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今年のはじめ、
ひょんなことから、
このワシミミズクの羽根が我が家にドッサリ届いて……ぼく狂喜乱舞
これまでは、
数年前に大枚はたいて購入したこのレア素材を、
だいじにだいじにだいじにケチってケチってケチって慈しんで、
それこそ「ココ一番」ってときにだけつかっていた。
とっておきの必殺の勝負羽根だった。
それが、
これからはピーコックやフェザントテイル並みの気楽さで、
湯水のようにバッツンバッツン使い倒せるなんて……、
しかも、
話しは「ここまでは…」とんとん拍子にすすんで、
自分自らこの羽根を販売できる計画さえも浮上して……、
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グレイフォックス・ヴァリエイション#14
ワシミミズクのセカンダリークイルのファイバーを捩って巻いたボディは、
何本巻いても巻いても巻いても巻いても、
そのたびに見惚れてしまう。
まるでビロードの絨毯を敷き詰めたような繊毛の質感、
そして独特の小麦色。
こんな絶品を、
このオレが売りまくれるのか?相手にとって不足なさすぎ。
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そして、
そして、
そして、
販売前にいまいちど、
徹底的にフィールドテストしまくってやろうとおもった、
のが運のつき……。
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と、
そんな一大トピックス的羽根と並行して、
いま、
我が家のリビングは、
もはやまるでヒグマの毛皮博覧会。
タイイング素材として、
厳選に厳選をかさねて仕入れたプレミア・クラスがザッと数頭ぶん、
リビングに敷き詰められております。
ひとくちにヒグマの毛といっても、
そりゃあもう個体ごとにその色合いや質感は千差万別。
さらにいえば、
頭から肩、
背中からお腹まで、
すべて質感が異なる。
そして、
そのどれもが、
「この神々が息づく至宝の毛を、どのように巻いてやろうか……」
と、
巻き心ゆさぶられる。
一頭一頭それぞれが、
よきご縁があって我が家に来てくれた、
貴重で、
大切な、
畏怖すべきニッポンの大自然の恵み。
だいじにだいじに、
想いを込めて販売したい。
これはひとつ、
徹底的にフィールドテストの必要があるなと、
そうおもったのが運のつき……。
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おかげで、
今年の釣りはほんとにほんとに愉しかった。
漠然と釣るだけでなく、
とりくむべき魅力的な素材があって課題があって、
そして目的があるというのは、
ぼくにとっては堪えられない醍醐味だ。
そしてその試行錯誤に、
このようなマスたちが応えてくれるわけですよ?
たまらんやろ?
が、
いったいぜんたい、
ぼくはいつまでフィールドテストを繰り返すんですか?
やればやるほど終わりが見えない完結しない、
もっともっとやりたなる。
つかえばつかうほどに、
色んなアイディアや応用がワ~~~~ッと頭のなかに湧いてきて、
それをカタチにして実践するので、
もういっぱいいっぱいだ。
そうこうするうち、
つい先日、
とうとうクレームがついちゃいました。
「アンタさあ、ミミズクの羽根だのヒグマの毛だの嬉々として雑誌やブログでとりあげて、
いずれ販売しますよ~的なことずっと言ってるくせに、いったいいつになったら販売するのよ」
お説ごもっともです。
これじゃあ「売る売る詐欺」やんけ。
ほんっとに申し訳ございません。
面目次第もございません。
けして、
悪気があってやってるわけではないのです。
もうどこから手をつけていけばいいのか、
グッチャグチャになっちゃって……。
そんなこんなで、
あれよというまにもはや年の瀬。
嗚呼……、
がんばらなくっちゃ、
とおもいつつ、
あまりにも実り多く充実していた今シーズン、
すっかり釣り呆けして気が抜けてしまっている現在です。
とるもとりあえず、
羽根をむしり、
毛皮を解体して、
ひとつひとつパック詰めがんばりたいです。
でもな~、
これがまた時間かかるんだよな~、
いちいち見入っちゃうから by 言い訳オトコ
待っててくれますか?from ダメダメ男
嗚呼カオス
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