FC2ブログ
BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201901<<12345678910111213141516171819202122232425262728>>201903
クイルウイング・ラプソディ (ものすごく遠まわしにしつこく2019年カレンダー販売のご案内)
190123 (2)2

 お馴染みのターキーをクイルウイングにした私家版マーチブラウン風パラシュート仕様。

 教科書に倣えば、
 ターキークイルのウイングにはつかえない側、
 通常なら破棄している、
 ファイバーの先端が逆向きにビコーンと湾曲してそっくり反っているほうの、
 その反り返りを逆に利用してクイルウイングを巻いた。

 190123 (3)3
 ディーウイング・スタイルで巻いたサイズ5番 for ライトタックル仕様。

 レオンのサドルスキンの後方に生えているウェヴ状のハックルをパーマボディに巻いて、
 ウイングにはやはりターキークイルの反り返っているほうをバーチカルなディー・スタイルに巻き止めた。

 スイングさせるとマラブー状のハックルがユラユラなびくだけでなく、
 反り返ったウイング先端もまた流水の抵抗を受けてバタバタにぎやかに揺れうごくという寸法。

 スロートハックルにもご注目を。
 このテのディーウイング定番ハックル素材となるティールやウィッジョンといったカモ類のフランクフェザーだと、
 白地のファイバーに黒いゼブラ模様なんだけど、
 ここではそんな定番素材とは正反対の色調と模様のスロートハックルをつかってみた。
 黒地ファイバーに散りばめられた白い細かな斑点のハックルに「あれ、なんだコレ?」とおもっていただけますと超うれしい。
 これもカモの仲間のフランクフェザー。
 なので、
 ファイバーの質感はティールなどとまったくおなじ。
 
 というのはさておき、

 ターキークイルは、
 やり方とアイディアと応用次第でクイルのファイバーの両側ぜ~んぶ、
 根元から先端までくまなくおいしく有効につかえますよ…という作例。

 律義に教科書に忠実に盲目的にマニュアルに従うことなんかおまへん、
 古典のレシピ指定だってあくまでも目安というか参考までに…くらいのもんやと思いなはれ。
 おそれることはありません。
 タイイングは自由にやりなはれ~、
 という、
 僭越ながらささやかなメッセージではありますけれど……、

 そのかわり、
 教科書から逸脱して自由になろうとおもったら、
 徹底的に基礎と基本をやり倒してアタマで理解してカラダで習得してからモノ言わないと、
 とっても恥ずかしく説得力に欠けて痛々しいのは、
 なんの世界でもおなじことですね。

 日々これ精進。
 なんだけど、
 その修行がまた世界をより奥深く広げてくれる源泉にもなり、
 おおきな喜びと愉しみになるってところが趣味の世界ですね。

190123 (1)1

 やっぱフライタイイングは、
 どうしようもなく、
 ロイヤルコーチマンにはじまり、 
 ロイヤルコーチマンにおわる……のだろうか?

 なんて戯言が脳裏をかすめたりした2019年の年初め。

 「ロイヤル一家総ざらえ」プロジェクト、
 ぜひともドサッとまとめたいものです。

190123 (4)4

 そして、
 数年来の課題でもある、
 「セイランの逆襲ふたたび」プロジェクト。
 何年もかけてコツコツちんたらやってまいりましたが、
 いよいよ期は熟した感あり。
 かならずや……、

 という今年の目標はさておき、

 年が明けるのを待ちかねたように、
 我が2019年カレンダーの表紙をビリビリッと切り開いたわけですが、

 表紙が、
 表紙が、
 もったいなくって……、

 そんなわけで、
 我が家のいちばんVIPな壁はいま、
 このようになっております。

 で!
 ひとえに皆々様のおかげをもちまして、
 すっかり残り少なくなったカレンダーの在庫ですが、
 まだあとすこしだけ在庫あります。

 毎度毎度これでもかと宣伝ばっかで恐縮至極ではありますが、
 B4サイズのオールカラーで、
 2018年に活躍した我が追憶のフライたちと思い出のニジマスたちの写真を、
 季節ごとにこれでもかと並べて1800円です。

 こんなにしつこいんやから、
 もう根負けして買ったろかと思ってくださった方は、

 ぜ~ひとも!

 bizen-m@olive.plala.or.jp まで、
 お気軽にご注文くださいませ。
 ただちに、
 速やかに発送させていただきます。

 どうかよろしくお願いいたします。

190123 (5)5

 そんなわけで、
 昨年末から年始にかけて、
 多くの皆様に2019年カレンダーをご購入いただいて、
 ひたすらありがたく、
 そしてなによりも気持ちがググッと盛りあがりまくり、
 そんなハイテンションのまま、 
 年始の初仕事として「おもしろマテリアル仕入れ活動」に走り回っておりました。

 久々に感動の超ハイクオリティ定番素材から、
 じぶんにとってははじめてとなる珍品まで、
 「ソレも買いますコレも買いますソレぜんぶ買います」と、
 調子こきまくって買います買います連呼しちゃってお財布すっかりすっからかん。
 しかし!
 これでまた今シーズンもやりがいのある課題が盛りだくさん。
 熱く愉しく過ごせそうです。

 右のフライは私家版ブルーダンのウエットフライ。
 名づけて「銀幕のブルーダン」

 ホワッと膨らんだボディのダビングがキモ。
 このダビングファー、
 しとどに濡れると艶っぽい銀色がかって見えんの。
 空気膜による反射とかそういうのではなく。

 ちなみに、
 このブルーダンはTMC107SP の6番に巻いたんだけど、
 それってけっこうなビッグサイズなんやけど……、

 それとくらべると、
 隣のフライどんだけモンスターやねん?ちゅう話しですね。

 このフライは2019年カレンダーには載せてないけど、
 「セイランの逆襲ふたたび」プロジェクトにて、
 またいずれかならず舐めるように仔細見せびらかしたいので見てネ。

 カレンダーもぜひ買ってネ、
 しつこくてゴメンなさいね。

190123 (6)6

 というかんじで、
 たったいまのマイブーム的フライズのほんの氷山の一角を取り上げてみましたが、
 なかでもサイコウにナウなかんじでトキメいておるのがこのフライ。

 ダッククイル・ウイングの、
 ファー・ハックルなドライフライ。
 金色のオーバルティンセルのボディのうえにも、
 パーマハックル状にファーをハックリングしてある。

 テイルはパッと見ムースメーンのような質感で、
 存在感のあるバリッとした太さなんだけど、
 まるでハックルのように繊細に陽の光を透過する。
 
 で、
 金色のオーバルティンセル以外は、
 テイルもファーハックルもウイングもぜ~んぶ北海道産の素材。

 地産池消とか、
 どうせなら身近な地元の素材でまにあわせようとか、
 そのような安易な考え方ではなく、
 あくまでもメッチャ最高の唯一無二の素材として、
 北海道ならではの動物や鳥だからこその素材の特徴と旨味を活かして、
 巻いて愉しく、
 かつ実践的で、
 そしてなによりものすごく効く、
 そんな北海道発のフライタイイングのアプローチ。

 「エゾ素材フライズ」プロジェクト。

 知らん間に、
 気がついてみれば、
 これこそ我がライフワークになっちゃってます。
 
 ぜひともやりたいことがもういっぱい。

 そんなわけで、
 2019年カレンダーのご注文まだまだお待ちしております~。

 なにとぞよろしくお願いいたします。




 
2019年スペシャル・カレンダーまだまだ精力的に販売中!の新年のご挨拶
190101 (1)1
  自撮り



190101 (2)2
  恍惚の自撮り



190101 (3)3
  至福の影撮り




190101 (4)4
  満たされてギョ 撮り

 
 みなさま、
  あけましておめでとうございます。


 さあ、
 ことしも元気いっぱい妄想いっぱい釣欲ムンムン初巻きいくよ~。

190101 (5)5

 ロングシャンク2番の特大フックはさんでグイグイいっちゃうZO。


190101 (6)6

 まずは、
 モッサモサの特大オストリッチ黒と焦げ茶を数本バサッと束にしたら、
 二つ折りにしたギッラギラの極太オーバルティンセル金でまとめて、

 それを、
 福を呼び込む「しめ縄」ねじりでグリグリッとねじりあげてボディに巻いて……、

 焦げ茶と黒がグラデーションがかったモッフモフ・ボディの下地とすきまから、
 チラチラッと金色がマダラ模様に見え隠れしてるモッコモコの極太バディを、
 しばしニッッタアァァとほくそ笑みつつ眺めたら……、

190101 (7)7

 あらかじめドサッと巻き止めておいたアンダーウイングのヒグマの金毛を、
 ことしも「末広がり」な巨鱒とのご縁をひたすら念じつつ、
 グワッと折り返してブワッとひろげてVの字状に巻き止めて、

 蛍光灯の明かりにギランギラン生々しく反射してる金毛を、
 指先でやさし~く撫でまわしたりなんかして悦にひたって……、

190101 (8)8

 正月や正月や~めでたいど~大盤振る舞いや~、
 なんつって、
 日ごろチビチビつかっていた、
 とっておきの貴重な特大ターキークイルをザックリぶあつくカット、
 そしてVの字アンダーウイングのあいだにガッツリ骨太肉厚に巻き止めて、

 巻き止めたクイルウイングを、
 フェザータッチでクイックイッとやさしく触れつつカタチ良く整えたら……、

190101 (9)9

 商売繁盛で笹ふりまくるエベっさんもビックリのヴォリュームで、
 ガバアッとディアヘアーの束ざっくり切り出して、
 それをまあ~るくま~るく福々し~くフレアさせて、

 フックのアイが塞がるくらいギリギリまでフレアさせて、
 爪先でアイをキュッと挟んでヘアーをグイグイ後方に押し込んで、
 ディアヘアーをこれでもかといわんばかりにフレアさせて、

 ことしも濃密で濃厚で密度の濃ゆ~いヘッドで、
 ポッカアッと水面高く軽々浮きまくるホップステップジャンプな充実の一年にしたいと願いつつ……、
 
190101 (10)10
 仕上げは今年もスパーッと切れ味よく景気よく無病息災でヘッドをキリリと小粋に刈り込んで……、
  2019年 元旦





190101 (11)11
 道産子マドラーミノー・スペシャルのお正月 

 本年もまた ガバッ !! っと。



190101 (12)12
 汚れなき初雪ならぬ純白のポーラーベアーを添えて。
 そして今年もまた、
 世知辛くなるばかりの世情の荒波をフライロッド片手にのり越えたい……切なる願いを込めて。

 昨年にひきつづき、
 テムズ35周年&B's Fly Works25周年記念カレンダー熱烈販売中です。 
  
 2019年の招福御多幸好釣巨鱒祈願めいっぱい注入済みです。
 また、
 目には見えませんがフライロッド振りまくりボビン回しまくりの「釣福の神さま」も、
 もれなく同封させていただいております。

 フルカラーB4サイズで、
 価格は1800円です。

 なんですが、
 ほんとに申し訳ありませんが、
 私が本日から講習会および仕入れ出張のため、
 しばらく出かけております。

 なので、
 ご注文は随時ものすごく熱烈大歓迎で受け付けておりますが、
 発送できるのが1月15日からになってしまいます。

 それでもよろしければ、
 送り先を明記のうえ、
 bizen-m@olive.plala.or.jp
 まで、
 ご注文をお待ちいたしております。

 帰宅しだいすぐに返信対応させていただきます。

190101 (13)13

 そして!
 
 札幌「テムズ」でも店頭にてカレンダー販売いたしておりますが、
 こちらは3日から15日までテムズ新春恒例ドドン!と「初売り」期間になります。

 期間中、
 お買い得商品盛りだくさん、
 しかもお買い上げごとにプレゼントもあり、
 さらにデモロッド初振りコーナーなど、
 お楽しみ企画盛りだくさんで皆様のご来店をお待ちしているそうです。

 それで、
 あの、
 なんていうか、
 えっと、
 ボクがいうとハズカシイっていうか、
 じぶんでいうのはとってもナニなんで・す・が…………

 あの、
 なんか、
 お楽しみ企画のひとつで、
 テムズ初売り期間中に20,000円以上お買い上げのお客様に、
 不肖ワタシのグチャグチャッとした直筆サイン入りカレンダー(グワッはずかしすぎてしぬ)を限定プレゼントだそうでえす。

 新年早々もうどうにでもしてくれ~開き直ってまあす。

190101 (14)14
  
 みなさま、
  本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 
 
札幌「テムズ」35周年記念 & B's Fly Works 25周年記念カレンダーめっちゃ精力的に販売中のお知らせpart 4
181223 (11)11

 しつこくてホンマすいません。

 ちょっと、
 独りごと言わしてもろて、
 ええですか?

 ニッポンのフライフイッシング産業のなかで、
 公私ともに誰もが認める末端の、
 さらにそのまた末端にようやく連なって、
 フライに関わるお仕事を細々マニアックにつづけてまいりました。

 って、
 これからもつづけるんですけど、

 そんな、
 吹けば飛ぶような超零細なお仕事ぶりではありますが、
 冒頭のタイトルにもありますように、
 なんと!はや25年もこんなことやっておりました。

 もういまさらとりかえしがつかない、
 って心境です。

 そんなとき、
 旧知の仲でもある札幌の老舗「テムズ」35周年とコラボさせてもらう光栄にあずかり、
 さらに!良きご縁があって、
 こうした印刷物になんの知識もない自分にお力とお知恵を貸してくださる、
 心強すぎる味方で、
 そして全面的に信頼できる方にも巡りあうことができた。
 
 さあ、
 お膳立てはすべて整いましたよと……、

 もうやるしかないですよと……、

 そして一念発起、
 一から十までじぶんの采配で、
 すべてじぶんのやりたいように、
 じぶんの好きなよ~に、
 自由にのびのび作ることができた、
 じぶんにとってはじめての作品(カレンダーだけどあえてこう言わせてネ)。

 もうね~、
 かわい~てかわい~てしょうがないのです。

 そんなわけで、

 2019年カレンダーまだまだガンガン販売中です。

 そして
 「買おうかな~どうしよかな~」と揺れているアナタの背中をそっと押したい販売促進活動と、
 ありがたくもすでにご購入くださった皆々様へのささやかなお礼を兼ねて、
 今回もまたカレンダーにとりあげたフライたちのなかから……、

181223 (1)1

 北海道の夏の川といえば、
 もはや反射的にこのフライが思い浮かんでしまう、
 ぼくらの夏の申し子、
 そして永遠のスタンダード・ドライフライ、

 ロイヤルウルフ

 いってみたいとおもいます。

 もちろん、
 カレンダーでは8月のフライとして、
 「やっぱコレしかないやろ~」的な扱いでとりあげております。

 とはいえ、
 このテのスタンダード・ドライフライは、
 こんなフライでこそ釣りたいって気分や気持ちはあっても、
 とっても悩ましい問題が立ちふさがっておりますね。
 
 スタンダード・ドライフライの常として、
 キャスティング中に空気抵抗がかかりすぎて回転してしまう。
 そのため、
 ティペットがヨレてしまって釣りにならない。
 しかも、
 ちょっとバランスが悪いと水面にひっくり返って着水してしまう等々。

 この問題、
 なんとかならんのか?

 なんとかなります簡単に。
 とくに、
 ウルフ系の重量もあってバルキーなスタンダード・ドライフライにはうってつけ。

 と、
 今回はそんなハックリング隠し技タイイング・テクのご紹介です。

181223 (2)2

 左が現在よく見かける、
 教科書通りのフォルムとバランスで巻いた、
 いわばノーマル・スタンダードなロイヤルウルフ。

 んで、
 右が現在のじぶんがつかっている、
 アレンジしまくりの私家版フォルムとバランスのロイヤルウルフ。

 一見すると、
 どちらも同じような作りなんだけど……、

181223 (3)3

 フライを正面から見てみる。

 左ノーマル
 右が私家版

 全面ハックルびっしりの左ノーマルにくらべて、
 右の私家版をよく見てみると、
 なんかヘン。

 フライ上部、
 つまりウイング側は普通にハックルがびっしりなんだけど、
 フライの下側のハックルは心なしかスッカスカ。
 そしてなによりも、
 フライの下側のハックルのファイバーが、
 フライ上部のハックルよりも明らかにみじかい。

 これが最大のミソなんだけど、

181223 (4)4

 そこんとこ解説するまえに、
 フライの下拵えの段階で、
 これもやっとくとさらにいいよ、
 という小技を。

 まず、
 ウイングの束を巻き止めて、
 つぎにボディのテーパーを巻きながら、
 テイルを巻き止めて余りをカットしたら……、

181223 (5)5

 このように、
 テイルとウイングの下側にスレッドを回して、
 きつめに数回巻いておく。

 すると、
 テイル部分がフックシャンクを覆うように伸びるのではなく、
 シャンクからほんのわずか浮いた状態で、
 かつテイル末端がギュッと絞れた一点集中放射型に伸びることになる。

 たったこれだけのことで、
 フライの見映えが締まった印象になり、
 なにより水面でのバランスがグッと安定する。

 だけでなく、
 スレッドがウイング前方根元のギリギリに食い込むことで、
 使っている最中にいつのまにかウイングが前傾姿勢でナナメに倒れてくるという、
 ヘアウイングなウルフ・パターンにありがちなトラブルも防ぐことができる。

 機能も見栄えも一味違うかんじに巻けるデ。

181223 (6)6

 で、
 ボディはいつものかんじに巻いて、
 ウイングを左右に分けて垂直に立て、
 ウルフらしく厚めのハックルにするために、
 二枚のハックルを巻き止める。
 そして、
 まずは一枚目のコックハックルをグリグリッと厚めにハックリングしたところ。

 と、
 そんな一枚目のハックルにつかったのは、
 ここではホワイティング・ハイ&ドライのダイド・コーチマンブラウン。
 ナチュラル系のコーチマンブラウンよりもファイバーが太くて艶と存在感があり、
 個人的には骨太な作りのウルフ系ウエスタン・パターンのハックルにダイド系は相性が良いとおもう。
 
 といいながら、
 二枚目にハックリングするハックルは、
 ヒーバート・ヘンハックルのナチュラル・ブラウン。
 ものすごく繊細でファイバーがヘニャヘニャのソフトなヘンハックル。

 ここ、
 ものすごく大事。

181223 (7)7

 バイスに留めたフライをひっくり返して、
 フライ下側のコックハックルをすべてカット。

 このとき、
 下側のハックルを写真のようにピンセットで先につまんでおいて、
 スパッとカットすると切り過ぎなどの失敗がなく、
 作業がスムーズ。
 
181223 (8)8

 一枚目にハックリングしたコックハックルの下側を、
 すべてカットした状態。

 んで、
 こうしておいて、
 二枚目のヘンハックルを、
 一枚目のあいだにグルグル普通にハックリング。

 ここでものすご~く大事なキモは、
 ヘンハックルのほうのファイバーの長さが、
 一枚目のコックハックルよりも心持ち短めなのを選んでハックリングすること。

181223 (9)9

 そして、
 二枚目のハックルをハックリングして、
 ウイップフィニッシュしたら出来あがり。

 とくに難しいテクはなにもなく、
 このように見ると、
 いつもの見慣れたロイヤルウルフなフォルム。

 なんだけど、
 フライのハックル下側はソフトなファイバーのヘンハックルのみで、
 なおかつファイバーが短い。

 な・の・で・
 フライを投げているとき、
 空気抵抗が大幅に軽減されて非常に投げやすい。
 また、
 空気抵抗のかかる部分がフライ上部に集中するので、
 フライがひっくり返ったり逆立ちして着水するトラブルを防ぐことができる。

 またさらに、
 これも大きな副音だが、
 フライの下側がソフト・ファイバーなので、
 水面膜にファイバーがやわらかくフワッと触れることになり、
 水面でのバランスが非常に良い。
 なので、
 スタンダード・ドライフライの理想の浮かせ方、
 テイルとフックゲイプそしてハックル先端で水面を抑えて浮く「三点保持フロート」で浮かせることも可能。

 またまたさらに、
 肝心のフライの耐久性だが、
 硬いファイバーのコックハックルで、
 ソフトなヘンハックルを挟んでいる構造のハックルなので、
 乱暴に扱ってもファイバーが型崩れしにくい。

 なかなかに良いことづくめなハックリング・アレンジでございます。

 もちろん、
 ロイヤルウルフ以外にも、
 こうした縦巻きハックリングなスタンダード・ドライフライ全般にお役立ちです。
 とくに、
 フライサイズが大きいほどに、
 このチューニング・ハックリング・テクますます真価を発揮します。
 ということは、
 これまで悪魔の極悪空気抵抗に阻まれて、
 フォルスキャストのたびに空中でヘリコプターのように回転するばかり、
 トラブル多発のために、
 つかいたくてもつかえなかった巨大特大スタンダード・ドライフライ各種が、
 ものすごくスムーズかつ快適につかえる、
 という寸法。

 ぜひぜひお試しあれ。

 応用しだいで、
 つかえるビッグサイズ・ドライフライの幅と選択肢がグーンとひろがることうけあい。

181223 (10)10

 と、
 そんなロイヤルウルフをとりあげた、
 カレンダーの8月のところのキャプションで、
 ……ヘンハックルを厚巻きしたロイヤルウルフ……という紹介をしたのには、
 このようなワケもあったのです。

 
 というわけで、
 毎度毎度まことに僭越かつ恐縮ではございますが、

 テムズ35周年 & 当社25周年の記念2019年カレンダー、

 ご注文ものすごくお待ちいたしております。

 オールカラー総天然色 B4サイズ
 価格は 1800円です。

 送り先を明記のうえ、
 bizen-m@olive.plala.or.jp
 まで、
 ご連絡いただければ、
 来たる2019年の「招福ご多幸巨鱒祈願」めいっぱい注入済みのうえ、
 年内はすぐに発送させていただきます。

 また、 
 もちろん!
 札幌「テムズ」でも店頭販売および通信販売しております。

 それでは、
 ぜひぜひぜひ!どうぞよろしくお願いいたします。

 メリークリスマス。
 
 
2019年カレンダー販売のお知らせ パート3 特大号
181216 (1)1

 まずはなにをさておき、
 2019年カレンダーをお買い求めくださった皆々さま、
 ほんとうにありがとうございました。


 お寄せいただいたいろんな感想のお声に、
 ニッッタアとほくそ笑んでみたり、
 はたまた頬赤らめたり、
 胸がキュンキュンだったりと、

 なんともうしましょうか、
 もうひたすら感謝です。

 そ・し・て・
 2019年カレンダーまだまだ熱烈販売中!
 です。

 送り先を明記のうえ、
 bizen-m@olive.plala.or.jp
 まで、
 ご注文お待ち申し上げております。

 または、
 プロショップ札幌「テムズ」でも店頭販売および通信販売いたしております。、

 なにとぞよろしくお願いいたします。

 
 さて、
 というわけで、
 ご購入くださった皆様へのささやかなお礼と、
 販売促進活動を兼ねて、
 このカレンダーに載せたフライのなかから、
 今回はこの羽根にスポットを当ててお送りいたします。

181216 (2)2

 当ブログでは、
 もはやお馴染みの「ワシミミズク」英名「ユーラシアンイーグルアウル」のセカンダリークイル。

181216 (3)3

 この羽根のファイバーを数本、
 ゴールドワイヤーでもいいし、
 ゴールドティンセルでもいいし、
 ここではゴールドフラッシャブーつかったけど、
 そのような金色のヒカリモノといっしょにボディ末端に巻き止めて……、

181216 (4)4

 両方ともダビングツイスターにスレッドでくくりつけて、

181216 (5)5

 いっしょくたにクルクルッとねじって、

181216 (6)6

 ボディに巻くと、
 ねじり飴のようになった金色のヒカリモノが、
 単純にリビングしたいつものスタイルではなく、
 フサフサのワシミミズク・クイルボディのあいだから、
 らせん状のマダラ斑点模様になって見える。

 クイルをねじってボディに巻くことで、
 メリハリと凹凸感のある昆虫の体節を表現しながら、
 そこに絶妙なキラキラ斑点模様が浮かび上がるので、
 この作業ものすごく愉しい。
 しかも簡単簡潔。

181216 (7)7

 まずはクイル材をウイングケースにかぶせたスタンダードなニンフフライ。

 往年の名作スタンダード・ニンフ「ゴールドリブド・ヘアーズイヤー」ならぬ、
 「ゴールドスポッッテッド・アウルボディ・ニンフ」

 このボディが完全に濡れると、
 ワシミミズクのクイルの繊毛が、
 いかにも本物のメイフライ・ニンフの鰓ちっく。
 そしてクイル自体の透明感とあいまって、
 金色の下地と模様が自然な感じに浮かびあがって、
 たまらなく生々しい質感リアル。
 
181216 (8)8

 そして御大ポーリー・ロズボロちっくなファジー系ニンフ。

 ボディの作りはまったくおなじ。

 ウイングケースには黒のマラブーの先っちょの束をチョコンとつけて、
 ソラックスのダビングをバッサ~と毛羽立たせてファジー感アップ。

 羽化直前、
 真っ黒に変化して盛りあがったウイングケースに、
 イマージングガスが溜まってパンパンに膨らんで、
 四肢をふんばりながら、
 川底から浮上しようともがき流れるイマージャー的ニンフ。

 
181216 (9)9

 これもまたボディの作りはまったくいっしょ。

 羽化直前、
 水面直下もしくは水面膜の裏側に浮上した刹那、
 ウイングケースがいましもパカッと割れて、
 殻の中からダンが出てこようとする状態をファーネスのハックルで表現した、
 ソフトハックル的でもありイマージャー状態でもあるフライ。

 水面直下ニンフのゴッドファーザーかの「G.E.Mスキューズ」スタイルなイマージャー。

 と、
 そんな小難しいことはおいといて、
 10番から14番くらいのコレを、
 普通の渓流のドライフライ・シーズンに、
 アトラクター的にドライフライとまったくおなじように釣りのぼりながら、
 しかし水面直下を流してみ・・・・・・メッチャ効くでえ。

181216 (10)10

 もちろんコレもボディの作りはまったくおなじ。

 ウッドダックのフランク・フェザーをダウンウイングに巻き止めた、
 ライトケイヒルちっくなフェザーウイングのウエットフライ。

 スイングもよし、
 ナチュラルドリフトもっとよし。

 そして、
 意外にもこのハックルがパラッパラのスッカスカのまんま、
 フロータント擦り込んで水面に浮かせると、
 ときどきものすごく素晴らしくグッド。

 顆粒状フロータントもしくはスプレー的フロータント推奨。
 ワシミミズクの濃密な繊毛が、
 このテのフロータントをしっかり染み込ませ抱え込むのじゃ。

 そして、
 ハックルで水面に浮かせるというよりも、
 ボディで浮かせるのじゃ。

 これがミソなのじゃ。

181216 (11)11

 で、
 川底から中層を流れ下りつつ、
 水面直下に浮上して、
 水面膜に絡みつくように浮きつつ……、

 とうとう水面のうえにハッチ。

 トラディショナルなライトケイヒルの私家版ワシミミズク・クイルボディ・スタイル。

 もちろんコレもボディの作りはいっしょ。

 どのようなスタイルのフライのボディに巻いてもサマになるというよりも、
 絶妙な、
 たまらない生命感で、
 浮かせても沈めても機能性に富んでいて、
 しかもドキッとするほどリアル。
 そして、
 巻いていて全然飽きない。
 作業自体もすごくおもしろい。

 ワシミミズク・クイル超グレート。

181216 (12)12

 そんなわけで、
 じぶんの現在の釣りとタイイングに、
 ものすごい影響を及ぼしているこの羽根で巻いたフライを、
 我がカレンダーに載せないわけにはいかないのでございました。

 そして、
 そんなフライと共に載せたカレンダー写真のニジマスは、
 ある晴れた春の日の真昼間、
 軽やかに流れる深瀬の瀬頭で、
 カパッカパッと静かな乾いた水音をたてて、
 盛んにライズを繰り返していた豊満なメス。

 しめしめとほくそ笑みながら、
 ワシミミズク・クイルのライトケイヒル10番を投じてみましたところ、
 「カパッ」
 秘めやかな、
 微かな水音ではありますが、
 脳の奥でいつまでも響いているカイカンの水音をたてて、
 吸い込んでくれたのでございました。

 で、
 そんな忘れえぬ我が追憶のイッピキを指して、
 「このニジマスのやさしげな瞳がとてもキレイで印象に残りました」
 というご感想をお寄せくださった方がおられました。

 このカレンダーを通して、
 いろんな方々の、
 いろんな視点を垣間見させていただいて、
 そのような見方もあるのかと感慨深く、
 ミツグほんとに愉しゅうございます。


 
181216 (13)13
 
 ま~だまだいくよ~。

 マーチブラウン風なスタンダード型クイルウイングの私家版ウエットフライ。

 もちろんコレも、
 さっきまでのフライとボディの作りはそっくりそのまんま同じ。

 このボディに、
 どんだけハマってるねん?
 ちゅう話しやけどメッチャはまってます。

 181216 (14)14
 コック・デ・レオンのセカンダリークイル数種と、
 ニジキジやアンダーソンなどエキゾチック系キジのセカンダリークイルなど、

 ウイングにはクイル素材各種をつかったけれど、
 ボディの作りはぜんぶおなじ。

 どれもみんな馴染んでるでしょ。

181216 (15)15

 本流の春、
 「ここ、ぜったいおるやろ」と信じて、
 春一番はこのフライでこそ釣りたいと、
 私家版マーチブラウン風8番をティペットに結び、
 流れの筋を読みつつ、
 しつこく粘りまくって、
 ようやくフライがス~ッと川底に向かう流れにはいった感じがあって、
 これは……、
 とおもって緊張しながらスイングさせた瞬間、
 ヌンッて感触で、
 いきなりギイーーーンとリールが逆転してがっちりフッキング。
 
 厳つく猛々しい当地ご自慢のオスのニジマスが、
 真っ赤なヒレをブワッとひろげて怒り狂っている姿に身も心もトロけながら、
 本格的なシーズン到来の喜びと期待で胸いっぱいになった、
 今シーズンのはじめでございました。

 と、
 このように、
 すばらしく個性に満ち溢れた、
 なんともいえない表情豊かな野性のニジマスが、
 我がフライをくわえて怒りまくっている麗しのお顔が、
 各月これでもかといわんばかりに並んでいるのが、
 このカレンダーの特徴です。

 こんなブログのちっこい写真で見るより、
 カレンダーのでっかい写真ものすご迫力あるで~。

 そして、
 フライもでっかい写真で細部がよくわかるので、
 ボクちょっぴりハズカシイ。

1812171.jpg

 と、
 そのような入魂作のカレンダーに、
 たいへん僭越ながら、
 また分不相応ながら、
 当社25周年記念カレンダーというところにかこつけて、
 「年月を積み重ねるということはどういうことか?」
 そしてもうひとつ、
 「ワタシにとってフライフイッシングに求めたい本当の愉しみとはなにか?」
 という自分自身への問いに対しての、
 現時点での自分なりの言葉にしにくい想いをも、
 そこはかとなく織り交ぜてみました。

 まだまだご注文お待ちしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 


  
2019年カレンダー販売のお知らせ パート2
181210 (1)1

 アンニュイな冬の夕暮れ、
 札幌の老舗プロショップ「テムズ」店内にて、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「あの~じつはボク、来年のカレンダー作ったんスよ」

 「ふ~ん、タイトルはなんていうの?」

 「北海道のニジマスとフライフィッシングの四季、なんですけど」

 「ベタねえ」

 「それ狙ったんスよ」

 「で、肝心の内容はどんなの?」

 「聞いてもらえます?
 でっかいニジマスとキレイなフライの写真を単純に各月ごとに並べました~。
 なんていうのは月並みだし自分がつまんないし、
 見てくれた方も「フ~ンそうなんだ~」で終わるじゃないスか。
 そうじゃなくて、
 やっぱこう、
 日々の生活のなかでカレンダーを眺めてもらいながら、
 釣り欲とかタイイング気分とか、
 そんでもって元気とかやる気とか、
 グワ~ッと掻き立ててもらってドワ~ッとイメージ膨らませてもらえたらな~なんて、
 そういうの作りたいなっておもったんスよ」

 「それってカレンダーに必要?」

 「必要ちゅうか不可欠っす!」

 「アナタ、いつになく熱いわね」

 「そうなんスよ~。
 なのでどういう内容にしたかというと、
 季節に応じて各月ごとにそのとき愛用していた実績の必殺フライと、
 そのフライをつかって釣りあげたニジマスの写真のなかでも印象に残っているやつを厳選して、
 そこにウレシはずかしポエム的一言コメントも各月ぜんぶに入れて、
 1ページ2枚の写真のなかにいろんなフライ情報とじぶんの想い入れをギュッと凝縮して、
 それを12か月と表紙あわせて全13ページにガッツリ詰め込みました。
 みたいな……」

 「いろんなものギュウギュウ詰めにしたのね?」

 「ありったけテンコ盛りで……」

 「でも冬のあいだ釣りしてない月はどうなのさ?」

 「そりゃ~もう、
 ひと巻き入魂渾身のフルドレスサーモンフライと、
 そのフライの中心になった素材っていうか、
 この羽根をつかってこのようなフライを巻きました。
 っていうのが一目で伝わるような写真つかって、
 フルドレスに込めた羽根愛メッセージのページにしてみました」

 「そうなんだ~。んで、宣伝はしたの?」

 「もちろん!」

 「どんなかんじで宣伝したの?」

 「ん~と……あの……「みんな~買って~」という切なる気持ちを……、
 すご~く遠まわしに、
 グデグデグデグデグデグデ回りくど~~く、
 愉しみながら一生懸命作りましたので、
 よかったら購入してネ……みたいな……」

 「あのさあ、
 ボ~っと売ってんじゃねえよ!
 コレで年越したいんですコノ売上げで次の計画実現したいんです社運かかってんです皆さんぜひ買って!
 くらいのこと言いなさいよ!」

181210 (2)2

 札幌テムズで、
 小学3年生のモモちゃんに叱られる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

181210 (4)4

181210 (5)5

 札幌テムズ35周年 & B's Fly Works25周年記念2019年カレンダーすっごく熱烈販売中です。

 B4サイズ
 価格は 1,800円 です。

 送り先を明記のうえ、

 bizen-m@olive.plala.or.jp

 までご注文いただければ、
 来たる2019年への「釣福ご多幸祈願」をありったけ込めながら、
 すぐに発送させていただきます。

 そしてもちろん!
 札幌「テムズ」でも店頭販売および通信販売いたしております。


181210 (3)3

 ご注文を祈るような気持ちでお待ちしております。

 どうかよろしくお願いいたします。

 そしてなによりも、
 すでにご購入くださった皆さま、
 本当にありがとうございました。
 もうどんなにかうれしかったです。
 

  
 
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.