BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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Fly of the Year 2013
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 あとは、
 ウイングの余りをカットして、
 ヘッドを巻いて完成。

 最近、
 こうしたフライを巻くときはいつも、
 深夜の夢見る夢子さん状態でのタイイング・タイムはワザとここまでにしておいて……、

 翌朝、
 目が覚めてコーヒー飲んで脳が活性化して、
 「フライを見る目」と「気持ち」をクールダウンしたうえで、
 もう一回すみずみまでフライを眺めまくってから、
 「もうこれ以上はやり直すところもないし、手を加えるところもないやろ~」
 と自分自身に再確認したうえで、
 最後の仕上げをおこなうことにしております。

 そうすると、
 もし手を加えたいところや修正したい部分があれば、
 それがよく見えてくるし、
 そのためにもこの行程でいったん作業を止めておくと、
 すぐに修正作業にとりかかれるので……。

 これ、
 すごいコツ。

 それにしても、
 きょうの函館は、
 朝からビュービュー吹雪いておりましたが、
 正午ちかくになって、
 ほんのすこしお日様がのぞいてまいりました。

 そのすきにと、
 郵便局にでかけたりナニしたり、
 所用をすませて帰宅して、
 「さあ巻こう」とタイイングデスクをふと見れば、
 ゴールデン・フェザントのトッピングの束をウイングにつけたフライが、
 窓越しに射しこんだ冬の陽の光を受けて、
 やわらかな曲線を描いて後光を放ちながら、
 金色に輝く光の塊になっていた。

 おもわず息をのんで見惚れてしまいました。

 このえもいわれぬ美しさだけは、
 ナマで見ないことには、
 とうてい伝わりそうにありません。


 さあそんなわけで!

 BIZENアングラ・アングラーズPresents
 決定!フライ オヴ ザ イヤー2013!

 本年度のフライはコイツだ!!

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 The Messenger Frog Original Style

 Tied by CAPTAIN YAMAHIRO

 なにをさておき、
 今年もっともドスンと我がタイイング・ゴコロの琴線にメガトン・パンチくらったフライは、
 もうコレしかないってかんじ。

 硬派かつ怪魚クレイジーのくせに、
 ホンマモンのカエルには心底ビビリまくるヘタレ野郎が心血注いで巻いた、
 カエルよりもカエルなバスバグ。

 伝説のバスバグ・タイヤーにして、
 誰もが認めるバスバグ界のレジェンド、
 ジョー・メッセンジャー考案によるバスバグ、
 「メッセンジャー・フロッグ」オリジナル・スタイル2態

 高知県は「やまひろ釣り具」の大将やまひろ君が巻いたものだ。

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 あれはいつごろやったか、
 3年前やったか4年前やったか、
 なにをおもったのか、
 やまひろ君はとりつかれたようにバスバグだけを巻きはじめた。

 黙々と巻きつづけ、
 欲しい色がないと自らシカの毛を染め、
 そして巻きつづけ、
 刈り込みつづけた。

 もうず~~~っとそればっかやってはった。

 そして今年の春、
 やまひろ釣り具店のある高知に遊びに行ったとき、
 やまひろ君製作によるバスバグが大群をなす店内にて、
 なんか妙に、
 ジョー・メッセンジャーについての質問とか、
 メッセンジャー・フロッグの話題ばっかやな~とおもっていた。
 しかも、
 かなり熱のこもったかんじで。

 そしてこの秋、
 やまひろ釣具店から我が家にとどいた、
 ちいさな小包をあけてみれば、
 そこからコロンと転がり出てきたこのメッセンジャー・フロッグ二匹。

 なんだかちょっとその瞬間、
 時間を止めるパワーがあった。
 
 情念というか執念というか、
 これぞ「コケの一念岩をも通す」

 「やり抜いたな」ってかんじ。

 だって、
 ディアヘアーの密度、
 ボディのフォルム、
 レッグの長さと処理そして角度、
 なにをとっても、
 どこから見ても、
 どれだけ見ても、
 非のつけどころがなんにもないんだもの……。

 見れば見るほどに、
 カンペキ。

 そしてオレはこの身をもって知っている。
 このカエルが、
 かわいらしい顔してるくせに、
 これを巻くのがどれだけ難儀なことかを。

 バスバグ難易度ぶっちぎり120%でっせコレ。

 「こんな風につくりたい」という明確なヴィジョンがあって、
 そのために労を惜しまず、
 試行錯誤をいとわず、
 むしろそれをこそ愉しみ、
 途方もない時間をかけて、
 彼の手により熟成されたケロッコデメタン。

 すばらしいです。

 諸手を挙げて絶賛させてほしい逸品ボクの宝物。

 僭越ながら、
 ここからさらに、
 このメッセンジャー・フロッグを巻き倒し、
 そして使い倒すことで、
 「やまひろ君ならではの個性」が、
 彼のバスバグ群に加味され、
 「やまひろ君にしか表現できない空気感」で、
 彼のバスバグ群が彩られるのが、
 ひじょ~に興味深く、
 また楽しみなのです。

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 皆さま、
 本年も本当にありがとうございました。

 どうぞ良いお年を。

 それでは、
 今年さいごのお別れの歌は、
 ぜひともこの歌で……
 中山千夏&東京放送児童合唱団「明るいなかま」 ←みんな~ここをクリックして一緒に歌ってね~

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