BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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雨乞い
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 昨年の今ごろ、
 例の道内各地に甚大な被害をもたらした台風によって、
 この川は渦巻くような土色の濁流が轟々響きながら、
 河原の木々をなぎ倒し土を削って流れていた。
 
 ことしは、
 おしめり程度の雨では減水とまらず、
 いまや傍目にも川は枯れ枯れ。

 釣りができるだけ渇水のほうがなんぼかマシですが……、

 農家の皆さんも釣り人も、
 なによりサカナがよろこぶ程よい天気はないんですか?
 
 ここにきて、
 なんとも無力感いっぱいの苦しい釣りの日々、
 確実におるのが身に染みてよく分かっているだけに切ないところ。

 でも、
 この川で釣りと~て釣りと~て……連日きょうこそはと……。

 いいかげんちょっぴり疲れました。

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 また今日もダメであったかと足取り重く河原を歩くアンニュイな午後、
 立派な鹿の角が転がっていた。

 ひろって、
 流木に叩きつけたりして、

 これメッチャ殺れるやん、
 とおもった。

 そして本日のいっぽん。
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 名づけてブラッククリケットヘッド・ラバーレッグ・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグ
  のウエットフック2番。

 ラバーレッグの位置を、
 コオロギ型に刈り込んだマドラーヘッドの先端ギリギリにセットした。

 通常、
 このテのタランチュラ系やバッタにラバーレッグを取り付ける場合、
 おもにデザイン的にヘッドとウイングの付け根付近に巻き止めるのが「いつものスタイル」
 それで充分実績もあるのでまったく文句も不満もないけれど、
 水面に浮かぶフライを見ていると、
 意外なほどにゴム足うごいてない。
 この位置にラバーレッグを巻き止めると、
 どうしたってウイングの素材やハックル・ファイバーまたはボディのくぼみなどにラバーレッグが触れて、
 そのぶんラバーのうごきが制限されてしまう。
 なので、
 フライに「水面で妖しくゆらめくラバーレッグ」なアクションをこそ期待すると「アレ?」となる。

 このようなボサボサヘアーのマドラー・タイプのフライでも、
 ラバーレッグを水面で激しくブランブラン揺らし動かしなびかせたい。
 ラバーレッグならではの「うごき」を最大限活かしたいのじゃ、

 という目的で、
 ラバーレッグ・ブラッククリケットヘッド・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグは誕生した。

 単純に、
 もっとも水流の抵抗を受けやすいヘッド付近にラバーレッグを搭載。
 そうすることでラバーレッグが流れになびいたとき、
 ラバーレッグ・ブラッククリケットヘッド・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグにどっさり巻き止めたディアヘア・ウイングの下側からラバーレッグが伸びているのではなく、
 ラバーレッグ・ブラッククリケットヘッド・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグのヘッド前方に水平に巻き止めているので、
 流水になびくとラバーが大きく広がったまま弓なりになる。
 ので、
 ラバーレッグ・ブラッククリケットヘッド・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグのウイングやボディ本体にラバーが触れることなく、
 ウイングの外側でボディ周囲を取り囲むような感じでラバーが震える
 ラバーのうごきを制限するものがないので、
 そりゃあもうゴムあしド派手にプルンプルン。

 ラバーレッグ・ブラッククリケットヘッド・チッチフルーティ・ベンフランクリン・レッドタグ・プルプル

 略してチッチにおまかせよ……。

 ちなみにワタシの知られざる自慢は、
 小学生のころから「じゅげむじゅげむ」をフルネームでしかも早口で言えることだ。
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 南国の爬虫類の足みたいなド迫力のヒレに生つばを飲み、



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 アクリル絵の具をホッペにぶちまけて、
 真っ赤なバラのでっかい花びらをヒレにしたような筋肉ママに魂を抜かれる。

 こうして自慢げにマイ・メモリアル・スイート晒してますけど、
 徒労と苦労と疲労の果てにようやく……ってところくれぐれもヨロシク。

 
 川幅いっぱいに流れる長い平瀬。
 ライズしようとナニしようと、
 出ないときは徹底的に無反応なくせに、
 なにがどうなったのか?
 なぜスイッチがはいったのか?
 な~んもわからんけど、
 出るときはいつも着水とほぼ同時。
 しかも巨大なチッチ完全丸飲み。

 いまさらいうまでもなくバーブレス必須。

 で、
 「今日はイケるで」と調子こいてもぜったいあとがつづかない。
 
 なので、
 わけもわからないままにひたすら奇跡を期待して、
 日々やみくもに投げ続けるしか、
 いまのところサクセスの道はない。

 指針や目安がなく、
 予想が出来ない釣りの日々というのはメンタルにきますね。

 まいにちまいにち翻弄されまくり、
 「アタシ、疲れちゃった……ちょっと……距離置いてみない?」
 
 そのような面持ちで「あしたから別の川いこかな~」とかおもった頃合いを見計らったかのように……、

 水面に浮かぶチッチがジュボッと吸い込まれるのはなんでか?

 それもいつも着水直後すぐなのはなんでか?
 そして、
 ダッバーンと水飛沫をあげることはまずなくて、
 フライがゴボンッと水中に引きずり込まれるように出るのはなんでか?
 ひょっとして、
 ラバーレッグの位置を変えたことでフライの着水音も関係しているのか?

 それよりもなによりも、
 水量豊富なころはマシュマロ系などのソフト素材でファジーなフライのほうが明らかに効果的だった。
 が、
 ハタと気がついてみれば「渇水でキビシーッ」との愚痴が出るようになってから以降、
 幸運に恵まれてメモリアルなニジマスが釣れたのは、
 友人が釣りあげたのも含めてぜんぶ、
 かっちりしたシルエットのマドラー系だったのはなんでか?

 というかはたして、
 このようなフライで、
 このようなアプローチがこの時期のベストなのか?
 
 いろ~んなこと試して、
 コレでしか釣れたことないからコレばっかやってるけど、
 この決定打に欠ける心許ないかんじ……なんでか?

 そ・し・て
 なんでか?なんでか?と自らに問いながら、
 あしたこそ別の川でリフレッシュ…とおもいながらも、
 来る日も来る日もこの川に来てしまうのは……なんでか?

 それはもうじゅうじゅうわかってまんがなサカナ写真参照。
 あんな流れでこんなサカナにメチャクチャにされたい。
 そして無事取り込んだときのあの達成感と征服感、
 あれはシャブ的中毒感あるんとちゃうか?

 すいませんシャブ打ったことないくせにわかったようなこと言って。

 なんか、
 ニジマスを釣りに行くというよりも、
 魔性の美熟女の手の平のうえで踊らされに行ってるような気分。
  
 切ないです振り向いてほしい。

 修行やね。
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