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BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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紅白模様の下心
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 本日の自撮り。
 ひと呼んで「オホーツクの無能の釣り人」
 
 あるときは筋金入りのカボチャ中毒…略してカボチュー。
 昨夜の晩御飯はカボチャ中心に具だくさんの特製スープカレー。

 そしてまたあるときは街イチバンの法定速度厳守オトコ…略してゲンシュー。
 きょうもまた近所のおじいちゃんがワタシのクルマを追い抜いていった。
 軽トラで。

 しかしてその実体は、
 知る人ぞ知る納竿詐欺師。
 略して…アンタ、このごろまいにち今日で終わりや今日で終わりやばっかりゆうてるやん…。

 11月のはじめから、
 釣りに行って良いマスを釣るたびに、
 「このマスで今シーズンの釣り納め」
 と、
 毎回だれかれなく公言しながら、
 まる一カ月が経ってしまいました。

 きょうもきょうとて、
 「きょうでおしまいだな~」とおもいながら……、

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 釣り場に向かう林道にて。

 なんだ?
 とおもったら鹿の足の骨。

 きのうは見かけなかったはずだけど。

 この骨を中心に、
 いろんな小動物や鳥の足跡が、
 放射状にひろがって雪のうえに残されている。

 そのまえにしゃがんで、
 なにが、
 いつ、
 どのようにおこって、
 ここでどんな騒ぎになっていたのか、
 しばし推理。

 正午まえ、
 ここ数日の荒れた天候にしては珍しく無風もしくは微風。
 しかも
 陽が射して明るい晴天。
 このとき気温は1度だったけれど、
 風が弱いのでしのぎやすく嬉しい小春日和。

 こんな寄り道を愉しむ余裕さえあった。

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 サイズ10番の2Xロングシャンクのニンフフックに巻いた。
 紅白コントラストのホットバットな私的カジュアルドレス・ヴァリエイション。

 エゾリスのコンプリートスキンの両側にたくさん生えている、
 真っ白なお腹の毛。

 クリーミーな色調があまりにもピュアな純白。
 しかも、
 ビッシリ生えている短いガードヘアーがキラキラと光をビミョーに反射している。

 ので、
 そのまま捨て置くにはあまりにももったいなくて、

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 オケツのところに、
 赤いファーをチョコッとダビングしてアクセント。

 おおむかし、
 湖やダム湖などでスプーンを愛好するルアー釣り師のあいだでは、
 低水温のために低活性な状況では、
 …紅白コントラストなファンシーカラーが効く…
 という俗説?が「秘密だけど…」という前置きで、
 まことしやかに囁かれていた。

 幼少のころ、
 そうやって囁かれちゃったボク、
 フライフィッシャメンになったいまでも、
 かたく信じているんだよ。

 炸裂する、
 とか、
 爆発する、
 とか、
 そのような勇ましい表現をしたい経験は記憶にない。
 けれど、
 紅白コントラスト・カラーはいつもハズレなく安定して効く印象は、
 ニンフでもウェットフライでもストリーマーでも、
 ジャンル問わず沈めるフライ全般おおいにある。
 信頼してる。

 そして、
 冬の冷たい水にこの色調はよく似合うとおもう。

 この感覚って重要だよね、
 「信じる者は救われる」
 ってところで。

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 正午ちょうどくらい、
 さきほどからずっと吹いていた微風がピタッととまって、
 寒いのは寒いけれど陽射しがなんとも気持ちよく、
 水面が波ひとつない鏡状になったとき、
 バタバタッと立てつづけに釣れた。

 なぜかオスの若いイケメン・ニジマスばかり。
 30センチから40センチほどの育ちざかり。
 男子校の群れに当たったのか?

 こんなこと、
 すごく珍しいというか、
 はじめての体験。

 道内のニジマス事情に精通している方から聞くところでは、
 あまりよろこばしくはない理由によって、
 各地でメスの比率がグンと高くなってしまった昨今、
 こんなにオスがいる環境はとても健全。
 未来にもおおいに期待ができそう。

 たいへんうれしい。

 釣れるたびに、
 「みんな、がんばれがんばれ」
 とおもいながら、
 初々しく、
 しかしオトコらしくシャクレはじめている上アゴに掛った紅白ニンフのハリを外すと、

 「おおきなお世話じゃボケ~!」
 と捨て台詞を残すかのように、
 どいつもこいつも元気いっぱい、
 氷点下の水中にバシャッと消えていった。

 すばらしい。

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 季節が真冬にむかってすすむにつれ、
 青々と濃い色になってきた水は、
 そのじつものすごく透明で、

 風による波さえなければ、
 ユラユラと沈んでいく真っ白なニンフの様子が、
 かなりの深さまで視認できた。

 そしてなにより、
 ニンフをめいっぱい深く沈めて、
 サカナを掛けた瞬間、
 川底でギラギラギラッと光を反射しながら魚体をクネらせて反転させるのがよく見えた。

 ちなみに、
 インジケーターからニンフまでのティペットの長さは、
 川底スレスレを漂わせたいので、
 手尺で2メートルちょうどくらい。

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 当地のこの季節、
 この周辺の川で釣れる下りのアメマスは、
 釣ってしまうとなんだか申し訳ないようなガリガリ体形なんだけど、
 今年はなかなかのコンディション。
 サイズもなかなかで釣れるととてもたのしい。

 力強くグイグイ暴れてくれる。

 来シーズンはどうなるんだろう。


 正午を過ぎると、
 いつものように冷たい風が四方八方から吹きはじめた。
 そこに、
 雪も混じりはじめた。

 グッと冷え込んできた。

 っていうか、
 気がついたらビュービュー吹雪きはじめた。

 そんなとき、
 我が信頼の紅白ニンフが川底に引っ掛かって、
 ティペットが切れてしまった。

 結び直したい気持ちはあるけれど……、

 もうさ~、
 さっきから剥き出しの指先が凍えてかじかんでピリピリ痛いねん辛いねん。
 感覚もなくなって久しい。
 ティペットを結びなおして仕掛け作ってフライを結ぶなんて一大作業……とてもできそうにありません。

 これにて本日納竿。

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 「なんぼなんでもきょうでおしまい」…………ですか?


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