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ジンジンジンジンジンギスカン♪
北海道内にお住まいの奥さまにおかれましては、
スーパーの精肉コーナーを思い出す歌ですね♪
「きょうはねえ、3種類のジンギスカン・パック買ってきましたので、いろんな味が楽しめますよ!」
「うわ~、こんなぎょうさん、3人でいけるやろか?」
と言いながら、
いつもかるくいけちゃうジンジンジンジンギスカン♪
北海道に来ておどろいたのは、
ジンギスカンにかぎらずスーパーで売ってる焼き肉のパック詰めが、
たいていどれでもイケてるところ。
なんだけど、
皆さんそれぞれ各自のごひいきがあるようで、
「どこそこのナニナニこそがサイコーですから!」
だれもかれも嬉々として熱く語ってくださる。
ので、
そのたびに、
誰の意見にもけして反対することなく諸手を挙げて賛同する。
「ほんとですよね~、やっぱコレさいこーっす!」
だってどれもこれもホンマにおいしいねんもん。
ぼく、
ことなかれ主義やろか?
こういうどっちつかず、
アカンやろか?
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いっとうしょ~
炎天下の真昼間、
しとどに流れる額の汗をふきふき好ポイントを目指して川を歩いていると、
ぼくのすぐまえを歩いていた友人が、
とつぜん雷にでも打たれたかのようにのけぞって、
「うわわ~~!!」
と叫んで転げるように後ずさりしてきたので、
なにごとや!
とあわてた。
が、
見れば、
かいらしいシマヘビが、
あわてふためいて岩のしたに逃げ込もうとしているだけだった。
ので、
いつものように反射的にシッポをつかんで引きずり出して捕獲した。
「ななななななんで捕まえるのっ!?」
「そんなこわいの?」
「こわい!やめて!」
「ホレホレホレ~~~」
腕に絡みつくシマヘビを掲げて友人を追いかけたった。
それまで、
足元を確かめながら渡ってきた急流の荒瀬を、
「やめて~~~!」
まるでバンビのように爪先立って駆けながら涙目で逃げ惑う友人。
カ・イ・カ・ン……。
「ほんとにやめて!おねがいゆるしてビゼンさん」
おねがいされちゃったがな……。
ぼく、
Sやろか?
友だち減るやろか?
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ちょうどお盆のころ、
早朝の河原でひろった。
なんかのトリの肩羽根。
繊毛が濃厚で、
厚みをかんじさせる羽根質、
そして模様などから、
フクロウとかミミズクの類と察したけれど、
どうなんだろう?
河原の水際の砂地のところに、
ポツンと落ちていた。
なんでこんなところに?
昨夜、
ここでなにがあったんだろう?
サカナ捕まえに来たんやろか?
ひろった羽根一枚からどんどん夢想と妄想がひろがるひろがる……。
独り遊びもだいすきです。
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たとえばさあ、
朝イチの釣りを終えて、
汗でぐっしょりの服を着替えて、
風通しの良い木陰にクルマをとめて窓全開。
乾いた風がサーッと通っていって、
木立がサワサワーッと涼しげな音をたてて、
もうなんともいえず心地良く、
朝撮った釣りの写真なんか眺めながらクルマに寝っ転がっていると、
そのままウトウト……もう溶けちゃいそう。
そんなとき、
この蜜に浸っているかのような至高の「うたた寝」を、
いつでもどこでもかならず妨害しに来るのがコイツ……ブンブンちゃん。
意味もなくクルマのなかに飛び込んで来ては、
ブンブンブンブンブンブンブンブン、
窓ガラスにゴンゴンぶつかりながら、
けったたましくうるさい翅音……、
「あーもーうるせーっっ!!」
怒り心頭で叩き潰したろかと、
捕まえて仔細観察してみれば……、
ポッテポテのまん丸バディに、
フッカフカフサフサのツートーン模様な体毛。
そしてマヌケづら。
みじかくて太い肢。
メチャメチャかわいいやんけ。
ヌイグルミみたいな虫やんけ。
帰宅して調べてみれば、
ブンブンちゃんの本名は「エゾオオマルハナバチ」というそうだ。
いっときも立ち止まることなく、
ひたすらブンブンブンブン跳びまわり、
一心不乱に花の蜜を集めながら、
北海道のみじかい夏を懸命に生き急ぐブンブンちゃん。
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淡いオレンジと黒のオストリッチを5~6本づつ、
グルグル巻きにしてボディに巻いた。
パラシュート・ハックルのしたに見える黒いレッグは、
ボディにグルグル巻きにしたオストリッチの余りを、
カットせずに残しておいたもの。
ハックルは、
ノーマルサイズのシルバーバジャーと、
コック・デ・レオン・テーリング・パックから採れる幅広のスペード・ハックルを、
グルッグルの厚巻きに巻いた。
微風を受けながら瀬の流芯を転がるように流れるとき、
絶妙にザワザワ震えるレオンの長いハックル・ファイバーから、
ブンブンブンブン翅音が聞こえてきそうだ。
オストリッチの吸水力はハンパない。
まるで、
絞った濡れ雑巾、
もしくは風呂あがりの子猫に、
パラシュートをつけて落下させるかのような?フライです。
わかりますか?このイメージ。
ファットでソフトなボディや、
震えつづける翅や、
そそられるツートーン模様など、
フライのモデルとしてなにかと都合が良いので、
ブンブンちゃんのフォルムを土台にしてはいるけれど、
そのイミテーションを目指したわけではなく、
これもまた、
せんだっての「ぼっちゃんバッタ」同様、
巨マスにその気になっていただくフライの着水音を、
あれこれ模索するためのプロトタイプのひとつ。
老眼ばりばりのオッサンが、
昼下がりの森の木陰で、
バイスを出すのも面倒なのでフックを手に持ったまま、
ブンブンちゃんがブンブン飛び交うなか、
ざっぱにクリクリッと巻いたものなので、
ブチャイクご容赦でおねがいします。
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北海道の夏は、
うかうかしているとアッというまに通り過ぎていくんだけど、
それだけに、
そんな一瞬の夏の濃厚でパワフルな命の輝きに、
いつも圧倒されるようです。
毎夏とても新鮮。
そんなわけで、
今夜のお別れの曲はなんたってコチラ、
ジンギスカン(1979) 歌詞付き
なんちゅうても歌詞付きやで~。