試聴するまでもなく、
 見つけた瞬間BUYボタン押したった。

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 70年代半ばから80年代はじめころの演奏がおさめられた1枚目ばかり聴いた。

 おかげで、
 河原をあるいているとき、
 「AFRICAN CHILDREN」しらんまに口ずさんでしまう癖がついた。 

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 そして釣った。



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 川からあがって、
 風呂はいって汗流して、
 夕ご飯食べて、
 あとはクルマで寝るだけ。

 日が暮れるまえにも音楽を聴きながら、
 水辺の景色を眺めながら、
 ネットに残る昼間のあのマスの残り香を嗅いだりとかして……。

 コレ以上の贅沢が思いつかない。

 明日も釣るのだ。

 でも雨だったらドライブしながらたっぷり聴くのだ。

 爆音で。



THE MIGHTY KING STURGAV HI FI 2010

 

 グローリィ!

 キング・ステレオグラフ2010年のサウンドシステム実況中継。

 まずはスカイラーキン・トラックでオールドスクールなトースト熱演のリトル・トゥィッチとジェネラル・トゥリーに度肝を抜かれ、

 そして!
 リトル・ジョンが仕掛けたオールディズ・メドレー合戦にのるリトル・トゥィッチとジェネラル・トゥリー、
 そしてチャーりィ・チャップリン。
 泉のように湧き出る「ぼくらの青春の歌たち」

 もちろん一緒にうたう。
 目頭にジンとくる。

 盛りあがったところですかさず「ダディ、あとはよろしく!」
 御大U・ロイにマイクをわたすリトル・ジョンしゃれおつ。

 皆の期待を一身に受けてダディ余裕の「Just My Imagination」
 震えた。

 泣けてきた。

 その流れでジェネラル・トゥリーいきなりのの「Harbman Hustling」!
 リトル・ジョン間髪いれず「Buy off the bar」で返しちゃう。
 みんな大笑いのシュガー追悼。
 もちろんそのあとはグレゴリーのモノマネ対決、
 ジェネラル・トゥリーの「Mr,Brown」!
 
 彼らのトリヴュートはいつだって心憎いほどオシャレ。

 
 もう画面から目が離せない。

 それにしても、
 このインド系の血が混ざってそうなラコステ・ポロシャツのセレクターのオジサンは何者なんだ?
 ジックリ見てみて……まるで自分がマイクにぎってるかのような寸分たがわぬミックス。
 しかも失敗したところや雑になる部分がいっさいない。
 いつもカンペキ。
 こんなにウジャウジャ次々とアーティストがめまぐるしく入れ替わるのに、
 いつもカンペキ。
 すっげ~職人技。
 そんなラバダブの合間に挟まれるダブ・プレートもさすがステレオ・グラフの唸るセンスと選曲。
 ぜんぶいい、ものすごくいい。たまらんもんがある。
 それをさあ、
 ビターッと絶妙なタイミングでかけて、
 ええとこでサッと針あげて、
 流れるようにしぜ~んにラバダブにもってく。
 むっちゃくちゃカッコエエ。

 スペシャル・ゲストのひとりのアドミラル・チベットは、
 マイクにぎりはるの久しぶりやったんやろか?
 ちょいはにかみ気味。
 なんだけど!
 チャーりィ・チャップリン、
 ジェネラル・トゥリー、
 リトル・トゥィッチ、
 鉄壁の職人たちこれがほんまのプロのDJ。
 彼らの話芸にグイグイもちあげられて、
 チベット後半すっかりノリノリ。
 
 そんなチベットも感涙なしに観られへんねんけど、
 「Serious Time」いっしょに熱唱するねんけど、

 チャーりィ・チャップリンの紹介で、
 スプリッフ片手にサーッとでてきたリロイ・ギボンズいきなり「Fourseason Lover」ぶちまかし!
 会場マッシュアップしまくりやのに、
 コマゲン忘れて歌いきっちゃうリロイ・ギボンズ。
 耳元で「コマゲンしたら?」とささやくチャップリン。
 サッとマイクうばってMCいれるトゥィッチさすが。
 ハッと我に返るリロイ・ギボンズなだれのようなヒット・パレード!

 会場大人も子供も少女もネエチャンおばちゃん婆ちゃん皆マッシュアップ!
 大合唱。
 み~んな笑ってる。

 ユーチューブ観ながらぼくマッシュアップ!
 大合唱。
 ぼく泣き笑い。

 いや、
 はじめてこの映像みたとき、
 ここらへんでこみ上げてくるものが溢れてしもて号泣してもうた。

 2010年やで、
 ほんの5年前やで。

 彼らがヒット・チャートをにぎわせたあの黄金時代は、
 もはや30年近くもまえのこと。

 歳だって皆ぼくよりもお兄ちゃん。

 それなのに、

 枯れるどころか、
 その話芸はますます円熟を極め、
 磨き抜かれた職人芸へと昇華したかのような余裕のDJ陣。
 

 そういえばさあ、
 これもユーチューブでジャミーの最近のインタヴュー観てんけど、
 そのとき、
 「ジャミーズ・ハイファイの生涯のライバルはどこのシステム?」
 みたいな質問があって、
 王様ニヤッてわらって「スコーピオ」って即答しとった。

 どんなに時代は変わっても、
 85年スレンテン初お目見え
 伝説のジャミーズVsブラック・スコーピオのあの夜のウネリは永久に、
 ってところやね。

 あのころ、
 そんなジャミーズの切り込み隊長はってたトゥィッチ、
 そしてスコーピオの看板だったトゥリー、

 そのふたりが、
 御歳70歳を越えられたダディ・ロイ運営の老舗サウンドを仕切る。

 感慨深いっていうか、
 美しいですよ、
 どんなに勇気づけられることか……。

 キング・ステレオグラフがいつごろ活動を再開したのかとか、
 現在の状況とか、
 そういう最新情報は知らん。

 ねんけど、
 いまのステレオグラフの心臓は、
 このおふたりのDJとセレクターのおじさんが握ってはるんやなあとおもった。

 この感動と感慨を、
 万人とわかちあいたいとはおもいません。

 あの黄金のダンスホール・レゲエ時代、
 激動のコンピュータライズド80年代を、
 このラフ&タフ・ミュージックをこよなく愛して青春時代を駆け抜けたアナタとだけ、
 強く固く深くわかちあうことができれば、
 ものすごく満足だ。

 それと、
 ブースからみて右側最前列で、
 なんでか水色のショルダーバッグ抱えて白いジャンパー着て買い物帰りみたいなカッコしてる、
 おかっぱドレッドのオネエチャン、
 めっちゃタイプです。

 と、
 そんな会場の様子が克明に観れるのもたのしい。

 ぼくら50代世代のおっさんおばさん中心に、
 中学生くらいの子からステキに着飾ったお婆ちゃままで、
 ドレッドの爺ちゃんも元ダンスホールクィーンのママも、
 だれもかれもすごく楽しそう。

 さすがダディのキング・ステレオグラフ面目躍如。
 ぼくの好きなダンスホールはまさにこれ。
 
 
 
 

 

 

 
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