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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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デイヴィッド・ロディガン ザ・グレート
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 Rodigan vs Barry G - Legendary Radio Clash 1985 PT1
 Rodigan vs Barry G - Legendary Radio Clash 1985 PT2.
 Rodigan vs Barry G - Legendary Radio Clash 1985 PT3

 ライターこそ着火しませんが、
 しらずしらず、
 不覚にも、
 いつしかパソコンのまえで、
 両手をひろげてバンザイしながら、
 風になびく柳のように身体が揺れちゃう。
 
 陶酔した。

 85年、
 ワンドロップとスレンテンの狭間な時代。
 ダンスホールはマジでクールでエロかったですな。

 ロンドンとニューヨーク当代最高のセレクターによる、
 まさに丁々発止の必殺レコードかけあい勝負正味45分くらい。
 これがもうね~、
 なんちゅうか、
 ……ウォォ、そう来るのかこう来るのかそう来たか……

 将棋に例えれば、
 大御所級の名人戦エキシヴィジョンマッチを、
 固唾をのんで見守りながら、
 その一手一手に感嘆の声をあげずにいられない将棋中毒の方々の気持ち。

 しょっぱな、
 ロディガンのホープトン・リンドのダブプレートでグッときて、
 …バリーGこの次なにかけるんや?…
 間髪いれずシンプル・サイモンてアンタ…

 も~~~~~~~~憎いよコンチキショウ。
 前菜の…、
 つかみの…、
 まくらのところのツボ、
 わかりつくしてらっしゃる海千山千

 なだれこむやんそのまま。

 バリーGの「ココ・ティ」連続技(全曲メガ・キラー!)に、
 アシャ・セネターの「リスペクト・デュ」でかえすロディガン!
 美しすぎてクールすぎてシビれた。
 両者一本勝ち。

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  Rodigan v Williams - 206 Special (Dub)
 ロディガン名義でダブアルバム出てたん知ってた?
 80年のリリース。
 ダブアルバムとしては、
 ビミョ~な時代やろ?

 これかわってるねん、
 プロデューサーにレオ・グレアム参加…アップセッターズの「Voodoo」シリーズでお馴染のMrストンピー。
 で、
 プロダクションの要はエスニック・ファイトのラリー・ロウレンス。

 ラリー・ロウレンスは個人的にたいへん敬愛しているUkプロデューサーのひとりです。
 スクラッチに抜きがたい影響を受けたことがアリアリわかるけど、
 その活かし方というかアプローチが、
 ラリー・ロウレンスよりも数百倍儲けてはるはずの、
 UKで活動するスクラッチ舎弟おふたりとくらべて、
 とっても変化球で品が良くて粋なので好き。

 有名無名JA&UKシンガーをいっしょくたにまとめた自身プロデュースのオムニバス・アルバム製作に際して、
 ウエイラーズ全員はもちろん、
 ボブ・マーリーがリズムギターに徹してほぼ全面参加。
 ソレってお金のチカラじゃムリっしょ…という知られざる名作を残した人でもあります。
 Junior Delgado - Reaction

 ラリー・ロウレンスもまた、
 アルトン・エリスが亡くなった年に、
 ひっそり亡くなった。

 ラリー・ロウレンス語らしてくれるんやったらとまんないよ。
 なので割愛します。

 「リーペリーの本」のさいしょのほうに、
 たくさん登場してはります。

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 というわけでこのアルバムを例えれば、
 スクラッチが脂乗りきってた時代の渦中そのとなりにいたふたりが、
 バーニングサウンズやシルバーキャメルとかの気合いの入ったUKレーベル音源を、
 時のひとサイエンティストを起用してダブミックスしつつ、
 ロディガン&ウイリアムスのラジオ感覚も加味して、
 ダブアルバム飽和状態の時代に世に問うたサウンドクラッシュ系ロッカーズダブUk風味。




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 ロディガン、
 これもすっばらしかった。
 David Rodigan's Tribute to King Tubby (Roots Rockers Radio Show 1989) -1/4-
 David Rodigan's Tribute to King Tubby (Roots Rockers Radio Show 1989) -2/4-
 David Rodigan's Tribute to King Tubby (Roots Rockers Radio Show 1989) -3/4-
 David Rodigan's Tribute to King Tubby (Roots Rockers Radio Show 1989) -4/4-
 1989年2月6日未明、
 自宅のガレージで強盗の凶弾に倒れたキング・タビーの追悼ラジオ番組。

 この番組でつかわれているジングルとか効果音て、
 ぜんぶキングタビーがミックスしたレコードから抜粋してはるよね……。
 この番組の放送日とか考えたら、
 ロディガンただもんちゃうね。

 選曲の妙、
 ジングルのセンスとタイミング、
 曲の合間のトーク、
 もうすみずみから、
 プレイしているヒトの「熱さ」「想い」が伝わってくる。

 と、
 ユーチューブを最大限活用して「感動」「刺激」を享受し、
 我がモチベーションの高揚と維持…に、
 計り知れないほど貢献してもらって……ホントに大感謝。

 さらに、
 上の写真のシングルを検索して出てきたときは、
 さすがにおどろき桃の木さんしょの木。

 ダニー・ペインてダレ?な正体不明がうたう「ハピネス」
 レーベルは…キングタビーズ!!!!!
 え?、
 そんなレーベルあった?、
 などとカル~ク思いながらも期待は高まるやろ……
 Danny Payne - Happiness

 聴いた?
 
 どない思う?

 出だしからビックリやけど、
 あんまりにも自信満々に歌ってはるし……、
 曲のミックスのかんじは……たしかにキング・タビーなテイストやし……、
 なんちゅうてもレーベルロゴ KING TUBBYS でっせ。

 で、
 冷静になってみると、
 ……かんがえてみたらこんなデザインのレーベルロゴないやん…とか、
 ……だいたいプロデューサーのラスタ・チャーチて…なんやねん?
 気がつくねんけど。

 それよりなんでこのレコードうちにあるねん?
 
 レコード収集にギンギラやったころ、
 キングタビーズの名前だけでパクッと反射喰いしちゃったんだね。
 
 「芸ごとと趣味は身銭無駄銭切らな身につきまヘン」とうそぶいて。

 スーパーのお惣菜は、
 閉店前の半額タイムでしかよう買わんくせに……。

 ま、
 それはいいとして最近のロディガン。
 DAVID RODIGAN - KILLING IT FOR THE KIDDIES - LIVE @ NOTTING HILL CARNIVAL, UK 2010 - 8.30.2010
 すげえやロディガン。

 ここでかかってる最新?曲は、
 もうぼくには全然わからない。
 この会場の喧騒も自分にはもはや馴染めない。

 でも、
 この現場でいちばんはりきってて、
 いちばん楽しそうで、
 いちばんカッコいいロディガン見てると、
 なんかスゲ~ハッピー。

 アゲアゲで

 「継続することの意義」を体現しているロディガン眩しい。

 ユーチューブありがと~~~

 

 
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