BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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Black Dose Variation , Free style married wing salmonfly
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 「Land & Water」マガジンのケルソンお勧めサーモンフライ図譜は、
 けして写実的ではないし、
 現実的でない細部もある。

 想像をふくらませながら眺めつつ、
 この世界独特のムードに浸るためのもの。

 だからこそ、
 この図譜はイマジネーションがあふれ出る泉の源泉のようだ。

 指定されたレシピと手順をできうるかぎり忠実に再現してみる愉しみはもちろん、
 このサーモンフライ図譜にインスパイヤされた私的アレンジ・ヴァリエイション製作に、
 脳内イメージはばたかせながら没頭する時間もこたえられない。

 「オレならこう巻く」 みたいな。

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 というわけで今夜は BLACK DOSE Variation #8/0

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 スタンダード・クラシック私的ヴァリエイション・スタイルです。




 そして今夜のもう一本。
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 これは、
 クラシック・サーモンフライの典型的なフォルムのひとつでもある、
 「ジョック・スコット」などのボディが二分割されたスタイルを土台にして、
 自由に素材を組み合わせて巻いた「フリー・スタイル」

 フリースタイルなので、
 例によって、
 フライの反対側は、
 左右まったく異なる表情に仕上げてみた。

 ガラリと印象がちがう。
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 ボディを覆っている、
 薄黄色のフワフワした羽根は…………、

 バナナ色にダイドした白のCDC。

 もし、
 トウキャンの胸羽根だとおもってくださった方がいたら、
 飛びあがるほどうれしいイタズラ。

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 各色のバスタードを積みあげたメインウイングのうえに重ねた小羽根は、
 後方から順に、
 ヴァリチェリン・ギニアのエルボーフェザーの未成熟羽根。
 ダイド・ピンクのキング・フイッシャー。
 フェアリー・ピッタのエルボーフェザー。
 そして、
 いちばん先端のチークに据えた、
 深い藍色に底光りしながらギラギラ光り輝いている小さな羽根は、
 このオス鳥の胸の羽根。

     

 こんな貴重な羽根、
 つかわせてもらってんだな~とおもうと、

 なんだか、
 おこがましい気分になる。

 そして、
 残りはほんの数ペアになってしまった、
 手元にあるこの羽根をおもいつつ、

 まさに一期一会だったミラクルな出会いの幸運に感謝しつつ、

 引き出しの奥に後生大事に仕舞っておくお宝としてではなく、

 ぜんぶキッチリがつんと男らしくつかおうとおもった。

 深夜のタイイングテーブルにて、
 小箱に入れた3ペアの碧い小羽根をそっと摘まみ出して並べ、
 ことし50にもなろかというオッサンが、
 蛍光灯のしたで背中をまるめて、
 頬ゆるませてニマ~っとうっとり眺めながら、
 おとこらしく、
 決心しました。

 この葛藤と決意の揺れる想い、
 同好諸氏の皆さまにおかれましては、
 痛切に、
 なんなら胸かきむしられるほどに、
 御同感いただけるものとおもいます。

 そんなキッカケになった、
 すばらしい映像でした。

 
 
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