BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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BUBBLIN' POT RISE
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 Maxi Priest - Some guys have all the luck


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 波ひとつない水面。
 対岸スレスレに沿うように、
 ゆるやかな流れの筋がはいっていて、
 そこだけ水面がすべるようにうごいており、
 そこかしこ浮いた枯れ葉がその流れにのってノロノロと下っていく。

 風はピタリとも吹かず、
 霜が降りそうだった早朝の冷え込みから一転、
 濃厚な晩秋の陽の光がそのまま河原と水面に降り注いでいる。

 オホーツク地方の小春日和はものすごくこゆい。

 先週末、
 朝起きて外の景色を見て、
 「ヤッバイこれは行かなきゃ」
 とおおいに釣りごころが疼いた日があった。

 そこまで予感がする日なんて、
 シーズン通してそうザラにはないんやで。

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 16番サイズのビートル型のフライ一本でとおした。
 
 予感的中。

 ついこのまえは、
 22番サイズのハネアリに翻弄されて一日が暮れた釣り場。
 一見すると、
 ハネアリのときのほうがライズの数は断然多い。

 んが、
 ちがうの、
 全体的なライズの数じゃないの、
 「フライに反応してくれるライズ」であることが大事。

 水面いっぱいに浮かんでいる極小サイズなハネアリに、
 気まぐれで散発な定位していないマスのライズがたくさんある状況ではなく、
 ライズの数こそ少ないけれど、
 ライズしているマスはどれもこれも水面直下に浮いていて、
 特定のエサに執着しているわけではなく、
 水面にほどほどの数で浮いているちっちゃな色んな虫を拾い食いしながら、
 呆けたようにゆったりクルージングしてパッカパッカと水面に口先を出し、
 そのたびに背ビレや尾ビレがビロ~ンと水面から突き出ては沈んでいく。

 そんな光景が、
 目の前で途切れることなく繰り広げられるという、
 とってもとってもエキサイティングな状況。

 ひさびさにひっぱりだしたフライウエイトがシャウトしまくり。
 ちっこいくせして、
 なんとけったたましいリールなのか。
 ギャギャギャギャギャーーーっとリールが逆転するたびに、
 それまでシーンと静まり返って、
 鳥のさえずりの声さえ周囲の深い森の木々に吸い込まれていくような静寂の場が、
 一気に癇に障る感じの工事現場的けたたましさ。

 アタイちっちゃいけどテンションちょ~~高めよ~~、
 みたいな。

 かわええやんけこのおてんば。

 来シーズンは、
 このリールいろんな場所でギイギイいわせたろ。

 と、
 もはや来シーズンに想いを馳せてしまうような、
 これで今年は釣り納め的スペシャル・デイとなったこの日も、

 やはり、
 数匹の満足のいくマスを思い通りのアプローチで釣って触って放したら、
 満ち足りたというよりも、
 スーッと釣り気分がひっこんだ。

 この日に限らず、
 めったにないエックス・デイの日は、
 なにはともあれそのとき自分の知る限りココ!ってベスト釣り場に「オレのもんじゃ~」くらいに勇んでのりこんで、
 河原でガイドにライン通しているときとかもどかしすぎて発狂しそうになるわりに、

 おもったようにポンポーンと釣れちゃうと、
 最初は天にも昇る征服感と達成感に満たされるんやけど、
 それをしばらく繰り返していると、
 不遜にも飽きるのではなく、
 ましてや満足するのでもなく、
 なんか……さいきん気分が納まる。
 っていうか落ち着いてしまう。

 といっているくせに、
 そこかしこでライズするくせに反応激シブ、
 フライのサイズは本物ドンピシャ必須で、
 かつよっぽどタイミングが合わないと出てくれないシリアスでマイクロなハネアリ週間のときは、
 朝から夕暮れまでカッカカッカとしゃかりき。
 そしてイブニング、
 どうやってもフライを見てもらえないにもかかわらず、
 目の前は雨アラレ状態の夕暮れライズのあの無力感と脱力感。

 つれない相手には必死のぱっちであのテこのテでご機嫌伺い、
 そのくせ愛想良し器量よしにはスッと引いちゃって……いやね~ナニ様のつもり?

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 透明な陽の光に溢れた晩秋の空と、
 来たる冬にむかって鉛色に冷え澄んでいく川面の境目が曖昧になるような、
 オホーツクの秋。

 すばらしいな。

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 秋の空の一点が、
 カポンと揺れて、

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 音もなく、
 しずかな波紋がひろがって、
 秋の空をふるわせながら消えていきました。

 ワタシは詩人になりました。




 


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 ウヒウヒウヒ、
 ね~ちゃ~んカワイイ顔してバクバク食ってエエ腹しとるやんけパンパンやんけポチャポチャやんけムラムラやんけ、
 たまらんやんけ~

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 はよもっとおおきなってムチムチプリンになるんやでえ、
 ほんでまたオッチャンだけに釣られるんやでえウヒウヒ。

 オッチャンはドン引きのド下品な中年になりました。


 
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 光と影の織りなすイリュージョン。

 冬よりも、
 むしろ冬直前のこの季節が物憂げで苦手だった。

 けれど、
 こちらに越してきて、
 この季節もまた格別であるなゴージャスだなと感じ入り、
 実り多い日々が早瀬のように流れております。

 冬こそ巻く、
 巻くったら巻く、
 巻きまくるド!

 かるく、
 自己宣言もしつつ……、

 かしこ

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