BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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コック・デ・レオンおとこのマダラ道ルースター・クイル
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 いや~、
 どないよコレ?


 と、
 僭越ながらワタシは言いたい。

 こうして見てみると、
 なんかどこぞの亜熱帯やら砂漠やらに生息する、
 激レアというより禁断のカオリするようなエキゾチックな鳥の羽根みたい?

 これ、
 ぜんぶコック・デ・レオンの雄のセカンダリークイル。

 三羽分の雄レオンのコンプリート・ウイングから、
 一対づつセカンダリークイルを抜き出して、
 蒸気に晒してファイバーの割れや乱れを修復したもの。

 ぜんぶ模様と色合いがちがう。
 まったく同じコック・デ・レオンですよ。

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 レオンのコンプリート・ウイング(ルースターもヘンも共通)の、
 抜き取りたいクイルのところの根元をバキッと折るようにしてひらくと、
 目的のクイル材が簡単に抜ける。

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 ちなみにこのウイングはプロ・グレード。
 
 プロ・グレードというのは、
 「品質に劣る」というのではなく、
 とくにこのテのウイングのばあい、
 写真のウイングのように全体のクイルのファイバーがところどころ割れているとか、
 クオリティ高いのにクイルのごく一部にわずかな欠損があるとか、
 購入者側で簡単に修復可能もしくは小さなキズに目をつぶれば全体的にヒジョ~においしい……、
 という羽根がプログレードになる。

 というわけでプロ・グレードは、
 この千差万別の色柄模様をたくさんコレクションして、
 かつガンガン使い倒したい向きにはうってつけ。

 なのでプロ・グレードというよりも、
 「マニアっ子・グレード」ですね。

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 というのはさておき、
 このようにセカンダリー・クイルをウイングからズボッと抜くように取り外しますと、
 写真のようにそのクイルの根元に生えているちっちゃな羽根も同時にくっついてきます。

 これはウイングカバーと呼ばれている部位の羽根。
 まずはこの小さな羽根を……、

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 水に浸して、

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 しとどに濡れそぼらせてから、

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 羽根の先端のストークを指先でつまんで、
 そのまま左右にスーッと引っ張りながらストークを裂いていくと……、
 このような状態になる。

 これを必殺スロートハックルにハックリングするわけですが、
 これはひとまずおいといて……、
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 さっきのファイバー割れ割れクイル素材を修復。
 といってもメチャ簡単、
 
 沸騰したヤカンから立ち昇る蒸気を、
 クイル全体裏表にスーッとかざしてから、
 ファイバーをやさしく撫でてやると……、

 あらトッテモうつくしい。
  
 簡単というよりむしろカイカン。

 どないよコレ?ゾクッとするべ?。

 あと、
 さいきん鳥の種類を問わず、
 こうしたクイル材はファイバーの割れの修復など必要なくても、
 水蒸気を当てるようにしている。

 なんていうかねえ、
 羽根が潤うっていうか、
 生気がみなぎるようなかんじがする。

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 ごまだらスペックルド・ウイングのマーチブラウン風サイズ6番。

 スロートハックルとテイルには、
 さきほど半裂きにしたウイングカバーをハックリング。

 フックサイズ6番以上の大型サイズのハックルにつかうと、
 ファイバーの太さや硬さ、
 そして存在感のあるマットな質感など、
 柔らかすぎず硬すぎず、
 水流に負けてハックルがしぼむことなく、
 絶妙のスロートハックル素材になる。

 もちろん、
 大型サイズに対応できるファイバーの長さも充分。

 そしてこのマダラ模様と色!

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 シルバーマーチブラウン風サイズ6番。

 ボディ材以外はすべて上のフライとおなじ。

 ただし、
 スロートハックルを厚め長めにグリグリッと巻いて、
 そのかわりウイングをこじんまりまとめて、
 フライ全体のヴォリュームでアピールしようと巻いた上のマーチブラウン風とは対照的に、

 ほそ~いシルバーティンセル・ボディのコチラは、
 ウイングをドサッと長め太めに巻き止め、
 ハックルやテイルはスッカスカ、
 という体裁で巻いてみた。

 まるでヒゲナガのピューパのようなシルエットとサイズのウイングでアピールしつつ、
 あるていどのヴォリューム感あるのに、
 着水後すみやかに迅速に流れに馴染んでスーッと沈んでくれて、
 かつスイング中にウイングに受ける流圧でフライがブルブル揺れながら流れてほしいな……、

 なんて妄想ムンムンで巻いてみました。

 このように、
 6番サイズでも余裕でこんなぶ厚いクイルウイングが巻けちゃうところも、
 この妄想タイイングに拍車をかけてしまうようです。


 
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