BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
勝ち組
20070628145249.jpg
 ニュージーランドに移住して、
 まいにち忙しく働いている友人のひとりからメール。

 今日はめずらしく仕事が早く終わったので、
 ひさびさに近所の川でイブニング。

 ずっとまえに、
 ぼくがあげたらしいシマトビケラ・サイズの、
 マシュマロピューパで会心のイッピキ。

 かの地に、
 シマトビケラみたいなのがいるかどうか…
 なんて野暮はいいっこなし。

 燻製にするまえに、
 家の玄関に寝かせて記念撮影。

 すると、
 近所で飼われている馴染みの黒猫が寄ってきたので、
 彼にも少しおすそわけ…

 …だそうです。

 「やっぱさあ、うちの店、たしかに出るんだよね」

 「どう出るのさ?」

 「誰もいないはずの厨房で、サ~ッと人影が横切ったり、閉店して後片付けして、さっきからずっと二階にいる人に声かけようと思ってあがっていくと、誰もいなかったり…」

 「マジで?」

 こうした話しは、
 霊感とか第六感とか、
 そんなこんなには、
 ものすご~く縁もゆかりも関心もない人から聞くのが、
 もっともリアル。

 山口君は、
 まさにうってつけの人物。

 「でさあ、でも幽霊とかありえるわけないと思ってるから、ずっとほっといたんだけど、あんまりにもしょっちゅうなもんだから、もうぜったいヘンって、昔から店にいるコック長に聞いたのね」

 「なんつってた?」

 「あ、いるよって…」

 「マジかよ、それだけかよ」

 「なんか、ず~っと前からいるらしいんだよね~」

 「怖い?」

 「ぜんぜん…」

 「悪さとかするの?」

 「まったく…」

 「ふ~ん、そうか~、南半球にも”座敷わらし”がおるんか、なかなかええ話しやないの」

 「そうなんだよね~」

20070628145304.jpg
 二日前、
 どうにも釣れなかったライズに再度チャレンジ。
 ふと思いついてオレンジ&パートリッジを流したら、
 一発でガツンッ!。

 黒猫ファミリーが引っ越していったと思ったら、
 こんどはヤンチャ盛りのブチ猫ちゃん。
 もちろん彼女にもおすそわけ…。

 けして裕福ではない、
 将来の不安がないわけでもない、
 仕事だって毎日とってもバタバタだ。
 
 だけど、
 その忙しさは、
 ようやく時間を捻り出して出かける釣りの時間を、
 よりいっそう濃密な喜びと楽しみにしてくれるスパイス。
 心や身体をすり減らすものではない。

 そして、
 たまには獲物を大切に持ち帰って、
 丁寧に燻製にして……

 旦那様のことがだ~い好きな奥様と、
 おいしく楽しく夕ご飯。

 住んでみれば、
 いろいろあるんだろうけど、
 この国から見たら、
 くらべものにならないくらいまともな大人たちが、
 国を動かしている地球の反対側に住んで、
 座敷わらしに見守られながら、
 野心や功名心とは遠いところで、
 食っていくために、
 好きな人と楽しく暮らすために、
 今日も一生懸命働いて…。
 
 憩いの休日、
 お隣のヤンチャっ子が待ってましたとばかりに、
 勝手に家の中にあがりこむと、
 椅子の上で丸まって熟睡しているそうです。

 まったくもう…図々しいヤツ…
 などと言いながら、
 まんざらでもないようです。

 またいつでもメールください。
 


 
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.