BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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Minor Tactics Ⅰ
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 水藻たなびくチョークストリーム……、
 ジンクリアな湧き水の流れで、
 水面直下に定位して、
 羽化寸前のカゲロウを、
 チビチビ吸い込んでいる気難しいブラウントラウト。

 そんなサカナを狙うために、
 イマージャーを暗示した小さなニンフフライを、
 ぶっといティペットに結んで、
 しかも下流からアップストリームで狙う……、

 それが、
 どれだけ難易度の高い、
 息詰まる勝負になることか……。

 という、
 ある種究極のマッチ・ザ・ハッチの釣りを、
 いまから100年近く前に提唱した人物がG.E.Mスキューズ。

 フライを沈めるのは水面下5センチまで……、
 サーフェイスフィルムの膜の裏がわに無限に広がっている、
 未開の世界の底知れない楽しみと深さを、
 孤立無援ひとり開拓した偉大な先人。

 いまでもなお…いや…いまだからこそ、
 時代の先どり感さえ色濃く感じさせてくれる、
 そんな釣りにこだわった人物のフライはまた、
 羽化寸前のカゲロウのイマージャーを、
 いかにしてフライで表現するか……という視点から見ても新鮮で斬新。

 温故知新の醍醐味を思い知らせてくれるのだった。
 もうなんちゅうか、
 知れば知るほどに新しい。
 
 というわけでまずは……、
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 G.E.Mスキューズ1921年の名著
 "The Way of a Trout with a Fly, and Some Further Studies in Minor Tactics."
 に載っていた貴重なタイイング・プレートを……。

 コカゲロウの仲間のイマージャー的ニンフ作例のひとつ。

 雰囲気満点の絵をなめるように眺めつつ、
 その独特なタイイング手順から察して、
 「やっぱソラックス周辺のモッコリ、強調して表現してたんだなあ」
 などと想像してみたりとかして……、

 すみっこらへんに、
 自分の巻いたスキューズ風フライ置いてみたりなんかして……、
 この身の程しらずめ!って感じですけど。
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