BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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The Two Feather Fly
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 ことしも、
 はるかとおくコロラドの片田舎"ハックルのベツレヘム”から、
 足柄山の”マベ金太郎リック”がドサッととどけてくださった、
 気持ちの伝わるクリスマス・プレゼント。

 おそらく、
 商品として出回るのは、
 いましばらくの時間が必要と思われるアレコレや、
 おもわず小躍りしちゃうナニやソレたっぷり詰め合わせ。

 メガトン・スーパーサンクス!

 で、
 今回はジャブがてら、
 そのなかの2枚のケープでイタズラを……。

 コック・デ・レオンのお腹羽根付きチカブーのパッチ。
 白基調のダンダラと、
 茶色基調のダンダラ模様。

 ここのところ、
 このテのモトルドな色柄で幅広ソフトハックル系ウェッビー・ハックルを見ると、
 エビの背中に見えてしかたがないのは、
 ジェネラル・プラクティショナー系フライズが今年のマイブームのひとつだったから……。

 なんだけど、
 今回のフライはコレで……。
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 ツー・フェザー・フライ。

 モダン・キャッツキル・フライズの立役者、
 ハリー・ダービーの真骨頂ともいえる小粋なドライフライ。

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 フライの名前のとおり、
 たった2枚のハックル素材だけで、
 まるで一筆書きのように仕上げられた、
 エクステンド・ボディのドライフライ超軽量級。
 
 モンカゲロウやフタオカゲロウなどなど、
 大型のカゲロウを表現するフライとして、
 ここまで軽く、
 そしてここまで簡便に巻けるフライは、
 このフライが世に出て50年以上経ったいまも、
 まだ見当たらない。

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 あえて下司な言い方をすると、
 もしハリー・ダービーが、
 ご本人の数100倍の商売っ気でこのフライを世に送り出したとしたら、
 きっといまも、
 このフライが歴史に埋もれることはなかったかもしれない。

 そしてもしかしたらキャッツキル界隈に、
 ハリー・ダービー御殿が建っていたかもしれない。

 このシンプルの極みなキャッツキル・ジュエルは、
 それほどの発明だと思う。

 しかし……ご本人は……、

 「とにかく軽くて大きなドライフライを切望していた友人のために……」
 と、
 そんなささやかな紹介文を添えただけ。

 わが心の師の視線は、
 いつも近所の川辺と、
 気心の知れた友人たちに向けられていたようだ。

 この偉大な先達に、
 もうずっと変わらず心酔し憧れているのは、
 フライフイッシングを通して、
 すばらしく豊かな人生を満喫されたことが、
 ご自身のフライからも伝わってくるからかもしれない。
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