BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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額装
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 クラシック・サーモンフライのスタンダード「ブッチャー」3態。

 昨年の秋くらいに当ブログにて取り上げたフライ。

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 両フライとも、
 なにからなにまでまったく同じ素材を使って巻いてある。

 けれど、
 ウイングの造作で、
 かなり印象が変わる。

 左がフリーファイバーのミックス・ウイングのスタイル。
 右がビルトウイングと呼ばれるスタイル。
 どちらも、
 古式ゆかしい古典的な作法にのっとって巻いた正統派。

 ちなみに左のは、
 こうしたフライ全盛期のタイイングも真似たくて、
 バイスを使わずフックを手に持って巻いた。
 スレッドをワックスでガビガビにしておいて、
 親指と人差し指でフックをつまんで、
 すべての指先総動員の作業。

 現在のスレッドから見れば、
 タコ糸のように思えるシルクスレッド、
 縛りつける羽根の種類がハンパでないブッチャー……、
 
 そんなタイイングが当たり前だった19世紀当時、
 タイヤーたちの指先はどんなだったのか?。

 バイスは偉大だ。

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 そして、
 自分流のブッチャーのイメージ……、
 赤黄青ダイダイ緑が入り乱れるなかに、
 ほんのりムラサキを忍ばせた、
 私的ブッチャー・ヴァリエイション。

 ウイングのてっぺんに、
 アーガス・フェザントのテール・フェザーを乗せてみたのは、
 ブッチャーの厚化粧ぶりに負けない存在感とオーラがある羽根だから。

 さらに……、
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 ニジキジのバックフェザー各種をウイングに据えた、
 フルフェザー・ウイングのサーモンフライ2008年度版のいっぽん。

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 今回はウイングの構成を、
 ニジキジの銅色から玉虫色に変化する部分を強調させて、
 ナマで見ると異なるテカリが溶け合っているような感じにしてみた。

 で、
 そんなウイングに、
 ボディにヴェイリングした朱色のインディアンクロウが艶を添える……と。

 と、
 そんなフライを夢中で巻いていたら案の定、
 わが人生何度めかのニジキジの羽根にゾッコン熱病が再燃。
 メラメラッときちゃったんだよね。

 おかげで、
 ニジキジのコンプリートの羽根の数、
 ぜんぶ数えてしまいそうなネチこさで、
 いじくり舐める秋の夜長がつづいてます。

 そんなこんなで、
 もうとっても想い入れのあるふたつの額装フライ……、
 
 それぞれに、
 人生の節目にあたっての記念、
 でもあるおめでたい理由でご注文をいただき、
 ぼくの知らないところに飾っていただけることになった。

 もうどんなにか光栄なことです。

 本当にありがとうございました。

 
 
 
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