BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ひかりの川
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 富士の麓のちいさな街より、
 友はるばるきたる。

 この四日間を、
 楽しみに楽しみにまっていた。

 「ひさしぶり~」
 なつかしい顔を見た瞬間、
 富士山の空気がした。
 心が緩む。

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 手みやげは、
 蝦夷梅雨のすきまの、
 ひかりかがやく陽の光。

 こんなに晴れ男だったとは……。

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 谷におりると、
 ヒグラシの合唱が、
 山々のすみずみから降り注ぐ。

 名前も知らない小鳥たちのさえずりが、
 その心地よい旋律に色と艶を添えている。

 せせらぎの瀬音は、
 ちいさな生き物たちの合唱をひきたて支えるベースライン。

 まるで、
 山と谷が歌っているようだ。
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 満たされた静かな心で足元を見れば、
 色とりどりの可憐な花々が咲き乱れ、
 キレイに着飾った蝶や甲虫たちが、
 透明な空気のなかを忙しく行き交う。

 ここにいる、
 すべての命ある者たちが、
 この季節の到来をよろこび楽しんでいるようだ。

 河原にしゃがんで、
 そんな小宇宙に気持ちを躍らせながら、
 ふと上流を見やれば、
 友の竿がバシッと立てられ、
 透明な流れに水しぶきがあがった。

 数えきれないほど釣ったというのに、
 「うわ~、キレイなサカナ!」
 いちいち声にだして感動する。
 陽の光のしたで眺める渓魚たちの美しさは、
 ほかにたとえるものはない。

 恵みの季節、
 感謝の季節、
 6月の谷は、
 「ありがとう」の心で溢れんばかりだ。

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 河原で、
 車中で、
 温泉で、
 自宅で、
 あんなにおしゃべりを堪能したというのに、
 あとになってみれば、
 アレも話したかったコレも話したかった……心残りがたくさん。

 でもまあ、
 それくらいがちょうどいいのかもしれない。

 富士の麓のみんなに、
 くれぐれもよろしくお伝えください。
 そして、
 かならずまた来てください。

 ぼくも、
 ことしは機会を見て里帰りしたいです。
 富士の麓のちいさな街は、
 ぼくの大切なココロの故郷のひとつです。
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