BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201705<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201707
そのとき、歴史が巻かれた 4
 成功した会社の創始者の愛娘であり、
 そしてその会社にとって、
 とても重要だった部門の総監督。

 そうした表舞台だけを見ると、
 ファミリービジネスの社長令嬢…
 親の七光りビカビカばら色これ順風満帆…
 のようにも見えるメアリー・オービス・マーブリーの人生。

 が、
 その生涯はけしてハッピーなだけではなかった。
 自身の仕事がいよいよ本格的に波に乗ろうかというそのとき、
 生涯を誓いあったばかりの最愛の伴侶を亡くしただけでなく、
 さまざまな不幸が彼女にのしかかってくることになった。

 「オービススーパーファイン・フライズ」の土台作り、
 そして名著「Favorite Flies&Their Histories」の執筆は、
 まさにその渦中での彼女の仕事だった。

 ハングリー精神のひと、

 でありながら、
 創作された数多くのフライ群は、
 乙女心あふれるファンシーなお花畑。

 しかし、
 そのお花畑には毒キノコもあった。
 単純に見えて、
 じつは一朝一夕にはマネの出来ない職人芸。

 と、
 そんなメアリー・オービス・マーブリーのフライにハマって、
 彼女の夢見るフライたちを巻くことにズッポリ浸かっている、
 いい歳をした立派なオッサン連中が、
 ごく少数だけどアチラにはいて、
 同好の志でさかんに情報交換をしているようだ。

 んも~、
 エッチなおじちゃんたちなんだからあ…

 っていうのは最大級の敬愛の念として、
 かれらはメアリー・オービス・マーブリーのフライのことを、
 その頭文字をとって「MOMフライ」と呼んでいるんだけど、
 どうもこれをこじつけて、
 「ママのフライ」というニュアンスにひっかけてるフシも感じられる。

 豊かだな~と思う。 

 070527MOM1.jpg
 そして今夜のママのフライはこれを…
 「ホワイトミラー」のウエットフライ、
 というよりバスフライのママ・カスタム仕様。

 ハックルのところがディアヘアーになっている。

 これはもちろん、
 フライを必要以上に沈めないためのもの…。
 さらに、
 フライのシルエットを大きく見せつつ、
 引っ張ったときの波動や動きを強調させるための当時の工夫。
 
 そして、
 視認性バツグンの純白。

 フライの動きなり、
 サカナの反応を見ながら釣るためにはどうするか?

 の試行錯誤を、
 1800年代後半にはすでにもうやっていたわけだ。

 ロマンやな~。
 
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.