10.jpg)
「ちょっとちょっとぉ見て見てぇ、このテツオちゃんのナスビ色のサドル、とってもス・テ・キよぉ……」
3.jpg)
なんか、
きのうから …ひょっとしてこのヒト、いろいろカミングアウトしてはるの?…
って感じですけど、
誤解せんといてやシャレやから……
昨年みんなでロードアイランド州に行ったときのヒトコマ。
ぼくの爪先を見て、
「おお~~、クールやねえ~」
といったオジサマ方はみ~んな例外なくタイイング中毒。
ちなみに、
コリンズ・ハックル農場のチャーリー御大は、
「まったくもう、貴重な羽根をそんなことして~」
爆笑まじりにお小言いただきました。
4.jpg)
ストリーマーは、
ほんのちょっと視点を変えれば、
まだまだまだまだやれることがい~~~っぱいあるね!。
5.jpg)
ティアドロップ型にカットした土台のうえに、
各種のヒカリモノ・シートを3層コーティング。
さらに金のラメを……。
フックの上下で、
コーティングの仕様をすこし変えてある。
ここでやりたかったのは、
「やりすぎやろか?」
と思うほどのクレイジーな乱反射。
これは、
暗闇の水中から、
ハリ掛かりしたアカメがドワ~ッとあがってきたときの、
ギランギランに輝いていた様子と、
ボートに横たわったアカメの、
鎧のようなウロコの組成をガン見していたときに、
ハッと思いついた小細工。
ヒントはいろんなところに転がっております。
で、
それをどのようにカタチにするか……ってことです。
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コーティング後、
目玉のところに白目をいれたところ。
この瞬間のトキメキ度数たまらんね。
じつは、
ハックルの内側内部にも仕掛けがあって、
すこしだけ湾曲させた紡錘形の型紙のうえに、
ハックルなどもろもろの素材を重ねてある。
7.jpg)
乱暴な表現をすれば、
アブ社永遠の名作スプーン「トビー」から、
鳥の羽根が放射状にワッサワサ生えてます…みたいな構造。
8.jpg)
一見マラブーのような羽根は、
ホワイティング社の「スペイハックル」をつかった。
写真のフライのヘッド中央に、
「ホワイティング・スペイハックル」の太くて硬そうなストークが見えているのにご注目を……。
これがこのフライのもっとも大事なミソ。
使い勝手、
バランス、
アクション、
水中でのフォルム、
すべてにおいて、
このストーク部分が核になっています。
このハックルの独特な構造を利用しつつ、
ウォブリングさせながら、
キョ~レツにギラつかせようやないか……という魂胆。
9.jpg)
というのを作って悦に入っておりますと、
さらにそこからまた様々なアイディアが……。
それが進化になるのか退化になるのか、
それはやってみなくちゃわかりません。
収拾がつかなくなってきました。