BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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Christmas Time Is Here
 「人生は、すこしも自分の思うままにならない」

 ベツレヘム富士のふもとで、
 男は今日も、
 我が身の不運を嘆き悲しんでおりました。

 「悩める中年よ、涙をお拭きなさい」

 「我は、約束の地より、主のみねによって、汝のもとにつかわされた者なり」
 
 はるか海を越えて、
 ニューエルサレム東海岸のヨーク村から、
 ふたりの賢者夫婦が、
 男のもとにやってまいりました。
 
 「恐れることはない、汝は恵まれた方、この孔雀を、そなたに授けましょう」
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 晴れわたったベツレヘム富士の青空のした、
 その孔雀は、
 真っ白な羽根を身にまとい……、

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 襟元の、
 鮮やかなメタリックブルーを輝かせ……、

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 まるで粉雪を散らしたようなエメラルドグリーンの羽根を、
 惜しげもなく陽の光に晒しておりました。

 「この珍なる美しき鳥、孔雀と白孔雀の混血なり……、
 このもの、汝に心の平安と、深い満足、そして創造の喜びをもたらすであろう」

 「さあ、思うままに巻くがよい」

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 そしてもうひとりの、
 旦那賢者が言いました。

 「最近ねえ、ストライパーにハマってしもてワヤですわ…、
 このまえ、なんちゅうことない海岸の桟橋で、
 そこそこのんがボイルしてサンドイール喰ってたんでフライ投げたら、
 下からグワボッて出たのなんか物凄かったですわ、
 太刀打ちでけへん、ちゅう感じ…どないですか?、来シーズンはアメリカ東海岸ツアー」

 10数年前にうろつき歩いた、
 東海岸ニューイングランド地方の、
 夜の海岸の光景と、
 横じま模様のぶっといスズキの興奮が、
 まざまざ蘇るのでした。

 そしてまた、
 ベツレヘム高原の牧場にあるソフトクリーム売場で、
 並んで順番を待っていたときです。
 もうちょっとで我々の順番になろうかというとき、
 アイスをすくってコーンに入れる係のオバチャンが、
 ピチピチのネエチャンに交代したのです。

 女神賢者は、
 私の耳元でささやきました。

 「あのさあ、あのネエチャンにかわって損したよね~、
 オバチャンのほうが、たっぷりアイス入れてくれてたよ」

 ネエチャンに代わって、
 (お、かわいいやんかラッキー…)ぐらいに思っていた愚かな私。
 我が身を恥じたものでした。

 よき友と、
 心震える羽根と、
 創り出す喜びと、
 弧を描く釣り竿への尽きぬロマン……、
 いっこうにままならない日々の暮らしのなか、
 しかし願いはすべて聞き入れられました。

 なにはともあれ、
 メリークリスマス!
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 そして、
 きよしこの夜に、
 Sweet Tune From Jamaica.
http://jp.youtube.com/watch?v=jHy_l8YRY2U&feature=related
 
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