BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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薄皮いちまい
 いちおうストマックポンプは、
 いつもベストに入ってる。

 ねんけど、
 いつもほとんど忘れてる。

 なので、
 ポンプ使うのは、
 よっぽどなんかあって、
 「ぜひ見てみたい」と思ったときくらい。

 で、
 そうした気分になるような印象的な釣りには、
 当地の里川ではトビケラ関係が絡んでることが多い。

 あとは、
 しいて挙げれば真夏のアリンコ大小もろもろ…。

 なんか、
 ズングリした虫ばっか吸い出してる感じやけど…。

 と、
 そんないい加減な私的ポンプ事情にも関わらず……、
 シャーレに内容物をぶちまけて、
 「やっぱシマトビケラやったんかあ…」
 などとガッテンするとき、
 いつも思うことがある。
20070925141808.jpg
 ピューパの皮、
 いっつもズルムケやんけ。

 これなんで…?

 この写真のは、
 昨夜取り上げたアマゴの内容物のひとつを拡大してみてんけど、
 このときも喰われてたやつは、
 ほとんどこんな感じだった。

 これに限らず、
 数少ないポンプ吸引体験で見たシマトビケラ系のピューパは、
 まともなのの方が少なかったように思う。

 想像するに、
 吸引したくなるほどややこしい釣りは、
 いつも水面もしくはその付近の釣りなので、
 羽化直前のピューパがこんな状態か、
 もしくはこれに近い…ムケる寸前ギリギリ…、
 ってところでもがきつつ流下していて、
 サカナに吸い込まれた衝撃かなんかで、
 ズルッといったんとちゃうか?。

 いずれにせよ、
 この薄皮一枚かろうじて…って感じの脱ぎかけスケスケは、
 いつもかなり印象に残る。
20070925141824.jpg
 というわけで、
 故ゲーリー・ラフォンテーンのスパークルピューパ、
 クリップル風私家版仕上げ。

 オーバーボディのジーロンを、
 もうスッカスカな感じにしたほうが、
 明らかに効くと思ってる。

 という感じに、
 極細ジーロン繊維を数えられるくらいの量で、
 ボディ全体をフワッとくるむように包むのは、
 巻いてみると繊維が一方向に片寄ったりして、
 ちょい難儀な作業。
 なんだけど、
 ちょっとしたコツでフワッとクルンッて感じになる。
 ジーロンを上下に被せるのではなくて、
 両横からひっくり返すといいかも…。

 そうやって巻いて、
 ボディ本体が繊維の間から、
 透けチラ見えって体裁のを水に濡らすと…、
 ほんとムラムラする。

20070925141840.jpg
 シマトビケラな釣りで、
 スパークルピューパおもろいな~と思うのは、
 サカナがもうピューパな気分でムンムンのとき、
 フッキングが違う気がする。

 バレるわ抜けるわ空喰いやわで、
 普段はジレジレしてる本流のアマゴが、
 もうバレようがないくらいガッポリいってくれる。

 にもかかわらず、
 その気がないときは大抵見向きもされない、
 っていうのも、
 なかなか暗示的で、
 示唆するところも多いと思う。

 なんちゅうか、
 そのとき喰われてる虫の状態を、
 まさにドンピシャ暗示しているハッチ・マッチャーとして、
 ほんまに効いてるねんな~…
 ってところを実感できる。

 といいつつ…真夏の夕暮れ、
 数年前に近所の里川でおこった、
 赤茶のでかめのアリの大量流下を、
 このフライでなんとか急場をしのいだりとか…、
 ぼくにとってはなんでか、
 ストマックポンプな現場で結ぶことの多いフライです。
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