今年のフライよもやま話しは、
ぜひこのサーモンフライで締めくくりたいと思ってた。
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Britannia「ブリタニア」
1800年代半ばに活躍した、
エフェメラことエドワード・フィッツギボンのサーモンフライ。
ブリタニアとは、
大英帝国が栄華を極めた時代、
大海の荒波を越えて、
世界に進出した19世紀のなごり、
英国気質もしくはその気概に溢れた人物を指す言葉ならしい。
そんな看板を背負ったフライに対してエフェメラいわく、
「水量の多い時期、大型のフライが効果的なとき、このフライを拒否できるサーモンはいないだろう……」
と語った。
と、
そんな自信満々の言葉の結びがまたシャレていて、
「大英帝国人が荒波の支配者なら、このブリタニアもまた、流れの支配者なのだ」
”Ruler of the waters."やて…しびれるがな。

「ブリタニア」のウイング材となる、
ショベラーダックのフランクフェザー。
エフェメラの考案した数々の奇天烈なサーモンフライを、
いつしか「この人の感性ブッ飛んでんな~」と心酔するようになってから、
もうずっとこの羽根を手にしたかった。
といっても、
エフェメラが熱くこのフライを語ったのは、
150年以上も前の話し。
それを真に受けて、
実戦でどうこうということではなく、
サーモンフライの世界を知るほどに興味の湧く先人が、
ここまで言い切ったフライに使われた羽根って……、
それってどんなんやねん?
というのがまず重要だった。
そしてショベラーダック。
シャベルだスコップだスプーンだと、
ファンキーな見映えのクチバシを指した名前で呼ばれる鴨。
しかし奇しくも、
このファニーなダックの、
イギリスでの愛称のひとつが「ブリタニア」でもあった。
それは、
ここんとこは個人的憶測だけど、
渡り鳥であるこの鴨が、
南北米からヨーロッパにアフリカそして中東極東アジア…、
地球ところ狭しと果敢に大海を渡っていく様を、
大英帝国気質な精神とだぶらせていたのではないか?。
だからこそエフェメラは、
そんな鴨の羽根の、
もっとも映える部分をまるごとフックにしばって、
ボディやハックルを派手に飾ったフライに「ブリタニア」の名前をそのままつけて、
想い入れ過多ともいえる殺し文句一発……となったのではないか?。
愛嬌いっぱいのクチバシの鴨はまた、
ロマンもいっぱいだった。
ぶっちゃければ、
似たような色柄の羽根は他にもたくさんある。
あってもなくても全然困らない。
んが、
サーモンフライ黄金時代、
キョ~レツな個性がひしめきあった時代の、
夢のある背景がひろがっている羽根……、
めぐり会えてとっても嬉しい。

フランクフェザーをいじくりまくってえらんだ、
いちばん大きくて色柄もサイコーのペアひと組は、
いまはまだ使わない。
なんと、
「ブリタニア」という名前を冠したサーモンフックまであることもわかった。
いつの日にか、
そのプレミアム・フックを入手して、
機が熟したときに、
このペアの羽根を使いたいと思ってる。
ひとつ夢をかなえて深みに潜ってみたら、
その世界はまだまだぜんぜんもっともっと深かった。
っていうのを理解できると楽しい。
ちなみに、
写真のフライのサイドに使ったジャングルコックは、
まだ成長しきっていない若いジャングルコックのネックフェザー。
これも、
ありそうだけど見かけない羽根。
と、
連夜の個人的趣味炸裂マニアック路線…つきあってくれてアリガト~。
ぜひこのサーモンフライで締めくくりたいと思ってた。
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Britannia「ブリタニア」
1800年代半ばに活躍した、
エフェメラことエドワード・フィッツギボンのサーモンフライ。
ブリタニアとは、
大英帝国が栄華を極めた時代、
大海の荒波を越えて、
世界に進出した19世紀のなごり、
英国気質もしくはその気概に溢れた人物を指す言葉ならしい。
そんな看板を背負ったフライに対してエフェメラいわく、
「水量の多い時期、大型のフライが効果的なとき、このフライを拒否できるサーモンはいないだろう……」
と語った。
と、
そんな自信満々の言葉の結びがまたシャレていて、
「大英帝国人が荒波の支配者なら、このブリタニアもまた、流れの支配者なのだ」
”Ruler of the waters."やて…しびれるがな。

「ブリタニア」のウイング材となる、
ショベラーダックのフランクフェザー。
エフェメラの考案した数々の奇天烈なサーモンフライを、
いつしか「この人の感性ブッ飛んでんな~」と心酔するようになってから、
もうずっとこの羽根を手にしたかった。
といっても、
エフェメラが熱くこのフライを語ったのは、
150年以上も前の話し。
それを真に受けて、
実戦でどうこうということではなく、
サーモンフライの世界を知るほどに興味の湧く先人が、
ここまで言い切ったフライに使われた羽根って……、
それってどんなんやねん?
というのがまず重要だった。
そしてショベラーダック。
シャベルだスコップだスプーンだと、
ファンキーな見映えのクチバシを指した名前で呼ばれる鴨。
しかし奇しくも、
このファニーなダックの、
イギリスでの愛称のひとつが「ブリタニア」でもあった。
それは、
ここんとこは個人的憶測だけど、
渡り鳥であるこの鴨が、
南北米からヨーロッパにアフリカそして中東極東アジア…、
地球ところ狭しと果敢に大海を渡っていく様を、
大英帝国気質な精神とだぶらせていたのではないか?。
だからこそエフェメラは、
そんな鴨の羽根の、
もっとも映える部分をまるごとフックにしばって、
ボディやハックルを派手に飾ったフライに「ブリタニア」の名前をそのままつけて、
想い入れ過多ともいえる殺し文句一発……となったのではないか?。
愛嬌いっぱいのクチバシの鴨はまた、
ロマンもいっぱいだった。
ぶっちゃければ、
似たような色柄の羽根は他にもたくさんある。
あってもなくても全然困らない。
んが、
サーモンフライ黄金時代、
キョ~レツな個性がひしめきあった時代の、
夢のある背景がひろがっている羽根……、
めぐり会えてとっても嬉しい。

フランクフェザーをいじくりまくってえらんだ、
いちばん大きくて色柄もサイコーのペアひと組は、
いまはまだ使わない。
なんと、
「ブリタニア」という名前を冠したサーモンフックまであることもわかった。
いつの日にか、
そのプレミアム・フックを入手して、
機が熟したときに、
このペアの羽根を使いたいと思ってる。
ひとつ夢をかなえて深みに潜ってみたら、
その世界はまだまだぜんぜんもっともっと深かった。
っていうのを理解できると楽しい。
ちなみに、
写真のフライのサイドに使ったジャングルコックは、
まだ成長しきっていない若いジャングルコックのネックフェザー。
これも、
ありそうだけど見かけない羽根。
と、
連夜の個人的趣味炸裂マニアック路線…つきあってくれてアリガト~。