BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
逢魔がとき
170831(1)1.jpg
 暮れなずむマドラー4番。

 が、
 こうしたマグナム・サイズがドライフライとして活躍するのは、
 ワタシのばあい断然ドピーカン真昼間。

 しかし夕暮れまえの大場所にて、
 いつも期待をこめて、
 まずはどでかいのをぶっといティペットに結んで、
 いまや遅しとヤツとの決戦を夢見るのですが、

 いよいよ陽が暮れてきて、
 あたりが薄暗がりになってきたころ、
 まずは20センチから30センチくらいのがそこらじゅうに出てきてワーッと元気にバンバンライズ。

 もしかしたらこのチビッコたちの晩餐のあと、
 とっぷりと陽が暮れた夕闇にまぎれて、
 真打ちであらせられる海千山千の「主」がようやく食事に出てくるのかもしれない。

 かのペンシルバニア大学フライ学科(でしたっけ?)ジョー・ハンフリーズ教授もいわく「主は夜やで……」

 でもさ薄暗がりの水面そこかしこでバチャバチャ水飛沫あがると、
 アタイもう「主」登場まってらんない。

 そそくさとフライをしかるべきサイズに交換して、
 夕ご飯に夢中のピチピチたちを次から次にたぶらかし、
 てごめにしまくりたい。

 これがまた素晴らしく楽しい。

 そして、
 かろうじてライトなしでもクルマまで戻れるくらいの時間にはとっとと川からあがる、
 どんどん暗くなると寂しいし侘しいし怖いし。

 と、
 そんなヘタレでナマクラな姿勢でイブニングに臨んでいるワタクシ的、
 若ニジマス入れ食い向けイブニング用ドライフライズ4選。

170831(2)2.jpg

 最強。

 あざとさ満点見映え気にしません釣りたい欲全開。

 ハックルはまずヒーバート・ネックのクリームをブワッとハックリングして、
 そのあとパルド・グリズリーの超ロング・ファイバーなサドルを3回転。

 なんせ白い面積が広いので、
 薄暗がりで見えまくる。

 そのくせボディはアウルのクイルを太めに巻いて適度に繊細ナチュラル・カラー仕様。

 そういえばお盆のころ、
 小雨交じりのどんよりした日の夕暮れ直前、
 ものすごい量の翅アリが川面を覆いつくすように流下した。

 ピチピチたちもう大ハッスルでフラットな水面の平瀬にでてきてバッチャバチャ。

 流下している翅アリ・サイズのアント系フライ、
 フライボックスにありまんがな入れ食いでんがなムハハ……とおもいきや、
 自信満々のいつものアント系にも出るには出るけど……、

 ライズの数や頻度からしたら、
 なんかパンチが足りない。

 で、
 ものはためしと、
 液状フロータントに浸したこのフライのボディに、
 シェイクの粉をハケでガシガシ擦り込んで、
 ボディがポカッと水面に乗るように細工して投げてみたところ、
 何匹か釣ってボディが完全に水を吸ってしまうまでは、
 投げるたびに「あ~もうこれツボにはいってんねんな~」とたまらんカイカンだった。

 ビッシバシだったウハハ。

 なんでかというとこのとき、
 びっしり浮いていた本物の翅アリはすべて、
 おそらくイッピキ残らずボディもなにもかも水面に乗ってポカッと浮いていたのでした。
 そして、
 弱い陽の光に反射している透明な翅がザワザワふるえており、
 それもまたすごく印象的に映った。

 で、
 そのような姿勢で水面に浮いてるアリンコのなかには、
 数匹かたまって団子状になっている状態でブルブル翅を震わせているのがあって、
 そんなアリンコの塊りがいくつもいくつも転がるように水面を流れては、
 バシャッと水飛沫のなかに消えていきました。

 きっとおそらくこの「恥知らずなパラシュート」、
 サカナの反応から察するにアリンコのクラスターに映っていたのだろうなと推測されます。

170831(3)3.jpg

 桃のケイヒルTied on TMC9300 の10番も月にかわってお仕置きよ。

 ヘビーワイヤの重めドライフライ・フックに、
 ヒーバートのヘンネックをハックリングしたキャッツキル系ドライフライ。

 重量のあるフックとソフトな質感のヘンハックルのバランスがあいまって、
 水面にようやく浮いているようなフワッとした低い姿勢の浮き方や、
 そのくせヘンハックルなのに水切れがよくずっと浮いてるかんじ、
 重いフック&ヘンハックルゆえに空気抵抗も適度で投げやすく、
 アプローチが雑だと時々ひっくり返って着水するイライラはあるけれど、

 この組み合わせとてもいいです。

170831(4)4.jpg
 ゴマシオ・カディス10番。

 砂漠キツネの背中の毛をダウンウイングに、
 ハックルはバンタムのグリズリー・ネックと黒のヒストリック。

 グリズリーと黒の組み合わせ、
 夕暮れ前の西日ビカビカに反射しているギラギラ逆光の水面でおススメ。

 逆光のなかで黒~くよく見える。
 狙う角度や向きで急に順光になっても黒っぽいハックルに囲まれたグリズリーの白がうきあがってよく見える。

170831(5)5.jpg

 ここ2~3日くらいのマイブーム。

 夕暮れのバイビジブル。

 ボディハックルにはやはりヒーバートのヘンネックのファーネスを3枚。
 フロントハックルもヒーバート・ヘンネックのクリーム2枚で計5枚のハックルをグリグリとハックリング。

 このフライについてもイロイロお話したいところですが、

 ここ一週間ほど、
 どんどんイブニングが侘しくさびしくなってきて、
 おとついからはとうとう、
 渇水しまくった河原の藻くさいすえた泥の匂いをかぎながら、
 シーンと静まり返った川面にむかって、
 バイビジブル遠投しまくりキャスティング練習でおしまい。

 ヘンハックルで巻いたバイビジブルはまず投げるのがけっこうカイカンであるなと、
 そんなことをおもいながら帰宅いたしました。

 秋……なんですか?

 それとも台風のあと……今年こそほどほどの恵みの雨…期待して……いいですか?
    
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.