BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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川歩き
 午後遅くから崩れるはずだった天気は、
 日がな一日晴れ模様。

 さすがに風は冷たいけれど、
 そこはかとなく春の気配を感じさせる日差しが眩しい。

 二週間ぶりに川辺に立つ。

 ちいさな土手をあがって、
 陽の光を浴びて透明に輝く川面を、
 ふたりで見下ろした。

 「い~~~ね~~~~」

 ぴったりハモッたので笑った。

 そわそわと土手を降りながら、
 立ち枯れたイタドリの木を踏むと、
 ポキーンポキーンと乾いた音がして気持ちいい。

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 準備が早いヒトは、
 たいがい釣りが上手だ。

 ぼくがフライボックスを開けて、
 「ん~どれにしようかな~、これかな、やっぱこっちかな……」
 などと、
 ほんの一瞬迷っているすきに、

 「じゃ、あそこのプール、やってみるから」
 と言ったので、
 …エッもうフライ結んじゃったの?…と感心した。

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 熱心に釣りのぼったけれど、 
 けっきょく手の平にすっぽり収まりそうなヤマメが数匹釣れただけ。
 かぎりなく丸坊主。

 しかし、
 落ち込みの巻き返しに揉まれるように沈んで流れるフライ、
 メンディングして弛んだリーダーとライン、
 フライもティペットもなにも見えないけれど、
 なんとなく、
 「お、いまイイ感じで流れてんじゃないの……」
 と思えたとき、
 ヌンッと生き物の気配が触れたような……。

 視覚ではなく、
 感覚で感じる、
 サカナがフライをくわえた瞬間。

 あの快感たまんないっすね隊長!。

 今年もこれからまた、
 いろんな川で、
 この釣りやったるんや~。

 たまらんのう……。

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 川は、
 冬と春の境目だった。


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 「ダメだねえ……」
 「このポイントもあきまへ~ん」

 と言いながら、
 ふたりとも少しもめげないのは、
 春爛漫までもう秒読みって感じの、
 目覚めの川の匂いに酔っていたからかもしれない。

 な~んちゃって……グチャッ。
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