BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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JOCK SCOTT に捧げる愛のポエム
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 トラディショナル・ジョックスコット#7/0

 いまさらながらハタと気がついたのですが、
 意識していたわけでも意図的でもなく、
 フライのジャンル問わず当ブログにおいてブッチギリ最多登場しているのは、
 期せずしてこのジョックスコットだったというのが、
 我ながらなんとも感慨深いです。

 おもえば、
 フルドレス・サーモンフライのタイイングに本腰入れて取り組みだしたのが、
 このブログをはじめたのと同時期。

 んで、
 その当初からなんだかんだ毎年ジョックスコット巻いては掲載しているはず。
 ということは、
 それらのジョックスコットを年代ごとに並べれば、
 それはそのまんま「ミツグのフルドレス修練日記」になるわけで……。

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 ただキレイに巻きたい…と渇望してひた走っていた道からは、
 いつのころからか知らず知らずおおきくそれて、
 気分のおもむくままにたくさんの曲がり角をまがってダラダラと寄り道をこそ愉しみながら、
 そして得たひとつのゆるぎない結論。

 「なんであれ自分らしく巻きたい」

 なんだかんだゆうて、
 興味と目的のすべてはここにこそ集約されるわけで……。

 ということは、
 終着点もしくは着地点あるいはゴールなど、
 いわゆる到達の域というのはもはや意味がなくなってしまったわけで……。

 父さん、
 ミツグはいまだ迷宮です。

 From 羽根の国から

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 みんな見て見て~、
 今回のジョックスコットは、
 ウイング素材もスロートも、
 ぜ~んぶヘッドぎりぎりのとこに一点集中でピンスポットのまったく同じ位置に縛りつけてみた。
 スレッド4~5回転数ミリ幅が土俵ですキャハ。

 そして、
 幾多の素材を巻き止めたヘッドのところは、
 なにか金物のキャップをパカッと嵌めたみたいな、
 円盤型のコーティングヘッド。

 このように巻くことで、
 スロートハックルが一糸乱れず、
 フライの喉元ギリギリからスパーンと鋭角的に整然と並んで生えている、
 というのが今回のジョックスコットに掲げたテーマのひとつ。

 で、
 そんなギニア・フォウルをつかったスロートハックルは、
 通常みんながつかっているギニアの背中のところの霜降りの羽根じゃなくて、
 あえて翼の下にはえているシンプルな白黒スポット模様の羽根をつかう、
 というへそ曲がりっぷりだ。

 とうそぶきつつ、
 とくに肩肘張ってこだわっているわけでもなく、
 この部分の羽根をハックリングしたときの鮮明なモノトーン・ゼブラ模様チョ~いかしてんじゃん、
 というのが、
 ボディとスロートハックルの造作がものごっつ「フライのかなめ」に映るワタシの今の気分。

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 本来、
 ボディ・ヴェイリング素材のオリジナル指定は「トウキャン」の胸の羽根。
 
 これはまえにもきっと書いてるとおもうけど、
 個人的にこのパーツにはゴールデンフェザントの頭のうなじのところに数本生えている、
 短くて幅の広いクレストフェザー……その形状を指してスプーンフェザーと呼ばれている小羽根をメチャクチャ気に入っている。

 この羽根はもともとトウキャンの代用品としてつかわれていた素材。
 なんだけど、
 ぶっちゃけたこというけど、
 トウキャンの消え入るようなバター色をしたフワフワのファイバーをつかったボディ・ヴェイリング、
 まるでハワイアンの腰蓑みたいな健康的お色気もそりゃ~たまらん。

 ねんけど、
 スプーンフェザーの金黄色にギラッと反射しながらゆるやかな曲線をえがきつつ、
 スッケスケに透けてるピッチピチのタイトスカートばりのシャープなボディコン的妖艶さにワシたまらんくらいグッとするねん。

 この素材に関しては、
 もはやトウキャンの代用品などとはまったくおもっておりません。
 最高のエキゾチック・フェザー・マテリアルのひとつ。

 あと、
 これも私見なんだけど、
 この素材をボディ・ヴェイリングにつかったジョックスコットを額装して照明をあてると、
 この部分がトッピングやテイルと絶妙に調和しながら光を反射して、
 まるでフライが後光に包まれているかのようにより映えて見えるところも素晴らしいとおもう。

 と、
 そんな魅惑の小羽根をやねえ、
 タグの末端からギュ~ンと急テーパーをかけた存在感ムンムンの特製極太つるっつるシルク艶ボディのうえに、
 フワ~ッとかぶせるわけですよ……いや~んもう自画自賛。

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 とかなんとかマニアック・トーク全開ですが、

 そんなメチャメチャ好きです~とか、
 マイ・モ~スト・フェイヴァリットですう~とか、
 そんなふうには全然おもってもないっていうか、
 あくまでもほかのトラディショナル・クラシックと並んでどれもこれも大好きです、
 という位置づけのジョックスコットなんですけれど、

 これまで、
 こんなにたくさん掲載しているのに、
 毎回毎回飽きもせず、
 これでもかといわんばかりにこのフライに関して妙に饒舌なワ・タ・シ。

 これって、
 もしかしてホンモノの恋?……なんですか?
 
 この冬もまだまだジョックスコット巻くで~あ~だこ~だと自己満足炸裂の能書きつけながら。
 また見てネ。

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