BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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American Classic Wetfly Ⅲ
 まずはこの写真…
          20060824215615.jpg
 腹ビレと尻ビレにご注目を…。
                ↓
                ↓
 そしてこのフライ…  
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 名前は「Trout Fin」、読んで字のごとく、鱒のヒレって名前。
 恐らく、今から50~60年くらい前に現役だったと思われるフライ。

 御大レイ・バーグマンのウエットフライ群の中から見つけた、オレンジのウイングに、鮮やかな黒と白の縁取りをあしらった、一見ファンシー路線なウェットフライ。
 なんだけど、前回に取り上げた「パーマシェン・ベル」の生まれた背景の流れを汲む、ブルックトラウトの「ヒレ」という立派な?模倣対象があるリアルイミテーション。

 が、仲間のヒレを襲って、それを喰っているって…???

 これはあくまで想像なんだけど、
 例えば恋する季節のサカリの時期だとか、あるいは縄張り争いとか、
 ブルックたちにとって、ここは「オトコだもの戦わなきゃ」
 って時に、この目立ちまくるヒレを標的にしていたのではないか?
 闘牛士の旗みたいなもん?

 真偽のほどは定かではないけれど、
 そう考えたほうがシックリ来るんですけど…

 といっても、自分の本音の部分では、そうした事実究明はあまり重要でない。
 真相は霧の中でも構わない。
 それよりも、仮に勘違いや間違った認識だったにしても、「鱒のヒレ」フライを実際に形にして大真面目に使っていた、というところがひたすら楽しい。
 これぞ釣り人の夢とロマン…ですか?

 三日間にわたって、ほんの数本のフライを取り上げて、数え切れないほどのパターンがあるアメリカン・クラシックなウエットフライの世界の氷山の一角をなめてみた。
 この時代のアメリカの、こうしたウエットフライの僕にとっての興味や楽しさは、
 フライの体裁や名前から、そのフライの背景を想像できたり、
 実際にも、おとぎ話的ストーリーがあったりするところ。
 これぞファンシーフライって気分なところ。
 そこがたまらなく好き。
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