BIZENアングラ・アングラーズ
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Meaning of life
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 たいへん遅ればせながら、
  
 やなせたかしさんが死去 「アンパンマン」作者、94歳

 ぼくはアンパンマンにはまったく縁のない者なのですが、
 このお悔やみのニュースをみて思い出したことがある。

 いまから10年くらいまえ、
 友人の子供が2~3歳くらいだったときのことだった。
 必死のパッチの子育てにもすこし気持ちの余裕ができたので、
 ひさびさにビッグな釣行しよ~ぜ、
 ということになって、

 その友人のクルマにのって、
 苫小牧から標津までひた走り、
 そこからこんどは弟子屈~釧路を経由して、
 さいごは函館までいく釣り旅をしたことがあった。

 おっそろしいでしょ?
 壮大と書いて無謀と読む、
 みたいなその果てしない移動距離。

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 「ひさしぶりやんけ~」
 とワーワー盛りあがりながら合流して、
 そいつのクルマに乗りこんで、
 さあ出発! 

 「なんか音楽かけようぜ」
 コレ重要すさまじく重要。
 お気に入りの音楽のないドライブなんて……、

 こいつのクルマのなかには、
 ぼくのレゲエのCDなどなど多数置きっぱなしにしていたはず。

 「スマン!CD積んでくるの忘れた。いま、オレのクルマ、アンパンマンのCDしかないねん」

 「え??」

 「子供がなあ、アンパンマンさえかけといたらご機嫌でいてくれるから、
 これしかかけてないねん」

 「ガーン……」

 「アンパンマンすごいねんで。魔法やで。子供クルマ乗せててギャンギャン泣かれてグズられてもな、
 これかけたらピタッと止まって聴きよるねん。おかげでメチャメチャ助かってるねん」

 「マジで?すごいなアンパンマン」

 「すごいでアンパンマン」

 「アンパンマン聴こかな」

 「え?マジ?アンパンマン聴きたいん?」

 「この機会に聴くわ」

 かくして、
 濃厚な緑の樹海萌ゆる日勝峠でアンパンマン、
 対岸はるかに北方領土を見わたす海岸線でアンパンマン、
 雄大な屈斜路湖パノラマ眼下にひろがる美幌峠でもアンパンマン、

 夏の北海道の大自然をアンパンマンとともに駆け抜けたのだった。

 アンパンマンのマーチ 歌詞付

 ♪時ははやく過ぎる
 光る星は消える
 だから君はいくんだ
 ほほえんで
 そうだうれしいんだ
 生きるよろこび



 そして、
 旅の終わりが近づいてきたころだった。

 「なんか、こんだけアンパンマン聴いてたら歌詞の意味まで考えだしてしもた。
 なんかオレ、考えさせられすぎて、このうた聴いてたらマジメになってまうわ。
 このうた、オトナの心にはグサッと突き刺さるわ……アンパンマンやばい」

 「な、やばいやろ」

 「やばいし深いわ」

 「そうやねん、深いねん」 

 「それで、いったいぜんたい、生きる意味ってなんやねん?」

 「なんやろなあ……」
 
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