BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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復活
 片栗粉ってさあ、
 コップに入れて水で溶くと真っ白になって撹拌されるけど、
 しばらくすると粉がぜんぶコップの底に沈殿するでしょ……。

 で、
 その沈殿したものを再度まぜようとすると、
 予想以上に固くて、
 最初はグッとチカラ入れないとうまく混ざらないでしょ……。

 「調子どない~~?」
 「あ~~~…いま片栗粉~~~沈殿中や」
 「なにダレとんねん、はよ撹拌せえよ」

 気持ちがなまってしまってダレダレ状態になっちゃって、
 奮い立たせようにも最初の一歩がダルくてダルくてもう……、
 こんな、
 どうにもこうにも怠けた状態を指して、
 ぼくらは「片栗粉の日々」と呼んでいた。

 と、
 そんなふうに、
 自分たちのあいだだけで通じる造語をつぎつぎ繰り出して、
 ぼくらは宇宙の会話を愉しんでいた。
 コイツと「言葉と言葉の雪合戦」をするのは、
 抱腹絶倒で笑い転げられる真剣勝負だった。

 ま、
 コイツ、
 ちょいまえにこの世からいなくなっちゃったんだけど……。

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 グリズリー・マラブー略して「グリマラ」と、
 ホワイティング・スペイサドル略して「ホワスペ」をボディ兼ウイングにつかった、
 超シンプルなスカルピン・パターン。

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 オレ様流ダールバーグダイバーと、
 このまえのCDC販売促進活動のときにご紹介した特大CDCカディスを、
 足して2を引くんじゃなくて4を掛けたような構造になってますねん。

 底石にぶつかって、
 ホワワ~ンと身をゆすりながらヒラを打つところとか、
 ゾクッとするほど艶っぽくナマなうごき。

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 ま、
 きょうはこのくらいで勘弁しといたるわ……。



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 ひとよんで「シャベル・ヘッド・スクイッド」

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 静岡の「アカマダラひでお」が、
 どこだかの漁港で深夜ボイルしているヒラスズキを狙うのに、
 ダールバーグダイバーがど~でこ~でと電話してくるので、
 ちょろろ~んと巻いてみた。

 銀色のミラーボール・アイとスコップ型ヘッドが、
 クレイジーなイレギュラー・アクションの要です。

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 ま、
 こんなのはあくまでもほんの余興です。

 と、
 うそぶきながら、
 このテのフライこそ、
 創意工夫しだいでまだまだいくらでもアレコレ捏造し放題ですよ……、
 という作例のひとつです。

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 先々週の土日に開催された、
 毎年恒例の「札幌テムズ」でのタイイングデモが、
 もうほんっとに素晴らしかったのです。

 すっかり顔馴染みになった重度の中毒さんたち、
 そして今年はじめてご参加くださった方々……、
 さらに、
 苔の生えた「うるさ方」の旦那衆から、
 フライフイッシングぴかぴかの1年生まで、
 老若男女問わずさまざまな立場の方々がぎっしり集まってくださって、

 いろんなフライを巻きしゃべるごとに、
 皆さんそれぞれのスキルや経験のうえで、
 いろんな疑問質問がバンバカ飛び交って、
 ぼくの脳みそひっさびさフルフル回転。
 気持ち良いったらなかった。
 
 みんなで一丸となって盛りあがった。
 サイコーでっせコレが理想。

 (こんなこと質問したらバカにされるんとちゃうやろか?)とか、
 周りの方々がみ~んなベテランに見えて気負けするとか、
 そんなこと一切かんがえないでほしいのです。

 あなたが恐る恐るぶつけてくださったその疑問質問が、
 その場の皆にとって「生きた情報」になるだけでなく、
 どれだけ皆の気持ちを和やかで愉しいものにしてくれるか君知るや?

 そしてなによりも!
 その疑問にお答えさせていただくことが、
 どれだけ私のやる気と勉強になっているかキミ知るや?

 帰りの電車のなかで、
 彼のあの質問にはこのように答えればよかったなあ……とか、
 アレはこうして解説すればよかったのにクッソ~しまった……とか、
 心残りは多々あれど、

 このフライをご紹介するのをコロッと忘れていたのが、
 いちばんの心残り。

 ワタクシ的「必携道産子キラー・フライズ四天王」のひとつ、
 「極太コッパーワイヤとヘアーズイヤーを巨大極太フックにグル巻きしただけのグチャッとしたブサイクなドでかニンフ」
 という、
 非常に長い名前のニンフ・フライです。

 ウエイトの重量ではなく、
 フライの構造でズボーンと深く沈めようという試みのひとつ。

 フライの見た目ありがちですが、
 構造は独特タイイングはウルトラ・イージー。
 よ~釣れますねん。
 またいずれ紹介詳解させてくださいね。

 ま~それにしても、
 「人様にものごとを伝える……」というところで、
 ひとりでやっているだけではけして気がつくことのない得難い勉強もさせてもろて、
 そのうえ自分のモチベーションをグワ~ッとあげてもろて、
 さらに!……ギャラマデイタダケルナンテ……

 なんちゅうオイシイお仕事でしょうか

 ありがた過ぎるにもほどがある。

 しかし、
 ぼくはこの報酬に見合うだけのものを「お返し」「提供」できているのか?????
 いつも不安だ。

 みんな~、
 デモのときにもゆうたけど、
 家で巻いててわからんこととかあったら、
 ホンマにお気軽にメールちょうだいね。
 フライの写真とかも添付してくれたら、
 より細かくピンのとこで個人授業してあ・げ・るハート。
 近況報告もウルトラ大歓迎です。
 めっちゃ喜びます。

 ともあれ、
 「商売は、煎じつめれば商品ではなく、それを売る人しだい」
 というのはつくづつホンマやなあ……。
 と、
 このお店でデモやらせてもらうたびに思うのです。

 また来年も、
 呼んでいただければハリキッて参上いたします。

 レッツ・ジョイン・アスはーと。

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 と、
 そんな仕事でいただいたお給金や、
 「特選太鼓判CDC」ならびに「ワシミミズク珍羽根」販売でのありがたい売上金、
 つまり「あぶく銭」の真逆となる「活きたお金」を、
 ぜ~~~んぶそっくりそのまま突っ込んで、
 先日「販売用マテリアル怒涛の仕入れ」に行って来ました。

 テムズでのタイイングデモのとき、
 ほのかにぼくの心の琴線を撫でたように感じた、
 ホントに久しぶりの「幸運の風」は、
 どうやらホンマモンやったようです。

 興奮と感動と感謝のルツボ、
 仕事というよりも、
 ぼくの長年の夢と希望のいくつかがポーンと叶っただけでなく、
 叶うはずがないと思っていたものまでが我が手元にやって来てくれましたムッヒョーてかんじ。

 ケモノいきれがムッとくる倉庫のなかで、
 もうたまらんヤンケどないしよ……、

  「あ~~も~~たのし~~~~っ!!」

 もはや商品というより宝物を選別しながら、
 矢も盾もたまらずそのように叫びますと、
 オジサンもプッと吹き出されて、
 「使えないだろうけど、こんなのもあるよ……」
 奥からソッとエゲツナイぶつ出してくださって……、

  「うおおお~~~スッゲ~~。使えるどころか、これヤバイっす!売ってくれます?」
 「マジで!買う買う買う!おねがい購入させて~~~」
 
 出来ればお安くネ……ここは目の奥で語ってウルウル光線超発射。
 
 「嵐の仕入れ作業」と「代金交渉」がおわってホッとして、

 「いや~~~、オレ今年はほんまにツキがなくて、ぜんっぜん風吹いてなかったけど、
 さいごのさいごになって、こんなサプライズが待っててくれたなんて、
 人生ってバランスとれてますわホンマに……」

 いま、
 ぼくんちには「かけがえのない生き物が残してくれた光り輝く抜け殻」が、
 うず高く積みあがっております。

 見るたびにホッペがニュルンとゆるみ、
 心が震える。

 とにかく、
 まずはこの久々に巡って来てくれた感動と興奮を、
 もうしゃべりと~てしゃべりと~てたまらんかったので、
 書いてみました。

 それだけのブツでっせ旦那。

 そしてそれだけに、
 大切に、
 想いを込めて販売したい。

 売るからには「これでもかってくらいのオモシロ&お役立ち情報」
 とともに販売せんと気が済まないので、
 これからせっせと整理して、
 いろんなフライも巻き倒して、
 自分もさらに楽しみながら勉強したうえで、
 用途、
 効能、
 愉しみ方もしくは面白がり方などなど、
 テンコ盛りでまとめて提示して、
 そのうえでドカーンと世に問いたいのです。

 なので、
 いましばらくのお時間を頂戴することになります。

 なんだか、
 もったいつけるようで気ィ悪い感じですが、
 そこはどうか広い心で見ていただいて、
 楽しみに待っていてくださいね。

 が、
 あんまり遅いようなら、
 どうぞお気軽にケツ叩いてね。

 そして……、
 「おこずかい」ちょっと貯めといてねハート。

 以上、
 私の師走近況でございました。

  皆さま、今年も本当にありがとうございました。
 来年もまた変わらぬご愛顧、なにとぞなにとぞよろしくお願いいたします。



 「人生で最も輝かしいときは、いわゆる成功した日々ではなく、
 むしろあなたが意気消沈し絶望しているときに、
 自分の中に人生への挑戦と未来の成功の気配を感じるときである」
                  by ギュスターヴ・フローベル


 よいお年を~

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