BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ライトケイヒル Ⅱ
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 ライトケイヒルの「ケイヒル」っていうのは、このフライの原案者ダン・ケイヒルの名前のこと。
 今から130年近く前に、この人物がこのフライの原型を考案したのだった。
 で、それを現在知られているスタイルに近い形に改良して、ローカルなフライから一躍、世界の定番へとのし上げた立役者の一人が、かのセオドア・ゴードンなんだけど…

 というお勉強は、もうメチャクチャ面白くって大切なことなので、いずれキチンとした場で、たくさん語らせてもらうとして、

 今夜は、「ライトケイヒル・コスメ2006」
 今ぼくが気に入っているライトケイヒルのスタイルやレシピについて、
 思う存分マニアックにいってみよう。

 まずはウイング…
 やっぱりオリジナルのレシピ通り、断然マンダリン・ウッドダックのフランクフェザーがサイコー。
 ファイバーの厚みのある質感、
 濃厚なマダラ模様、
 たまらんもんがある。
 なんだけど、なければアメリカ西部あたりでは「ドレイク・ウッドダック」って名前で売られている普通のウッドダックでもまったく文句ない。
 どころか、16番以下のフックに巻くならコチラの方が収まりがいいと思う。
 で、それもナニだって言うなら、マラードダックのフランクフェザーをウッドダック色に染めて、イミテーション・ウッドダックとして、ひとパック一生分くらいで安価に売られているのでも、ぜんぜん問題ない。
 ちなみに写真のフライは、左がイミテーションで、右がマンダリン。
 ようするに、どれでもいいというアバウト加減、
 なんだけど、それをウイングとして取り付ける配置やファイバーの量、そしてウイングの開き加減バラケ加減はうるさいよ…。
 今、自分がカッコ良いと思っているのは、
 ウイングの量はメチャ少なめ、
 パラパラッとルーズに散らす感じ、
 長さはハックルよりもかなり長め…
 なんちゅうかこう、このフライを最初に見たときに、まず最初に目がいく部分を、ワザとラフに着くずしてる感じ…。
 そのかわり、ほかの部分をシャキーンとビシッとタイトに巻くと、
 どことなくほのかに漂う小粋な生命感…。

 ボディは、ぼくはもうラビットファーでキメ!
 今は淡いタン色のファーに、ほんの少し薄黄色を混ぜたやつを使ってる。
 ラビットファーのキメの荒い感じ、
 ボディにした時のザラザラした印象、
 こんな質感がクラシックなムードを醸し出してくれるというわけ。
 で、そのラビットファーを、テール付近なんか下地丸見えくらいのつもりで薄~く細~くダビング…そのまんま、ゆるくテーパーをつけながら、流れるようにハックルの付け根へ…

 そしていよいよ心臓部分となるハックル。
 今のお気に入りは、なんたって「クリーム」。
 それも、真っ白のハックルと並べてみて
 「こうしてみるとやっぱコレ、クリーム色やんな…」
 と、初めて思うような白に近い印象のクリームのハックル。
 現ヒーバートのやつ。
 これがさあ、エレガントっちゅうの?
 ライトケイヒルのハックルとして巻くと、ほんとに映える。
 とうぜん、視認性もぶっちぎり。
 のに、このフライの持ち味でもある繊細な印象はそのまんま、
 っていう相反するムードがまたいいねんな~。
 そんなクリーム色のハックルを二枚使って、
 写真のフライのように、
 ウイングを中心に据えて狭い範囲に密集させて巻く。
 範囲はボディの三分の一強ってところ。
 ハックルを二枚も使って巻くっていっても、
 ビッシリ巻くってことではなくて、
 狭い範囲にハックルを密集させるために、そうしているので念のため。

 と、今年はそんな美白なライトケイヒルを巻いて、
 初夏の渓流を楽しんだのでした。
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 追伸:
 「ちょっとちょっと、テール材は?」
 と気がついてくださったマニアなアナタ、
 ありがとうございます。
 忘れてるわけではございません。
 いつか、それだけ取り上げたいなと…、

 あと、奥が深いというかカオスな魅力の、
 ジンジャー系のハックル軍団も、
 なにかの機会にズカンと並べてみたいものです。
 
 

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