BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
201707<<12345678910111213141516171819202122232425262728293031>>201709
アント的な……
 ふとおもうに、
 とくにアリンコだけを模したつもりはまったくないのに、
 このテのフライはとりあえずナントカ・アントととかアントつけて呼ぶと、
 なんでかシックリしちゃうフライフイッシングの7不思議。

 150804(1)1.jpg

 とある釣り場でチェルノブイリ・アントをひろった。
 倒木に引っ掛かっていた。

 ひろいあげた瞬間、
 「おっ」とおもってピピンときて、
 大切にフライボックスにしまった。

 保存版にさせていただきました。

150804(2)2.jpg

 このフライの顔というか、
 突起のところにまず感じ入った。
 細かい細工してはります。

 チェルノ系って、
 どう巻いても、
 なんていうか、
 フォームだけのフライって、
 イメージとしてどうしても「平面」なんだけど……、

 このムシっぽいようなメカっぽいような突起のおかげで、
 お尻のフォームをカットしたカタチと断面の丸みとデコボコ感もあいまって、
 立体感というか、
 ムシっぽい躍動感?のある独特のチェルノ……すごくこなれてるなあ~とおもった。
 なんちゅうか、
 このフライで実績重ねて信頼してはるねんな~的ムードかんじるんですけど。

 このフライをひろったその釣り場のポイントとか、
 引っかかっていた倒木とか、
 そんなのもかさね合わせて、
 勝手に色々プロファイリングして想像をひろげて愉しんだ。

150804(3)3.jpg

 フォームをスレッドで巻き止めたセグメントのところの締め具合、
 フォームとフックの取り付け部分をなにかの接着剤(このグルーなんやろ?)で補強してある周到さ、
 そしてラバー・レッグの取り付け方、
 ティペットの結び方などなどなどなど見所満載。
 たっぷり観察して堪能させていただきました。

 そして結論、
 ホントにまったくもう・・・さぞ釣ってはるんでしょうねえコノコノー



150802(3)3.jpg

 話しは変わって、
 ワイのシンプル・アント型パラシュート。

150802(4)4.jpg

 ボディには、
 ピーコックのここんとこ、
 この目玉のところのハールをつかってます。

 いま、
 バイスには8番のグラブフックが挟まってるんやけど、
 そのサイズに対して、
 写真のピーコックアイ下側のハールを分けたところを束にしてボディに巻きます。

 これまで、
 ミッジピューパやらクイルゴードンやらのクイルボディにつかうくらいで、
 どんどん貯まる一方だったピーコックのアイ部分ですが、
 このボテ腹アリンコ・ボディにハマると、
 一気にすぐなくなるで~。

150802(5)5.jpg

 根元からバサッと切って、
 そのまま束にしてシャンクに縛りつけたところ。

150802(6)6.jpg

 そのピーコック・ハールすべてを、
 なんしかスレッドに巻きつける。

 スレッド上に、
 まるでフックシャンクにピーコックのボディを巻くかのように、
 密に巻きあげる。

 めっちゃコツ。

 スレッドにはワックスべた塗りやで~。

150802(7)7.jpg

 そんな、
 スレッド上に巻きつけて荒縄状になったピーコック・ハールを、
 そのままボディに巻くと、
 いやでも樽型フットボール形状のアリンコ・バディになる。

 たとえば、
 通常いつも使っている部分のピーコック・ハールを、
 いつもの教科書通りの巻き方で巻くと、
 色は見事なテレストリアル・カラーなんだけど、
 残念なことに濡れるとものすごく萎む。
 ピーコック・ハールのフリューにある程度の長さがあり、
 微細なファイバーになっているので、
 どうしたって萎む。
 そして、
 いったん濡れると乾いても復元しない。

 ピーコック・ハールをつかって、
 アリやらコガネムシのようなボディを巻いたつもりでつかっていて、
 ふと濡れたフライを見てみればあらペッチャンコ、
 というご経験もおありでしょう。

 そんなわけで、
 ピーコックのアイ部分のハールを
 このようにしてボディに巻いてみた。

 ハールのフリューが短く、
 かつファイバーを束ねて巻くので、
 バルキーでファットなボディでありながら、
 デコボコしたムシっぽい体節部分をも表現しつつ、
 かつピーコック・ハールのあの光輝色も最大限活かせるボディが、
 いとも簡単に巻けちゃうんやで。

150802(8)8.jpg

 ポストやらハックルやら取りつけて、
 なんやかんやして、
 これからアリンコの頭の部分を巻くところ。

 サイズにもよるけど、
 だいたいボディにつかったハールの半分くらいの量をスレッドに巻いたところ。

 ポスト上部に巻き止めたハックルの余りのストークが、
 フライ前方に向けてアンテナのように突き出たままになっていますが、
 理想的なアリ型ヘッドを丈夫に巻くためにも、
 このストークをフル活用するで~。

 ここんとこまだ切ったらアカンで~。

150802(9)9.jpg

 ヘッド部分のピーコック・ハールを巻き終えたところ。
 ストーク部分の余りがストッパーの役目を果たし、
 狭い部分に重ね巻きしたピーコック・ハールの塊りがズレることなく玉状にまとまっている。


150802(10)10.jpg

 さらにダメ押し。

 この余りのストークを折り返して、
 ポストの根元に巻き止める。
 その後にカット。

 こうしておくと、
 ヘッド部分の補強としても、
 ポストのズレ防止としても、
 縁の下の力持ちになってくれる。

150802(11)11.jpg

 ちなみに、
 ここでつかったハックルは、

 ホワイティング社ハイ&ドライのダイド・バーント・オレンジ・グリズリーと、
 オリジナル・ヒーバートのナチュラル・ブラックのコックハックルのミックス。

150802(12)12.jpg

 たとえばコレなら・・・・・・・・・・・、

 ホワイティング社アメリカンの黒のサドルと、
 コック・デ・レオンのサドルのミックス。

150802(13)13.jpg

 おケツに蛍光ピンクをチラッと覗かせた、
 下心ムンムンの豊満バディです。

 もう何度もサカナを掛けて、
 ぐっちょり濡れているよ。
 でも、
 ボディ形状は変化せず寸胴ボテボテ・バディのまんま。
 クビレもセクシーなボンキュッボンのアリンコ・スタイル。
 そして、
 ピーコック・ハールの青味がかったところや緑がかった煌めきが、
 いかにもな色合いで絡み合うようにボディ表面に浮き出ているわ。
 しかも、
 しとどに濡れそぼって、
 ボディの体節までがクッキリ強調されちゃって……ああんエッチ。

 なんか書いててデブ専エロ雑誌のキャッチコピー捻ってるみたいな……。

 
 そんな夏です。

150802(15)15.jpg

150802(16)16.jpg

150802(2)2.jpg

150802(1)1.jpg

 夏のサムライたちは、
 どいつもこいつも孔雀色にかがやく豊満ボテボテ・バディにクラクラッとくるようです。

 そしてぼかあ、
 水辺に横たえてなお怒り狂ってヒレおっ立ててる孤高のサムライたちにクラクラさ。

 

 
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.