BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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近況など
 今月の半ばからきのうまで出張でした。

 バイスいっぽんサラシに巻いて、
 関西から関東までタイイングデモ巡業の旅。

 関係者の皆々さま、
 そして来てくださった方々、
 なにからなにまで本当にありがとうございました。
 楽しかったっスね。

 それから、
 当ブースにて販売したハックルやCDCなどご購入くださった皆さま、
 ほんとにほんとにありがとうございました。

 もう使ってみましたか?
 ヤバイっしょマブイっしょ?
 もしなにかわかんないこととかあったらメールください。

 というわけで、
 そんな旅の道中で、
 もっとも心に残った場面を……、 
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 とある地方都市にて、
 仕事明けの開放感で満たされてる朝、
 その街に住んでいる友人と会う前のひととき、
 小一時間ほど時間をつぶした喫茶店のモーニング500円。

 うまかってん、
 たまらんかってん……。

 厚切りのトーストに、
 ちょっとしたサラダと目玉焼き。
 それからコーヒー。
 
 なんのひねりもない、
 モーニングの定番な内容。
 どこにでもある、
 だれでも作れる、
 ありきたりな感じ。

 でもちゃうねん、
 ぜんぜんちゃう。

 トーストには賽の目に切り口がはいってて、
 これがまたイイ感じに食べやすくなってる。
 しかも外側カリッと中はフワフワ……どないしたらこんな感じに焼けるんや?。

 キャベツの刻み方もピッタリちょうどって感じ。
 で、
 それにかけてある自家製っぽいドレッシングがまた懐かしウマい。

 目玉焼きの焼き加減も「この黄身の固まり具合、これやねん!」て感じ。

 コーヒーかて、
 メニューにはクドクド能書きないけど、
 ただコーヒーとしか書いてないけど……どんだけ旨いねんホンマ…て思た。

 あったりまえの素材をつかって、
 だれでもできることやけど……、
 それをそんじょそこらではとても真似できない個性に昇華させるて……、

 やっぱこれやろ目指すのは……などと、
 朝っぱらから深いこと学ばせてもらいました。

 コーヒー三杯目のおかわり頼んだとき、
 もうあんまりやったんで、
 「うまいっすね~どれもこれも……」ってゆうてしもた。

 オバさんは、
 ニコッと笑ろて、
 「ありがと~」とだけ言ってサッサと厨房にひっこんでった。

 この、
 愛想はないけどすこしもイヤな気のしない、
 ほっといてくれる感じも喫茶店の王道やと思った。 

 なにからなにまでが理想やった。
 ビゼュランもんくなし満場一致の三ツ星認定させてほしいと思った。

 それだけ堪能させてもろて500円て……、
 コーヒー三杯のんだのにぜんぶで900円て……、
 ハズカシなったがな。

 はたしてぼくは、
 値段や価格に見合う仕事してるんか?……。

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 ストリップド・ピーコックのクイルボディに、
 スノーシューのウイングをつけて、
 ヒーバートのダングリズリーを三回転だけしたウルフ風15番。

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 ポーラーベアーのガードヘアーをボディにつかったホワイトウルフ17番。

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 カメムシ風ハンピー12番。

 先月のフライフイッシャー誌連載「ハッピータイヤーズ」で取りあげようと思って、
 ページ数の都合でボツにした私家版スタンダード・フライ写真ズです。

 削除してしまうのはしのびないのでココに……。
 
 どれもこれも、
 もうえらい長いこと使ってる、
 あったりまえな定番スタンダード。

 自分なりの巻き方やら求めるバランスやら使う素材やら……、
 それにそれぞれのフライにまつわる思い出話しもくわえたら、
 どのフライもエンドレスでしゃべりたいくらい。

 なんやけど……、

 あの、
 厚切りトーストをサクッとした瞬間にいやおうなしに感じさせられる、
 「これ、ただもんとちゃうやんけ……」な深い感動。
 
 これにすこしでも肉薄するには……まだまだやれることあるんちゃうか?。

 自分を前進させてくれる「教訓」は、
 日常生活のそこかしこに転がってるなあ。
 それに気がつくかどうかは別として……。

 もうすっかり冬やねえ。

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