BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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American Classic Wetflies Ⅱ
 つい先日、こんなご注文をいただいた。
 サーモンフライなどではなく、ライトタックルで使うようなサイズのドライフライやウエットフライを数十本、とにかく派手なパステルカラーでキュートに可愛く巻いてみてほしいとのこと。
それらをズラッと並べて額装して、大切な方へのプレゼントにする計画なのだそう。
 責任重大…。
 だけど、やりがいいっぱい。
 まず思い浮かんだのは、写真のようなアメリカン・クラシック風なウエットフライ。 20060822225733.jpg
 いろんな色に染められたグースショルダーのクイルをマリッドさせて巻いた、カラフルでファンシーな体裁。
 標準的なウエット用フックで6番から8番といったサイズ。
 それらを、自分もすごく楽しみながら、たくさん巻かせていただいた。

 といっても、この写真のフライは昨年の春に別のお客さんから、あくまでも実戦用のウエットフライとしてカスタムオーダーをいただいたもの。
 なんだけど、フライの体裁と雰囲気は先日のご注文とほとんど変わらない。

 さて、写真の手前側奥に映っている紅白色のおめでたい系カラーのフライは「パーマシェンベル」という名前の、今から130年近く前のフライ。
 ちなみに出身は、あのグレイゴーストと同じメイン州のRangeleyエリア。パーマシェン・レイクという湖の生まれらしい。
 アメリカン・クラシックなファンシー系ウエットフライとしては、恐らくわが国ではもっとも有名なフライではなかろうか。

 その「パーマシェンベル」なんだけど、Dick Suretteという人物の「トラウト&サーモンフライ・インデックス」という小冊子的なパターンブックによれば、なんでも当地の主な対象魚だったブルックトラウトの鰭の色調を暗示したものだったらしい。
 この紅白カラーは、あくまでも真面目にブルックの鰭を模倣して考案されたフライだったわけ。
 ヒレだよヒレ…腹ビレとか尻ビレとか…。
 で、餌釣り師たちが、本物のブルックの鰭を餌にしてブルックを釣っていたことからヒントを得たらしい…。

 ホンマかいな?
 と思いつつ、
 いかにも牧歌の時代の逸話らしくって、好きなエピソード。
 ブルックが本当に餌として鰭を喰っていたかどうかは別として、
 思い当たるフシなきにしもあらず…
 ってところで、続きはまた今度。
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