BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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レッド-X Ⅰ
 ぼくは、
 ややこしくてドロッとした人間関係にヘトヘトに消耗しながらも、
 家族のため自分のため食っていくために、
 組織のなかのひとりとして歯ァくいしばってるヒトを尊敬する。

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 まいにち寒い。
 あさ、
 布団から出るのにひと苦労。
 
 お外に出かけてみれば、

 クネクネとシッポをくねらせて、
 川底をのたくり流れるエッグサッキング・リーチが、
 水から出たとたん、
 カッキーーーーンッ瞬間冷凍するけれど……、

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 冬晴れのした、
 深い森の奥に目をやれば、
 心の琴線にしずかに響く、
 こんなにも美しく幻想的な景色がどこまでも広がっている。

 というのに、
 ワイの気持ちはメランコリー……。

 たかがメールで、
 ここまで相手を不快な気持ちにさせることのできるヤツ。
 それってあるいみ才能とちゃうか?。
 オレごときに嫉妬してんじゃねーよ。

 いま、
 ぼくの周りには、
 バッドでアグリーでファックなバイブスが溢れているみたい。

 いくつか重なってしまったそんなこんなを、
 心底イヤやな~と思いながら、
 やりすごしているところ。

 きのう、
 飽和状態に達してしまったそんな気持ちをどうにも持て余して、
 同業者の友人に電話……。

 「愚痴きいて~」
 「ゆうてゆうて~、なんぼでもゆうて~」

 ああ…このやりきれん気持ち…わかってくれる友だちがいる。

 救いがひとつ……。

 それから、
 部屋に籠っていても腐るばかりなので、
 散歩に出た。
 外は吹雪だった。
 つめたい雪風がバチバチ顔に当たる。

 そのかえりみち、
 何回か来たことのある場末の中華料理屋にはいった。
 たてつけの悪い入口のドアを開けると、
 氷でドアがすべったらしく、
 レールから外れてしまった。
 店内に、
 粉雪がビュービュー舞い込む。
 「すいませんすいません」と言いながら、
 あわててドアを直すと、
 女将さんが「ほんとにごめんなさいねえ……」と言った。

 と、
 そんな安普請のお店ではあるけれど、
 名物の定食が旨いので、
 いつもだれかお客さんがいる。

 きょうもまた、
 いつものその定食にしよかと思ったけど、
 そこまで腹はへってないので、
 このお店ではじめて「塩ラーメン」をたのんだ。

 なんでも、
 函館のラーメンといえば、
 「塩ラーメン」を指すらしい。
 定番中の定番ならしい。
 フライでいえば「アダムス」みたいなもんらしい。

 あっちゅうまに運ばれてきた「塩ラーメン」。
 レンゲでスープをひとくち……。

 笑けてきたがなウワ~と思った……めっちゃ旨いがな。

 麺は硬め……これがまたいい!。
 ぼくの好みに直球ど真ん中ストライク。
 そやねん、
 こんなんが食べたい思っててん。

 やっぱりこのお店大当たり。
 
 救いがふたつ……。

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 家に帰って来たら、
 なんでか「アダムス」が巻きたくなった。

 いつもぼくのモチベーションをアゲアゲにしてくれる、
 「まだらっ子倶楽部2号のマー太郎さん」が、
 はるかコロラドの「博士」から、
 いつものようにことずかってきてくれた、
 「このハックルどないやろ?」打診的新製品ハックルをつかってみる。

 なんでも、
 レッド-X という名前ならしい。

 きっと、
 タイイング歴何十年の山千海千の方なら、
 「あれ、これってはじめて見るのに、なんか懐かしいぞ」
 なんて不思議な感じがすると思う。

 そして、
 タイイング歴数年の、
 巻いても巻いてもまだ巻きたい、
 アレにもコレにも挑戦したい爆走中の方なら、
 「あれ、いつもの普通のハックルかと思ったら、なんかどこかちがうぞ」
 なんて不思議な感じがすると思う。

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 適度な太さと硬さのストークが、
 とてもハックリングしやすい。

 それをいいことに、
 ハックル二枚で計15回転ほどと、
 自分としてはかなり厚巻きで巻いた、
 スタンダードな「アダムス」。

 にもかかわらず、
 この華奢な印象どないよ?。

 クリー柄のケープに同時に生えている、
 シマシマ模様と茶色の二枚をハックリング。

 ハックル・ファイバーは、
 なんていえばいいか……とても柔らかいんだけど、
 ヘタった感じでは断じてない。
 ドライフライハックルとしてのハリは残しつつソフトな質感。
 ここらへん絶妙と思った。

 声に出して笑ろてしもたがな…ええがなええがな素晴らしいやんか。
 こんな感じのハックル使いたかったんやがな。

 救いがみっつ……。

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 ちなみに、
 「アダムス」のウイング材につかったのはコレ。

 ハックル先端がクルンと丸いグリズリーの幅広ヘンハックル。

 今もこういうハックルあるの?。

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 とぼしい収入のほぼすべてを、
 マテリアルとレコードに捧げていたウン十年前に購入したもの。

 ブチブチ抜いてつかってるけどぜんぜん大丈夫。
 い~っぱい買ったから。

 そして、
 70年代に一世を風靡した、
 アウトリガーなニンフィングに気持ちが向いている今シーズン、
 きっとまたこのヘンハックルを、
 数年ぶりにガンガン使いまくることになるはず。

 いちおう在庫確認…おお~まだまだこ~んなにあるやんか……。

 救いがよっつ……。

 と、
 そんな新旧の愛しいハックルたちに癒されていると、
 ニュージーランド在住の親友から釣果報告メール。

 ランドはいま夏まっさかり。
 気温は30度ちかくなって連日の真夏日。
 やかましいほどのセミの鳴き声が、
 さらに暑さを増幅しているよ…としたためられたメール。

 そんなメールに添えられた写真をここに……。

 セミのフライにドバッと出たんだって。
 コイツは燻製とオーブン焼きにして、
 すみからすみまでおいしくいただくそうです。
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 ご相伴にあずかるお友だちも、
 みんなにひとときの充実とシアワセをくれる夏の恵みも、
 どちらもイイ柄してるねえ……。

 いい写真やなあ。

 救いがいつつ……。 

 なんや、
 ボクめちゃくちゃ恵まれてるやんけ。
 このシアワセ者め~。

 みんな~ありがと~。


   
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