BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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道東挽歌
 AUGUSTUS PABLO - SNOW BALL AND PUDDING

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 秋空さえわたるスカッと晴天正午。

 年2世代目のエルモンヒラタカゲロウが盛んに羽化流下している深瀬、
 そのヒラキのところに定位して、
 バシッバシッと鋭いライズを繰り返していたのを、
 こんなソフトハックルを駆使して水面直下ナチュラル・ドリフトで釣ってみた。

 TMC104SPの12番。
 ティペットは4Xのフロロカーボン。
 もちろん、
 インジケーターの類は一切つけないショートリーダーそのまま。
 ラインの先端にでる変化や、
 サカナのうごき、
 あるいはテメエの第6感を信じて、
 見えない水中からの信号をかんじながらアタリをとるスタイル。

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 ちょうど、
 流れの流芯をはさんで右と左にわかれてライズしていた2匹の若いサムライ。

 釣りあげて岸辺に横たえられてなお、
 ぜんぶのヒレをビーンとひろげて怒ってはる。
 野性やなあ。

 両方とも、
 ライズの頻度は散発ながら、
 ピンのところにピタッと定位していたようで、
 フライがそこをうまく流れたとき、
 スカーンッとキレイにラインが引き込まれて痛快だった。
 
 ほとんど並んでライズしていた2匹のニジマス。
 おなじ種類のサカナなのかとおどろく肢体のちがいに、
 ただひたすら感動。

 どちらも、
 あまりにキレイでキュンとした。


 そして告白すると、
 どちらもけっこうな流圧の重い流れで掛けたことと、
 魚体の見えない水中で掛かったこともあって、
 スパーンッとラインが引き込まれてバシッとあわせてズシッと重みがヒジまで伝わって、
 そのままグググググイーーーッと上流!にむかって走られたとき、
 
 「よっしゃでかいでかいでかいっっ!!!!」
 もう本気も本気のマジモードですよ……、

 で、
 そのつぎの瞬間、
 たいていのニジマスはここでバババババーンッとハイジャンプするんだけど、
 それを見てはじめて掛かったサカナの大きさを知り、

 「え?マジ?」

 みたいな。

 ニジマスってすばらしい。

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 名づけて「グリーンバット・アイアンブルーダン」

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 「タップス」ヘアボディ仕様ヴァリエイション

 古いものを新しくアレンジする……、
 モダンクラシックですね。




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 このポイントは、
 確実におるのわかっていた。

 旅の初日に、
 友人が流したドライフライにむかって、
 突然おおきな頭がのしかかるようにズボッと突き出たけれどスッポ抜け。

 「うわ~、いまのノリノリで食う気満々で出たのに~~~」
 
 がっくり肩を落とす友に、
 さらに追い打ちをかけるようなことを言っておいて、

 その二日後、
 じぶんもまったく同じようにスッポ抜け……。

 その翌日、
 北海道に低気圧がせまってきて、
 明日からまとまった雨が降りますよ……、
 この晴天も今日の午後までですよ……、

 という天気予報を見て、
 (きょうはエルモン百花繚乱やろ……)
 と駆けつけてみれば案の定、
 正午まえから増えはじめたエルモンの流下量は、
 午後すこしたってものすごい量になった。

 まさにそのときを待って、
 またもこのポイントに立った。

 しばらく様子を眺めて、
 ライズがまったくないのが不安ではあったけれど、
 二回つづけての痛恨の失敗から、
 ヤツがエサを食うならどこに定位するかは予想済み。

 「平常心平常心平常心……」
 声に出して呟きながらの一投目。

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 アタリは、
 ズンッて感じで、
 荒瀬のなかで流れ下るラインの先端がビンッととまった。


 
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 つかったフライはコレ。

 前夜、
 ホテルにて、
 このポイントを思い浮かべながら、
 戯れに巻いたホヤホヤの新作でっせ。

 「ロールウイングド・ソフトハックル・イマージャー」TMC104SPの12番。

 ロールウイングなんだけど、
 ぜんぶ天然素材。

 水面直下を流れる様子を仔細観察すると、
 クルンと丸めた毛の束が、
 陽の光をうけて、
 にぶ~いかんじで自然なキラメキを拡散している……。

 ムッハ~てかんじ。

 いつもの吉田さんの釣りスタイルに、
 キョ~レツに感化されてのめりこんだこの釣りは、
 フライフイッシングとしてはもっとも原始的な、
 まさに時代に逆行する古典的手法だ。

 にもかかわらず、
 この方法でサカナを釣ると、
 とても新鮮。
 新しいなあ……と思う。

 なんでだ?

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 そして前回もご紹介した森山愛子さん、
 かるく衝撃的でさえあったので、
 「どこのだれやねんコイツは?」
 検索しちゃった。

 なんでも、
 若干26歳の演歌歌手なのだそう。
 愛コブッシーの愛称なのだそう……。

 そ~なんや~~、
 コブシ利かせた演歌て……、
 ぼくにとって、
 もっとも縁の遠い音楽形態のひとつですがな。

 もうぶっちゃけますが、
 もっとも苦手な音楽ですがな。

 しかし、
 にもかかわらず、
 すみだ川

 喜びも悲しみも幾歳月

 星の流れに  
 
 胸につまった。
 ジ~ンときた。
 ウルッとした私はニッポン人。

 いったいぜんたいなんなのよ?
 このドスンとダイレクトに琴線の奥底にとどく感動は……。

 ちょっと、
 とまどってます。

 Words, Sounds & Power

 エンターテイメントとして、
 すっごく「あたらしい」とも思った。

 ハイそれまでョ
 この振れ幅の広さ自在さもまた……、

 歌唱力、
 表現力、
 センス、
 そして天性をかんじる華と艶。
 この子ホンマすごい。

 世界に届け……この才能。

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