BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ゼンマイの綿毛とスズメの肩羽根
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 いま、
 久々にこれ聴きながらフライ巻いてたんですが、
 
 ワッキーズのホレス・アンディといえば、
 もはや25年前ならば「ダンスホール・スタイル」と相場が決まっていた。
 コチラのほうは、
 ダンスホール……のキョーレツな存在感の陰に隠れていた感がある。

 いや~、
 いま聴くとスゴイねこのアルバム。

 刺々しいエッジのまがまがしくビンビンにカド立ちあがっている「ダンスホール……」のワッキーズ・サウンドの衝撃は、
 いまもなんら薄れることはありません。

 が、
 このアルバムで聴ける、
 「ダンスホール…」とは対極をなすような、
 丸みと深みを帯びた、
 陰と陽が交錯する、
 一歩引いて斜に構えたようなクールなミックス(なんのこっちゃ?)、

 片手じゃ足りないホレス・アンディの「名作群」に勝るとも劣らない……、
 というよりも、
 個人的に最高傑作ちゃうかと、
 いまさっきおもいました。



 30年にわたって聴きつづけても、
 いまだに新鮮な感動と発見と興味がドバドバあとからあとから湧き出てくる、
 この時代のレゲエは底なしだ。




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 こってりしたのばっか巻いていると、
 とうぜん煮詰まり気味のときもあるわけで、

 気分一新リフレッシュ、
 あっさりしたのサラサラッと数本巻いてみたりとかして……、



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 伝統テンカラ毛鉤の王道、
 「ゼンマイの綿毛」と「スズメの羽根」

 スズメの肩周辺のウイングカバーとかショルダーに当たる部分の羽根。
 こんな色と模様になっているんだよね。
 ハックルにたとえれば、
 濃淡グラデーションがかったハニーダン?
 もしくは淡いファーネス?

 洋の東西を問わず、
 いにしえの時代、
 門外不出的に必殺ハックルとされた羽根の色合いが酷似しているのは、
 まことに興味深いところ。
 

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 フルドレス・サーモンフライ・タイイングに自堕落に浸り切り、
 ファンシーでエキゾチックな羽根ばっかいじっている日々のなかで、
 はたとスズメのミノ毛を眺めてみればアラとっても新鮮。
 
 ミノ毛のさきっちょの色とか、
 ファイバーの長さやケバッとした質感や曲がり具合……、

 カゲロウの翅というよりも、
 脚そのものだな~、
 などと感じ入ってしまいました。

 
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 TMC102Y の11番に、
 ワックスをこってり塗った橙色の絹糸をビッシリ巻いて、

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 ゼンマイの綿毛をループダビングして、
 あまった絹糸をゼンマイのうえにグルグル巻きでリビングして、

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 スズメの肩羽根やらキジのケンバネとか、
 テンカラ毛鉤の花道的秘中の秘必殺系の羽根にかぎって、
 小さいくせに硬くてボキボキで巻きにくくって……とお嘆きのアナタ、

 いいことおしえてア・ゲ・ル。

 羽根を濡らして水吸わせてクルリと巻いてごらんなさい、

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 ね、
 バッキバキだった小羽根の芯が、
 まるで糸のようになって、
 それをクルクル~ッとハックリングすると、
 アッチコッチてんで勝手に乱れ立ちしていた短いファイバーが、
 お行儀よく並んでパラパラ~ッとひろがるZO。

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 でかめのヘッド巻くと、
 テンカラっぽさがグッとアップ。

 あと、
 ハックリング作業以降、
 黒のスレッドに変えているところもミソ。

 濡れると透ける綿毛、
 胴体は橙色っぽい綿毛、
 アタマは黒っぽく沈んだ色合いの綿毛で演出しよやないかという目論見。

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 和洋折衷。

 そして、
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 スズメに飽きたらカケスもね……。

 ほんの小休止の寄り道のつもりが、
 どんどん遠くに行っちゃうので、
 いつもそのたびに軌道修正がたいへんで……、

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