BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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網戸の天使たち
 仕事机の窓の向こうは湧き水の池。
 そこで湧き出た清水は、
 小さな小川へと流れ込んでいる。

 窓を開けて仕事中、
 網戸にちょこんと止まっていた、
 いつもの虫たちをシゲシゲ眺める。
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 アカマダラの釣りは切ない。
 気難しいマスに翻弄され、
 苦汁を飲まされ続けた日々の思い出がいっぱい。

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 「オリーブっぽい18番のスペントでいけるで」
 とか、
 「ズングリ系のマダラの16番のダンやった」
 とか、
 そんなんでまとめてしまう、
 ぼくらのマッチ・ザ・ハッチって、
 やっぱアバウトでしょうか?
 
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 壊れやすく扱いにくいスターリングのクイル材は、
 そのかわり繊細で絶妙なダン色がなんとも心憎い、
 クラシック・クイルウイング・タイイングの登竜門。

 スターリングよりも明るめのダン色には、
 ブルージェイのクイルもオススメ…、
 って、
 ヴィンセント・マリナロの本に書いてあった。

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 翅も胴体も、
 透き通るような、
 小さなコカゲロウかなにかのスピナー。
 ガラス細工のよう…。

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 いにしえの釣りバカは、
 そんなスピナーの胴体を、
 絹糸のうえに馬の尻尾の毛を巻いて表現していた。
 よく思いついたなあ…と心底から感心する。

 で、
 ここでは、
 北極熊の毛をボディに巻いて、
 スレッドの下地を透けさせてみた。
 「ワタシ、濡れるともっと透けるんです」

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 やっぱ、
 透けるのはええなあ…。

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 エビ茶色…
 感覚的に、
 もしくは経験的に、
 この色のフライって効くと思ってる。

 イマージャーでもダンでもスピナーの状態でも、
 種類も名前も知らなくても、
 種々雑多なこの色合いのカゲロウが、
 ほぼ一年中、
 ぼくんちの網戸に止まっていて、
 目の前の川を流れていて、
 バンバカ喰われている。

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 英国のウイリアム・ジェイムス・ランが、
 いまからおよそ100年前に考案した、
 古典スペント・スピナーの大傑作「ランズ・パティキュラ」

 テールのファイバーは4本、
 ハックルは3回転だそう…、
 ロードアイランド・レッドのハックルストークの、
 エビ茶色クイルボディが目に鮮やかな、
 繊細でエレガントなクラシック・ハッチマッチャー。
 ええね~~~。


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