BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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コック・デ・レオン ヘンセカンダリー・クイル・ウイング・フライズ
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 コック・デ・レオンのヘン・セカンダリークイルをウイングにつかった、
 マーチブラウン風の私的ウェットフライ風……この「風」ってのがミソです。

 つかったフックはTMC947BLの12番。

 脱色して小麦色にしたモグラのファーに、
 野兎の耳のさきっちょのファーをガードヘアーごとブレンド。

 そのダビング材を、
 極細のゴールドワイヤーにタッチダビングして、、
 濃い小麦色のケバケバボディに。
 なんだけど、
 濡れるとダビングボディのすき間から、
 下地にしたゴールドティンセルがチラッとのぞくようなスケチラ仕様。

 ハックルは、
 ユーラシアン・イーグルアウルのスネ毛…というか、
 足のスネに生えているちいさなソフトハックル。
 マラブーばりのウェブ状のハックルなので、
 水中ではヤワ~ッとボディにまとわりつくような感じ。
 また、
 羽根にほのかにテカリがあるので、
 同系色のダビングボディにあわせると、
 ハックルがボディ全体をヤワ~ッと包んで……なんともいえずイマージングガス状態風。

 といった体裁の、
 全体としてくすんだ小麦色の淡い色調をしたフライのつくりに、
 濃いチョコレートブラウン色地にマダラ模様が鮮明なレオンのヘン・セカンダリークイルのウイングが、
 ボディに寄り添うように乗っている……と。

 濃淡のメリハリをつけて、
 水中に沈めたときの視認性を期待もしつつ、
 この色のコントラストがまたなにごとか示唆してくれるのではないか……、
 などともおもったりする、
 ニンフなテイストも醸し出してる系のウェットフライ風です。

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 ではさっそく……、

 しばらくこのフライ一本で釣りのぼってみます。

 流れに乗せて沈めて自然に流すのが基本。 
 なんだけど、
 状況に応じて、
 フライを完全に浮かせることもするし、
 逆引きもフラッタリングも落ち込みのキワをツツツ…となでるように流すのも、
 もうなんでもあり…釣り方は自由自在。

 仕掛けは、
 6フィート9インチ3番。
 リーダーは、
 ティムコのオレンジのよく見えるリーダーを、
 バット切って先も切って真ん中ヒトひろくらい。
 このリーダー、
 よく見えるだけでなく、
 柔らかくクセなくヌメッと水に馴染んでくれるのも、
 こうした釣りにはおおきな副音。
 使い勝手とてもいいです。
 
 で、
 そのリーダーの先端に4Xを30センチくらいつけて、
 ティペットの長さはだいたい通常矢引きくらい。
 
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 ふりあおげば、
 気持ちがはずむ鮮やかな緑が、
 ドーンとのしかかってくるかのよう。

 堰堤をふたつ越えて、
 さらにすこしいくと……、

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 「隊長、どうやらわれわれは、ボコボコパラダイス・ゾーンに突入したようですね!」
 
 「ウハハハハ」


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 平瀬のヒラキの沈み石の陰、
 岩盤の落ち込みのキワ、
 大岩のエグレ、
 チャラ瀬のポケット、
 倒木のした……、

 そんな渓流のピンスポットを、
 ウエットフライ風をつかって、
 自然に流したり引っ張ったりビビビとふるわせたり、
 ときにはポイントに直撃して反射喰いさせたり、
 さらには上流から倒木の奥に流し込んだり、
 いろんなアプローチでガンガン釣ってすっごくマンゾク。

 この釣りはアグレッシヴな気分になるなあ。

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 調子こいて、
 つぎからつぎへといろんなフライをつかってみました。

 つかったフックも千差万別なら、
 そのスタイルも見目秀麗な一般的ウェットフライからみれば、
 ずいぶんとファジーでアバウトなさいきんの私的ウェットフライ。
 
 テンカラ毛バリやソフトハックル、
 それにファジー系ニンフなどに相通じる、
 その体裁だけでなく、
 機能までもが「どのようにでもつかえる」ファジーなフライ。
 そして、
 簡素かつシンプル。
 なんだけど、
 フライをみたときに味わいがあって、
 かつ独特のテイストがある。

 「渓流釣り」では、
 そんなフライをつかって釣りがしたいいまの嗜好です。

 で、
 ウイングにつかったレオンのヘン・セカンダリークイル。
 こうした独創私的ウェットフライ風につかっても、
 どのようにつかおうとも、
 不思議にビタッと調和して雰囲気満点。
 それどころか、
 ザクザクッとラフに巻いた毛羽立ちボディに、
 このマダラ模様のウイングを立てると、
 全体の印象がバシッと引き締まって、
 なんだかムンムン漂う妖気と色気……。

 ほんとにまったくもう…レオンったら…だいすき。

 つかえばつかうほどに、
 滋味と味わい、
 それにウイング材としてのポテンシャルの高さを痛感。
 そして、
 その絶妙すぎるマダラ模様に、
 またさらに惚れ直してしまう……。

 コック・デ・レオンのヘン・セカンダリークイル…ますます深みにハマるばかり。
 とっても困る羽根のひとつです。 

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