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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ユル~イかんじで赤キツネの顔と脚の冬毛販売のお知らせ & エゾジカ中毒通信
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 きょう、
 ひさびさにテレビの「生活笑百科」観ながら昼ご飯たべててんけど、
 山田花子と大木ひびきのお二人が解説員で出演しててすっごいラッキー。
 めっちゃ豪華な組み合わせやんけ。

 そしていつもながら花ちゃんキレッキレ。
 わらわしよんでホンマ。

 なんか、
 花ちゃん年月重ねるほどにキレイ?になってはるんとちゃうんか?
 ちゅうか、
 ちょっと見ん間にどんどんええオンナにならはって、
 そのうえますます話芸に磨きがかかって……。

 歳とればとるほど輝いていくのって、
 それさいこうの生き方ちゃいまっか?

 みならいたい。

 と、
 いうのはさておき、

 アメリカ産の赤キツネ「レッドフォックス」のフェイス・スキンおよびフット・スキン販売のお知らせです。

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 冬眠前の冬毛のものなのだそうで、
 どちらもアンダーファー、
 ガードヘアーともに密度充実、
 ものすごい濃厚なかんじです。

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 フェイス・スキンは毛あしが長めでやや繊維の太く荒いファーに、
 額部分のジンジャー色の濃淡がかったソフトなガードヘアーが生えているのが特徴。

 フット・スキンは逆に毛あしが短めで非常に繊細なファーと、
 黒~ジンジャーのバラエティに富んだ短く硬いガードヘアーが生えているのが特徴。

 価格は、

 ①フェイス・スキン 売り切れです。

 ②フット・スキン(両足2本) ¥2,000 です。

 bizen-m@olive.plala.or.jp

 まで、
 ご注文お待ちしております。

 と、
 いうわけで、
 今回もまたクドクドクドクドこれでもかと、
 この素材についてアレコレ紹介したいわけですが、

 今年のはじめ、
 このレッドフォックスの顔と足を見つけたとき、
 「ま~珍しいちゃ珍しいので自分の分は購入するけど販売用の仕入れにはどうかな~」
 などと、
 当初はあまりノリ気ではない姿勢でもって、
 クールな視線でおったわけですが、

 なんか、
 いじくりまわして仔細観察していると……、
 アレ?
 なんやコレ?、
 え?
 うそ?
 マジ?
 これってもしかしたらもしかして……、
 
 ワタクシの予想と期待は見事に大当たり。
 
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 まずはフェイス・スキンの、
 先端が白っぽく根元がグレイ色になっているファーの根元のグレイ部分をカット、
 先端のうす~く淡~いクリーム色のところだけをつかってダビング・ボディを巻いて、

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 ライトケイヒル巻いてアラびっくり、
 やっぱり、
 おもったとおりオリジナルそのまんまテイストの元祖ライトケイヒル。

 レッドフォックスのファーならではの、
 ソフトなんだけど剛毛感のある、
 かすかにゴワゴワッとしたファジーな質感。

 これがオリジナル・ボディの質感なんだけど、
 もうまったくおんなじじゃん。

 そして、
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 先端がちょい小麦色がかっているグレイ色の足のファーを切り出して、
 ワックスをかけたスレッドによりつけてダビングしてみれば、

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 小麦色とグレイ色の繊細な混ざり加減がたまらなくクラシック・ムード。
 元祖オリジナル感ムンムンの「グレイフォックス」そのまんま古典スタイル。

 さらに!
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 顔の中央部に生えている濃厚な小麦褐色部分とグレイ色のツートーンなファーの、
 グレイ色の根元付近をカット。

 そしてこれをワックス効かせまくったスレッドに、
 ギチッとダビングしてみれば、

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 グリズリーとダークジンジャーの混色ハックルに見事に調和する茶褐色のナイスダビング・バディに感激。
 なによりも素晴らしいのはレッドフォックスのダビングボディならではのシュッとしているけれど、
 その一方でゴワゴワッとしたファジー感も感じられる独特の質感。

 もともと、
 これら3種類のキャッツキル・ドライフライの元祖オリジナル素材は、
 やはりレッドフォックスなんだけど、
 指定されている部位はどれもお腹のアンダーファーの各色。
 なんだけど、
 現在では入手困難なうえ、
 それぞれ個体差のある色合いを求めて、
 3種類の色合いと質感の異なるお腹のアンダーファーを揃えるのはとても至難。

 そんなわけで、
 ご存じのように現在では、
 化学繊維も含めて入手容易な各種ダビング材が出回って、
 いつのころからかレッドフォックスは過去の遺物的マテリアルとして、
 長らくシーンから姿を消しておったのでございますけれど!

 しかも、
 こんなことを書いている自分にいたっては、
 やれワシミミズクだトンビだと、
 猛禽類のクイル素材をキャッツキル・ドライフライに導入して、
 近年そのスタイルと優れた機能性そして美観におおいに悦に入っており、
 今後もそれらの素材の魅力はなんら色褪せることはないわけですが!

 なんていうか、
 この赤キツネの顔と足に一緒くたになって生えている、
 いろんな色調と質感のファーをあれこれダビングすれば、
 オリジナルそのまんまのボディ材がダビングし放題ちゃうの?

 そして、
 なんといっても、
 ピーコック・クイルボディの「クイルゴードン」とあわせて、
 キャッツキル・ドライフライ四天王と並び称されるキャッツキル・ドライフライ代表作の三天王のボディが、
 この素材だけでまかなえるというお得感が炸裂。

 ええやんか!

 そんなわけで、
 こ~れはぜひとも販売してみたいと、
 このようにご紹介させていただいた所存です。

 とはいっても、、
 正直いってコレがなくても、
 釣りにもタイイングにもなんにも困ることはありません。
 ほかの代用素材で巻いてもなんら効果にかわりなく充分サカナは釣れます。

 が、
 古き良き時代のキャッツキル・ドライフライ黄金期の歴史に格別の想いをよせ、
 ハックルやダビング材それぞれの魅力におおいに語るべきものがあり、
 思い入れをたっぷり注ぎこんだ可憐なドライフライを駆使して美しいマスが釣れたら、
 我がフライフイッシング人生に一片の悔いなし、
 とおもえる浪漫いっぱいのマニアな方ならば、
 夢想と妄想の世界にズッポリ浸って愉しい夢が見られる素材だとおもいます。

 
 と!

 そんなダビング材が見つかったことで、
 このようなクラシック・エレガント・ドライフライ路線もまた、
 今シーズンのおおきな楽しみのひとつではありますが、

 が!

 現在、
 目下重度のエゾジカの毛中毒になっているワタシ。

 とくに、
 もはや当たり前すぎて目新しさなどなにもなさそうなヘアカディス・スタイル、
 これがものすごく新鮮で新しく映ってしかたがない今のワタシのフライフイッシング気分。

 完全にエゾジカ・ヘアーの魔法にかかっております。

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 そんなわけで前回につづいて、
 今回もまたこのようなヘアカディス・フライ風の最新作のご紹介です。

 ものすごいシンプル単純フライではありますが……、
 まあ、
 タイイング・ティップス見てくれはる?

 フツ~やんけとおもてたら大間違いやでチューニングしまくり。

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 つかうスレッドはコレ。
 PE系のとにかく切れないやつ。

 で、
 このスレッドに固形ワックスを擦り込みまくって、
 まずはシャンク全面にびっしり下巻き。

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 んで、
 コック・デ・レオンのサドルのヒョロヒョロでロングファイバーのハックルを、
 ヘッドのところに巻き止めておいて、
 スレッドにマルチグルーを塗布して、
 ボディ材のファーをこのようにくっつける。

 つかったボディ材は「レッドフォックス」のファー。
 顔でもいいし足でもいいし、
 色調はお好みでどの部位でもつかえる。

 ちなみに、
 ボディ材としては、
 この素材じゃなくてもぜんぜんいけます。

 たとえば、
 ラビットファーやグレイフォックス、
 それにラムズウールなどなど、
 アンダーファーの繊維が細く長くソフトで、
 かつ濃厚に密集しているダビング素材なら、
 なんでも同じようにつかえます。

 ただ、
 冬毛の濃厚なレッドフォックスのファーは、
 色合いも質感もたまらんものがある。

 そして重要なのはダビングする素材の量。

 ものすごい量を一気一度にドバッとダビング。
 目安として、
 ボディとして適量なダビング材の量だな~とおもえるいつもの目分量の約3倍から4倍くらい。
 「大丈夫かいな」と心配になるくらいの量を、
 いったん手でよくもんで、
 それをほぐしながらファーをフワッと拡げつつ、
 マルチグルーでスレッドに塗布。

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 そしてループダビングにて捩じる。

 まるで濡れ雑巾を絞ったようなかんじ。

 このとき、
 きつくねじるのではなく、
 このように軽くねじってボッサボサのまんまにしておくのが大事。

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 これをボッサボサのまま、
 ヘッドからボディ末端にむかって、
 グイグイ巻いていく。

 スレッドの位置はボディ末端にある。

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 ダビング材をボディ末端まで巻いて、
 その位置でスレッドで巻き止めた状態。

 このように、
 この時点ではたいへんアグリー。
 ボディ全体がボワ~と膨らんでボッサボサのボワボワ、
 グッシャグシャのバッサバサ。

 どこのビギナーさんが巻いたダビングボディなん?みたいな。

 だがコレがものすごくキモ。

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 そんなボッハボハに膨らんでいるボディのうえに、
 ハックルをボディ後方に向けてグリグリグリ~ッとパーマ・ハックリングしていって、
 ボディ末端にあるスレッドでハックルを巻き止めたら、

 こんどはそのまま、
 スレッドをグルグルグル~ッとヘッド方向にむけて、
 ハックルの補強を兼ねながら数回転させてキツク巻いていく。
 すると、
 パーマ状にハックリングしたハックルがスレッドに抑え込まれて、
 バホバホに膨らんでいるダビングボディのなかにめり込んでいく。 

 ハックルは、
 ヘッド付近に4~5回転ほど密にハックリングしてからのち、
 後方に向けて4~5回転ほどパーマ状にハックリングすると、
 水面での動きというかファイバーの振動っぷりがより良くなる。

 そしてこのようにボディを巻いていくと、
 ボサボサに膨らんでいたボディが、
 スレッドやハックルを巻くことでおさえつけられて、
 なんだか萎んでいくようなかんじで、
 結局は丁度ほどよいボディの太さになる。

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 んで、
 前回の記事のフライとおなじ処理で、
 エゾジカのヘアーをドサッとダウンウイング・スタイルに載せて、
 ウイングとヘッドを巻き止めると、
 超大型サイズだろ~が中型だろ~が、
 もうアッというまにたちどころに完成。

 とにかく小難しいワザなどなにもなく、
 グイグイ軽快に巻けるので、
 巻いていてとっても気持ちがよい。

 ちなみに左はノーマルシャンクのドライフックに巻いた10番。
 右はロングシャンクの6番。

 だいたいこのくらいの範囲のサイズにハマるヘアカディスです。

 んで、
 ここからさらにより良いバランスと動きのためにちょいチューニング。

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 フィニッシュしたフライをひっくりかえして、
 指先でハックルを左右均等につまんでグイッと強引に上方向にそっくりかえらせておいて、
 ダビングボディをブラシでガッシガシ擦ってボディ下側を毛羽立たせる。

 フワフワのダビングボディなので、
 ボッサボサに毛羽立つ。

 とたんにファジーな虫っぽさ度数がグーンとアップ。

 そして、
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 ボディにめり込んでいるハックルが、
 左右フラットでスペント状にブワッとキレイに拡がって、
 まるで毛羽立ったボディのなかから生えているような体裁で固定される。

 つかうときは、
 このボディの下側からスプレー式のフロータントをブッシューと吹きかけるか、
 いったん液状のフロータントにドボンと浸して、
 指先で濡れ雑巾を絞るように水気を絞って、
 そのあと刷毛のついた粉状フロータントで下からガッシガシこすってから、
 ボトッと水面に落として浮かべてみて……、

 ボッサボサのボディがびっくりするくらいフロータントを含んで離さず、
 このようなバルキーでブッシーなヴォリューム満点のフォルムにもかかわらず、
 ボッカーと水面高く軽々フワ~ッと浮くで~。

 まるで飛翔しようとするヒゲナガや、
 水面に不時着してしまってヒラヒラしている蛾やセンブリみたい。

 このようなフォルムの、
 半透明なハックルがスペント形状で水面膜にヒタッと触れながらブルブル振動しているけれど、
 極太ボサボサのボディ自体はポカッと水面高く乗ってハイフロートで浮いている。
 という体裁は止水流水問わずなにかとメチャ効くときがよくある。
 
 とくにテレストリアルの季節。

 このメチャシンプル最新作ワイのヘアカディス、
 おおいに期待してます。

 そして、
 とにかくグイグイ軽快に巻けるのがじつに楽しくてカイカンしかも簡単。
 これだと釣行前夜の大量生産タイイングにうってつけ。

 と、
 話しは変わって、

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 このヘアカディス知ってはる?

 だいぶまえに雑誌のヒゲナガ特集でも取りあげたことがあるけれど、
 このフライは80年代ころに北海道の一部でつかわれていた、
 ヒゲナガの羽化に対応したイブニング用カディスとして当時の必殺だったそうだ。

 いわば正真正銘の北海道産ヒゲナガ・クラシック・フライ。

 真っ白なハックルだけを数枚、
 ボディにグルグル巻きにして、
 そのうえにディアヘアーをヘアカディス状にのせた体裁。

 白いハックルは、
 ヒゲナガがはばたいているときの、
 バタバタうごく下翅を表現している……、
 当時、
 それを知ったときの感動はひとしおだった。
 なるほど!
 とおもった。

 当時まだ本州に住んでいた10代だったか20代前半のころ。
 まだ見ぬまだ知らぬ北海道の未知の釣りへの憧れを、
 このフライを通して夢想しながらパンパンにふくらませていた時代でした。

 それから時は流れに流れ数十年、
 自分も流れ流れてオホーツク在住の現在、

 真っ白なハックルではなく、
 このフライのハックルにシルバーバジャーをつかえば、
 ハックル先端の白色が下翅に見えると同時に、
 ストーク芯の黒いラインがボディにも見えて一石二鳥じゃん、
 などと、
 小賢しい知恵もついたりとかして。

 いまもなお、
 このヒゲナガ・ヘアカディスはじぶんにとって、
 「北海道ならではのフライ」の原点でもあり象徴のような存在。

 今回取り上げたシンプル・ヘアカディスは、
 このフライへの自分なりのオマージュでもあります。

 今回、
 自分視点でほんとに良質だとおもえるエゾジカのヘアー各種をたくさん入手できる幸運に恵まれて、
 そしてそれをじっくり選別して、
 たくさん販売することもできて、
 さらにご購入してくださった皆さまからの感想など拝聴させていただけたりとかして、

 エゾジカ・ヘアーは数ある北海道ならではのマテリアルのなかでも、
 基本中の基本だなとつくづく痛感いたしました。

 「道内産マテリアル・プロジェクト」まずはこの素材から……、

 もっと深く、
 もっと身近に接していきたい珠玉のマテリアルですね。
 
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 良質なエゾジカ・ヘアー、
 まだあとすこしだけ在庫あります。

 背中付近の典型的なエゾジカ・ヘアーの模様と色調で、
 こうしたヘアカディスやマドラーなど使用範囲の広いやつです。
 
 価格は10センチ×10センチ・スキンの大判で 2000円です。

 こちらのほうも、
 併せてご注文お待ちいたしております。

 どうぞよろしくおねがいいたします。

 
   
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