BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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mosquite
 こう、
 なんちゅうか、
 「釣りごころ」がうずき、
 「巻きごころ」が奮い立つような、
 あたらしくて斬新な刺激を渇望して、
 あれやこれやアンテナをはりめぐらせていると……、

 嗜好や傾向が、
 どんどん「古典」にむかってひた走るのは、
 なんでか?

 といって、
 それをそのままそっくり「模倣」して真似したいとは、
 すこしも思わないのは、
 なんでか?

 古きを知り新しきを得る「温故知新」
 
 今にはじまったことではないけれど、
 忘れ去られた過去の遺物的フライズが、
 ものすごくいとしくて刺激的。

 「いろいろ積み重ねた今の視点」
 そして、 
 「さまざまな素材が手元にあって自由につかえる今の現状」
 のなかで、
 それら原点を眺めなおすと、
 なんだかとってもあたらしい。
 活力源の源だ。

 というわけで、
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 白黒モノトーン・ファンシー、
  「蚊」

 フライをはじめたばかりのウン十年前の白紙の頃、
 パターンブックを眺めながら、
 この白黒ゼブラなフライを見て、
 「おお~、これなら納得。蚊に似てるやんけ~」
 などと思いながらも、
 あるていどワケがわかってくると、
 いつしかこんなのすっかり忘却の彼方……、

 それが「モスキート」やねん。

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 ところが、
 多少の刺激には慣れっこになっちゃったいま、
 まさかアンタにトキメクとは……「モスキート」

 ウン十年の時を経て、
 渾身の気合いをいれて想いを込めて、
 ヘラジカの毛で白黒縞々のボディを巻きたくなる日が来ようとは……「モスキート」

 オシャレでファンシーで小粋な白黒ドライフライ「モスキート」
 エエなあ……。

 グリズリー・ハックルって、
 森羅万象を表現するよねグレート。
 
 
 そして、
110404(3)3.jpg
 こんなんも巻いてみた。
 ちゅ~か、
 こんなんばっか巻いてます…なう。

 名づけて「Destoroyd Mosquite」
 といってもたったいま命名。
 
 パンッと叩かれ潰されて、
 ブチュッと血があふれ出た「蚊」をパロった、
 ハックルティップ・ウイングド・私家版ファンシーウエットフライ。

 流れに揉まれると、
 白黒縞々ボディに真っ赤なメルティファイバーが、
 とろけるように透けながらヌル~ンとまとわりつく寸法。

 スロートハックルはピンテール・ダックのフランクフェザー全面巻き。
 バリッと硬めのファイバーで、
 水流に負けることなくフライのフォルムを保ちつつ、
 ハックルがビラ~ッと開いたままブルブル震えると……そんなテンカラ毛鉤的仕様でもあります。

 もちろん、
 言うまでもなく、
 ドライフライでもウエットフライでも、
 「蚊」そのものを意識しているわけでは毛頭なく、
 あくまでも白黒コントラストを強調した、
 アトラクターでファンシーなサーチングフライ。

 あ~釣り行きて~…ってなってきました盛りあがってきました、
 今夜はちょっぴり饒舌「蚊」のおかげで……。



 さらに、
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 そんな忘れ去られた「モスキート」のボディ製法をそのまま流用して、
 素材とフォルムをちょこっとイジると……、

 モダンクラシック風情にオシャレに洗練された、
 「クイルゴードン」風ウエットフライが出来あがってしまう、
 これぞフライタイイングの魔法とイタズラごころ。



 以上、
 「キンチョ~の夏」はまだまだ先ですが、
 今回は季節感まったく無視でお送りしてみました。
 
 
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