BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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「ザ・解体」
 みなさまコンバンハ
 今夜も”ザ・ミッドナイト・フェザーパラダイス”のお時間がやってまいりました。

 まず最初のお便りとリクエストは、
 北欧在住(これホント!)のペンネーム「ケツァール」さんです。

 ケツァールさん、
 いつもピンで突っ込んでくる鋭いお便り、
 ほんとにありがとうございます。

 さて、
 そんなケツァールさんの今夜のお便りは……、

 「YOUのThe JAVAたらいうフライに使ったフックは、
 えらく古い時代のものに見えるけど、
 これってどこのなんていうフックですか?教えてください。
 それから毎回書いてるけど、
 ブログはせめてフライの名前だけでも英語で書いてねヨロシクネ、
 あとこのまえのYOUからのメール…ラパラ万歳ってあんた……チョーわろたがなアリガト~。
 ほなリクエストよろしく~」

 というわけで、
 詳しいことはまったく知らんけど、
 税金はバカ高いけど、
 それに見合うだけの生涯保障が、
 なななんと!お国からキチンと受けられるという、
 ぼくらから見れば信じられないような健全な国、

 そんなところにお住まいの釣りバカさんの熱いオタクっぷりにお応えして……
 
 まずは、Gled Wing←Click here.
 これから、
 こんないわくのフライを解体してみようと思う。

 もうさあ、
 このフックに巻きたくて、
 たまらんようになってしもてんなあ……。

 なので、
 そのほどいていく作業を、
 こと細かに撮ってみてんけど……、

 そのなかから、
 いまからぶっちぎりで50年以上(もしかしたらもっと昔)の職業タイヤーの仕事っぷり、
 ディーウイングなフライを当時はいかにして巻いていたのか?……をひもとくってところで、
 同好のタイヤー諸氏にとっては「たまらんやろな~」っていう技が垣間見えている写真を厳選して、
 以下に順を追って並べてみました。

 いつものスナップ写真で申し訳ないけど、
 そうそう見れるものでもないので、
 舐め見したって~。
 
090205(1)1.jpg
     ↓
090205(2)2.jpg
 スレッドの太さは6/0よりふた回りほど太めのシルク・スレッド。
 ワックスでガチガチに固まっている。
     ↓
090205(3)3.jpg
     ↓ 
 目撃ドキュン!!
 バーチカルに巻きとめられたウイングの根元部分と、
 それをカットしてあるところに、
 職人芸のオーラ満開ですな。
    
090205(6)6.jpg
     ↓
090205(7)7.jpg
     ↓
090205(8)8.jpg
     ↓
090205(9)9.jpg
     ↓
090205(10)10.jpg
     ↓
 これってベルリン・ウール?……と思われるダビング材を、
 ヤーン状に縒りあわせて、
 それをスレッドでダビングするのではなく、
 直接ボディに巻いてある。
090205(11)11.jpg
     ↓
090205(12)12.jpg
     ↓
 下巻きの妙にもご注目を……、

090205(14)14.jpg
 そして、
 こうやって丸裸にしたフックに、
  The Java←Click Here.
 こんな飾りをしてみました。
 
 想いを馳せてみますれば、
 ぼくが生まれるずっとずっとむかし……、

 ♪赤い靴はいた女の子が、
 異人さんに連れられていっちゃった時代に、
 そんな遠いお国で、
 見ず知らずの職人によって巻かれたフライが、

 時代を超えて、
 縁あってぼくの手元に来てくれて、

 この時代このときに、
 こんな形で巻き直されるとは……、

 たった一本のフックがくれた、
 はちきれんばかりの豊かな時間と楽しみ、
 ほんとにありがとう。
 
 
 そしてオマケ……。
 ほどいたウイングとボディ材、
 それにガットをそのままつかって、
 現在のサーモンフックに同じフライを巻いてみた。 

090205(15)15.jpg
090205(16)16.jpg
 ただし、
 ハックルはナンキン・ナイトヘロンで代用。
 ジャングルコックもつけちゃった。

 また、
 ヤーン状になっていたボディ材をほぐしてタッチダビング。
 ケバケバのボディで仕上げてみました。

 と、
 昨年の大晦日に当ブログにて、
 自慢げにご披露させていただいたクジャク・フライには、
 こんな物語もありました、
 というお話でございました。
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