BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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オホーツク百景
いまさっきのことなんだけど、
いま滞在しているアジトからクルマで30分くらいの田舎町のスーパーに買い物に行ってたんだけど、
そこの駐車場にランクルっていうの?
ハードなアウトドア系のいかついオッサンがブイブイいわしてはるようなゴッツイ車が停まっていて、

それがさあ、
シロート目にみてももうボロッボロっていうと失礼やけど、
車体は林業と牧場と農業で成り立つこの街にふさわしく、
長年風雪のなかで徹底的に使い込まれた風格とオーラ満載で、
土と泥にまみれていて、
こんなクルマは仰々しくてハズカシイとおもってる自分も、
さすがになんちゅうカッコエエんやろかと思った。

で、
そのクルマの横に自分のクルマ停めて買い物すませて、
スーパーを出ようとしたとき、
うしろから小柄な老ご夫婦がゆっくり歩いてこられたので、
何の気なしにガラスの扉を開けてご夫婦が来られるのを待ってたの。

そしたら、
腰が曲がったようなお婆さまがニッコーとスッテキな笑顔で、
「ありがとねえ」と言ってくださって、
足を悪くされているのかビッコ気味のお爺さまもニコニコでぺこりと頭下げてくださって、
オレも「いえいえ~」なんつってスッゲエ気分良くクルマに戻ったのよ、

すると、
その老ご夫婦もこっちに向かってゆーっくり歩いてくんの、
あれ?と思ったら、
お婆さまがまずお爺さまをヨッコラセと助手席に載せると、
ちっちゃなちっちゃなバアちゃんがランクルの運転席によじ登るようにのりこんでさあ、

もうなんちゅうか、
唖然とするというか見惚れんばかりにその様子をガン見してるオレと目が合うと、
おバアちゃままたもやニッコーっとなんともいえず気持ちを優しくしてくれる100万ドルの笑顔でペコリと会釈してくださって、

ランクルのハンドルにぎって、
さっそうと走り去っていかれた。
まるでそのランクルが、
ご主人様を信頼し敬愛して仕えている命ある生き物のように見えた。

たったそれだけのことなんだけど、
いまもまだあったかくて深い余韻に浸っている。

かっこよかった。

そして素敵だった。

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