BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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アーティスティック?サーモンフライ
 晩春のある日、
 お客さんが所有していた、
 アメリカ製ハンドメイドのプレミアムフックの見事なレプリカが数本、
 我が家に送られてきた。

 このフックを使って、
 トラディショナルなフルドレス・サーモンフライのほかに、
 自由に、
 思うままに、
 好きな羽根を使って、
 自分なりのサーモンフライを巻いてみないか、
 とのご注文をいただいた…。

 どのように巻いてもらっても構わない、
 とのお言葉。

 血がたぎる…。

 どうせなら、
 巻く工程をつぶさに写真に収めて、
 あとで添付して見てもらおうと思ったのだった。

 以下が、その分解写真…
20060911004821.jpg
 大体の構想を頭の中で決めておいて、
 それに合いそうな素材を机に広げて、
 アレコレ組み合わてみたりして夢想する。
 で、バイスにフックを挟む。
 ぼくはギッチョなので、フックの向きはコチラ側。
 ここまでで、すでに2~3時間くらい経過。

 サーモンフライの場合は、
 巻いている時間よりも、
 材料を揃えたり、
 下ごしらえしたりと、
 なんやかやと羽根をいじくっている時間のほうが長いくらいだ。
 で、それがまた楽しいんだけど…
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20060911004839.jpg
 ガットアイを取り付ける下地を巻いてるところ。
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20060911004857.jpg
 ここまでで、4時間くらいかな…
 実際の作業時間はそれほどでもないけれど、
 巻きながら羽根を眺めたり、撫でたり、つまんだり、
 っていうメディテーションな時間が、
 もうやたらと長い。
 そしてその時間がまた蜜の味なわけだ。
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20060911004918.jpg
 上の写真でシャンクの下側に結びつけたジャングルコック、
 さんざん眺めてのち、やっぱやめる…。
 かわりに「Himalayan Monal Pheasant」、ニジキジのバックフェザーを…。
 そしてシャンクの上には「Germain's Peacock Pheasant」、カッショク・コクジャクのバックフェザーを重ねてみた…。

 5時間くらい経過…
 作業は、いよいよ佳境へと突入する。
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            ↓6時間くらい経過…
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20060911004937.jpg
 スイマセン…出来ました…

 もう無我夢中…
 巻いてる間、頭の中がずっとパーッと花開いてて、
 ものすごいハイな状態。

 写真のことなんか構ってられない。
 っていうか、ぜんぜん忘れてました。
 カメラが目の前に置いてあるのに、
 視界にまったく入ってきませんでした。

 これぞ忘我の境地…。
 気持ち良いったらないのです。


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