BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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元祖ヒーバート・ジェネティック・ハックル販売のお知らせ
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 キャッツキル・ドライフライズ、
 ペンシルバニア・ライムストーン・ハッチマッチャーズ、
 そしてニューイングランド・ストリーマーズなどなど、

 古き良きアメリカ東海岸スタンダードの息吹きと悦楽を、
 アナタのタイイングデスクにそっとお届け……。

 ミシガン発元祖オリジナル・ヒーバートハックル販売のご案内です。
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 いまを去ることおよそ12~13年前くらい、
 ぼくハックルにとりつかれたんちゃうやろか?……と、
 かたっぱしから一網打尽で収集しまくっていた頃の未使用在庫です。

 が、
 各社ジェネテック・ハックルの進化めざましい昨今、
 ここで販売させていただくハックルは、
 もはや一時代前のクラシック風情…隔世の感ありです。
 そんなわけで、
 けしてすべての方におススメするものではありません。

 と、
 最初におことわりしたうえで、
 まずはこの時代のヒーバート・ハックルに関する私見を、
 ありていに述べさせていただきます。
 ので、
 ご一読いただいたうえでご購入を検討いただければと思います。

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 まず、
 もっとも強調しておかなければいけないのは、
 現在のホワイティング発ヒーバートとこれらの元祖とでは、
 その質感や色調、
 そして使い勝手など、
 かなりの隔たりがあります。

 どちらが優れているか…という比較検討は、
 両者それぞれの「持ち味」を考えれば、
 ある意味とってもナンセンス。
 と、
 言いたいくらいまるっきり別物感覚です。

 この時代(1970年代~90年代初頭)のヒーバートの泣き所は、
 ハックル・ストークが硬く、
 かつストークが太めなので、
 現在のハックルに慣れている方は、
 ハックリング作業に「慣れ」が必要になります。

 また、
 ハックル一本の全体の長さも、
 ジェネテック・ハックルのなかでは群を抜いて短いです。
 さらに、
 ハックルケープ全体の大きさも小ぶりで、
 ものによってはケープの形が不揃い。
 なので、
 現在の美しくスキニングされたハックルケープに慣れた目には、
 貧弱にさえ見える方もおられることと思います。

 では、
 そんな元祖ヒーバートのどんなところが、
 いまもなお(…言い方を変えれば逆にいまだからこそ…)ぼくのハックル萌えゴコロを刺激してくれるのか?……。

 まずはなにをさておき、
 この時代のヒーバート独特の千変万化する繊細な色調。

 通常、
 どのハックルも表面と裏面で色調の差があって、
 それをハックリングすると、
 ご存知のようにハックル・ケープの状態での色調よりも若干薄くなって、
 模様なども幾分ぼやけて映りますが、
 この時代のヒーバートは、
 このハックリングした状態での色調の鮮やかさに定評があります。

 これは、
 ハックルファイバーの透明感というか、
 これも独特のファイバーの質感によるものです。
 つまり、
 ハックル表面の正確な色調が、
 裏面にも絶妙に透過していることで、
 ハックリングしたときの色合いのメリハリが効いているようです。

 と、
 そんなハックルファイバーは、
 全体として細めというか華奢。
 大げさにいえば、
 巻いてもまいても厚く見えない…という感じ。
 どの色も透明感に富んでいて光をよく透過するので、
 よけいにそのような印象に映ります。
 
 これは、
 とにかくハックルを厚くボッテリ巻きたいフライには、
 残念ながらあまり向いているとはいえません。

 が、
 こうしたハックルの特性は、
 転じてアレコレのマッチ・ザ・ハッチ系フライ、
 あるいはキャッツキル系ドライフライなどなどの、
 繊細で華奢で脆弱さこそが機能美となるフライには、
 これぞ!と言いたいくらいの絶妙加減にジャストマッチです。

 さらに、
 そうしたハックルファイバーのコシが、
 細くて繊細なファイバーにもかかわらず、
 パリッとした質感でしっかりしているだけでなく、
 ファイバー先端が極端にカールせずに、
 ほとんどストレート気味になっているのも、
 この時代のヒーバートの大きな特徴……、
 でもあり、 
 非常に重要な最大の旨味になっています。

 たとえば、
 ハックルをできるだけ薄くパラッと巻いたパラダン…、
 ハックルの向こうが透けて見えるようなライトケイヒル…、
 遠目にはハックルが見えないようなスペント・スピナー系パラシュート…、
 けしてその存在を主張しないけれど役目はこなすクリップル系イマージャーのレッグ・ハックル…、
 フライのまわりを光を透過しまくって後光のようにも見えるグリフィスナットのパーマ・ハックル…、

 などなどなどなど、
 ハックルを二回転するか三回転するかで、
 効果と機能に差がでるような繊細系フライズには、
 もううってつけのハックルになります。

 またさらに、
 そんなフライの常用サイズとなる、
 16番以下のサイズのハックルがたくさん生えているのは当然として、
 上記のような質感のままで、
 14番から10番前後の中大型ハックルがドサッととれるところは、
 キャッツキル系スタンダード愛好家にはまさしく感涙もの。

 ちなみに、
 これはあくまでも私見ですが、
 これまでに見て触って使うことができた、
 数枚のハリー・ダービー産出アンダルシアン・コックの質感に、
 現在入手可能なハックルで、
 もっとも近いというか、
 もうそのバリエイションとしか思えない……と痛感したのが、
 これらの元祖ヒーバートです。

 と、
 そんなクラシック系フライの素材として、
 このハックルのもうひとつの売りは、
 ハックル・ケープの中間付近両側に、
 だいたい12番から18番前後のドライフライのテール材として、
 ぴったり絶妙な長さ太さ弾力のファイバーが生えているハックルがとれるところ。

 このテール材目当てで、
 この時代のヒーバートを愛好しておられる方々もおられます。

 そうした、
 元祖ヒーバートのハックルの特性は、
 グレイ・ゴーストやブラック・ゴーストなどを代表とする、
 フェザーウイングのクラシック・ストリーマーの分野でも、
 特筆ものの旨味を発揮します。

 ドライフライのハックリングでは、
 現在のジェネテック・ハックルと比較して、
 巻きにくさ…の原因となっているハックル・ストークの太さと硬さが、
 フェザーウイング・ストリーマーの分野では非常におおきなメリットとなります。

 つまり、
 弾力性に富んでいて、
 かつストレートテーパー気味になっている硬いストークを、
 まるごとストリーマーのウイングにつかうことで、
 水中でのメリハリのあるハックル先端の動きがより強調される…というわけです。

 そんなハックルの幅や長さなども、
 ロングシャンク2番~6番前後のストリーマー常用サイズに合うものが、
 たくさんとれるのも嬉しいところ。

 とまあ、
 そんな元祖ヒーバート・ハックル・ケープを数枚ですが、
 販売させていただきたいと思います。

 煽り文句になってしまって恐縮ですが、
 もうすでに現存しなくなって久しい農場のハックルですので、
 ぼくのところでは、
 手持ちがなくなったら今後の入荷などは一切ありません。

 さらに、
 元祖ヒーバート・ハックルの特徴として、
 色調に同じようなものがあっても、
 まったく同じものはほとんどありません。
 まさしく一期一会の出会い系ハックルです。
 
 また、
 ここでは当時のグレードなどに準じないで、
 現存しない農場や個人のレア・ハックルが市場に出回るとき同様に、
 おもに色調の珍しさや希少性…そしてハックルの状態に応じて、
 当時の購入価格との兼ね合いも加味しながら、
 独断で値段を決めさせていただきました。

 さらに、
 ここが言いにくいところですが、
 ボッタクリ・プレミア価格設定は、
 ぼくのプライド(←コレ、ときどきとても邪魔…)があるので絶対にしませんが、
 モノによってはぶっちゃけ断腸の想いひとしお……なのも多々あります。
 なので、
 迷いに迷って、
 そのぶん数百円から…モノによっては1500円くらいまでナニさせていただいたものもあります。

 また反対に、
 当時は高グレードだったものでも、
 現在での希少性や使用頻度などを加味して、
 価格を引き下げているものも多々あります。

 そのへんくれぐれもお含みおきのうえ、
 ご購入のご検討なにとぞよろしくおねがいいたします。

 それでは、
 以下にズラズラッとハックル・ケープとその価格を並べてまいります。



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 2 バードジンジャー・バリアント ¥4,800

  ライト・ブラウン地に、
  グラデーションがかったジンジャーの模様がのっているタイプ。


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 17 ペール・ゴールデンバジャー? ¥7,800

 サンディダンのハックル中央部が、
 鮮やかな黒地になっている淡い色調のゴールデン・バジャーです。

 クリップルダンやパラシュート・フローティングニンフなどのような、
 イマージャー系ハッチマッチャーにハックリングすると、
 生命感ムンムンの雰囲気になります。


 と、
 以上のラインナップです。

 ご注文の際には、
 各ハックル・ケープに添えてある番号を表記してメールをください。

 さて、
 前述もいたしましたが、
 これらのハックルはもうすでに一時代前のハックルです。
 もはやクラシックでさえあります。

 それだけに、
 実用本位で考えれば、
 ぜったいになくてはならない…というものではありません。
 むしろ、
 あってもなくてもまったく困りません。

 が、
 いにしえのイングリッシュ・ゲームコックに端を発し、
 アンダルシアンコックなどを経て、
 フライタイイングのための養鶏がはじまって、
 古くはチップ・スタッファやプレストン・ジェニングスらの試行錯誤の時代……、

 そこから橋渡しされたハリー・ダービーの労力とカンがすべての、
 すべて手作業のジェネティック・ハックル養鶏への幕開け……、

 と、
 それをアンディ・マイナーが引き継いで、
 元祖ヒーバートへとつづいて現在へと至る道筋……、

 これら、
 脈々と細々とつづいてきた、
 ハックル中毒たちの先人の熱いハックル魂。
 かれらがどのようなハックルをこそ望んでいたのか……、
 また、
 現在のスタンダードとなるフライ群には、
 かつてどのようなハックルが使われていたのか……、

 そうした、
 偉大な先人たちの息吹きや足跡や想い、
 そしてそんな黄金時代の夢とロマンを体感するには、
 今回販売させていただくハックル群が、
 現存するもののなかでは、
 ほとんど唯一といってもいい、
 時代を感じさせてくれる愛しい羽根たちです。

 そんな、
 たんにサカナをたくさん釣るだけでなく、
 フライフイッシングに対して、
 いろ~~~んなロマンや夢、
 そしてなにより遊び心。
 さらに、
 移り変わってきた時代への敬愛の念ってところにも、
 この遊びの豊かさや奥深さを感じておられる方々には、
 これらのハックル群は、
 かつての自分がこのハックルを知ることから、
 すべてがはじまったように、
 またとない「夢見道具」となってくれるはずです。
 想い入れテンコ盛りです。

 ちなみに「夢見道具」とは、
 あってもなくてもまったく困らないけれど、
 持っていれば、
 世界をひろげてくれて、
 夢を見させてくれて、
 楽しみをより深く豊かにしてくれる、
 時代を超えた道具たちのことです……スイマセンぼくの造語デス。

 ご注文お待ちいたしております。
 なにとぞよろしくおねがいいたします。

 追伸:現在発売中のCDCフェザー同様に、
     今回はハックル・ケープ2枚以上のご注文で、
     もれなくコチョコチョッとしたオマケも添えて送らせていただきます~~~。

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