BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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マダラ小町
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 ズームイン……。
   
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 巷でウワサのちょっと小柄なマダラ小町、
 「ブラマー」のセカンダリークイルをつかって、
 今夜は小粒なウエットフライを巻いて、

 初秋のイワナ釣りに備えようかと……。

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 つかったフックはTMC900BLの10番。

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 こちらTMC947BLの10番にロー・ウォーター・スタイル。

 いずれも、
 ウイングに「ブラマー」のセカンダリークイルをつかった。
 まるでカゲロウのイマージャーの伸びかけのウイングのように、
 控え目に細く長く取り付けた。
 
 ハックルにつかったのは、
 コック・デ・レオンのヘンネックの「ダン~シルバーグレイ」のグラデーションがかったタイプ。
 このハックルをヘッドに二回転。
 写真下のは、
 ハックルとともにモルフォファイバーとジーロン数本が、
 フライ全体を包み込むように巻いてあるシンセティック風味モダン仕上げミラージュ・リビング。

 というウイングやハックルの体裁から、
 かぎりなくソフトハックルにちかいイメージの、
 繊細系のライトワイヤー・フックのウエットフライ。

 また、 
 ボディ材にはモール(モグラ)のファーをダビングして、
 ボディ末端からは深紅のスレッドがチラッと覗いている。
 だけでなく、
 ボディの色止めとして巻き込んだ金ティンセル末端も、
 テールの付け根でほんのかすかに光っている。

 マダラ模様な「アイアン・ブルーダン」ってかんじ。

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 写真うえがわの茶色がかったクイルが、
 コック・デ・レオンのヘン・セカンダリークイル。
 
 そして下がブラマーのセカンダリークイル。
 クイル全体の大きさがレオンよりもひとまわり小さいので、
 クイルのファイバー長がものすごくみじかく見えそうだけど、
 意外にも10番前後は余裕で巻ける。

 また、
 レオンとのちがいを比較検討してみると、
 マダラ模様の個体差のちがいはあるものの、
 全体として「ウォームグレイ」を基調とした印象の灰色。

 そのため、
 ブルーダンやダークダン系の繊細な色調に絶妙に調和する。
 これはレオンと異なるおおきな特徴だとおもう。
 
 クイルの模様は、
 レオンのようにゴマダラ状のマダラ模様ではなく、
 「スペックルド~…」と表現したほうがシックリくるような、
 濃淡のグラデーションが微細に細かく入っている。
 模様の個体差も、
 ほぼこのイメージの柄のヴァリエイションでまとまっているようだ。
 
 クイル材としての質感は非常にソフトでスムーズ。
 なので、
 巻きながらのウイング角度の調整がラクにできる。

 が、
 ファイバーの根元から先端にかけてのテーパーがスウェルバット状で急激なので、
 これが原因でスレッドの圧縮時にトラブルのもととなりがちなので注意。

 個人的な印象として、
 ニワトリやキジのクイル材よりも、
 ダック・クイルの質感を連想する使い心地。

 また、
 クイルのファイバー全体がおおきく内側に湾曲しているのも特徴。
 そのため、
 左右のクイルを合わせると、
 ファイバーの湾曲が干渉しあうので、
 クイルがビタッとまっすぐに重なりあいやすいのも、
 このクイルの扱いやすさの要因となっている。

 このへんも、
 ダッククイルの質感に非常によく似ている。

 ただし、
 ダッククイル同様にこのテの湾曲クイルは、
 左右のウイングの厚みをほぼ正確に合わせないと、
 タイイング中にウイングがひしゃげるトラブルの原因となるので要注意。

 言いかえれば、
 ここのところを気をつけていれば、
 あとはソフトな質感とあいまって、
 いろいろと融通の利くクイルウイング素材となる。

 で、
 このダンダラ・スペックルド模様と、
 クイルが湾曲している形状、
 そしてソフトで素直な質感を利用すると……、

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 プライス・タナットのクラシック・サーモンフライ風マーチ・ブラウン。

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 ユーラシアン・ビターンのネックハックルをボディに巻いたディーウイング風。

 と、
 ウエットフライのウイング形状としては、
 タイイング難易度がもっとも高い、
 ディーウイング・スタイルのバーチカル・ウイングが、
 おどろくほど簡単にできる。

 しかもこのテのスタイルとしては極小といっていいマイクロ・サイズで……。

 これは、
 こうしたフライに心酔しているタイヤーにはおおきな副音。

 ちなみにここでつかったフックは、
 ともにTMC200Rの10番。
 しかもロー・ウォータースタイル。
 実際のウイングの長さは12番よりもちいさいくらい。

 これもまた、
 アトラクターなディーウイング・スタイルながら、
 どこかなにかの虫のイマージャーやピューパをおもわせる雰囲気。
 大昔からある古典スタイルを、
 現在のタイイング・テクニックで、
 モダンな素材を駆使して再現すると、
 非常に新しく感じられるフライや世界が生まれる…という好例。

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 そしてしかも、
 ガッツンガッツン喰ってきてくれるもんだから……、


 チョットコレカラキョウモマタイッテキマス……。
 ああ、
 いろんなことほったらかしてるなあ……。

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