BIZENアングラ・アングラーズ
フライフイッシングとフライタイイングに関する話題など
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ウチダのやつ、ヤバくない?
 我が家から歩いて数分の景色。

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 川はすでに白く閉ざされて……、 

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 大地もまたどこまでも白く埋まり……、

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 今宵もまた、
 お外では漆黒の天空より粉雪が音もなく降り注いでいる。
 
 静寂の夜。

 ほどよく暖かい部屋のなかで、
 独り静かにタイイング机にむかう。

 なにを巻こうかな……。

 こんな夜は、
 ちょっとオシャレにこじゃれたフライを一本、
 心穏やかにゆっくりじっくり巻きたいナ。

 ことさら慎重に、 
 真っ白なダッククイルを一対切り出してちいさなフックに巻き止めた。
 そして、
 そんなクイルウイングをふくよかにふくらませながら、
 かつスックと直立させて、
 その根元にコーチマンブラウンのハックルをあえてパラシュート・スタイルに巻くという「難易度数メチャ高め」を愉しんだ。

 汚れなき純白ダッククイルのウイングに巻きゴコロときめく聖夜。

 クイルウイング・パラシュート・スタイルなロイヤル・コーチマンの12番です。



 
 めっさホワイトクリスマス。


 そんなわけで、
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 横から見るとワッケわからんモジャモジャ・ファジー系サーモンフックの2番。

 まるでクリスマス・ツリーのよう。



 しかしその正体は、
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 上から見るとシマシマの長い触角をビラつかせたエビちゃん風。
 黄緑色を基調にしたジェネラル・プラクティショナーのヴァリエイションというわけだ。

 名づけて「ジェネラル・ウチダ」
 幼体から成体に移り変わる脱皮直後のウチダザリガニ(←wikipedia)のイメージで……。

 うちの近所の川にもウッジャウジャおる。
 よう知らんけど、
 破竹の勢いで侵略されてるかんじ?

 そして、
 この川のニジマスの色合いやら肉質やら体格やら顔つきからも容易に判断できるように、
 このザリ公がヤツラに喰われてないわけがないやんってかんじ?

 背中の甲羅はリングネック・フェザントのバックフェザー。
 で、
 その下側にコック・デ・レオンのチカブーを2層構造で忍ばせてある。

 なんちゅうても脱皮直後のソフトシェル状態。
 フワッフワの質感とサックサクの食感を前面に押し出したソフト構造。

 フィーラー、
 つまり触角はチャートリュースに染められたグリズリーのハックル。
 それにヒグマの背中の金毛を少量。

 そしてザリガニには欠かせないハサミの部分は、
 これまた黄緑色に染められたゴールデン・フェザントのトッピングを4本。

 ケバケバの毛羽立ちボディは、
 ボディ末端より若草色から真緑そして濃厚なダークグリーンと3色のシールズファーを順にタッチダビングして、
 ボディの色合いにグラデーションをかけつつ、
 さらにそこに各色のエンジェルヘアーをハックル状に拡げてパラパラッと散らした。

 色のアクセントとメリハリ、
 そしてちょっとしたおまじないを兼ねて、
 ザリガニの前脚となる部分に真っ赤なギニアフォウルの背中の羽根を一回転ハックリング。

 黒光りしている目玉は、
 ウネウネ揺れながら流れになびくフィーラーやハサミなどなどの超ロングな素材が、
 フックに絡みつくのを防止する役目も果たしている。

 伊達や酔狂で巻いてるのとちゃうねんで。
 あくまでも、
 厳しい自然をサヴァイブしながら、
 高タンパク高カロリーなウチダザリガニを飽食して、
 筋肉の弾丸と化した「ヤツ」と一戦交えるためのマジモード全開の実弾です。

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 みなさま、
 Happy Merry Christmas to you all.

 

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